劇場公開日 2022年6月17日

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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版のレビュー・感想・評価

全125件中、121~125件目を表示

4.0ミステリーは落第スレスレ‼️❓人間ドラマとしては最高‼️❓

2022年6月17日
PCから投稿

ストーリーとしては、現代に於いて荒唐無稽に近いのかもしれない。
でも、それを補い有り余るほどの哀しい感動ドラマが🥲ある。
この映画を高品質たらしめているのは、膨大なセリフ、それも人物造形と展開が、真に迫る。
また、演じるキャストが、それぞれ最高の演技をしているから。
多分、新木優子と広末涼子と岩田くんは、今までで最高の演技でした。
悪役たちも、それぞれ最高の演技なので。
だから、犯人の不幸がかわいそうで涙が出て止まりませんでした。
よくこれだけの名優をキャスティング出来たと思います、それぞれドンピシャでした。
最高の人間ドラマでした、ありがとうございました😊😭、是非。

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アサシン5

3.5ミステリ初心者にオススメ!!

2022年6月14日
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鑑賞方法:試写会

試写会にて鑑賞。今年27本目。

100年以上前に発行されたコナン・ドイル著作のシャーロックホームズシリーズ。それを日本版に脚色。ドラマは2年半前に放送。

舞台は瀬戸内の離島。かつて炭鉱で栄えた島一番の資産家が娘(新木優子)の捜索依頼を探偵である誉獅子雄(ディーンフジオカ)と若宮潤一(岩田剛典)に依頼するが直後に謎の死を遂げる。そして頭にちらつく島に昔からある魔犬の言い伝え。次第にどんどんと事が大きくなっていくので終始漂う不穏な空気。そして真相が明らかになった時、様々な感情によって何とも言えない気持ちに。

オオスメポイントは何と言っても映像美。日本の離島というロケーションも勿論のこと、キャストもディーンフジオカ、岩田剛典、新木優子をはじめとしてビジュアル、演技共に観ていて絵になる。ミステリ初心者であり、原作シリーズも「シャーロック」ドラマシリーズも未体験の私のような人が親しむきっかけになる作品。これを機に原作であるシャーロックホームズシリーズに挑戦したい。

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いしばし

4.5試写会/すごくよかった!

2022年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

原作は知りません。ドラマが大好きだったので、試写会に応募し
たいした期待もせず見に行ったのですが(笑) すごくよかったです!!
獅子雄×若宮の2人の掛け合いが最高。
若宮がパワーアップしててほぼ探偵でした(笑)
ドラマを見ていない人も楽しめるよう、「話の続き」感はありませんでした。

一つ一つの言葉や所作の意味が、結末にたどり着いたときに全部わかって、良かったです。
「ストン」ときました。
見ているそばから、『公開日にまた観に行こう』と思いました。
自分の推理は獅子雄と同じだったので、最後にドンデン返しされました。
笑いあり涙あり、自分は号泣しました。

キャストがモンテクリスト伯組で、また見たくなりました。
(この映画の公開を記念してTVerで配信が始まり嬉しいです)

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aya

4.0原作にミスリードされるオリジナルストーリー

2022年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

これで事件は解決…。と思ってからの二転三転!
まさかの展開に、この設定も伏線だったのか!と驚かされました。
悲しい愛の物語。
広末涼子さんの演技に引き込まれます。
渋川清彦さんのくたびれた感じも良いです。
立て続けに出演作を見ている気がしますが、どの作品もその人自身をそのまま連れてきたような…リアルなたたずまいが凄いです。
残念ながら山田真歩さんと渋川清彦さんの共演シーンはありませんでした。

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shiron

3.5“原作”でなく“原案”、オマージュ要素を楽しむ作品

2022年6月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

悲しい

試写会にて鑑賞。
ドラマ版もディーン・フジオカさんのどこか浮世離れしたキャラと岩田さん演じる若宮くんとの掛合いが絶妙で、楽しく観ていました。バスカヴィル家の犬は原作に忠実な英国グラナダドラマ版が大好きだったので興味津々で臨みました。
予告編の印象はオカルトホラー風味だったので、ホラーが苦手な私としては少し心配でしたが、そのへんを不必要に強調する演出はなく程よい怖さ?、ちゃんとドラマ版のテイストで安心して観られました(予告編は絶妙なラインで編集してありますね)。

原作ではまずロンドンパートがあってから舞台がダートムーアへ移りますが、スピーディに開始数分で資産家・蓮壁千鶴男(はすかべちづお)(西村まさ彦)の謎の変死が起こり、早々に瀬戸内海の島に到着します。原作のイメージから寂れた離れ孤島を想像していたのですが、ちゃんと警察署やキャバクラもある、わりと人口多めの島です(笑)。
このへん、チェロの音色を多用した劇伴にも引き込まれテンポよく進みます。

島の山道を車で上ると、ふつうに立派でいい感じの外観の洋館に辿り着き(公式あらすじにある“異様な佇まい”は煽りすぎです・笑)、ここで一気に登場人物が揃います。

資産家・蓮壁千鶴男(はすかべちづお)→すでに死亡
妻・依羅(いら)(稲森いずみ)
長女・壁紅(べに)(新木優子)
長男・千里(せんり)(村上虹郎)
飼い犬・ヴィル(ハスキー犬)

執事・馬場杜夫(ばばもりお)(椎名桔平)
地震学者・捨井遥人(すていはると)(小泉孝太郎)
リフォーム業者・冨楽朗子(ふらくろうこ)(広末涼子)

(※詳しくはキャスト紹介を参照ください)

原作を知っていると、登場人物の名前にほぅなるほど…と思うと同時に、あれ?蓮壁氏、妻も息子も娘もいるの?え、犬、飼ってんの!?とか、使用人1人だけで夫婦じゃないんだ…とか、なるほど湿地帯ないから昆虫学者じゃなくて地震学者か…とか、リフォーム業者??とか違いにちょっとテンパります。同時にここで、「あ、もしかして原作とは全然違う話??」と悟ります。

実際“原作”ではなく“原案”なので、散りばめられたオマージュ要素を楽しむ作品と頭を切り替えると、原作ファンも楽しめると思います。
(私の場合、アガサ・クリスティもののケネス・ブラナー版リメイクは改変部分が気になって楽しめなかったので、原作に忠実に出来ないなら全く違う話のほうがありがたい派です)

様々な要素が原作とは違う形で登場したり回収されたりするので、原作を知っている人は“原作ファン向けのミスリードかもしれない”可能性とも戦いながら推理していくことになり、原作を知らない人よりも余計な情報に惑わされて楽しめるかもしれません(笑)

などといろいろ書きましたが、あれこれ疑問点を考える間もなくぐいぐい物語は進んでいき、あれよあれよという間にエンディングに辿り着きます。気づくと心地よい切なさと共にエンディングロールに浸っていました。
公開されたら誰かともう1回観てもいいかなと思える映画でした。

個人的にミステリーで瀬戸内海の島…といえば金田一耕助なんですが、舞台が瀬戸内海の島だったせいか、シャーロックだけど後半の展開に金田一耕助ぽさをかんじました。名探偵に関する格言「名探偵は事件を~」が思い出しましたね…。

俳優陣では、椎名桔平さん、稲森いずみさんの配役はお二人にしか出せない説得力がありとてもよかったです。

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たま@🍒🍒