劇場公開日 2021年5月21日

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茜色に焼かれるのレビュー・感想・評価

全178件中、121~140件目を表示

3.0世の中は、うそーってことだらけ。

2021年5月30日
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悲しい

楽しい

幸せ

池袋プリウスミサイル事件的な情況で30歳の旦那を亡くした7年後の嫁(母)と13歳の息子の話。

アルツハイマーであったと罰せられることもなく天寿を全うした上級国民な加害者の葬儀からストーリーは始まり、思想を貫く姿、生きる姿をみせていく。

ROCKな男に惚れた女だけど、彼女はROCKというより賢く生きられないだけにみえる。まあ物語として、こういう人柄の設定は嫌いじゃないし、熱さと哀しさは好きだけど。

どうでも良いドラマーらしき男のその後はいらなかったし、ケイの親父に一言ぐらいあっても良かったんじゃ?とは思ったけれど、このストーリーにこのオチですか…w

生きる理由は、自分の場合ざっくりいうと、死ぬ理由がないからかな…。

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Bacchus

3.0惜しい。

2021年5月30日
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令和コロナの「名もなく貧しく美しく」和製「ジョーカー」と評したいが、
長さと終盤の散らかりで傑作未満に。
これ系の役はオダギリ永瀬にという安牌配置は支持しないが、
少ない語彙で誰より雄弁な美しき片山友希抜擢は成功。
年テンには入れるか。
石井裕也はいつも惜しい。

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きねまっきい

2.5いま苦悩する女性の物語

2021年5月30日
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ムービー好き

3.5ヒューマンドラマから名作誕生❗️

2021年5月29日
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高評価からの参戦。
確かに、納得。
いつもは内容が面白いか?だけのミーハー評価ですが、これは映画と言う評価にふさわしい。

ヒューマンドラマは苦手で飽きる、時計も度々、、、が毎回。
この映画は更に上映時間も長め。
耐えられるか心配でしたが、そんなことはなく全く時間も忘れるほど良かった。
派手じゃないのに、脚本やシーンに無駄がなく、夢中にさせる。そして名演技。
尾野さんは勿論、息子と永瀬正敏さんが凄く良かった‼️

誰かがレビューに、こんなにいい映画なのに上映館が少な過ぎると書かれていたが、それも納得。せめてロング期間の上映を望みます。

PS:上映前の尾野さん石井監督の舞台挨拶も良かった。
決して軽快なトークでは無かったが、ゆっくりと味のある時間だった。近くでお目にかかれて嬉しかったな。

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ノブ様

4.51人の男性を愛した女性の生き様

2021年5月28日
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冒頭部分の車と車がぶつかった交通事故が、CGと言う新しい視点で描かれていました。加害者の視点と事故で家族を失った
女性の悲痛な思い、被害者の視点、2つの見方があり、実際に起きた事故の事例と重なりました。人が社会で生き抜くもどかしさや、中学生の息子さんの多感な気持ちを感じ取りました。
烈と言う言葉に、家族を愛した女性の強い決意が有りました。
渋谷の街にある背景とラストの茜色に染まった空が、人の様々な生き様が表現されていました。
主演の尾野真千子さんは、たくましい生き方を現していました。
息子役の和田さんからは、お母さんを好きな気持ちが伝わってきました。
訂正 車と自転車の事故でした。

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美紅

5.0これが、オレの自慢のかあちゃんだ!

2021年5月28日
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たっか

3.5コロナ禍で深まる搾取構造の闇を、茜色に染める

2021年5月28日
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既得権益を持つ者が作った「ルール」の中で、弾かれないよう「芝居」をしながら生きる。その中で募る憤り、それを超えた怒り。

そうした現実に、「情念」を持ち、「ロックに」生きる田中良子に、いつか救いがあるよう、祈りながら観ました。

苦しい現実を前に、意味を求め過ぎれば虚しさが生まれ、でも意味も見出さずにただ居るのはもっと辛い。

「いたしかたなく受け止める」運命論と、「それでもこのためにがんばる」という自由意志。
抗えない現実を、どう捉えれば「マシ」なのか、どう生きれば幸福であるのか、答えの出ない問いがずっと巡っています。

最後のシーンで「いつものセリフ」を求める息子に、「まぁ、がんばりましょ」と言わせなかった脚本に拍手。
だってじゅうぶん、がんばっているもの。

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Kiki

4.5悪い冗談みたいなことばかり起きる世界で

2021年5月28日
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花散里

3.5生きるための価値観 その優先順位…

2021年5月27日
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難しい

どう捉えたら良いかが正直な感想です。
『正直者が馬鹿をみる』この言葉がはまるのでしょうね。生まれてきた境遇とその人生の終わりの狭間での生きて行くための現実的な『手段』『思い』『お金』と心情的な『神様』『思い出』『運命』を生きる目的という視点で、様々な利害者を通して、親子の視点で大切な物は何なのかをキャッチアップしたところは興味深かい作品だと思いました。今の社会を鋭く切り裂いた作品だと思いました。難しかった…

