去年の冬、きみと別れのレビュー・感想・評価
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純文学よりミステリー。
2018年初頭、中村文則原作の映画化が相次いだ。その2本目である。
フリーライター耶雲(岩田剛典)は、気鋭の写真家木原坂雄大(斎藤工)に密着取材を試みる。木原坂には過去に放火殺人の疑いをかけられて、殺人の罪は免れたが執行猶予つきの判決を受けた過去がある。
木原坂のなんともいいようのないモンスターぶりが、映画のトーンを決めてしまっていて、そういう意味では斎藤工の役割は大きい。
瀧本智行監督の作り出した湿った画面が効果的である。
「悪と仮面のルール」は小説でないと表現できないものがあって、そこが未消化だったが、本作は映画らしい編集で、おそらくは原作のエッセンスを汲んだものになったと思われる。
岩田剛典も好演であった。映像の仕事が増えてきているのも納得である。
スカッとジャパンスペシャル編?
内容自体は面白くて十分に楽しめた。
斎藤工の劇中の雰囲気が最高だった。
しかし、予告編で言われていた騙されるという部分に関してはイマイチでした。
騙されるというか後から物語が付け足されていき、結末の予測という騙すことに必要な前提の部分が浅かった様な気がした。
終わった後に悪役がしっかりと復讐されていてスカッとした。
湿度高め。
全体的にジメジメと陰湿な湿度の高い映画でした。ストーリーはなかなか面白かったのですが、終盤の役者の演技・言動の滑稽さと宣伝の仕方の下手さが否めませんでした。予告で、騙されるとか言ってしまったら身構えてしまって、結局オチで「こんなもんか」となってしまいます。
プロットが優れたサスペンス
岩田剛典は2016年の「植物図鑑」のときの演技に比べると、見違えるように上手くなった。真意を隠しながら仇敵にアプローチするというややこしい役柄をリアリティの感じられる演技でこなしていた。
猟奇殺人事件とその真相を追うジャーナリストという構図が、物語が進むにつれて徐々に崩されていくプロットは、とても優れている。「全員、ダマされる」というキャッチフレーズも強ち大袈裟ではない。
殺人の量刑は懲役5年から死刑まで幅広いが、放火も同じく懲役5年から死刑まである。二つが合わさった放火殺人となると、死刑になる確率が一気に上がりそうだ。この作品のリアリティはそういった法律的な側面にも裏打ちされている。
山本美月も相当に演技力が鍛えられていて、このややこしい作品でもなるほどと頷かせる演技をしていた。監督の演出も要所要所で作品の世界観から逸脱しないように気を配っているように見える。
プロットも役者の演技も監督の演出もとても優れた傑作だと思う。
あまりにも...
ラスト展開は誰も想像出来ないみたいな告知が多かった為、変に構えてしまい、あの後にまた何かドンデン返しがあるかと思ってしまった。やり過ぎの広告告知は、本当どうかと思う。客寄せは解るが、映画慣れしてる者にとっては、控えめな告知で意外なラストの方が嬉しいのだが。
ストーリー自体、確かに今までにあまりない展開だった。しかし、少し強引過ぎる所もあり、あり得ない感と違和感は拭えない。
斎藤工の怪演もキャラ設定が詰め込みすぎで、どっちらけ感あり。
まあ引き込まれる話ではあり、面白かったのは事実だ。
すごい
騙されるって人にも聞いたけど、騙されたっていうか圧倒された感があった。とても面白かった。映画はいつもあとどれぐらいで終わるんだろうかと思ってよく時計を確認していたけど、この映画は全く時間が気にならなかった。惹き付けるものが感じられた、、何回でも見ることが出来そう。
う~ん…なんか皆 哀しい…
久々に かなり入り込んでしまう作品だった。
まあまあ長い作品だろうが、私には長くは感じなかった。
色々書きたい様な気もするがやめておこう。
とにもかくにも 登場人物全員が 色んな意味で哀しすぎる…
そして その哀しみが複数の怪物をつくったのだとしたら、諸悪の根元は後ろ姿しか登場しない"父親"である事は間違いない!
最後に捕捉させて頂くとしたら、主演の岩ちゃんは決して達者な演技をする俳優さんではないかも知れないが、その淡々とした演技が此の役柄にはピッタリと合っていた様な気がしました。
それと、出演シーンこそ多くはないけどキーパーソンとも云える゙あきごを演じてた女優さんは『恋が下手でも生きています』(というタイトルだったと思うが)というドラマで主演の女優さんを喰ってるな~と あくまで私の主観だが そう思った人で、これまた とてもハマり役だな~と感じました。
前評判以上では無いけれど。
前半、睡魔にたびたび恐れましたが、ストーリーが展開するにつれて、面白くなってきました。すごい!騙される!の前評判が高かったので、それほどの驚きは無かったのですが、良く出来ていると思います。
お姉さん役の方、魅力的ですね。
凄かったです。
主演の方、最初はなんぼなんでもやり過ぎで下手くそだなぁと思いましたが、核心部に辿り着いたら納得しました。
北村さんのファンとして観ましたが、今回も凄くカッコ良かったです。
音楽はイマイチでした。
なぜあのエンディング曲に?
映画の内容は全体的に満足だけど、
見終わった後の余韻であのエンディング曲は酷い。
あれは無い。
選曲した人間の感性を疑う。
もう一つ残念なのは、CMや番宣でダマされるダマされると聞きすぎていたので、おおよその真相が序盤で分かってしまったこと。
主演2人の演技が良ければもっと騙されてたかな?
意外?
原作を読んでいないけど、この手の小説が好きな人なら、何となくオチは読めるのでは?と思った。それほど意外な展開ではなかったのは、映画だと時間が限られるから、原作ほど謎めいた作りにできなかったのかな?
それでも、キャストの演技力はみなさんよかった。今後の出演作に期待します。
想像以上!
原作は読んでいません。
恋愛感が強いのかなと思ってハズレても岩ちゃん出演してるからいいやと思いながら観に行きました。そしたら想像以上に良い作品でした!
ずっと何も騙されてないな〜あれ?と思ってたのですがタイトルの意味を知って驚き!騙されました(笑)
時間がある方は是非観てほしいと思います!!
少しだけ泣きました(笑)
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