劇場のレビュー・感想・評価
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夢追い人を支える者へ
個人評価:4.1
夢追い人の物語をとても深く丁寧に描いている。非常に邦画らしい作風で、この手のジャンルでは、頭ひとつ出ている作品だ。前作の火花同様に夢を追う若者をテーマに、誰もが少なからず自分と重ねる事ができ、また人生を生きる上で大事な、普遍的な部分を描いてると感じる。
一コマ一コマの会話がとてもリアルで、少ない会話のやり取りだけで、登場人物の性格や心情を上手く捉えている。まるで原作者の実体験をいくつも書き留め、それを物語に組み込んだ様なリアルな会話劇だ。
主役の2人の演技も素晴らしく、しっかりと物語の世界に生きてる2人だった。
夢を追う者を支える人の心情の描き方が、他作のそれとは異なり、原作者の物語を作る上でのセンスと繊細さが感じられる。
又吉直樹という作家は、自分の内なる伝えたいテーマをしっかり持ち、それをカタチにできる数少ない人だと感じる。
Amazon primeで観た。 原作を読んでないので映画との違い...
Amazon primeで観た。
原作を読んでないので映画との違いはわからないが、退屈でラストまで見るのが苦痛だったというのが正直な感想だ。下手な役者にモノローグは禁物で、それがさらに退屈さを煽る。
脚本も稚拙でたわいなもない会話ばかりで何も残らない。キャラクターも魅力に欠ける。
さらに映像もカメラワークも古さを感じる。かつてのATGやデレクターズカンパニーの映画を彷彿とさせるが、もはや世界の水準ではない。しかし、この手の同じトーンで淡々として、かったるい映画こそ、日本映画なのだろう。
劇場でした。
又吉さんの作品なので
おもしろいって勝手に信じながら
終わり20分まで見続けていました。
が、私には都合の良い男と、振り回される女。
よく降らないな!ってくらいひどい男の話が
前半にぎゅーぎゅーにつまっている話にみえました。
が、ラスト、さきちゃんへ永くんが
妄想ありきで気持ちを伝え出して
壁がパタンと倒れます。
まさかの劇場でした!
伝えられなかった思いを込めた?舞台になってました。
客席にはさきちゃんがいて泣いていて
猿のお面をかぶって、ばぁーって、あのバイクで止まらなかった時のさきちゃんを真似していました?
私はずっと劇場で一つの演劇の作品を見ていたんですね。
なんだがその発想が、又吉さんなんだなって思いました。
考えてもない結末だったため、驚きました。
一度見たら満足いく映画でした。
人の日常系の映画をあまり得意としないため、
終わり20分頃まで、結構退屈してしまいました。
井口さんがさりげなく出てきてるシーンで
おっ!てなりました。笑
テンポの悪さが生み出す世界観
とにかくテンポが悪い
成長しない永田と堕落していく沙希の関係に途中すごくイライラした。
ただ終わって振り返ると、そう感じてしまうほどに2人の演技が自然で、感情移入してしまうストーリーだったのかなと思えた。
最後の演出には震えた。
何気ない生活や、情けない一面も、一時の恋も見る人が見れば“劇”になる。そんなメッセージを込めたのかなと勝手に解釈しました。違ってたら土下座して謝ります。
切なくも丁寧に丁寧に描かれた又吉純文学が心に染み入る作品です。
コロナの影響前から観たいなぁと思っていた作品で、上映が延期されてからもずっと気になってましたが、公開初日にAmazonプライムでの配信もされる事から上映館数が大幅に激減し、それでも劇場で観たくて観賞しました。
で、感想はと言うと、良かった。
とても良かった。凄い良かった♪
これ、夢を追って東京に出てきた人、なんとなく挫折しそうになった人や演劇に傾倒していた人、若い頃に同棲をしていて別れた苦い経験のある人には物凄く共感出来るのではないでしょうか?
