インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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inside out
何故邦題をインサイド"ヘッド"にした。
頭の内側ってわかりやすいようだけどせっかく凝ったタイトルだったのに安直なタイトルになってしまった。
ピクサーの想像力には毎度驚かされる。
人格形成や記憶、不意に頭から離れなくなるCM、ボーッと他のこと考えてる時等、そうゆう表現で魅せる思考が面白すぎる。
この映画で起こる出来事がどれも誰もが一度は幼少期に経験したであろう事象なので共感しまくれるのもこの映画の良いところ。
一見すると悲しみは少ない方が良く、喜びが多い方が良さそうなのだが、悲しみがかるから喜びがあり、悲しんでるから周りの人が喜びを与えてくれるという正に表裏一体(原題:inside out)な関係ということを気づかせてくれる。負に思いがちな悲しみを肯定してくれるとても良いメッセージだと思う。
映画の初めはなんでもマイナス思考に考えるカナシミにイライラするように作られてるけど、中盤からは落ち込んでる時に無理に元気出させようとしてくるヨロコビへイライラするように作られてて観客にそうゆう風に感情的に思わせるのはめちゃくちゃ上手いなって思った。上手すぎる。
落ち込んでる時は元気に振る舞われるより悲しみを共感してくれる方が、思う存分悲しんだほうが乗り越えられるもんね。
ビンボンのラストシーンは悲しくていつも泣いてしまう。
子供のころに作った頭の中のキャラクターが記憶から消える間際に助けてくれるの、めちゃくちゃ良くない??
自分も昔作ったオリジナルキャラクターとかいたんだろうなとか思う。もう思い出せないけど。
ピクサーの中でもトップに食い込むくらいに好き。
「これまだ必要?"ピアノ教室の記憶"」 「ネコふんじゃったとエリー...
「これまだ必要?"ピアノ教室の記憶"」
「ネコふんじゃったとエリーゼの為にだけ残しといて、あと全部捨て」
最高(大笑)。うわぁ、原語版だと何て言ってたんだろう!?
私には一日の中で2回、昔あった厭なことを思い出してイライラするタイムがある。
友達に聞くと何人かは共感してくれるのだが、
たぶんアイツらの定時業務だな、と考えて苦笑するようになったw。
知り合いに、怒りたくて事実を好き勝手に組み合わせる人がいる。
感情列車(Train of thought)の具合が悪いんだろうなと思って、機嫌悪い時は離れるようにしているw。
ビビリの「ふぅ、今日も死ななかった」にめっちゃ共感。あるある、そう考える時w。
悲しみを相手と共有することで歓びが生まれる。映像で見せられるとしっくり肌に馴染む。
他でつらいことがあるから心許せる友達が尊く感じるし、恐怖体験があるからひとにやさしくできる。
そういう道徳心を、説教ゼロで育んでくれる映画かもしれないわ。
ヨロコビとカナシミの指令室への戻り方が、ただのドタバタに感じられてしまったのが残念で、その気持ちぶんマイナス0.2。
警報!女の子、女の子、女の子、女の子www
異色だが面白い
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小さい女の子の脳の中の中心部、管理部には感情を司る面々がいた。
名もそのまま、喜び、悲しみ、イライラ、ビビり、怒り。
基本は女の子本人に任せながらも、時として感情を発生させる。
そんな折に女の子一家は引っ越し、環境に馴染めない。
しかも脳内でトラブルがあり、喜びと悲しみが遠くへ吹き飛ばされる。
その間女の子から笑顔が消え、一人で前の家に帰ろうとする。
喜びらは管理部へと戻るために脳内で様々な冒険ををしてようやく帰還。
悲しみのやることはろくなことがないと思っていた喜びだったが、
悲しみの共有は家族や仲間の絆を深くすることに気付いていた。
なのでまずは悲しみに任せる。すると女の子は家に帰って来た。
そして昔の家に戻りたいと家族と本音で話すことにより絆は深まり、
結局は新しい環境に馴染むことが出来たのだった。
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人間の感情って全部自分の中にあるとは思えないくらい、
複雑に絡まったり制御できなくなることがある。
だからこんな感じで多くの感情が個人として存在する表現って正しいのかも。
そして悲しみという一見不要な感情が実は重要な役割を果たす。
これについても納得かなあ、少なくとも他者の痛みを知ることが、
人に優しくできることでもあり、他者への愛とも言えると思う。
正の感情、負の感情、全てに意味があるのが人生なんだと思った。
発想が面白い
何回も観ているが、毎回発想が面白いなーと思う。感情がそれぞれ頭の中で生きていて独立して動いているなんてなかなか発想できない。
『人間幸せな気持ちだけでは生きていけない。色んな感情があってこそ幸せが生まれる』というのを分かりやすくした映画かなーと思った。
ビンボンの最後がとても切なかったのと、喜びとかなしみがたまにウザかったので、4.5で。
ピクサーらしさが出ている
ハワイアン航空機内。
まさかの英語、字幕無し。
ですが充分楽しめました。
サッドネスかわいいなw
ピクサーは発想が素晴らしいです。
頭の中で感情達が大慌てしてると思ったら毎日楽しいですわ(^з^)-☆
joy sadness anger しかわからなくて、ムカムカとビビりは後から知りましたてへ。
ライリーが家出を留まりお家に帰って両親に泣きついたシーンは私も泣いてしまった。
詳しい会話がわからないから想像でだけど、多分今まででずっと我慢してたんだろうなと思うとつられてしまった(>_<)
日本語でまた見たい!