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あにゃい

4.0息子以外の男&通路挟んだ隣の客(男)

2021年5月27日
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ゆかぴよこ

4.0様々な事に振り回されて、もがいて、あがいて、戦って、開き直る事を示してくれる作品です。

2021年5月27日
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泣ける

悲しい

幸せ

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松王○

4.0尾野真千子が全て

2021年5月27日
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映画鑑賞1000作

5.0ダメ夫の遺産いろいろ

2021年5月27日
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泣ける

悲しい

幸せ

凄まじい怒りや恨みと
壮大な愛情で出来ています

神社でのシーン
ひとつの悪(不倫男・虫)に対して
みんなでこれでもかってくらい殺っつけるとこ
良かった〜笑った〜

良子は死んだ旦那の責任を背負って生きてる
本当の自分を押し殺して
みんなに元気を振り撒いて
自分はガマンばかり
そりゃあ不満が溜まる一方だよね、

ケイの方はもう聞いてるだけで
人生そのものが苦しくて仕方ない
生きる意味?
そんな事考えてしまったら·····

·····話してた事が本当なら
最後に出てきた父親に言ってやりたい。

お前が居なきゃケイの人生もっと良かったはずだよ!
最後だけノコノコ出てくるなー!!馬鹿野郎!!

女優の良子にはちょっと笑ってしまったけど
正義感溢れる一人息子には期待しかない

好きだ、
と母親に告白したのは茜色に焼かれたからでしょうか。

ハッピーエンド♡( ˘꒳˘)。o♡

ケイ役の片山友希さん、
とても感動的で素晴らしい演技でした。

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rin*

5.0同じような境遇の女として。

2021年5月26日
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泣ける

悲しい

難しい

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S.Sato

5.0色々な感情がごちゃ混ぜになる映画。

2021年5月26日
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泣ける

高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違えによる家族の事故死。また、コロナ禍の煽りで営んでいたカフェの閉店。
冒頭から、最近のやるせないニュースが脚本に織り込まれ物語はスタートします。
この映画は終始、理不尽な出来事や悲しい出来事の連続で観ていてとても苦しくなります。しかし何故だろう、見終わった後はなぜかそれでも頑張ろうって勇気が湧いてくるのです。
純平君の飛び蹴りと、中村のフックパンチと、ケイの膝蹴りにスッキリ。
茜空に包まれたふたり乗りの自転車の親子の会話が胸を打ちました。
ラストの主人公の良子のブッ飛んだひとり芝居に館内は笑いに包まれましたが、僕は同時に涙を流していました。

※最初☆4.5で投稿したのですが、観賞後に余韻がいつまでたっても消えないので☆5に変更させていただきました。

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光陽

3.5高齢者の暴走事故を思う

2021年5月26日
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鑑賞方法:映画館

池袋で元官僚高齢者が起こした暴走死亡事故。なぜ逮捕されないのか、なぜ公判で無罪を主張できるのか、疑問とともに怒りを感じていた事件だ。ドキュメンタリー番組で、被害者家族である夫が、警察から妻と娘が事故当時着ていた服を返され、言葉につまったシーンが印象に残っている。撮影してるテレビのスタッフがボロ泣きして、こんなところ撮影してすみませんと謝っていた。それを観ながら思うのは、やはりなぜ自動車メーカーの責任などと主張できるのだろうということだった。
この映画では似たような事故が描かれる。どう見ても池袋のあれにインスパイアされたでしょという作り。ちゃんとブレーキではなくアクセルを踏むシーンがあった。でも亡くなった男性の妻は加害者から賠償金を一切受け取らず貧困にあえでいる。加害者家族へ怒りを見せずに淡々と生活している感じ。自分の中にある怒りが刺激されていく感覚だった。彼女は働いているホームセンターやピンサロで、男性たちから舐めた態度を取られても怒る態度を出さない。さらには息子まで舐められいじめられるという始末。観ている側としては怒りを覚えずにはいられない。
でも、いろんな問題が最終的に解決してスカッとすることはない。むしろなんにも解決していない。でも、彼女たち家族が生きていく希望だけは残ったと言える。スッとしないのに、後味が悪いわけではない。妙な終わり方だった。
コロナ禍での女性の貧困を正面から扱っているような作品。こんな映画もないとダメだよな。
あの加害者には映画とは違う形で審判がくだされ、ちゃんと罪を認めて、年齢とかを考慮されずに罪を償ってほしいものだ。

