イニシエーション・ラブのレビュー・感想・評価
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前田敦子を一段上のグレードに連れて行った堤幸彦監督の意欲作
「モヒカン故郷に帰る」から遡ること約1年、前田敦子は松田翔太と先に共演をしていたことになる。
この映画は、堤幸彦マジックとでも言おうか、前田敦子を一段上のグレードに連れて行った作品と
いえる。それほどに役どころとベストマッチで、前田が出演した数多くの作品群のなかでトップ3に
入るほどの当たり役と言って良いのではないか。
いやはや、それにしても「男にとって理想の女性」って一体なんなんでしょうね。
やっぱり映像化は難しい
なぜか急にオススメに出てきて、そういえば見てなかったし、原作を読んだのは遠い昔でたぶん忘れている部分も多いし、再読の気分で鑑賞。
叙述トリックものの映像化はやっぱり難しいんだなという印象。
原作が手元にないので未確認だが、読んでいたときsideAの鈴木はガリガリで前髪が長いビン底メガネ君をイメージしていた記憶があるので、冒頭から鈴木Aの太っちょ設定に驚いた。個人的に、太っている方が生理的に苦手で、太っちょ鈴木に感情移入できなかったのが自分の中で評価が低い主な原因だと思う。ガリガリ鈴木なら「ピュアでカワイイなぁ」と思えたことが、太っちょ鈴木に対しては「気持ちわるっ!」てなってしまった。なんという偏見。
しかし、sideBの鈴木=松田翔太さんと同一人物だと錯覚させるために必要な設定変更だったんだとも思う。太っていて冴えなかったけど痩せたら実はイケメンだったというのはよくある設定だし、実写では別の俳優さんが演じることも多いから、そういう演出だなって誤認させることができる。叙述トリックを映像化するための苦肉の策だったんだろう。
ラストの時系列を並び替えてダイジェストで種明かしするところは親切だし、映像化ならではの演出なのでよかったと思うが、鈴木Bが静岡に戻ってきちゃって鈴木AとBが鉢合わせしてしまうのは蛇足。イニシエーションラブとは??おまけにそのシーンで繭子が鈴木Bを「たっくん」と呼んでしまったので、余計に主題から離れてしまったように感じた。
SideBで痩せたよなあ!
正直どんでん返しなやつに飢えていたので、キャッチコピーの
「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る」
につられて見てしまった。
確かに、途中まではだまされていた。ただSideBの途中から既視感というか、あれ?って思い始めていて、この話、どこにどんでん返しとなる要素があるんだ?とか思ったんだよ。
見ながら頭の中で
もしかしてAとBで別人ってことか?
と思い始めて、そうすっと時系列じゃなくてもいいから、二股の話か?と思ってたところに、Bの下の名前がユウキではない事が判明してしまった。
最後の解説5分間位は、完璧に俺を納得させてくれたよ。
個人的にはあ想像通りだった。
女ってこえーな。
いや~これは何ですか???😱
もうこれ以上のない完成度。映画としても、ミステリー?サスペンス?としても満点・・・そして何よりも恋愛映画としてこれほどの非の打ち所のない本作品は、🎦恋は光に匹敵する素晴らしさを持つと言っても過言ではない。双璧であろう。
また、特に最近の伏線回収のオンパレードの上から目線のどや顔のサスペンス映画と違って、シンプルにそぎ落とされたたった一つのアイデアで、ものの見事に突き抜けるシンプルな美しさ、これこそヒッチコックが目指したミステリーサスペンスの神髄、まさにそれを体現。
映画としては前田敦子と言う女優の魅力を余すことなく引き出すことに成功した、まさに小津クラスの演出の妙。また昭和世代にとってこれ以上の無いサンプリングムービー。全てのファクターが映画の小道具として散りばめられている繊細さ・・・・
堤監督への偏見が一掃された作品。いや~もうこれは・・・・・なんというか、老若男女を超えて見て貰いたい、超ド級の傑作でした。
数学?物理?
なんとなく見始めた。
以外と面白い、特に80年代の描写が懐かしい。
数学と物理の違いには気がついたが、ラストのどんでん返しは分からなかった。やられました。
みんなコメントしてますが、男は女の手の上で踊らされていることを再認識しました。
あまり細かい事は気にせずに、騙される事を楽しみましょう
いったい誰がその結末を予想できるのか!(笑)
何かあるとは解っていながらも見事にしてやられたラブストーリー。
邦画史上稀に見る大どんでん返しで、途中の情けない男へのイライラやもどかしさなど、全てを吹き飛ばす驚愕のラスト5分。
見終わった後、何度も戻して確認し直してしまいました。
後から見直すと「なるほど!そこがトリックだったのか!」と映画制作陣が手がける仕掛けに感心します。
時代背景が80年代だからこそ出来たこの巧妙な脚本。
しかし仕掛けが良いからこそ、その他のストーリーの細かい部分が気になってしまう所もありますが…
ネタバレ絶対厳禁なので、何も考えずに騙されて楽しんだらまた他の人に紹介して反応を楽しみ、どんどん驚愕の輪を広げていきましょう⭕
前田敦子がどハマリしてる。
懐かしい恋愛ストーリーでその都度流れる曲もどハマリしてて
ニヤニヤが止まりません(笑)
でもなんかヘン。
ただの純愛でもなさそうな何かがある。ミステリーなのかコメディなのかパロディなのかサイコなのか
ずっと、なんか変、懐かしい。なんかヘン、懐かしいの繰り返し(笑)
そうやったんかーーーい!!