又吉直樹さん原作の2本目の映画化作品で、前作よりも文学的な要素は強いです。
前作の「火花」も面白かったんですが、断然こっちの方が好きです。
演劇に傾倒し、踠き苦しみ、他人を何処か見下した目で見ながら自身のアイデンティティーを辛うじて保っているが恋人の沙希にすら次第に劣等感を抱く永田と永田を献身的な程の無情の愛情を注ぐ沙希との淡くも儚く切ない関係。
何処か報われる事もなく、刹那の様な恋愛関係の一時が愛おしくて、そこを丁寧に描いています。
とにかく丁寧に描かれていて、永田の自信が損失していき沙希に甘えながらも距離感に翻弄されてしまう様々な葛藤、永田が大好きであるが、徐々に不安に苛まれ、永田を諦めきれず、心と体を病んでいく
。
たったそれだけと言えば、それだけの事を本当に丁寧に描かれているので、物凄く共感するんですよね。
山﨑賢人さんと松岡茉優さんが抜群に上手い。
山﨑賢人さんも松岡茉優さんのこの作品で一味も二味も剥けた感じがします。
松岡茉優さんが可愛らしいんですよね。
永田ことナガちゃんを真っ直ぐに信じていて愛している。
もうそれが健気で切ない。次第に病んでいくのを見てるのが居たたまれない。
でも、永田の気持ちも分かるんですよね。
自身が書いた脚本の芝居に沙希を出演させるんだけど、思ったよりも好評で比較される事や彼女の躍進にやっかみを感じる。
永田が沙希を愛していながらも葛藤したのは自身の劣等感に苛まれたから。
また、同世代で唸る様な芝居をしているライバル劇団に打ちのめされながらも、芝居に愛されない自分に踠き続ける。
またひねくれて自身を芝居に向き合わない事で最後の一撃をあえてスカしているのだって、現実と向き合う怖さから。
そんなのは逃げだと言うのは簡単で、自身が愛した物に真っ正面から向き合うのはやっぱり怖い。
そんなズルくて臆病で純粋な永田を山﨑賢人さんの熱演が胸にグッと来るんですよね。
「劣等感」と「後悔」がキーワードかと思いますが、これって青春時代の「純愛」なんですよね。
ラストは原作と違うんですが、これがまた良い。
映画は映画の良さがあって、映画らしくあって良いと思います。
所謂劇中劇になってた訳ですが、大好きな「蒲田行進曲」を思い出しました。
ラストの永田の一人芝居はグッと来て、最初から最後まで余韻に浸れます。
上映後に行定勲監督のトークショーがあり、そこで観客からの質問に答えると言う、なんともラッキーなのがありました。
気になったのは、当初の予定からコロナの影響で上映が延期になり、上映館がかなり少なくなり、公開初日からAmazonプライムで配信された事。
また原作での永田のイメージは個人的には山﨑賢人さんではちょっとイケメン過ぎて違うかなぁと思っていたんですが、観ていくうちに山﨑賢人さんのイメージでハマった事。
その辺りを行定監督が答えてくれた事で府に落ちたのと納得が出来て嬉しかったです。
コロナの影響でいろんな事が予定からズレてしまったのは全世界の人全てかと思います。
そんな事があるからこそ、この作品がなんか響くんですよね。
「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことがなんでできなかったんだろう」
人生にはやり直しが出来る事と出来ない事がある。
そんなやり直しが出来ないけど、そんな体験が今となっては切なくて愛おしい。
それを観ていても切に感じさせてくれる作品です。
行定監督も言ってましたが、出来れば劇場で観賞して、その世界観に浸って欲しいと思います。
とっても良い作品なので、興味があれば是非是非。
お勧めです♪
最後に涙するとは思わなかった
本来は映画館で観るべき作品ですが、今回はアマプラを選びました。
最初は何気ない二人のカップルの淡々とした物語で、正直理解できない関係性や山のない展開に半ば飽きてしまいました。
しかし、ラブストーリーと思い見入ってましたが、途中からヒューマンドラマの認識に変わり"劇場"の世界観に浸ることが出来ました。