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kenshuchu

4.0#41 良い男は世界を救う

2021年5月26日
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鑑賞方法:映画館

前半は悲惨な物語そのものだが、どんなに辛くても笑って必死に耐えてた主人公がキレてからはポップで明るい物語に早変わり。

どんなに理不尽なことがあっても、優しくてしっかりした息子のジュンペイがいるおかげで生きる意味を感じれる主人公はしあわせなのだ。

反対にケイちゃんは本当に運がない子。

最後にジュンペイみたいな男の子に会えたのが唯一の救い

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chicarica

4.5映画館で観ることができてよかった

2021年5月26日
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 石井裕也監督の作品は「舟を編む」「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」「町田くんの世界」「生きちゃった」を観た。中でも前作「生きちゃった」では、どちらかと言えば表情に乏しい仲野太賀を主役にして、主人公を喜怒哀楽その他の感情が一気に湧き上がるような複雑な状況に追い込み、表情の乏しさを逆に禅問答のような表情に見せるというウルトラCの演出をして驚かせてくれた。その上でラストシーンで主人公の感情を爆発させて、心に渦巻いていたものを一気に吐き出させてみせた。それに応じた仲野太賀の演技も見事だったが、その演技を引き出した石井監督の手腕は大したものである。

 本作品でもどちらかと言えば地味な演技をする尾野真千子を主演にして、主人公の田中良子をとことん追い込んで、女優のポテンシャルを存分に引き出してみせた。それほど本作品での尾野真千子の演技は素晴らしかった。
 最初のシーンの前に、田中良子(たなかりょうこ)は演技が上手いというテロップが出る。そこに本作品の最大の仕掛けがある。以前女優をしていたことがある田中良子は、私生活でもその場その場で求められる行動や発言や表情をする。そのうちにどれが本当なのかわからなくなってくる。
 しかし良子を現実に引き戻してくれる存在がある。息子の純平だ。愛する夫の遺伝子を引き継いだ純平。夫が遺した膨大な本が純平の精神世界を広げてくれている。もはや母には息子が何を考えているのかわからない。息子にも母のことがわからない。だから母と息子の会話には常にちょっとした駆け引きがあり、スリリングだ。もどかしいような、的を得ているような会話。その会話から物語が動き出すこともある。このあたりの脚本が凄い。
 本作品は印象に残るシーンの連続だが、最も印象に残ったシーンは、学校で良子が担任から息子の成績を告げられるシーンである。このときのヒロインの表情は天下一品だ。尾野真千子の女優としての面目躍如である。
 人間は目的もなく、この世界にただ生み出される。どうして生きるのかという問いかけには意味がない。生きているから生きるのだ。そして生きているから死ぬのだ。この不条理を本作品は真っ向から受け止める。永瀬正敏が迫真の演技で演じたピンサロの店長は、哲学的な言葉を普通に話す。それを聞いて良子は高笑いをする。店長が話した真理は重すぎて受け止めきれない。だから笑うしかないのだ。田中良子は演技が上手いという訳である。
 シーンの終わりに毎回使った金額が出るのも面白い。資本主義社会の現実は金だ。あらゆることが金銭で動く。しかし田中良子はそれを拒否する。人生の重さを金銭で計られたくない。夫の人生は3500万円ではないのだ。と思いたいのだが、現実は金を必要とする。そのギャップに本作品の面白さがある。
 144分という長めの作品だが、それでも削ったシーンが山ほどあるのではないかと思わせるほど、よく煮詰めている。石井監督作品の中でも最も秀逸な作品のひとつだと思う。映画館で観ることができてよかった。

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耶馬英彦

5.0今観るべき価値のある映画として心に残る。とにかく尾野真千子!

2021年5月26日
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笑える

尾野真千子の映画での代表作になることは間違いないだろう。
どこにでもいそうな主婦から風俗嬢、そして「獣」にまで、様々な顔を日々使い分け「お芝居」する一風変わった主人公・田中良子。
腹に一物ありそうで少し痛々しくも映るほど強い母親像がぴったりで、鬼気迫る演技は「圧巻」の一言。彼女にしか出せない色が存分に発揮されていた。
和田庵や片山友希の好演も、彼女に引っ張られて引き出されたものが大きいのではないか。あと若手の「ぎこちなさ」を蒼く魅力的に見せる石井監督の手腕も。
永瀬正敏も確固たる安定感で彼女たちをしっかり支えている。

そして、そこには居ないはずのオダギリジョー夫の面影が全編に渡って感じられるのもこの映画の優しさに繋がっている。

要素がかなりてんこ盛りではあるが、監督の怒りが伝わるからマイナス要素とは思わない。むしろ計算を度外視したところが石井裕也作品の好きなところ。

コロナ禍の日本を初めて本格的に描いたチャレンジングな映画としても価値が高いが、あくまで主体はその中で愚直に生きる母子の物語。安易にすべての問題を解決しようとしない姿勢にも好感を持った。

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kok zen

0.5尾野さんの無駄遣い

2021年5月25日
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mayura