孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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想像を遥かに絶する凄まじい映画
冒頭から怒涛のようにノンストップで進む激しい展開で、一瞬も目が離せずぐいぐい引き込まれていく。
前作を観ていないと役名や人物関係を掴めないままどんどん進みついていけなくなりそうだが、要所要所でナレーションで補ったりしっかりとフォローしてくれる構成になっているのは流石である。
とにかく殴り合いと撃ち合いの生々しいアクションが見応えあり。(グロいのが苦手な人にはちょっときついレベルかも…)
そして鈴木亮平の迫力と存在感に圧倒される。彼のためにある映画と言っても過言ではない。今年度の助演男優賞は決まりではないだろうか。徹底した役作りと入れ込み具合で狂気すら感じさせる。
最後の決闘シーンは手に汗握り一瞬たりとも目が離せない。夢に出てくるほど脳裏に焼き付く。
さらなる続編も楽しみである。
前作より大幅LEVELダウン…
前作には満点を付け、本作にも大きな期待をもって鑑賞。
今回も驚きと新鮮なネタ満載でハラハラしながら観ていたが、大きなヤマ場以降急にリアリティー失い、更に不必要なエンタメシーンも加わって、ただただガッカリ感…
ただ、公開後ネットで話題になった鈴木亮平はじめ役者陣は今回も凄い!!
三作目決まったらしいが、良かった役者はみんな死んだのに次どうするのかな?🤔
怖すぎて固!そして松坂&鈴木に感服!
怖すぎて怖すぎて、久しぶりに心底恐怖を感じた映画!
だけど、なんか、この表現はテレビドラマでは
出来ないだろうなと思うと、
映画ってすごい、
日本のヤクザ映画ってすごい、
松坂桃李は一生愛でたい、
鈴木亮平は唯一無二のカミソリみたいな役者!
とジワジワ染みてきます!
あ、かたせ梨乃さんの友情出演ばりの
出かたにあっぱれ!をあげたいです。
2021年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨
いやぁ〜、面白かった!(笑)
この作品には、2作目のジンクスなんて関係なかったですね。
公開から時間が経ち、もう観れないかなと思ってたけど、"宣言"が終了となりレイトショーでやっと観れた!…というか、こんな映画、昼間からやったらアカンでしょ!(笑)エグ過ぎる(笑)
一応パート2なので、前作は観ておく方が良いとは思いますが、ほとんど覚えてなかった…笑
映画が始まってすぐ、"広島弁"がよく聞き取れず、「しまった!」と思いますが、時間が経つにつれ不思議と聞き取れるようになってくる(笑)
で…
物語は、2組のヤクザ闘争の人間関係がやや混乱するかもしれないが、出所して来たばかりの鈴木亮平演じるヤクザが、親分亡き自分の"組"でのし上がり、敵対する暴力団と抗争したり、マル暴の刑事・松坂桃李と対決したり…というお話。
そして、この作品…贅沢にもスプラッター・ファンだけでなく(笑)、ミステリー・ファンにも楽しめる内容となっている。その点については、一切書かないが…前作を観ておけば、より楽しめる内容だと思います。
今年はコロナの影響で見逃した作品が一杯ありますが、この作品…間違いなくベストワンといっても良いかも知れません(作品の性質上、好まない方もいらっしゃるかとは思いますが)。
とにかく、観終わってからのカタルシス度の高い作品でした。見逃さなくて良かった!(笑)
公開からだいぶ経っているので、終了も近いとは思いますが、まだの方はぜひ!…面白いよ(笑)
これはあとを引くわ!
評判のめちゃくちゃ良かった前作を観れてないまま鑑賞しましたが、それは全く問題なく単品としてちゃんと成立しています。
が、怖すぎる!
強烈すぎて数日あとを引きました。思わず目を逸らしてしまったシーンが何箇所もありました。本当に吐きそうになるほどに。
「凶悪」の白石和彌監督だからエグくもなるよねぇ。
「彼女がその名を知らない鳥たち」等、好きな監督さんのひとりではあります。
とにかく鈴木亮平さんがこれまでの役とは全く別人格で。クレイジーすぎてもはや人ではないです!