時折切なさと言うより苦しいと感じる場面が多々。
ですが、最後は何故か気持ちが高揚し二人の成長した姿に涙しました。
原作の又吉さんは誰も思い付かないような、言葉のチョイスや世の中を上手く生きられない人物をリアルに書かれるので、とても感動します。
原作をもう一度読みたくなる
原作読了済みです。語りがたくさんあって、好きだった言葉をたくさん伝えてくれていたのが良かったです。永田はもっと見た目がこ憎たらしいくらいの俳優さんでも良かったかなとも思いました。
この世は本当に生きづらい。成長とはなんなのか、変化することは何かを考えさせられる。妥協することだったり、流れに身を任せることだったり、正解はないけれど、理想と現実の落差に押し潰されそうになったとき、大切な人を傷つける手段は本当に浅はかで未熟な表れ。二人乗りの自転車で沙希が黙ったまま永田が喋り続けているシーンがグッときた。本当にみんなが幸せな世界だったらいいのに。
良作
何気ないけど又吉らしい「見せる」という世界の日常、夢、成長、葛藤をシンプルな言葉で深く演出しつつ、現実と理想とのギャップによる男女の関係の移ろいを鮮明かつ多情多感に表現してる。
ヒーローを描いていないのに何故か主人公に感情移入してしまう良作。1Kの部屋から始まり、そこでたくさんの事が起こり、部屋で終わる。
単調な場面の連続であるからこそ、最後のシーンで作品全体を鮮明に顧みることができ、涙が出ました。良作です。
最高でした!何度でも見たいと思わせる作品
原作読んでみました。
山崎けんと、松岡茉優、伊藤さいりあたりがさすがの演技力、激はまりでした。
行間も想像しながらで(余計な演出も少ないため)楽しむことができた。
沙希がなぜ永田にひかれたか?それは圧倒的なセンス(芸術)、自己があったからのはずだ。
しかし次第に世間の価値観や永田に翻弄され?画一化されていく沙希。
それも野原の「人の評価とか一切気にしなかったお前が、沙希ちゃんの前では
評価を気にしてんだろ」と話すところからも、恋(嫉妬)により
オリジナルではなくなっていく永田を捉えることができる。
序盤、本音で接する価値観に魅力を感じながらも、うまくそれを沙希の前では表現できない永田。
沙希は沙希で永田何を考えているかわからないところに魅力を感じたはずなのに、その芸術性が次第に苦しみと変わっていった。
つまり世間(劇中でいうと居酒屋でのバイトなどか)やそれとの関わりを起因とする嫉妬心と一定の関わりが誰しもある以上、人の価値観は変わるのでいつまでも本音の自分では相手に受け入れてもらえなくなってくる可能性があるということだ。
するとこのように適応して変わっていったらある意味うまく一緒にいられたのかもしれない。
それでも原作者は最終的には「会いたい人に会いにいく。なんでそれができなかったんだろうな」とプライドとか建前とかかなぐり捨て、本音で生きようと投げかける。
永田の価値観も変わっていったし、沙希の価値観も変わっていった。
ただもし永田が恋に翻弄されず、ずっと素の自分でいれたのならば「永くん何も変わってない!」
というザ・世間体のパワーワード成長を起因とした言葉は発せられなかったのかもしれない。
→素でいればその人間から発せられる引力で、恋人を世間に明け渡すこともなかっただろう。
世間に左右されない(人からどう見られているか考えない)素をお互いが見せ合うことこそ、リアルなのである(永田が徐々に死んでないよの評価や青山からの「仕事なんだから媚へつらえよ」などの関わりあいからもやはり変わっていっていたのだ)。
映画は終盤離れる二人を描写し、終わりとなる。
ただそのときのお互いは「私がかわっちゃったのかも」や「なんで素直になれなかったのか」という発言からも昔の二人を取り戻しつつあった。きっと永田が語るような未来が、演劇が訪れることを思わせてくれた。
そしてなにより競争心による建前などを持ち、典型的な像にはめた恋愛を目指すのではなく、
