シルクロード.com 史上最大の闇サイトのレビュー・感想・評価
全46件中、1~20件目を表示
☆☆☆★★ 先日、他の作品のレビューにも書き込んだのですが。ネット...
☆☆☆★★
先日、他の作品のレビューにも書き込んだのですが。ネットが社会生活の中に占める割合が増えるに従って、映画の中で描かれる内容も含め、ネット系犯罪が当然の様に増えて行く。
その際に犯人捜査や、主人公が自分の身を守る為に、パソコンの画面を使ってちよこちょこと操作する。
普段からパソコンやネットに精通している人にとっては、何ら問題にもならないのでしょうけれども。こちらはパソコンを操作するにも右手の人差し指でしか操作出来ないくらいの超ど素人。
スクリーンに映し出されるパソコン場面には常に苦々しい思いで見つめるのみで、スクリーン見つめながら、、、
「一体全体、今何をやってるの?」…と思ってばかりいる。
だからこそ。この作品の予告編を観た時に(心の中で)思わず感嘆を叫んだ!
「これだよ!こうゆう主人公の物語が観たかったんだよ!」と。
…って事で勇んで劇場に駆け付ける。
使いこなしてるじゃねえか(ㆀ˘・з・˘)
何だよもう〜話が違うんだよなあ〜(ーー;)
何の苦労もなく(多少の苦労している映像は挿入されてはいるが)使いこなしてやがるこのオヤジ。
しかも、ロンブーの淳ばりに相手をしっかりとハメてんじゃねえか。
ネタバラシしてやれよ〜と何度も思ったくらい
…って言いながら、そこそこ楽しみながら見ていた訳ですけどもね。
実話ベースに色々と、製作側からの創作部分も多少は足して娯楽性を持たせている作品だったかな?とは思いました。
最後は、「アナログ人間舐めんなよ!」…と、少しばかりな溜飲を下げて貰えたし。家族を守ろうとする主人公に対して。サイトが巨大になればなるほど、周りがどんどんと離れて行ってしまう犯人側の孤独感を描写し対比させる脚本・演出はそれほど悪くはなかったと思います。
暇つぶしにはピッタリな作品だったかなあ〜と思いました。
2022年1月23日 MOVIX柏の葉/スクリーン8
ルールが存在する理由
ロスはルールに縛られない自由を手にしようとした。ルールがなぜ存在するのか理解していなかったからだ。
ルールは弱者を守るためにある。
主人公ボーデンの娘や、ボーデン自身も弱者かもしれない。
イケイケでルールを無視するロスと対になるようにボーデン家が存在しているのがいい。
あくまでルールの内で戦おうとしていたボーデンだが、度重なる冷遇に耐えかね最後にはルールを破るロスの理論に行き着く。
ラストの面会のシーンで、ボーデンの妻と娘がボーデンを責めないのはいい。黙って大人しくしていたら弱者は蹂躙されるだけだと言っているようだ。
実にアメリカらしい気もする。
そして何より、闇サイトの摘発にアナログで対抗するメインストーリーも面白い。
最低限の知識だけでロスに迫る。しかも単独というのがすごい。
FBIを含めた捜査チームが滑稽に見えて仕方ない。
セキュリティの穴は人だ。どんなに強固なセキュリティでも管理者を陥落させれば終わる。それを地で行く展開はなかなか面白かった。
情報セキュリティ担当者としての視点から
情報セキュリティの根本の根本がしっかりと抑えられていました。ただ、そういう教材として使えるか、となると使えるんですけど長すぎますね。
どんなに強固な暗号化通信も暗号通貨を使ったエスクロウシステムを施しても、システムを作ったのも運用しているのも人間。どんなに天才でも人間は人間であり、そのセキュリティホールを埋めることは極めて難しいという当たり前のことを改めて感じました。古典的なソーシャルハッキングでした。その場面、チャットで犯人と刑事がやり取りする様が見どころでした。とても面白くて失笑してました。
・アナログサイド、足で稼ぐということでもなく、デジタル素人がなんとかPC、スマホを使えるようになり、そこで人間的なやり取り(向こうはおとり捜査が普通だからなあ)で犯人を落としていくということで、言うほどアナログでもないなあ。