ずっこけました。
前田敦子すごい。演技が的確。適任。キャスティングした人天才。
当時、ぶりっこと言われでもしたたかで強い女がいたなぁ。
狙いを定めたらとりあえず既成事実を作ってしまう自信満々なキャリアウーマンも。
君は1000%と前田敦子のアイドルキラキラな
シーンだけで爆笑するほど可愛い。ビキニじゃなくてワンピースでポニーテールっていうのがもう、もう、あの時代のそれ(笑)。○子……おそろしい子…。、
【”木綿のハンカチーフ”そして”ルビーの指輪。””酷いじゃないか!鈴木君!”からのまさかの”天竜〇〇駅返し!”面白いけれど、怖いなあ・・。所詮、男は女性の掌の上で、踊っている生き物なのである・・。】
ー 今作は、トリッキーだが面白き原作を読んでいた事もあり、映画はスルーしていた。
が、公開日から七年近く経って観賞すると面白かった作品である。-
◆感想<Caution! 感の良い人は分かると思うので・・。>
・前田敦子さん演じる、マユコの可愛い子ぶった演技が、秀逸である。
ー ”お腹が痛いの・・。”そりゃあ、そうだろう・・。
”便秘だったの・・”それは、言ってはイケナイのではないか・・。-
・”タックン・・。”
・”絶対なんてない・・。”
・SideA とSideBの作品構成と展開も秀逸である。
<”タックン”が東京から、静岡に向けて”かっとび・スターレット”(ナツカシイナア・・。)で、一生懸命に遠距離恋愛をしていた時に、マユコは・・。
所詮、男は女性の掌の上で、踊っている生き物なのである・・。怖いなあ・・。
それにしても、木村文乃さんに告白されたらそりゃ、心動くようなあ・・。おバカ男の感想である。>
素直に騙された方が楽しめる
舞台は1980年代の静岡市。当時の懐かしいヒット曲をBGMにして、主人公・タッ君とマユの恋愛模様、意外な結末を描いた異色作。
大仕掛けのトリックはない。巧妙なストーリー進行に騙されるが、結末までのラブストーリーの出来が良く、思い切り感情移入できる。
タッ君役・松田翔太は、仕事と遠距離恋愛の両立に苦悩し、新たに出会った女性に揺れ動く若者心理を好演。マユ役・前田敦子は、愛くるしい小悪魔的演技で、女性の強かさを表現している。
騙されまいと身構えず素直に騙されよう。その方が結末のインパクトは強烈で楽しめる。
あなたは必ず2回観る。だと?
可もなく不可もなくです。
普通に世の中でこんなことしてる人はたくさんいるでしょう。恐ろしいことですが・・・。
前田敦子さんは演技が上手いと思ったことはなかったが、今回は非常に良い。
難しい配役を上手にこなしていたと思います。
ラスト5分のどんでん返しなどという謳い文句は別にいらないです。
ハードルが上がってしまうので。
最後にあれだけ易しく伏線回収してくれたら特に2回見る必要ないですね。
もし、最後の説明が無ければほとんどの人が2回観るでしょう。
ミステリーとして原作読んだ私には…
原作を今日読み、映画を今日観ました。
ミステリー要素で読むか、恋愛要素で読むか、で解釈が変わるような気がする本作。
映画はわかりやすく噛み砕いて表現されてました。
女ってこえーってのが、本作への感想。
以上!
星3の理由は、もっと難解にして欲しかったです。
最後の5分、全てが覆る。とあったので期待はしていのだけど、あっと驚...
最後の5分、全てが覆る。とあったので期待はしていのだけど、あっと驚くって感じではなかったなぁ。
80年代の音楽満載で、テンポもよくて観やすかったと思う。
どの時代も恋愛はどうなるかわかりませんね(笑)
あっちゃん、いいじゃないの
面白かった。めっちゃ騙された。もう1回見たい。
ネタバラシもしっかりあってよい。
気になるところあったけど気付けなかったたのがすごいくやしい。
世代がばちっとはまればもっと楽しめたはず。80年代を生きていた人におすすめ。
70点
個人的に評価が高い作品。
松田翔太が相変わらずかっこいいのと、前田敦子のいい感じのぶりっ子具合。木村文乃のいい女感。それぞれ配役が素晴らしく良い。
次に時代とともに移りゆく松田翔太の服装やタックンや前田敦子らが海に行った時の格好や雑貨など、その時その時の時代のものが感じられる点が良い。
もちろん大どんでん返しも素晴らしい、これは人に進めたくなるし2回以上見たくなる要素がふんだんに詰め込まれている。
是非。
原作ファンにこそ見てほしい
原作を先に読みましたが、
sideAとsideBをこう繋げるのか…!
ラストはこんなになるのか…!
と驚きの数々。
あのトリックを映像化するのは
あっぱれでした。
あとは、あっちゃんの魅力が光る作品ですね。
曲やファッションもいい!
上手に秘密が隠れてると思う
種明かしを知っている人と2人で鑑賞し
「何か気付かない?」と度々煽られて見ていたけど、結局最後まで種は分からなかった。
マユが服を選んでいるところ、一度着ていたものだと分かったのに
また似たような服を買おうとする、いつまで経っても変わらない子供っぽい彼女という表現かと思ってスルーしてしまった。
80年代ってまだ黒電話あったの?とどうでもいい部分が一番気になってた。
ちゃんと見たことがなかったあっちゃんの演技と、あざと可愛い姿をいっぱい見られて良かったです。
小説は結末が違うんですね。読んでみようかな :-)
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