自分なりの演劇(世間との距離を持ったコンテンツが演劇、劇場だとするのなら)を創造し、全うして生きていけるようにしたい。
追伸:最後は音とか演劇のくだりにする必要はなかったように思う。
劇中歌は無音のまましっとりあの永田の言葉を綴るシンプルのほうが泣けたはず。
報われてほしい
Amazonプライムで鑑賞。
2人とも絶対に自分が苦しくなるしんどい恋愛の仕方をしてしまっていて、どちらに対しても苛立ちを覚えた。
でもそうするしか方法を知らなかったんだよね、と思うと2人とも人間らしくて愛おしくて、2人でやっていくのは無理だったけど、いつか絶対幸せになってねと思った。
こういう風に思えるほど、セリフや演技から登場人物が実際に存在していそうなリアリティがあった。
特に松岡茉優演じる沙希。
こんな理想的すぎる女性、いる?と思うくらいに沙希はあり得ないほどいい女(男にとって)だけど、それをちゃんと体現できる松岡茉優の技巧に圧巻。
沙希は本当にいい子。地元で誠実な人見つけて報われていてほしい…。
問題は永田。恋愛以前に、もっと上手に生きられるようになってほしいな。あの「生きるの下手」さに沙希も惹かれたところあると思うけど、それにしてもダメダメすぎるので、この恋愛を綺麗事で片付けないで、人間的に成長できますように。
そして劇作家としても成長されることを願っております…。
とても切ないラブストーリー
語りのセリフは又吉の原作通りに冒頓としているというか、ちょっと文学っぽいセリフが、まず掴まれました。
だんだん出会い、二人が付き合っていく中で、それぞれの思いがある中、打ち解けていけない切なさが出てきて、すれ違い、そして空回りしていくストーリーに、とてももどかしさを感じてしまいました。
同じ方向に向かっていく様にいけばと思ってみていましたが、やはり現実には難しいもの。
その切なさ感というか、ハラハラ感というのを持ちつつ、エンディングに進んでいきます。
ラストシーンは、たぶん小説では端的な展開だったのではないかと想像しますが、
ここは映像のチカラ、映画のチカラで、私は「おーお、こう来るか。。」と驚きとやられた感があります。
一方の思いだけでなく、もう一方の気持ちも感じ、それらが成熟しないもどかしさ感がこの映画の醍醐味でしょう。それが感じられれば、この映画はとても面白いと思います。
お勧めします。
演劇界
若者の純粋な熱量はステキだ。サキちゃんもとっても可愛い彼女。でも、不安が故の共依存は危ない。サキちゃん、ちゃんと言えてよかった。そこまで言って別れを経験しなければ、甘えをやめようとはしないのが未熟な男。
そしてお互い成長したからって、また一緒に歩むことは出来ないのであ〜る。その痛さが青春なのかな。
作品が、というより
劇場公開と同時にamazon prime見放題配信という試みに拍手を贈りたい。
コロナ下における、新たなビジネスモデルとしてこれからも増えて欲しいと思いました。
原作は未読ですが、主演二人の演技が好きなので安心して観てられました。
ただ時代設定がいつなのかわかりませんが、ガラケー使ってるのに、お店にPayPayの表示が見えて違和感。
自宅のテレビだから思わず静止して確認しちゃいました。
作品としては良かったですよ。
駄目男が最高の彼女に謝罪させる駄目物語
主役が山崎賢人でなければ、最低のレッテルを貼るところ。
絵に描いたような献身的で純な松岡茉優を、よくもあんなテキトーに扱いやがって、と何度も思ったけれど、山崎賢人だからまぁいいか、と思ったり…内容的には何となく分かるけど全く共感できない、配役があの二人だったので、かなり見入ってしまったけど─。かなり古臭い男女関係には嫌気がさしましたが…
寺山修司へのオマージュ(と勝手に見做した)ともとれるラストは、そりゃあ感動するでしょうと思うわけで、アプローズとともに言い知れない怒りも─。
よき作品と思えど、もう二度と─とも思ってしまった、複雑な映画だった。内容は分かりやすいですけど。
ドキドキ怖かったのは私だけ?
