総理の夫のレビュー・感想・評価
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想像してください!自分の妻が突然総理になったら…
いや〜、最初は突然総理の夫になった田中圭のオドオドした態度に「オイオイ、もっと堂々とした態度取れよ!」って思ったけど、もし自分の妻が総理に任命されたらと想像したら、田中圭以上に挙動不審になる自信ありますw
総理より大切な者
妻が総理になったお話。
夫は総理なった妻をどう支えたらいいかという所から始まる。女性が普通に働く昨今。大きな壁となるのは妊娠と出産で仕事を辞めるか休むかの選択をすることになる。でも今の時代男の人も育児参加する人が多くなってきました。
だからこれから女性も総理となって活躍していくstoryなのかなと思ったらそうではなかったのでちょっとガッカリでした。
お隣の韓国は女性が大統領がなった時はビックリしました。先進国のイギリスのサッチャー首相やドイツのメルケル首相は男性と変わりなく活躍しています。日本はまだまだ男社会で女性の議員が少ない。
今回は女性議員の高市氏と野田氏が立候補していますが総理に就任出来るかどうかですね。頑張ってほしいです
まあ。この映画は中谷美紀の美しさと田中圭のコメディなところが楽しめます。
中谷美紀と貫地谷しほりの底力
もし奥さんが史上初の女性総理になったら…というドタバタ劇。
問題は色々起きるけれど、そんなにシリアスな展開にはなりません。
田中圭が鳥類学者としてはちょっと甘すぎたのかな。
私としてはもうちょっと朴訥とした人の方が鳥類学者っぽいと思うんだけど。
(原作通りの人選だったらスミマセン)
でも、中谷美紀の演説力は流石!
中谷美紀と貫地谷しほりの二人がこの作品をグングン引っ張って感動シーンを作っています。
マハさん、当て書してますな。
中谷美紀さん、知的美人で演技派でミステリアスで好きな女優さんの一人。 で、凛子も日和もぴったしイメージで感動作だよね。 しかし、現実にファースト・ジェントルマン誕生はいつになるのやら。
2時間越え邦画の最初のハードル飛び越えてみた。
政治の世界なのに登場人物(ほぼ)みんな優しいっていう頭を悩ませないお話。
個人的には政策云々より夫婦のお話なのかなー?って
後半は思いやりの溢れかえりで泣く予定無かったのに涙が。
中谷美紀は昔ドラマで市長だったけど、今回は総理。
年を重ねてなお、美しかったです。
中谷美紀さんがキラキラしてた
演説のシーンとか良かったです。
ただ、全体的に浅い作りです。
あの2人がどうしてあそこまで好き合ってるのかとか馴れ初めとかに触れてないから、関係性にピンと来ない。
最初にすぐ総理になって、ほとんど仕事しないうちに退任しちゃうから活躍が結局ない。
一番言いたかったことは、あのラストシーンで夫が言ったことなんだろうな。
あと、結局ああいう事態になったら辞めざるを得ないこととか(妊娠流産の件)。
中谷美紀さんが綺麗だったけど、内容は一気に詰め込みすぎで、その分浅かったなと言わざるを得ない感。
政治映画ではなく、共働き夫婦の愛情話
夫婦が支え合う姿、愛情という点にフォーカスした映画としてはいい仕上がり。
田中圭も中谷美紀もよかった。
夫が鳥類学者である意味もあった
ただ、ファンタジーが過ぎる。
政治をエンタメとしてカリカチュア・デフォルメするのであれば、リアリティの面でもう少し頑張ったほうがよかったのでは?