・犯人サイド、刑事サイドがそれぞれ流れ、そして大事なところでクロスしていくような作りはテンポが良くて飽きない。
・ストーリーは観たとおりに進んでいきます。特にひねりもなく予想もつくので素直に鑑賞しましょう。
面白い映画でした。ありがとうございました。
社会のゲームチェンジと倫理的な問題
この映画に描かれている「犯罪」的な行為は問題外としても、このWeb、デジタルの世の中で社会を席巻するムーブメントを起こすためには、倫理や道徳などをすっ飛ばして、自分の理想に向かって突き進みゲームチェンジをさせてやる、という強い意思が条件であることがよく分かる。
そしてそれが米国からでてくることが多い理由も、この映画を観てわかった気がした。
バカと鋏は使いよう…
若き天才ロスは普通の生活では刺激を得られず、世の中を変える、何でも自由にと言うが違法行為をしてしまったら、全くもって自由というものをはき違えている。サイトを通じてて得たドラッグ、銃がその後どうなるのかなど発想がいかないのか、本当に天才なのか。。所謂、大義のようなものがなく、結局は悪事で金儲け、しかし、映画では豪遊してるわけでもなく、いい年して親にも頭上がらず、彼女にも振られ、いつまでもグチグチ、といった姿でカリスマ性が全く見えず魅力的にも映っていない。脚色するなら、この辺りを描いてほしかっ
。面白かったのはサイバー空間の中で誰もがロスを追えない状況で、アナログ捜査官リックが一番に初めに迫ったところ。当初マウスも使えなかった男との対比が良かった。障害がある娘のために犯罪に手を染めてしまったのは残念ならないが、実話もそうなのだろうか。横領した金返せとはならなかったのかが疑問。見せ場であるロス逮捕シーンもすぐにリック逮捕とならないだろうし、もう少し丁寧に描いてほしかった。題材が面白かったのに勿体ない演出。リチャード・ジュエルのポールはあの手の役を演じたら最強。
対比できず
自由を標ぼうして、違法商品の取引サイトを立ち上げた青年の栄光と転落を描く物語。
実話をもとにした映画のようです。浅学でまったく知らない事件だったのですが、ホワイトハウスからも声明が出たような事件であれば、アメリカでは大問題だったのかもしれません。
有能で、行動力があって、でも思慮の足りない主人公。彼が起こした波に、彼自身が乗り、そして呑み込まれていく様が良く描かれています。
この作品の肝は、ライバルとして描かれたアナログなベテラン刑事の存在でしょう。二人の対比で、より作品を盛り上げようという意図が見えますが、それが余り上手く行っていないように感じられました。
主人公と刑事のやり取りに、もう少し「エモーショナル」な部分を取り入れた方が良かったかもしれません。
逆に、主人公の栄枯盛衰に特化して、対比を諦めても良かったかもしれません。
少し中途半端になって、作品の良さを減じてしまったように思いました。
私的評価は普通です。
「フェイスブック」でも「ハッカーを追え」でもない人物描写
冒頭でキャプションが出る通り、史実とフィクションを織り交ぜたストーリー。史実がどうなったのか気になって、鑑賞後に調べてみたところ、以前に読んだ日本版WIRED Vol.25に掲載されたジョシュア・ベアマンの20ページに及ぶ長編記事に当たった。これが本作の原作と言っていい。既視感はあったもののどうにもピンと来なかったのは、おそらく本作の麻薬捜査官リック・ボーデンの描写が濃厚で、そこに力点が置かれていたからではないだろうか。ジョシュアの記事では、シルクロードの創設者であり本作のもう一人の主人公であるロス・ウルブリヒトと、サイバー捜査官クリス・ターペルが中心に据えられていて、麻薬捜査官カール・マーク・フォースは映画ほど強烈なキャラクターではないからだ。この辺がフィクションなのだろう。記事を読み返すまで、麻薬捜査官が汚職で逮捕された結末もフィクションだと誤解していた。