もう鈴木亮平の暴走を観る映画といっても過言ではないほど。
松坂桃李さんもSを送りこんでやり方がたいがいクズですけどね。
斎藤工さんも絶対温和な方のはずなのに…。個人的には斎藤さんにはもっと活躍してほしかったですが。
って役者さん達はやはり凄いですよね、全くの別人、ガチの強面になってしまうのですから。脇まで演技派でしっかり固めていて(女優さんで残念な人もいたけど)見応えありました。オープニングの三角マークはもちろんのこと、ナレーションも昔の仁義なきシリーズをなぞっていてザ・東映作品って感じですが昭和のヤクザ映画はここまで残虐だったかなぁ。
ストーリーに無理はあるものの十分及第点なので次作も怖くてもやはり観ちゃいますね。
前作から3年後ってのが大事
前作から3年後、ってのが大事なポイント
戦後のドサクサみたいな破茶滅茶だった前作の頃から、徐々に締め付けが厳しくなって、暴力一辺倒でないインテリヤクザみたいな時代に移ってる最中、バブル末期の話
戦争を経て軽くなった人の死が、当たり前に重くなる方にゆるゆると変わってく
ヤクザの抗争とかが時代遅れになっていくことに一定の自己貢献も感じる主人公の前に、前の世代の武闘派が出所してくるという
面白かった
これ多分、理解するのに時代感がいると思う、役所広司と松坂桃李を直接比べるなんだかなーな評論が多いのに自分の年を感じる
本当によくできたエンターテイメントだ
「警察じゃけん、何やってもいいんじゃ」と役所広司さんがはじけた第一作から早3年、桃李くんが役所さんのDNAを引き継いでタフな刑事になってました。鈴木亮平さんのオーバーアクトも楽しくて仕方がない。
もはや深作欣二や北野武の作品群と並べたくなる白石和彌監督のヤクザもの。どぎついだけでなく、やり過ぎていてクスッとしてしまうところも共通の魅力。
鈴木亮平と松坂桃李ががっぶり四つに組んで、互いに譲らない一大決闘!
狂暴、狂気、非道、残虐…暴力性は前作を上回っているかもしれない。
前作が役所広司と松坂桃李のバディームービーだったとすれば、本作は松坂桃李vs鈴木亮平の決闘編だ。
続編である今作は、殉職した先輩役所広司の後を引き継いだ松坂桃李が、新たなバディーを向かえる展開がセオリー。
映画の冒頭で、松坂桃李が広島ヤクザ抗争を治め、ポスト役所広司かあるいはそれを超越した存在にのしあがっていることが告げられる。
そして、ピアノ教師殺害事件の捜査本部で定年間近の県警刑事中村梅雀とコンビを組むことになり、新なバディーの結成かと思わせるのだが、これが予想外の展開を見せる。
あえてバディーというなら、ヤクザに潜入させたスパイ役の村上虹郎だろう。松坂桃李と鈴木亮平とのパイプ役という重要な役回りだった。彼の立ち位置が本作の中で最も悲しく、見るがわの胸を締め付ける。
前作は、原作小説(残念ながら未読)の構成なのか、伏線を最後に回収する面白さがあった。
本作は原作にないオリジナルストーリーとのことで、前作のようなミステリーはない。ただただ鈴木亮平の凄まじいモンスターぶりを見せていくのだが、この鈴木亮平がクレイジーなだけでなくクレバーで、松坂桃李&村上虹郎コンビを脅かしていくのだ。
鈴木亮平の生い立ちが彼をモンスターにしたという設定は、韓国映画の影響か。
彼がかつての自分と重ねたかのように一人の少年を見る場面がある。少年を庇護するような行動を彼がとってヒューマニズムを見せてくれれば、彼に感情移入できたのだが、白石監督はそんなセンチメンタリズムを求めてはいなかった。
前作から続投の滝藤賢一と中村獅童が良い。
滝藤賢一は出世したようだ。前作よりも居丈高に松坂桃李を攻める。前作で握られた弱みはどうなったのだろうか。強面を演じても違和感がない良い役者だ。
ヤクザよりもヤクザのような口調の記者を演じる中村獅童のアジテーションは、蝶野正洋似だった若い頃を思うと“黒のカリスマ”のマイクアピールを彷彿させた。
女性陣は、かたせ莉乃姉御がサスガの存在感だったが、最期が衝撃的。
西野七瀬が意外に良かった。この娘、テレビドラマで脇の軽い役しかみたことなかっだが、女優として伸びシロありそうだ。
クライマックスの一対一の決闘は壮絶。
生き残った方も後遺症が残るだろうに。
県警が事実を隠蔽しなければならなかった理由には、前作の松坂桃李の切り札と同様に、弱い気がした。ちょっと残念。
007にでもなったつもりか?!
