パッセンジャーのレビュー・感想・評価
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美男美女でなければ、この状況はホラー
だって宇宙船の中で目覚めたのがたった2人ですよ。キモい中年男と美少女とか、鬼ババアみたいな女と紅顔の美少年とかの組み合わせだったら、ロマンチックどころか怖い話になってしまうよね。
ともあれ、単純なロマンチックサスペンスではないことだけは確か。クリス・プラットは陽気なナイスガイの役が多いが、今回は陰のある役。これもなかなか悪くない。ジェニファー・ローレンスも上品な魅力があっていいけど、この女優さんはもっと泥臭い役の方が演技力を活かせる気がする。
それでも、メインの2人に、アンドロイド役のマイケル・シーン、ちょこっと出てくるローレンス・フィッシュバーンだけで、ほぼ全編の緊張感を持続させる演技と演出はさすが。宇宙船内のセットもよくできていて、お金かけたんだろうなあという印象を受けた。
本当に選択できるのか?
120年後まで冬眠するということは、今の世の中を捨てて一旦死ぬのと同じ。
家族や友人たちと別れを告げて自分だけ120年後の人生を歩む選択できるのか?
アメリカ人はそれでも自分の選択した道を進む人はいるかもしれないが、セリフでもあった物理的自賛と私は考える。
そもそも冬眠からちゃんと目覚められる保証もないし到着した星で安全な生活ができるとは限らない。
大掛かりな詐欺に5000人がひっかかっているという話?将来のことを案じる人に向けた生命保険の商品みたいだなと思った。
ジェニファーローレンスはよかった
120年後の惑星へ移住する為に宇宙船に乗るが、冬眠カプセルの不具合で90年も早く目覚めてしまったジムがカプセルで眠る作家で美女のオーロラを気に入り勝手に起こしてしまう。
これは美男美女だからこそ恋愛に発展したわけで、もし生理的に受け付けないような男だったとしたら殺意しかないだろう。ジェニファーローレンスの演技は本当に破壊力がある。
科学技術??
冒頭、いきなり隕石群に突っ込む。
シールドが作れるくらいの技術力がありながら、予測、回避できなかったのか?という疑問から始まってしまう。
あらすじから、男女が冬眠状態に戻るのか、そのまま生活して、子供が受け継ぐのかと予想したが、90年間だと子供も近親間で2〜3代は必要で無理があるし、うまくいったところでハッピーエンド感はないし、、
まー、妥当な終わり方だったのかな?とは思う。
目覚めた直後の機械の融通が効かないコンピューターチックな対応が、風刺っぽくてよかった。
冬眠から目覚めることなんて、想定してねーよ的な対応。。
片道120年で行き先になっているところは、いつ、どうやって開発したのか?
その120年を待たずにどんどん船が行ったり、来たりを繰り返さないと成立しなさそうな設定。
その間にどんどん科学技術も進歩しているだろうし。
やはり、その辺りの詰めができてなく、ツッコミどころになってしまう。
最後の爆発を収めるところも、逆にこれまで何年も保っていたのにと思ってしまうし、そんなアナログな方法で?との疑問が気になって、集中できない。。
SF作品は設定がいかに重要かを再認識します
星間航行中の宇宙船で予定よりも早く人工冬眠から目覚めてしまった乗客が孤独の葛藤や航行の危機に立ち向かうストーリー。
これ自体は半世紀以上前から使われている設定ですが、SFものは大体が先発の作品に何かしら影響を受けているものがほとんどですし特に良し悪しということはない印象です。
しかしながら作品中の設定やストーリーに粗さが見られるのがいただけませんでした。
個人的に感じた突っ込みどころは、
・人工冬眠装置の故障は隕石の衝突によるものでしたが、物理的な破損に対する対策がなにもなされていないのは設計からしておかしいのでは?
・エネルギー手段が核融合装置であれば熱による暴走は起こり得ないのでは?