感想から言うと、期待してたより、ずっとずっと良かったです。おもいきり泣けました。友人に是非観てと言いたくなる作品でした。
山崎賢人さん演じる永田のダメな部分に、なぜか共感できてしまいました。←女の意見としては希少だと思います。
でも、松岡茉優さん演じる沙希の純粋さもどこか共感できて。。。
どちらの気持ちも納得でき、切なくて、切なくて、何度か、ボロボロ泣きました。
ただ私だけでしょうか??
沙希はこの後、豹変してブチギレる。あ、違った!じゃあこの後ブチギレる?と、シーン事に、ブチギレられるんじゃないかとドキドキしながら観てしまいました。
ダラダラとした展開。 ただ、ラストのみ多少の感動はある。 しかし、...
ダラダラとした展開。
ただ、ラストのみ多少の感動はある。
しかし、全体的にくだらない。
山崎賢人は、演技してるんじゃなくて、素のまんまだし、明らかな棒演技。語りの部分が多いけれど、それも明らかに単調な棒読み台詞。
松岡茉侑ちゃんの演技は非常に良かった。
私はAmazonプライムで鑑賞しました。はっきり言って、この程度の映画で、映画館にお金を支払って観に行くのは非常にお金の無駄遣い。
聞きたくなさ過ぎ病
友人と二人で立ち上げた小さな劇団で、脚本兼演出家をする男と、町で偶然知り合った女優志望で上京し服飾学校に通う女の話。
自分を客観的にみているようで、前衛的を勘違いしていると指摘され感情を剥き出しにしてしまったり、人からの評価を気にするあまりに毒を吐いたりする男。
彼に対して徹底的に甘い彼女に甘え、彼女の家に転がり込み、好き勝手な行動や態度を積み重ねていく様子はヒモのようであり、彼女をどう思っているのか…主人公の思想は同じ男だけど理解出来ないし、彼を甘やかす彼女はもっと理解に苦しむ。
稼ぎたい、認められたい、表現したい、何を優先するのか。
主人公の自分語りでみせるバリバリの恋愛映画で、「まだ死んでないよ」から、ちょっと変わって行く感じも見え隠れするけれど、自分が弱いこと、ダメなことが判っているのに、為るようにしか為れない、何も為せない悲しさは伝わってきたかな。
彼はこの彼女と一緒にいたら、繰り返すだろうなぁ。
松岡茉優がいい
松岡茉優がすごく良かった。山崎賢人も演技は悪く無いが、全く感情移入出来ないクズ役だった。ヒモのように金も払わずダラダラと彼女の家に居候して、働かず理想ばかり言っててクソ男だった。最後劇で自分の事を題材にしてた様だけどなんなんだろう?原作がくだらないのかな?
クズ男とマリア
しちめんどくさいクズ男と、気立ての良い聖母マリアの物語。
明るさも爽快さもない、陰鬱で淡々とした日々。その中で笑っている松岡茉優が天使だ。
又吉直樹ワールドで、卑屈になったり嫉妬したり全体のトーンが暗ければ暗いほどコントラストとして松岡茉優が純白な天使に見えてくる。
松岡茉優がほんとに可愛い。松岡茉優を愛でるためだけに、観てもいいと思う。
そして、山崎賢人はボサボサ頭で無精髭で身をやつしても漏れ出てしまう色気がある。
小説が原作なのでひたすら主人公の独白が続く。
自転車に二人乗りして桜を観に行くシーンが良かった。
また、劇中劇の演劇が良い意味で下北沢演劇にありがちで、いいとこを突いていた。
夢の終わりが訪れてもまだまだ終わりたくない。幕よ永遠に降りるな!
そんな思いが感じられて切なかった。
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