警備の甘さ、SPの少なさ、マスコミの在り方とかが気になってしまった。
また、あくまでも創作物であるし、111代総理大臣という架空の未来であることは重々承知してても、これだけ日本の景気を悪化させ経済をダメにした消費増税を肯定し、国債を国民の借金と捉え、増税しないと福祉は達成できないという思想に立った脚本に対し、「古い」「20年前の作品?」と感じてしまったのが、自分が観るにあたっては大きなマイナスでした。
かといって、「夫が元反社会勢力に所属していた過去がある」という時事ネタではなかったので、その点は評価したい。
なんだか吉本新喜劇みたい
何故キスシーンがなかったのか。当然ここはキスだろうと思えるシーンはいくつかあった。その殆どで、妻は顔を夫に向けているのに、夫が避けたように見えた。妻の年齢は42歳という設定だ。演じた中谷美紀の年齢も45歳と近い。昔ならいざしらず、最近の女性は見た目も体力も若いから、40代はまだまだ女盛りだ。ましてやあれほど美しい妻である。キスしないほうがどうかしている。
原作は未読なので映画の内容からの判断だが、主人公相馬凛子と夫の日和は大学が一緒だったか、幼馴染みたいな関係だ。年齢もほぼ同じだろう。中年夫婦である。出来れば濃厚なキスシーンを演じてほしかった。田中圭か中谷美紀のどちらかサイドからキスNGでも出ていたのだろうか。謎だ。アメリカ映画では不必要なキスシーンがやたらに多いが、本作品ではキスシーンが必要だ。濃厚なキスシーンがあれば、本作品のリアリティが相当に増したと思う。
映画の公開が、たまたま不要不急の総裁選のさなかだったが、外見も中身も美しい相馬凛子に比べて、現実の候補者たちの冴えないこと甚だしい。テレビのアナウンサーが言う、総裁選の勝者が事実上の総理大臣という言い方も引っかかる。その後の衆院選がどうなるかわからないのに、事実上の総理という言い方は、総選挙で与党が勝つことを前提にしている。野党が勝つ可能性もあることを考えると、不正確な言い方である。場合によっては共産党が圧勝して志位和夫や小池晃が総理大臣になる可能性もゼロではない。総裁選の勝者が事実上の総理大臣という言い方は、有権者を誘導している気がする。
作品の評価だが、あまり高評価はできない。主人公の日和が、推定42歳の鳥類学者にしてはおどおど、ビクビクし過ぎている。学者というのはもっと内省的で、分析的である。感情的な行動や突発的な動きはしない人種だ。まして日和は良家のお坊ちゃんだ。泰然自若としているのが自然だろう。しかし本作品の田中圭の演技は、落ち着きがなさすぎである。笑いを取るためであろうとは思うが、笑いのシーンはみんなステレオタイプだった。さあここで笑ってくださいと言われているようである。
逆に凛子は落ち着き過ぎである。表舞台では政治家として自信に溢れて落ち着き払った態度を取るのは当然だが、裏ではドタバタ、ジタバタしているのが当然だと思う。怒り狂った場面があれば、表舞台とのギャップにリアリティがあっただろう。政策にも演説にも突出した独自性がほしかったが、ありきたりの無難な政策、演説に終始していた。政治風刺映画にもなっていないと思う。
田中圭も中谷美紀も、演技は満点だ。しかし商業主義的な演出によって、それぞれのキャラクターが軽くなってしまった。なんだか吉本新喜劇みたいだった。
なんかイマイチな感じ
野党の党首の凛子(中谷美紀)から、夫で鳥類学者の相馬日和(田中圭)は、「もし私が総理大臣になったら何か不都合ある?」と聞かれた。何のことかわからないまま野鳥観察の出張に出かけ、電波の届かない道東の山の中で10日間を過ごした。その間に凛子が史上初の女性内閣総理大臣に選出されていた。そのため、総理の夫、となった日和は、妻を全力で応援しようとしていた。しばらくして、連立を組む原(岸部一徳)と政策の不一致から裏切られ連立から離れられたため、解散総選挙に打って出た凛子は選挙中に倒れ、病院で妊娠した事が判明した。選挙結果はどうなるのか、総理と妊婦の両立は出来るのか、てな話。
現在自民党の総裁を決める選挙中だが、もしかしたら実際に初の女性総理が誕生するかも、って現実とダブって観た。