ちょっと目立っていたのは『極妻』のかたせ梨乃。やっぱりヤクザの姐さんがよく似合う。そしてやっぱりモンスターの鈴木亮平の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。今まで『HK変態仮面』や西郷隆盛のイメージが強かったのに暴力ヤクザの強烈な印象に変わってしまった。
それと、最近も話題になっている公安の酷さ。これを中村梅雀が演じ、ヤクザまがいの新聞記者を中村獅童とダブル中村で攻めてきている。この二人がストーリーにおいても重要な位置を占めていた。
3年前の五十子組襲撃の手引きをした疑いをかけられたまま、日岡(松坂桃李)は上層部に煙たがられ、滝藤賢一演ずる管理官に罠にはめられそうになる。前作では元々日岡を内偵に使っていたくらいだから、警視という位にありながらずる賢いキャラだ。
一方、日岡は近田真央(西野七瀬)と恋仲となっており、その弟チンタ(村上虹郎)を使って上林組の情報を得ていたのだ。まるで潜入捜査員のごとく活躍していたチンタだったが、それに気づいた上林が・・・といった展開。
息が詰まりそうになるほどの閉塞感やいつ殺されてもおかしくない緊張感。そして、大上の遺品でもある狼柄のZippoライターがアクセントになり、不条理な裏社会の繋がりを見事に描ききっていた。夢中になって鑑賞したため、終盤はすっかり騙されたよ・・・
あと、車のナンバーが5910(極道)ってのは笑った!
ブチ回されに行ってきた
ブチ回されに行ってきた。
鈴木亮平が振り切れた凄い怪物だ。
松阪桃李は「空白」を観たばかりで、この作品での演技とは別人でいい俳優になったなあとしみじみ。
西野七瀬は舞台で鍛えられた後はぐんぐん素晴らしくなっている。
中村梅雀と宮崎美子夫妻にはやられた。
村上虹郎も存在感があって良かった。
この作品は豪華キャストが、惜しげも無く死んでしまい次回作には出られなくなり勿体ないくらい。
俳優として演じててやりがいのある役ばかりだ。
白石和彌監督「ひとよ」がとても良かったけれど、この作品も良い。
特に大雨を降らせたところは良かったな。
それと二又一成のナレーションが最高だ!
広島弁が頭の中をぐるぐる回っている。それもかなりガラの悪い広島弁が。
こんなヤクザ映画がまだ作れる日本映画界は素晴らしいよ。
香港を見なよ。もうまともなものは作れなくなっちゃったし。
日本に狼は絶滅していなかったのだな。
役者の怪演がメイン
1作目鑑賞済み。
解説が入るため前作を観てなくてもいけるかな。
相変わらずのイカれ具合。
主人公の変化などかなり感じるので前作は観といた方が楽しめるとは思う。
ラストバトルは圧巻だが前作は超えなかったかな?
狼から犬へ
あれから3年。
五十子会と尾谷組は和平を結び、大上亡き後の日岡によって保たれていた秩序が、広島仁正会に突如やってきた怪物、上林によって乱されていく。
ガミさんいなくてええんかい?それがのぉ、ええんじゃ。
呉原でガミさんの後を継ぐかのようにヤクザに漬け込み、広島の治安を守る刑事日岡。
前作のあのオールスターキャストをほぼほぼ一新し、同じ世界線において全く新しい物語となった、シン・孤狼の血。
今作もしっかり面白かった!
熱量では確実にlevel up!
ただオリジナルともあって、ストーリー的にはかなりぶっ飛んでいて、(前作と比べちゃうと)物足りない部分も多かったので、作品全体としてのlevelは±0かなと思いました。
本当に「なんもかんもぶっ壊れりゃあええんじゃ」映画。
怪物の誕生、警察の闇、日岡の変貌、チンタ&チンタの姉ちゃんと日岡の関係性。
詰めに詰めた濃い内容をラストでぶち撒ける横暴ぶりはこの映画らしくも賛否あるところ。
これはこれで好きですけどね。
ブタが足りない(代わりにニホンオオカミ?)、下ネタが足りない(チ○コの皮と猿のセンズリくらいじゃ?)、グロが足りない(おっぱいと目ん玉と指詰めだけでR指定なの?)。
あとサメエキス足りない。
上記のように正直物足りなさもある
でもやっぱり、あのカーチェイスからの一対一決闘が、そういったマイナス部分を血を洗い流す雨のように消し去ってくれた。
本当にちょうどいいんだよね。この居心地が。
今回前作からlevel upしたのは熱量だと述べたけど、それは間違いなく役者たちの演技。
日岡だけでは正直心配だった熱量の再編・躍進は、やはり鈴木亮平の功績が大きい。
邦画史上稀なほどの極悪ぶり。ほんまに狂うちょる。
見るたびに印象が変わるし、役作りは徹底しているし、本当に凄い役者だと思う。
松坂桃李のどことなく漂う弱さや、村上虹郎の読めないスパイも流石
ママには見えずやや浮き気味、と聞いていた西野七瀬も思ったほどは悪くなかった。
ママには見えないけど…
彼女のベストアクトでは。
個人的には激ヤバ滝藤さんと癒し担当梅雀さんがお気に入り。
獅童さんと音尾さんは多分次回作も出てくれるよね。
第三弾もやってくれるそうで。
こりゃあ観に行かなあいけんじゃろ。
たいぎいのお(←矛盾しちょる)。
鈴木亮平こわ!!!
