総理の夫のレビュー・感想・評価
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コメディー系の作品だと思ってたけど予想外に泣ける映画だった。
本命の映画がほぼ満席。時間あれば鑑賞予定だった本作を選定。
今まで観た田中圭さんが出ている映画はどれも自分好みだったけど、本作は少し残念だった感じ。
少し大袈裟な感じの演技が馴染めなかった印象。
総理役の中谷美紀さんはなかなか良かった!
街頭演説や記者会見の時のトークがそれっぽい(笑)
っか説得力があって良い!
広報官役の貫地谷しほりさん。
今まで知らなかったけど印象に残る役者さん。
岸部一徳さんや嶋田久作さんはお似合いのキャラ。
原久郎(はらくろう)って役名が笑えた。
終盤の記者会見のシーン。
実際にあんな事になったら国民の支持率はかなり上がるかも(笑)
総理大臣に就任した時に凛子が書いた下手くそな漫画が後半に効いてて良かったです( ´∀`)
ブラボーと叫びたい演説
現実ではいまひとつ盛り上がらない政治ですがこの作品は良かった。
言っている公約も正しく福祉の充実や将来に負の遺産を先送りしないための消費増税はまさに今こそ取り組むべき課題。
政治家の皆さんには中谷美紀さんの説得力と未来をあきらめない姿勢を見習って頂きたいものです。
ラストの会見場の場面は特に良かった。
是非映画館で🎦
未来をあきらめない!
大好きなマハさん原作の映画とあって、とても楽しみにしていました!
もう、、何も言うことはありません。
ただ素晴らしい!
オープニングの優雅な朝。
お庭でのプロポーズ。
オウムの見事なタイミングでのセリフ。
相馬凛の説得力ある演説には、私も観衆として聞き入ってしまいました。
そして、それを支える夫や秘書、広報官たち。
夫の職場の人たち。
罠に陥れようとした人たちまで、鮮やかに味方につけていくところとか、とにかく中谷美紀がかっこよくて美しくて、素敵すぎました!
そして、最後の圭くんのセリフも泣かせてくれます。
未来をあきらめずに、こんなふうに生きたいですね。
文句の付け所もない、素晴らしい作品でした。
そ〜りん、ひよりー、好き!
こんなご夫婦いたら応援したくなりますね。
女性初の総理、ラストは涙
今のタイミングにこの映画!予言か⁉️
途中軽い中弛みもあったが、終始面白かった。
少しではあるが、総理の裏事情みたいなものも見れた気がした。また取り巻く周辺の方の大変さとか。
政策は別として、今の日本にこんな総理が誕生して欲しいと願った。
ラストの田中圭さん演じる日和の熱さ、中谷美紀さん演じる凛子の涙に感動して涙してしまいました。大衆向け映画だったが、予想よりずっと良かった。
付け加えて。
配役がかなり良かった!
中谷美紀、田中圭。彼等がまさに!!
余貴美子、岸部一徳、片岡愛之助、木下ほうか
かなり上手い、存在感ある名脇役。
不都合は、まったくございません‼️
ひと昔かふた昔前なら、ジョディ・フォスターとトム・ハンクスあたりで演じたら⁈
比較的新しいところでは、ナタリー・ポートマンと眼鏡をかけたインテリ系のマット・デイモンとか。
大御所シャーリーズ・セロンさまは既に大統領やってましたね。
そんな感じに置き換えてみると、アメリカ映画で感じることの多い〝小気味良さ〟とラスト近くに用意された、〝生死に関わるほど大袈裟ではないけれど、結構ホロリとさせられる感動シーン〟という定番要素が定番通りに機能して、十分に満足できる平均点の高い作品だと思います。日本映画だと、すぐ目の前の政治家センセイたちの顔が浮かんで、始めからドラマとして楽しめればいいかな、と思ってしまいがちですが、たまには政治に夢を見てもいいのかな、と思わせてくれます。
原作との違いもまったく気になりません(というか、もう詳細は忘れてしまっただけなのですが)。
大物政治家や企業グループの会長といった守旧派の代表みたいな人たちも、最後になって、実は彼女の作る新しい未来、新しい日本を見てみたい、という思いに突き動かされていることがわかります。その思いは映画を見終わり、席を立つ私にも少なからず芽生えていました。
あの元総理に応援されて喜んでいる同類の人ではなく、むしろあの手の人たちから疎まれて恐れられるような女性総理が見てみたい、と切に思いました。
それで、何か不都合はある?