核分裂反応と異なり炉心が安定しなければ融合自体ができなくなるのが特徴なはずです。
ただこれは現代のそれとは違う原理だと反論できるものとも思います。
・亜光速で動いている機体の重力装置が故障した場合は穏やかな無重力状態にならず、加速度方向に引っ張られてしまうのでは?
・主人公と同じく装置の故障で目覚めた甲板長が2時間程度で退場させられるのはさすがにシナリオ回しのためのこじつけ感が強いです
SF作品は現実に無いものに対していかに説得力を持たせられるかが重要だと個人的には考えます。
その点ではちょっと残念な部分が多い作品ではありました。
ただ、アカデミー賞の美術賞にノミネートされただけあり、宇宙船の外観や内装はとても秀逸です。
特にキャビンは極端に未来的な作り物感がなく、「ありそう」なデザインとなっており、またCGらしさも少ない丁寧な作りなのが良かったです。
話の内容はともあれ映像美は楽しめました。
冒頭のひきが良い
気になる所(後述)もありますが、世界観?が面白いです。
冒頭の衝突事故を丁寧に描いてて、もうこの時点で
楽しかったです。
設定もよく、主人公が戸惑う部分も丁寧に描かれてるので、没入しやすかった。
宇宙船の設定も好きです。
まあ、後半、ラストは微妙ですが。
前半が好き過ぎてBD買いました。何度も観てます、、前半だけ
ラストはもうちょいなんか欲しかったな。。
気になる、というか不思議な点は年代設定。
ニューヨークとかピューリッツァー賞とか単語が出てくるので近未来かと思いきや、
遠心力ではない重力制御ユニットがあったり、
コールドスリープは、数十回の航行実績があるとかのセリフ。
重力を自在に操るのは机上の空論でも無理な高難易度な技術、
数十年掛かる航行を何十回もしてるなら、数千年は未来なはず。。
あえてなのか、作中では年代については一切言及されないです。なんかそこら辺だけ妙に引っ掛かってます。。
タイトルなし(ネタバレ)
無機質で金がかかってるな的SF映像が大好きな私、歓喜
登場人物が少なくその分映像が広く見えて壮大
超クール
ただこれがラブストーリーなのは理解不能
吊り橋効果っていうんかイケメン効果なんかドラマティックに収まったが、私はクリスプラットがnot my typeなのでキモ男に秘密裏に覚醒させられた殺人事件でしかない
しかもその事実を言わずに手作りの結婚指輪まで作って
プロポーズしようとしてたなんてサイコすぎる
ただ私がヒロインの立場で相手が平野紫耀ならヒロインと同じように結果 宇宙を見ながら最高の人生…って言っただろうし、本に素晴らしい人生だったって書き残しただろうから全ては顔に限るなというペラペラの感想だけが残る映画に
画になるふたり&豪華なCG
が見どころです。
ストーリーはなんかどこかで聞いたような話、
ラブストーリーがメインみたい。
IDを渡すために登場させられて、あっという間に退場させられるクルー(笑)
深みはありませんが、
分かりやすくて気楽に見れるSFでした。
もうちょっと
救援要請の伏線回収とか、
他にも起きてくる人がいて子孫を繋いでいく、みたいな
凝った要素があればねー。
いや、目が覚めてしらないおじさんと船内に2人きりだったら恐怖ですけどね。というオーロラ目線の脚本なら違う面白さがあったかも。
考えててふと思った、これは
身分違いのお姫様を強引に娶る(古典的な)男子の夢物語なんですかね?
それならその暴力性をもっとグロテスクに描いてほしい、それかむしろ、エロに振り切ってほしい(笑)
壮大なテーマをバックに繰り広げられるよくある人間模様
悪くなかった
別の星に移住するための宇宙船で、コールドスリープから90年早く目覚めた主人公。1人が耐えられなくなり、美女を目覚めさせ一緒に過ごしていたが秘密がバレて関係が悪くなる。そんな状況の中船に問題が起きていたことがわかり、2人で協力して問題を解決し、ラストは関係が修復し、2人は人生を共にする。
•面白かったが予想通りに進んでやっぱりなという感想になった、、
セコい主人公NO1映画
とにかく主人公がセコいぜ!
