ルームのレビュー・感想・評価
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ある意味新しい
予告編から気になっていたので鑑賞
もちろん前半の脱出のスリリングや感動はもちろんですが、後半の親子の葛藤など新しく感情移入して涙してしまいました。
見るべき作品、感じるべき作品だと思います。
ブリーラーソンには圧巻でしたが個人的にはショートタームの方が好きでした。
小さな世界と大きな宇宙
世界を知らない子供はママさえいれば幸せで、でもそれは母から見れば小さすぎる幸せで。もっと世界が広いことを知って欲しい母と怖がる子供の葛藤は見ていて相当辛かった。
ジェイコブくん演技うますぎて先が恐ろしい。
ふたりのその後は?
予告編から気になり評判もいいみたいなので情報カットで鑑賞。
作品は前後半構成になっていますが、後半部分が描き切れていない感じ。それでも2時間以上あるけど。
物語は後半部分がメインになります。
唐突なシーンは数か所あるけど意図した演出。
ふたりのやり取りや描写はあえて控えめにして、周りで起きていることは観客の想像に任せている。
それでも後半部分をもっと描いてほしかった。
エンドロールが出たときは、「もう、終わり?」と思うほど。
そこまで見入ってしまった。
映画とはいえ、ふたりのその後の幸せを願ってやまないです。
大人と子どもの見ている世界は違う 世界は広くて大きいんだ って事を...
大人と子どもの見ている世界は違う
世界は広くて大きいんだ
って事を実感していく
だから時間が足らないって言葉響いた
大人は、「急いで、早く」って
そうだよー、言っちゃう
子どもは色んな事を吸収していって
適応していくんだ
辛い思い出だけどそれが全てだった
最後、さよならするとこ!!
号泣。。
結構現実的な話でしたね
時々本当に起こる何年間監禁されてましたもの。
その部屋から助けられたとき、幸せが待っているはずなのに。。。
冷静に考えると「そりゃ周りの見る目があるよね」ってなりますね。
ただ、映画なのでそこは劇的に感動的にするのかと思っていたら、そのまんまお母さんは病んじゃうから「あらっ」ってなりました。
子供の方は適応力が早くここも現実的だなぁと思います。
子役がすごく可愛くて話自体も面白かったけど、感動はしなかったですね。
感動したくて観に行った作品だったのでそこは残念でした。
構成がうまい
監禁されている状態からどうやって脱出するのかというストーリーで終わらせるのではなく、むしろその後のケアについてまでしっかり描かれた作品でした。この2段構えによりまったく飽きることなく、画面にくぎ付け。
前半の監禁シーンでは精神的・肉体的な痛みが見えてくる。しかし辛い中にも希望を描く細やかさ。しかし、後半では周囲との関わりによって変わってゆく心情が痛い。希望の中に辛さが描かれる。当事者目線をしっかり捉えたストーリー展開は絶妙で、母と子の果たして何が幸せの形なのかを問いかけた秀作です。母子の演技の素晴らしさ、カメラワークも見事でした。
子役の子が素晴らしい!外の世界に徐々に馴染んでいく感じ。自由になっ...
子役の子が素晴らしい!外の世界に徐々に馴染んでいく感じ。自由になってからの母子の苦悩、想像を絶する。
あと、出てくる動物も印象に残った。
おじいちゃんの行動は理解できなかった。
好きではない
最初のシーンから、狭い部屋のシーンより始まり息苦しくなりました。
只々、犯人に対する憎悪がこみ上げてきますが、逮捕されても
その後は、触れられず、親子と祖父母との生活が淡々と進みます。
そして少し、事件の呪縛から溶けかけた所で、映画は終わります。
この映画から得られるものは、拉致されないよう気を付けること位でしょうか。映画なら、もっと魅せるシーンがあっても良いのでは、ないでしょうか。
子役君が最高!!
息を飲むような、二人だけの世界。
彼女は、可愛い息子に、ルームの、世界を、当たり前のように、楽しませて成長させたのだと。
彼女が、再び奮い起ったのも、やはり、息子の為だったのでしょう。
葉っぱには、若葉も、枯れ葉も、有ることを、頭の良い彼に、教えてあげたかったのか?
いろんな、意味で、怖い話でした。
そして、息子君の知りたい気持ちや、新しい物を、感じる喜び、そして、何より、唯一無二の母親への愛を、あの年で演じてたなんて、なんて、凄い子役君なのでしょう。
私が、一番、涙したシーンは、おばあちゃんのことも、大好きと、言ったシーンでした。
彼は、母親以外の誰かも、愛せる心に育ってました。
今年一番作品でした。
ルーム
2016年18本目の映画鑑賞。
7年間もひとつの部屋に監禁されているジョイと、
その間に生まれ、
部屋の中しか知らない5歳のジャックが辿る予測不能の運命が描かれてます。
映画は前半のインサイドと後半のアウトサイドの2部構成になってます。
チラシを見る限り、サスペンス映画だとは思ってませんでした。
チラシの背景をよく見ると、
外に見えて部屋の中になってます。
なるほど。
どうやってこの部屋から脱出するのか?
想像を超える方法での脱出でした。
ジャックの数少ない言葉で、
監禁された場所を見つけるのは凄い。
脱出してハッピーエンドだと思っていたら、
前半よりも大変な展開でした。
ウイリアム・H・メイシーをもっと見たかった。
とにかく涙が止まらない映画です。
事件の最中と事件後の日常生活を淡々と
命懸けの脱出や犯人との対決に挑む被害者や、ずっと泣き崩れて暮らしてきた家族や友人などは出ないので、ドラマチックな展開が好みの人には向かない。
女性が7年間監禁されるという大事件の最中、被害者の女性は生きるため子供のために日常生活を続けた。被害者の家族は悲しくても日常生活を送るしかない。突然事件が解決しても、新しい日常生活のために被害者や家族たちは苦しんでいく。事件を理解できない息子にとっては、日常生活が定義から変わってしまう。
被害者の父、母、義父の孫に対する態度の違い、マスコミの正論だけどデリカシーの無い質問などが印象的。 暗い話だけど、ジャックがとても可愛かった。それだけが救い。
後からジワジワ来る
自分に置き換えたり、子を持つ親の気持ちで観たりと、色々な感情移入ができる。絶望的な環境の中でも、親子の微笑ましい日常生活があり、悲しみばかりではない。外の世界に出てからも、一貫した息子・ジャックの純粋な心に、母親始め大人たちも救われる。観終わってしばらくたってからも、心に残る作品。
母は偉大!
あまりお金もかかってない小品ながら、テンポのいいストーリー展開と時々挿入される子供目線での映像にとても心が温かくなりました。同時に元気づけられました。世界はこんなに面白いんだと改めて教えてもらったような気になっています。
多分原作がとてもいいのでしょう。脚本も原作者が書いてるようで、ジャックの放つ短い台詞があまりに上手。そして、子役の演技もさることながら、彼を見守るママとグランマの2人の女優の演技がこれまた、母性の何たるかを思い出させてくれます。
やっぱり母は偉大だねと思うとともに、そこから飛び出していくのも男の子の仕事です。この2人の未来が幸せになりますようにと、映画のことながら、真面目に祈りたくなりました。
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