いえ、まったくございません。
ストーリー、配役
全てが良いと思います。本当にこんなバックグラウンドのある女性首相なら応援したくなります。日和さんの記者会見での発言、その後の凛子首相の発言でウルウルしてしまいました。もう1回、見ようかな?
翻弄されるだけではない政治劇
予告から総理の夫・日和(田中圭)がただ翻弄されるだけの映画かと想定していたが、アート系文学作家の原田マハの原作だけに、考えさせられる難しい政治劇となっていた。護国寺の主人公夫妻の自宅で鳥類の大図鑑や貴重書籍が出てくるシーンではアート系の片鱗が出ていたね。
実際の総裁選で2人の女性候補が出ているのでタイムリーと思ったが、それと内容がカブるものは無かったように見受けられた。原作未読だが増税高福祉策を凛子(中谷美紀)が主張しているのは、原作の意向か。私は中程度の福祉と消費税減税を支持しているので気になった。また相馬グループ率いる日和の兄(片岡愛之助)が消費税増税に反対する大企業のステレオタイプとして描かれていたが、リアルでは財政規律派で消費税増税を支持する大企業が多く、実態に合っていないのでは。
さらに映画の設定とはいえ、日和の主体性の無さ(終盤では少し覚醒するが)は、私が真反対の性格なので、最初は笑って観ていたか、どうにかならないものかもどかしかった。
他方、凛子の身近な人を幸せにできなければ政治に携わる事はできないという姿勢は大いに共感できるポイントで、実際の政治にもあてはまる指標だと思う。(身近な人だけでは困るが)
気軽に楽しむエンタメ作品。
時流的にタイミングが良い作品だけど、ただただ笑って泣いて楽しめば良いのではないかと。お話はうまいようにしか転がらないから実際とは大違いだろうから。田中圭も中谷美紀も配役がだれもハマりすぎていて楽しい。気軽に楽しむべし。
こういう政治物の映画はオチが難しい
正直、自分は政治には全然興味がないのですが、予告編が比較的良かったのと、現実に女性総理誕生する可能性があるというホットでタイムリーな話であるので観ることにしました。
感想としてはやはりこういう政治物の映画は落ちが難しいと思いました。
最初はちょっとコメディチックで途中からシリアスになり、最後はやはり愛という駄作政治物映画にありがちなパターンでエンタメ度は低めでした。
その時代の社会を面白く風刺するのが映画の役目
新しいかたちの政治エンターテインメントが誕生した。しかしただの政界を舞台にした映画とも違う。
働く女性、事情があって働けない女性、働くことを選ばなかった女性、そしてそれを支える男性たちみんなを応援する映画になっている。
政治、経済、環境、福祉と現代の問題に軽やかに触れながら、子どもを生み育てていく社会を中心に描かれていく。
鳥類研究以外に何も取り柄のない男が、突然妻が総理大臣になったことで巻き込まれていき、世の中に目をむけ向き合っていく物語。
政治と鳥類研究がどう繋がってくるのかと思っていたら、そういう意図があったかと納得。
「鳥は向かい風に向かって飛んでいく」という言葉が重要な役割を担っていく。
この現実に総裁選が行われるタイミングに公開とはなんだか運命を感じる。
深くまでは語らないが政治の仕組みを分かりやすく盛り込むことによって、普段距離を感じている人も政治に興味を持ち、前向きに変えていきたいと感じさせてくれる内容になっていると思う。
こういった映画がきっかけになるのは素晴らしいことだし、それがエンターテインメントの力であり役割である。
別に性別で区別するつもりはないが、女性総理が誕生したら本当に何か変わりそうだなと思わせてくれる。
それぐらい中谷美紀はハマり役だったし、艶麗さと力強さを併せ持っているリーダーに相応しい存在。
また脚本が当て書きされたという通り、どこか頼りないけど優しさと熱い想いを持った夫も田中圭そのままのようだった。
ふたりともキャラが滲み出ていて、俳優とはやはり人間性が大切だと改めて感じた。
笑いあり涙ありで、じんわり温かくなってそっと背中を押してくれる作品。
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