予告編では壮大なラブストリー風だったけど、本編見たらとにかく主人公がセコかった
超えてはいけない一線を越えてから「あ、もうコイツ無理や」ってなる
下手したら殺人よりもタチ悪いかも
コロニーに移動する宇宙船に乗る5000人のパッセンジャー
彼らは皆んなコールドスリープで眠っているのだが、トラブルで途中1人の男が起きちゃう
ショートスリーパーだったのかな?
コロニーに到着するのは90年後だと知り、イオンくらいでかい宇宙船内を満喫しようとするけど病む
部屋もゴミ屋敷みたいになって、宇宙空間に身を投げようかとも考えるけどそれもできず
1人がしんどくなった主人公はコールドスリープでしておるやつの中で一番可愛い子を選んで起こす
しかも事故を装ってるのがダサい
初対面の「っあ、、、」って顔見てらんない
宇宙空間に2人きりなのでもちろんロマンチックな雰囲気になっちゃう
そりゃあそうだよね。ジェニファーローレンスは相手が僕でも好きになっちゃうよね
結局ロボットにスニッチされて修羅場
Gama Set
男女の目線で評価が分かれるかも
旬の俳優、クリス・プラットとジェニファー・ローレンスW主演の本作、期待大だったがまさかの劇場スルーしてしまったという痛恨のミスを犯した。観に行かなかった分批評家サイト等をチェックしていたが、全米興収はまぁまぁという推移であり、評価もそこそこという結果だった為、勝手ながら期待値が下がった状態での鑑賞となったのだが、それなりに楽しめる作品だった。
不運なことに目的地の惑星に着く何十年も前に目覚めた男が、希望を見いだせず自暴自棄になりながら過ごす中、ある女性との出会いが彼を変えていく。終始宇宙船内部の出来事となるが、船に降りかかる災難や、二人の恋模様等の描写が丁寧に描かれており、116分を余す所なく使っている印象だった。
近年、地球外が舞台となるSFの良作が次々と現れるなか、本作はそれらと肩を並べられる程まではいかないかもしれない。どうすることも出来ない状況での絶望感や、彼の心情は良く描かれているものの、宇宙の恐怖を描いた「ゼロ・グラビティ」や火星での奮闘を描くリアルSF「オデッセイ」、壮大なテーマを持つ「インターステラー」に比べるとメッセージ性やストーリーのレベルはどうしても下がる。
だが本作の特徴である、「男女が目覚めるはずの無い所で目覚めた」という部分が他作品には無い印象を残し、この部分は男女できっぱり評価が分かれるだろう。その際に主人公の行動に「極限状態では仕方ない」と判断するか「最低の人間」と判断するかで大きく評価が分かれる作品となっている。
最後に、宇宙船のデザインは素晴らしいと思う。いわゆる方舟的存在の船のため、居住空間に重点を置いているのだが、何でもかんでもシステム管理されている宇宙船の弱点が物語の軸を握っているのも面白かった。物事には100%は無いが、「この船に不具合なんて起こるはずがありません」とキッパリ言ってしまう辺りは大勢の入植者を抱える船としての備えがゴミで笑ってしまった。
主要人物は2人だけワンシチュエーションなのに展開に飽きない
2人が早く目覚めるだけの地味な映画かと思ったけど全然良かった。
主要人物は2人だけ、ワンシチュエーションなのに展開に飽きない。
オーロラ(ジェニファー・ローレンス)が事故で起きたのではなく、ジム(クリス・プラット)に起こされたことにより、2人の関係に緊張感が生まれる。いつバレるんだろう...と刑事ドラマで犯人を知りながら観てる時と似たドキドキ感を味わった。
オーロラを起こしたジムに対して最初は「気持ちわる...」と嫌悪感を抱いていた。しかし、1年も独りであの空間に居たらと考えると起こすのも無理ないかも。自分でも誰か起こしそう。
好きすぎる世界観
宇宙ものが好きで鑑賞。いやー、めちゃくちゃ好きな世界観!しっかり設定でジムよりオーロラの方が位が高いのもわかるし、途中で悪気無いバーテンダーの一言で絶望するオーロラの迫真の演技、最終的にオーロラが選んだ選択とその選択の表現の仕方‥個人的に宇宙もののベスト3に入ります。個人的にはジムの目覚めに関してはシステムトラブルによるステーション側が修理の為に起こしたにして(実際途中でもう一人起きてくる人が船長だから、この船長も「対処できる人物」として起こされたとか裏設定としては「一番腕のいい技術者」をシステム側が起こしたまであるかもと思っている)、そこを折り込んでくれてたら常につきまとう「結局ジムの行ったこと」に対しての未消化感が解決できてより感情移入できたかと思うけど、大満足でした!