さて、サイトの創設者ロスは、リバタリアンを標榜しハッキングの知識に精通し自信満々の青年実業家、のような一般的なイメージがあって自分自身もそういう自己アピールをしているものの、実際はいくつかの事業をやってはやめ、新しく思いついた儲け方を正当化するために自由主義を唱える薄っぺらさがあるが、技術を学ぶ勉強をする努力家で、捜査の手が迫ることに怯える小心者、という描き方がされている。天才大悪党ではなく、軽薄な青年の暴走という描写だ。
一方の捜査官リックは、登場から逮捕の為なら何でもやる古いタイプの捜査官として描かれ、サイバー犯罪にアナログ手法で挑む点に主眼が据えられている。このため、ターペルの地道なサイバー捜査でどうやってサーバーのIPアドレスを特定したのか、という捜査技術的には面白い部分は全く取り上げられていない。実際にはRedditなど「表の」ネットに流出した情報を拾い集めて特定したらしい。リックが「ノブ」を名乗ってロス=DPRに接触し、殺人依頼をさせるまで追い込むなど、アナログで古い潜入捜査の方法で追い詰めていくところ、ロスの居場所を特定してログイン直後にパソコンを押収する場面など、史実にもあるポイントがきっちり押さえられていて、見応えがあった。
「フェイスブック」や「スティーブジョブズ」のようなカリスマ起業家の光と影、みたいな内容ではないし、「ハッカーを追え」のようなテック犯罪ドキュメンタリーとも一味違った、追うもの追われるもの双方の人物に焦点が当たった、なかなか面白い映画だった。
「シルクロード」自体は閉鎖されたけど、ダークウェブはまだ残っていて、違法取引などに使われている。仕組みの話なのでサイトの閉鎖みたいにはいかない。安心はできないが大型の闇取引サイトが潰された意義は大きいのだろう。
これ国内でも、なりすましハッキング事件とかコインハイブ事件とか、神奈川県警を舞台にしたドキュメンタリー風のサイバーフィクションが映画化できそうだけど、「新聞記者」みたいに、誰かやらないかな。
シルクロード.comで学ぶ報連相の大切さ
時々とまる映像が気になりながら鑑賞しました。
実際にあった出来事を作品化したものと聞いて驚きです。
警察なのにここまで報連相が出来ないのかと始終驚いてました。
まあ1番悪いのは、報告しようとしたにも関わらずそれをさせない上司だとは思いますが...。
予告は主人公が昔ながらの調査で犯人を追い詰める感じのものだったので、予告と実際の内容の違いが少し気になりました。
話の内容事態は普通に楽しめるものだと思います。
ダブル主人公はどちらも暴走しがち
主役2人の片方である天才青年は自由とか正義とか自己を正当化するようなモノローグが用意されているが、逆にこういう表現が彼をテロリストであるという原作の解釈に由来するのではないかと思います。
実際、一見リバタリアンと勘違いするような思想は幼さゆえのの甘さというか誰にでもある若いころの手前勝手というようなもので思想犯では決してありません。
どちらかというと、この手の天才はただただ面白いからやっているだけのほうがリアルで、大義名分など言わないほうがしっくりきます。
夢中で仕事しているときに彼女に割り込まれるだけで苛っとして暴言をはいてしまう辺りもそういう人特有の症状でしょう。
売り言葉に買い言葉ですべてをぶち壊すのはあるあるです。
それにしてもアフリカ系とアジア系の混血は超絶可愛い。
もう一人の主人公の老害警察官のほうは、実はプライベートではとても家族思いで優しいとてもいい人です。
しかしながら、仕事になると手段を選ばない完全なビジネスヤクザのようなキャラな上、夢中になり過ぎて暴走して周りに迷惑をかけてしまうという、昔から刑事ドラマにいそうなトラブルメーカーキャラです。
序盤この人の傍若無人な捜査法に警察嫌いが発動しますが、だんだんとこの人なりの仕事とプライベートの線引きが見えてきて人間性がわかってくるようになってます。
