殿、利息でござる!

劇場公開日:

殿、利息でござる!

解説

「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化。時代劇では初主演となる阿部サダヲほか、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華キャストが共演。物語の舞台となる仙台出身のフィギュアスケート選手・羽生結弦が、仙台藩の第7代藩主・伊達重村役で映画に初出演を果たした。「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」の中村義洋監督がメガホンをとり、時代劇に本格初挑戦。江戸中期、財政難のため民衆に重税を課す仙台藩では、破産や夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた宿場町の吉岡宿でも年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎は、町の行く末を案じていた。そんなある日、十三郎は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治から、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。計画が明るみになれば打ち首は免れないが、それでも十三郎と仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進める。

2016年製作/129分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2016年5月14日

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(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会

映画レビュー

3.5羽生くんの登場にはたまげた意欲作

2021年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、松田龍平、山崎努と、よくもまあ、これほどの芸達者な面々を集めたものだ。それもこれも、中村義洋監督と鈴木謙一が共同で手掛けた脚本が抜群に面白かったからに他ならない。昨年亡くなった竹内結子さんの美しさが際立ち、もう会えないということに愕然とさせられる。そして極めつけは、“殿さま”役で銀幕デビューを果たしたフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦選手。撮影日までキャスト陣にも秘密となっていたこのキャスティング、当日はさぞかし多くの俳優陣がひっくり返ったことだろう。

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大塚史貴

3.5良かった~

2024年4月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ドラマ、『不適切にもほどがある』がけっこう面白く、阿部サダヲさんの出演作を探していてら、こちらがヒット。

皆様のレビューでコメディではなく、人情ものということはわかっていたけど、
心温まる良い話でした。

日本人の、良いところが沢山ありました。

俳優陣もなかなかのメンバーでした。

千葉雄大さんは、いつ観ても童顔だわね~

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seiyo

3.5面白かった

2024年2月18日
スマートフォンから投稿
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まゆう

4.0ホンッとに偉いのは、アンタじゃない!

2024年2月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

もっとコミカルでジョークの効いたお笑い寄りの作品かと思ってたら、とんでもない!
かなり沁み入る作品だった!

史実という事だが、当時にこんな献身的な市井の民が居て、それに見事に応える粋な権力者が存在してたとは驚きでした。
改めて伊達7代目を調べてみたくなった。

江戸時代の人々は皆ニコニコしていた〜…、などとよく目にするが、やはり貨幣経済が育つに連れ、そんな精神は歪んでいくものなのか?……とも。

資本主義国家では、やはり偉いのは資本家資産家で労働者は最下層であって、皆を慮る中級階級や一生懸命汗を流す労働者は、偉くもなんともないのは今日の現代を生きていれば解る事。
そんな現実を解っていても、こんな作品に出逢うと、ホンッとの人間として生きるべき道を教えてもらえた氣持ちになる。

キャストも好メンバーで、紅一点(と言っては失礼かな?)の竹内さんがなんとも嬉しい。
エンドロールでは、忌野さんが、日本の名曲をシャウトしてくれて、これだけでも感涙!
映画館の音響で観たかった作品。
こんな傑作だとは観るまで気づかなかった!

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奇妙鳥
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