ジェニファー・ローレンスの演技力が光る一品
宇宙空間のただなかに浮かぶステーション。そこにはカプセルに入った人間たちが山のようにおり、新天地に到着するまで深い眠りについていた。しかし、主人公はとあるトラブルのせいで、予定よりも早く覚醒してしまう。再び眠ることもできず、ひとりで暇を潰す日々。しかし人間は社会的な生物。単体ではたとえ身体は持っても、精神が持たない。そこで魔が差してしまった主人公は、一人の女性に興味を抱き…。
というのがあらすじですね。最初から最後まで首尾一貫した良いストーリーだったと思います。作者が視聴者に何を伝えたいのか、よく分かる作品です。
また、ジェニファー・ローレンスの演技力も凄まじいですね。特にあの幸福だった日々が一気に瓦解するシーンなど、とても印象的です。
面白かった。こういう設定好き。
宇宙船内は豪華な設備なので、一人でも1年ぐらいは楽しめそう。
まして美女と二人だったら死ぬまで楽しいんだろうな。
などと想像してしまうのが映画の良いところ。
美男美女二人の船内での生活が美しい。
ただし実際は、お互い老けていくし、毎日会うのがアンドロイドのバーテンダーを除いて二人だけって気が狂いそう。
食べ物とかどうなってるのとか、病気しても医者もいないとか、(蘇生できる装置があるから色々治せるのかな?)現実を考えれば恐ろしいことだけど、2時間で観る想像としてはアリというか、これぞまさしく映画だから見せれるものって感じ。
男側の自分勝手な選択だけど、感動する場面もあって、SFロマンスを楽しめた。
ジムがオーロラを起こさなかったら、宇宙船が故障してて結局たどり着けなかったという事なのかな。あと最後は一人ポッドに戻れるという選択肢を残しているから、結果論だけど、一応倫理的な救済も考えてある。
その上でオーロラはポッドに戻らなかったという美しい解釈を自分はしました。
『理想に囚われてしまうと、今すべきことを見失う』という最後のメッセージは、宇宙船ではなく、現在の自分の状況においても考えさせられるものがあった。
Happy End ?
観たことはあったのに、なぜかラスト等を忘れていた作品です。
偶然にもWOWOWでやっていたので再度鑑賞。
途中のシーンはところどころ覚えていて、彼が宇宙に放出された後、彼女のコードが届かずに死亡。そんな感じだったかなぁ等と記憶をたどり寄せながら観た。
ラスト。光も土もないところであんな風に森林化する訳はないのだが、美しい光景だった。
①子供は生まれなかったのか?
②到着の4ヶ月前に目覚める理由は?
③理想の世界では本当に人間が住めるのか?
④1年後に帰ることにしていた彼女はどうやって冬眠ポットに入るのか
⑤お金が使えない理想郷でどうやって働き生活するのか
⑥水や食料は人間に害はないのか
等など、突っ込みどころは満載だが、とても素敵なラブストーリーだった。
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