不器用ながらもう一人の主人公よりは大人な感じです。
娘に精一杯かっこつけるもののキョトンとされるのもあるあるでしょう。
個人的には捜査本部長みたいな役の人がパーソンオブインタレストのIT寵児の役どころだった人なのがちょっと面白かったです。
ミイラ取りが ミイラになる
闇サイトの取引を 開発した物語
以前もニュースで ダークサイトは 問題になりました。
追う刑事と 逃げる犯人 ハラハラしましたわ。
実話にもとずいているので 説得力がありました。
窓際に回されたオッサンのリベンジと捉えると物凄く切ない物語
捜査中の失敗からリハビリを経て閑職に回された刑事の再生と、非合法ドラッグ等を自由に売買出来るウェブサイトを立ち上げて裏世界の寵児として持て囃される男の栄枯盛衰を並行して描いた作品。クライムサスペンスのようなスリルはこれっぽっちもないですが、パソコン講習の受講くらいしかやることのない主人公のリベンジ物語と捉えるといよいよ社会で使い物にならなくなってきたなと自覚しているアラフィフならグッと胸が熱くなります。逆に言うとまだこれらやることがいくらでもある若い世代にしてみたらどこにもカタルシスが感じられないので終始退屈だと思います。
題材は面白そうだったのだけど
実際の事件をベースに描かれている、サイバー犯罪の作品。でも10年前の話なのかと、ちょっと前感を感じるのは、世界の技術進捗スピードが加速してるからなのだろうか。いずれにしろ、善悪の区別、基準がぶれてしまってる人はどんな状況にあろうが、自分の虚栄心と欲を満たすために犯罪を犯す。途中であの道の踏み外し方をした元アル中の捜査官に、同情も弁解の余地もない。面白い題材の事件だったけれど、事実をベースにしたフィクションとして、もう少しスリリング、且つ、なるほどと思えるような描き方になっていたら、最後ナンじゃこりゃ、と思わなかったかもしれない。犯人も刑事もただ自己陶酔してるだけみたいに見えて、ちょっと残念だった。
思ったより賢くも泥臭くもない作品だったけどジェイソン・クラークは安定に魅力的!
デスノート夜神月(新世界の神になる?)状態
AMAZON for drugs アナログ現場主義ジェイソン・クラークが違法薬物版イーベイを作った若き天才ニック・ロビンソンを追いつめる!思ったより(踊る青島的?)"足を使って"という泥臭い感じは希薄だったけど、作品自体は普通に楽しめた。そこに双方色んな要素を内包していて共感ポイントもある。ロイの肩凝りで首鳴らすとか爪噛むとかって癖が効果的に使われていた。リチャード・ジュエルだったあの人はドラマ『コブラ会』等と変わらぬ感じ。
勝手に関連作「デスノート」『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ソーシャル・ネットワーク』
【プラットフォームと暗号通貨】
考え方はいろいろあると思うけれども、僕は、最大のプラットフォームは通貨というシステムだと思う。
そして、その次ぐらいが決済。
このシルクロードという麻薬ECのプラットフォームは犯罪としては興味深いが、プラットフォーマーの恐ろしさみたいなものは、実は想像を膨らませるより結構小さいように感じる。
今年の年頭に、イアン・ブレマー率いる世界的リスクコンサルティング会社が、今年の10大リスクの一つに、グーグルやアップル、メタ(旧FB)、アマゾンというハイテク大手の影響力の強大化を指摘しているが、それに比べたらシルクロードは違法だけれども、合法のGAFAなどよりかなりちっぽけに思える。
このロス・ウルブリヒトの事件については、「ディープ・ウェブ」というドキュメンタリー映画が他にある。
この作品をずいぶん前に観たのだけれども、僕は、この映画のモデルであるロス・ウルブリヒトや麻薬販売サイトのシルクロードより、ビットコインの危険性の方が高いんじゃないかと考えたことを思い出した。
犯罪の温床になる取引を助長するし、昨今のサイバー犯罪のデータ引き渡しの決済はほとんどが暗号通貨によるからだ。