男性と女性の違いは有るが、元与党から離党し新党を作り少数野党の党首を総理にした、とのストーリーは小沢一郎による細川総理誕生に似てるな、って思った。
コメディ要素もあり、悪くは無いが、なんか物足りない。悪役が居ないからかも。なので、観終わって残るものが???って感じ。
松井愛莉はスタイル良くて可愛かったし、中谷美紀は美しかった。
あと、余貴美子が貫禄あって良かった。
アイヲトウ
監督が監督だったので、期待少なめ不安多めで鑑賞しましたが、意外と面白かったです。割とエンタメ全開の政治映画は自分と相性がいいのかも。
出張から帰ってきたら、突然マスコミに質問攻めに遭い、国会の広報の方が付き添ってくれたり、大型モニターを見たら自分の妻が総理大臣になっているという展開から物語は始まります。現在日本でももしかしたら初の女性総理が誕生するんじゃないかと囁かれているので、リアルタイムな映画だなと思いました。
どこか頼りない夫を演じる田中圭さんの優しい雰囲気がとにかく最高です。よく振り回される役にあてがわれる圭さんですが、今回はずば抜けたハマり役でした。中谷美紀さんの圧倒的リーダーシップを際立たせる存在感もお見事です。そんな2人が自宅ではイチャイチャしてるんですからニヤけてしまいます。
政治映画とは言いつつもエンタメ要素が強めなので、政治の深いところまでは切り込みませんが、偉い立場の人間の育休や産休への理解、増税問題と、分かりやすいテーマを濃くなく薄くなく、いい塩梅で差し込んでくるのでちょうど良かったです。
演説で互いを抱きしめ合うシーン、辞任会見で今まで、これからの夫婦の愛と未来について叫ぶシーンはジーンときてしまいました。やっていることはイレギュラーですが、どんな恋愛映画よりも、真っ直ぐに気持ちを伝えている姿は勇ましかったです。
正しいのか間違いなのか分からない、いつか後悔するかもしれない、けれど今ある幸せはとっても美しいなと、ラストシーンの家族の和気藹々っぷりを見ていて思いました。なんて美しいんだろう…
期待を大きく上回る面白さでした。原作も読んでみようと思います。
鑑賞日 9/23
鑑賞時間 16:10〜18:25
座席 F-8
当たり前の世の中に
ある日突然、妻が総理になりファースト・ジェントルマンになる夫の話。
斬新な観点で女性の活躍と、夫婦の在り方を描いていて面白かった。
特に最後の記者会見は思わず泣きそうになりました。
奇しくも自民党総裁選が目前。ああいう総理がいつか誕生して欲しい。
そして、早く、女性総理が当たり前になるような世の中になるといいですね。
P.S.)シングルマザーの内閣広報を演じた貫地谷しほりが良かった。
理想の政治、理想の家族
田中圭さんのほぇっ!?というとぼけた演技と中谷美紀さんの毅然とした演技が光っていた。
相馬総理が完璧すぎて、もう少し泥臭さが欲しかった気がするが、エンタメとしてはきっちりまとまっていて楽しめた。
くしくもこの時期に…。
今年124本目(合計188本目)。
くしくもこの時期に公開されるというのは、何かのめぐりあわせなのでしょうか…もっとも積極的な意味はなかったと思うし、これだけコロナコロナ言っている状態だと、リアル永田町がどうでも映画としては放映しないとどうしようもなくなるので、仕方なしかな、とは思います。
出てくる政党名などはすべて架空のものですが、公職選挙法等は適用されているようです。このあたりはきびしくチェックが入っているようです。
日本では確かに「現在」(2021年9月23日)、女性の内閣総理大臣はいません。
そして日本では内閣総理大臣は、間接選挙制なので、選挙人たる私たち(選挙権を持つ人たち)が直接選ぶ仕組みになっていません。
ひるがえって日本の地方レベルに戻ると、地方自治法などの規定を見れば、確かに
・ 都道府県知事 30歳以上
・ 市町村長 25歳以上
…となっていて、実際に女性のトップ(地方のレベルで)ということはあったことも事実です。一方で男性と女性とではできることが少し違います。特にこの映画で描かれる「出産・子育て」ということは、どうしても男性には変わってできない行為です。