星はほとんど鈴木亮平にあげたいくらい。
これぞ、怪演。
最近、さわやかな鈴木亮平しか見てなかったから、最初の登場の時、正直「大丈夫かな〜」なんて上から目線な事を思ってましたが、、、、大丈夫かな〜じゃないわ!!やば過ぎて、私も殺されるんじゃないかと思ったわ!!!!怖すぎ!!!
もうね、物語が進むにつれてどんどんどんどんハマっていくのよ。鈴木亮平じゃない。まさしく役を生きている。
他の役者さんも皆さん、素晴らしいです。
西野七瀬ちゃんも奮闘。良かった。
吉田鋼太郎さんも遊びを入れつつ、ストーリーの邪魔にならない、ちょうどいい塩梅のお芝居。すごいさじ加減。
そしてかたせ梨乃様!!!ヤクザ映画といったらかたせ様!!ありがとう。かたせ様。
前作の人間ドラマを期待する方には。。。
【あらすじ】
前作の3年後、平成2年の広島を舞台にしたヤクザ抗争とそこに関わる刑事達の物語。
前作で新人だった日岡は、ヤクザに取り入りながらその暴発を防いでいた亡き大上の役割を継ぐ。
街は平穏を保っていたが、出所した上林がその均衡を破るように暴力でのし上がり始め。。。
【感想】
☆☆☆ 個人的にはちょっと。。。
前作の暴力とグロさの中にある人間ドラマの続編を期待して観ました。
ただ、暴力とグロさはレベルアップした一方で筋書きは無理矢理感を感じて、ちょっと厳しかったです。
前作の人間ドラマを期待する方にはあまり楽しめないような。
W主演!
前作は間違いなく、役所広司が主役でした。今作は松坂桃李と鈴木亮平のW主演と言いたい作品でした。立派なマル暴刑事になった松坂桃李。猟奇的なヤクザを演じた鈴木亮平。どちらもすごい迫力だった。キラリと光る存在だった村上虹郎。西野七瀬ちゃんはママ役としては迫力不足だったでしょうか。脚本は「ヤクザと警察の綱渡り」を大軸にした前作のほうが良かったと思う。次作があるようですが、一ノ瀬(江口洋介)が出てくると面白そうだな。ハイライトと狼のジッポライターを受け継ぐのは誰か?勝手に想像して楽しみに待ちたい。
白石版仁義なき戦い広島死闘篇は伊達じゃない
圧倒されたという表現が最も相応しい。
今作の上林の無軌道ぶりは、まさに広島死闘篇の千葉真一に勝るとも劣らない出来だと言えると思う。映画の醍醐味は色々あるが、一寸先がどうなるか分からない、ハラハラドキドキする映画ならではのスリリングな体験を、上林の強烈なキャラクターが与えている。
俳優陣の演技は素晴らしいに尽きる。鈴木亮平はもちろんだが、松坂桃李はいい顔するなーと思った。中でも強烈な光を放ったのはチンタを演じた村上虹郎であることに、異論をはさむ人はいないだろう。難しい役を良く演じていた。雨の中で鈴木にすがる村上の目の演技は絶品で、この映画の中でも白眉のシーンといってもいいだろう。
脚本、特にセリフがきちんとやくざ映画の常道を抑えていて、観てて小気味が良い。「そう、それそれ!」っていう感じ。
惜しむらくは仁義オマージュのナレーションと白黒カットは無くても良いのではないか。あれがあると喜ぶ客もいると思うが、無理くり入れなくてもいいと思う。仁義とは別の地平を歩ける作品に成長できる。
最後の狼山狩りのシーンは蛇足と思われるが、三作目への布石なのか、いい意味に解釈したい。
次回作は当然あるだろうと思うので、期待している。
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