暗号通貨については旧フェイスブックが、決済についてはアップルが過去にチャレンジしたけれども、前者は政府から認められることはついになかったし、後者は、MVPと呼ばれるマスター、ビザ、ペイパルの信用情報を含む決済ネットワークに入りこむ隙間などほとんどなく、アップル・ペイはこうしたクレジット会社を通じたサービスを提供するにとどまっている。
ネットの世界でプラットフォームになったからと云って、美味しいところを全て持っていけると考えるのはお門違いなのだ。
メタは、今「メタ」を推進しようとしているが、この背景には仮想空間上で取引される通貨や決済を牛耳りたいとの思惑が透けて見えるような気がする。
うわべのうたい文句に惑わされて、仮想空間に住まって、財布まで握られるのはたまったもんじゃないように僕は思う。
まあ、この映画はご覧になった通りで、刑事は、捜査に関与した複数の人間をまとめてモデルにしたもので、その辺の違和感がぬぐうことは出来ないし、ロス・ウルブリヒトのいかれっぷりもいまいち表現できていないように感じる。
もしかしたら、ストーリーの中の恋愛描写は抑え気味にして、暗号通貨の危険性などを物語にもっと織り込んだら、もう少しスリリングだったかもしれないなんて考えたりするが、まあ、僕は映画関係者でもないし、本当にそうかは自分では分からない。
ただ、もう一工夫欲しかった気がするなあ。
染まる。
認めてもらいたかったダケ、
見返したかったダケ、
その為に努力していたはずが…
漕いでたペダルが、
スピードが出すぎて、
ブレーキをかけても、
転んでしまう様な、
恐ろしい事態になる。
怪我をしても、
止まる事を選んでいれば、
また走る事もできたハズだが…
ペダルが壊れてしまうまで、
恐れるのが人の性で、
堕ちていく…
実際の事件を、
エンターテイメントにしてるのは、
良いケド、
ドラマ性が少し薄い…
刑事側の、
ラストシーンは、
ファンタジー的で、
急に嘘っぽくなるのが残念かなぁ~
既に誰かがやっている気がする
予想と少し違った。サイバー犯罪にサイバー対策のスペシャリストが立ち向かっているところに、ひとり場違いな引退間際のおっさん刑事が参加して、聞き込みと防犯カメラの捜査で成果を上げるのかと思っていた。
しかしさすがにそれではサイバー犯罪を突き止められない。ボーデン刑事はキーボード入力も覚束ないPCスキルだが、人を脅したり賺したりすることには手練である。サイバー犯罪も、人間がやっている分には、ボーデン刑事のやり方でなんとかなる筈だ。もし主犯が学習したAIであったら、ボーデン刑事には手も足も出なかっただろう。
インターネットの匿名性は、自由な意見表明を可能にする一方で、無責任な人格攻撃や誹謗中傷も可能にしてしまう。そして様々な犯罪も、同時に可能にした。本作品で扱った事件はその典型的なひとつだと思う。
それにしても見事な犯罪である。マリファナが合法の州もある。もう少し上手くやれば、重い犯罪にはならなかったかもしれないし、場合によっては犯罪にさえならなかったかもしれない。
しかしそこは人間だ。家族をはじめ、人間関係からは免れないし、欲もあれば恐怖心もある。ミスを犯すのは必然である。
ウルブリヒトを演じたニック・ロビンソンは上手い。天才的な犯罪者としての自負と、違法行為をした人間の怯えとの間で顫えている心理がよく伝わってきた。
ボーデン刑事を演じたジェイソン・クラークは身体が大きくて押し出しが効く。今回の強引なおっさん刑事にぴったりだ。こちらには自負もなければ怯えもない。ウルブリヒトとの差は覚悟の違いだった。
プラットフォームを運営するには手間と費用がかかるが、それをAIに任せてしまえば、運営者は追及されづらい。支払いを仮想通貨で行なえば足が付かないかもしれない。先ずは合法のサイトでAIに学習させて、非合法のサイトで使えるアルゴリズムを開発する。既に誰かがやっている気がする。
全46件中、1~20件目を表示