そのため、実際に調べても、30歳/25歳以上となっていても、またさらに「実際に、地方の自治について特定の(地方)政党で学習する」などといったハードルが課せられてくるので(男女問わない)、結局そうすると、「出産・子育てがひと段落して、男性・女性関係ない状態」になってしまっているのも、これまた事実です。
その意味では直接選挙が可能な地方議会から、「出産等もかかえているなんとか市長」とかという例があればよかったのですが、探した限り出てきませんでした(国の制度と地方の制度は違うが、参考になるべき点は参考にすべきなので)。
映画全体としては、やはり時期が時期だったか、時期がいつでも、この手の映画はあれこれ描きすぎると炎上しかねないという一面があり、それを避けるために結果的に「しょぼい」状態になっていること、それ自体は事実です(あくまで政治をテーマとして見るのであるのなら)。
ただ、「史実ではないが、史実に準じる、個人の思想が入り乱れる」この類型の映画で、あれもこれも盛り込み始めるより、ここで(ストーリーを)終わらせるべきだったのだろう、と思います。
その点も考えると、「やや終わり方が不自然だが、いろいろ考えると仕方がない」点、また、コロナ事情で「じゃ、伝えたいこと全部伝える内容にしたら4時間になりました」なんていうほうが困るので、そこは減点対象とせずフルスコアとしました。
女性だけではなくこれからを生きる男性にお薦めです。
間もなく行われる第100代総理大臣を決める総裁選にベストタイミング?の作品。
コメディ?って思ったら覆される感動の涙を誘う。
女性が仕事を続ける難しさ、それを成就させてあげるための男性のサポートがいかにあるべきかを秀逸に描く。
メガシティ東京の首長の実現は知るところ、でも総理大臣が女性の世が何年先なのか、アメリカよりも早い実現は願うところ。
名言炸裂でひとつピックアップ、『凛子が総理大臣になったのは必然でしょ。でも凛子は男性じゃなかった。それはただの偶然だ、違う?』凛子が記す『未来をあきらめない』女性だけではなくこれからを生きる男性にお薦めです。
この映画が退屈だと感じたなら
この映画が退屈だと感じたなら、それはきっと「他人事」だからだろうなと思う。
個人的には思うところがあり後半は泣きっぱなしになってしまった。
史上初の女性総理大臣。
途中でわかる妊娠。
個人的な話になるが、
いままで働いてきた職場の中で、多くの女性たちを見てきた。
・明らかに有能であるのに女性だからと出世できなかった人
・仕事が大好きだったのに、妊娠出産で仕事をやめ、そして戻ってこなかった人
・仕事をするために妊娠や結婚を諦めた人
いま、日本の意識も変わりつつあると思う。
すべての人間が当事者となって、「働くこと」「家庭のこと」を考えていかねばなるまいと改めて強く思った。それを考えさせる作品だった。
結末に「どうして?」と思った人は、「未来をあきらめない」という、劇中のメッセージを思い出してほしい。
未来をあきらめない、そのためになにができるのか。
すべての人が考えていかねばならないと思う。
😁田中圭さんが星野源ちゃんにダブル!不思議👏
今年は、原田マハさんの作品の映画化の年なのか?
はたまた、日本に、本当に女性総理大臣?
のタイムリーさ!もあり、
今日は、決めで"総理の夫"を見ました。
小説やアニメなどが原作の映画は、やっぱり
役者さんの演技にのめり込んで楽しめるのが、いいなぁー!👏👏👏
それにしても、主演の田中圭さん
一挙手一動が
星野源チャンに、ダブって🤣
星野源チャンの存在感を
改めて感じた映画でした。👏👏👏
【”もし私が総理になったら、不都合はある?”とニッコリ笑って彼女は言った。”コメディ要素を絡めながらも、男性社会の日本で頑張る全ての女性に「未来をあきらめない」というエールを贈る映画です。】
ー 前半は、予告編でも頻繁に流れていたコミカルシーンを主に物語は展開していく。
それにしても、今作は絶妙のタイミングで公開されたなあ・・。ー
◆感想
1.大きな家に住んでいる夫婦だなあ、と思っていたら、鳥類研究所に勤めるヒヨリ君(田中圭)は相馬グローバルの御曹司だった!
ー 彼が、楽しそうに出張に行った場所。それは北海道の電波も届かない僻地だった。そりゃ、奥さんの凛子さん(中谷美紀)が総理大臣に就任しても気が付かないよね!
作品設定が、とてもユニークである。
そして、相馬グローバルを仕切るヒヨリ君のオーラが半端ない母上(余貴美子:どんな役も、バッチリ決めます。)とヒヨリ君の”カメラの前では”笑顔の野心滾る兄(片岡愛之助:無茶苦茶作り笑いがお上手。オカシイ。)ー
2.で、呑気に帰ってきたら、イキナリのマスコミ取材。それを遮るドSのシングルマザーの内閣広報官(貫地谷しほり:ツンツンした感じが、とても良い)。
ー 前半は、ヒヨリ君のオロオロする姿が、オカシイ。相馬グローバルの人々も相当に可笑しい。ー
3.凛子さんが直進党を立ち上げた理由を語るシーンはジワリと沁みて、連立政権を組んだ、民心党のドン、ハラクロー(岸部一徳:目の下の涙袋が凄い。ついでに、ハラクロ―って、そのまんまジャン!と思っていたら・・。)が、ヒヨリ君の昔から苦労してきた伊藤さん(松井愛莉)を使ってハニートラップを仕掛けようとしたり、結局増税に関し、合わず決裂する2党。
凛子さんは、選挙で国民の信を問うことに・・。
ー なんか、どこぞの国でよく聞く”国民の信を問う!” 揶揄かな?ー
4.オロオロヒヨリ君、”夫”と言うタスキを掛けて、慣れない選挙カーに乗るも、凛子さん、マサカのご懐妊。
皆、オロオロ・・。
ー ニュージーランドの女性首相は、子供を産んで、産休もキチンと取っているんだよ!日本は民意が低いなあ・・、全く。総理と言っても、ハタラク人なの!人権があるの!ー
□白眉シーン
・ヒヨリ君が、総理を辞める決意をした凛子さんの演説会場に必死に向かい、凛子さんに述べた言葉。最初は笑っていたら、いつの間にか、目頭が・・。
(ついでにパパラッチ男も、凛子さんの言葉が切っ掛けで、改心している。)
凛子さんが、ヒヨリ君をパートナーに選んだ理由が良く分かるシーンである。
田中圭さん、長台詞をバッチリ決める。良い役者さんだなあ・・。
ついでに、ハラクロー、イチオウいい奴じゃん!
5.ええっ、で辞めちゃうの?と思ったら、
”もし私が又、総理になったら、不都合はある?”と言いながら、可愛い女の子を産んだ凛子さんは、ヒヨリ君に言った・・。
<前半は、コミカルトーンで描き、後半は男尊女卑思想が未だに蔓延る日本で頑張る、全ての女性に大きな大きなエールを贈る作品。
クスクス笑っていたら、いつの間にか、目頭(涙袋ではない!)に涙が滲んでいた作品。
現実は、もっと厳しい事は知っているつもりだけれど、制作陣の心意気を嬉しく思った作品でもある。>
紫は高貴で尊敬を表す色!中谷美紀さんにピッタリ
今は、原作者の原田マハさんが書かれた時と随分と日本の状況も変わっているのかも…(そう思いたい願望もある)「もしも私が総理大臣になったら何かあなたに不都合はある?」と女性初の総理大臣になった凛子が夫の日和に言うシーンはとても好きです。そして、各大臣達と並ぶ総理大臣の凛子は紫色のドレスで現れる。昔、紫は大変貴重な染料であり1gの染料をとるために数千匹の貝が必要となるため、非常に貴重で高価なものであり、日本の冠位十二階でも最高位の色である。そのドレスの色は凛子をより輝かせていた。
少しクスッとさせる映画かもしれないが、
奇しくも2021年は総裁選、衆議院選挙が行われる。候補者に女性がいる事は、少し前であれば考えもつかなかったであろうし、女性が総理大臣?なんて絵空事であったでしょう。しかしながら、もしかして⁇もしかするかも…。って観るとこの映画の封切りは何と素晴らしいタイミングなんでしょうか。
映画の中では、政治の世界観を語るより、女性がまだまだ日本においてトップに立つ事やその弊害、女性のワークライフバランスを考えさせられる。女性が仕事を続けるには何かを諦めたり、選択をしなくてはならないのだろうか?終盤の凛子の選択は、なぜ?と思うところや深く納得するところもある。(実際、映画と原作ではラストシーンは違っている)産休育休の女性達が職場復帰をしようとする時、子供がいない以前のような働き方をしたいし、しなきゃいけないと考え、でもなかなかそれは現実難しい。私自身を思い返してみるが、日和と凛子が選択した結果はジタバタしていた昔の自分にはできなかった結果であった。長い人生慌てず騒がずに最適な時が訪れる準備をする事の重要性を感じた。凛子がまたあのセリフを言って何を成し遂げるのかが、楽しみである。
映画館でキャリアと子育てに悩んだりガラスの天井を考えた時期が凛子と重なり、私は涙が自然と流れていたが、周りの方にも涙をふくような方がいて、なんだか同じ思いの方がいるのかもと嬉しかった。
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