15.10.25
(n)回目シリーズ なんか謎に見たあと体力奪われる作品。 あれって...
(n)回目シリーズ
なんか謎に見たあと体力奪われる作品。
あれって感情が先か、ライリーが先かによると思うけど
ライリーが振り回されすぎて不憫なんだよね…
そして”悲しみ”もいたたまれないし、”喜び”がポジティブ陽キャ過ぎて学生時代思い出すからしんどい(笑)
私の脳みそがこんな風にファンタジーランドならいいなあって思いたい反面、自分の感情を頭の中のもう一人の私のせいにしたくない気持ちもあるよね。
一番好きなのはネコや犬のインサイドのシーンです。
”ムカムカ”が有能で好き。
トリプルデント~♪
子供から大人へ、"多感な時期映画"の大傑作!
体の成長と共に、"多"くの"感"情も大人へと変化する不安定な"時期"、それが多感な時期。
年齢でいえば12~15歳ぐらいでしょうか?、主人公がこのあたりの年齢の傑作は多いですよね。
代表的な作品だと、洋画は「スタンド・バイ・ミー」、邦画は「エヴァンゲリオン」。
両作共に多感な時期の登場人物が喜怒哀楽、感情剥き出しになるシーンが印象的です。
特に「スタンド~」は…
優秀な兄と比べられ
学校の先生に裏切られ
尊敬する父を馬鹿にされ
汽車に追いかけられ
と、主人公含む仲間全員それぞれの理由で"泣くシーン"がとても印象的です。
本作は、まさにそんな
多感な時期には泣く事も必要
というメッセージを、あの手この手の映画的手法を屈指して全編に渡り語った大傑作!!
ピクサーもディズニーも、CGアニメはあまり好きでは無いのですが、本作品は大好きなんです~
大切な事を教えてくれる
楽しい友達、ビンボン♪ビンボン♪
日本語吹き替えは、佐藤二郎さんだったんですね
大人になると少しずつ忘れる幼少期の思い出、私にもビンボンみたいな存在は居たのかな?
姪っ子にインサイド・ヘッド好きだよって言ったら、え〜。だって。
大人の方が考えさせられる映画なのかな?
意外にも
子供達とその友達が映画館で観たいと言うので、まとめて連れて引率鑑賞。なのでほぼ期待せずに観に行きましたが、なかなかどうして、面白かったです。自分も子供の頃、転勤族だったので主人公の気持ちが良く分かりました。ワカル~…でも大人になって引っ越しの事を思うと、親も大変だったんだな…とか思いました。色んな感情にそれぞれキャラがいて、話の展開も楽しかったです。気持ちよく帰れました😊
大人も子供も楽しめる傑作
頭の中で何が起こっているのかを、擬人化した個性的なキャラクターを使って描いている、笑いあり涙ありのアニメーション作品です。脳内のキャラクターたちの友情や喪失などをスペクタクルな冒険やアクションを交えて描いており、子供も大人も楽しめる作品です。
鑑賞していると、私自身が自分の気持ちをいつのまにか押さえつけていたことに気づき、鑑賞後は自分の気持ちをもっと大切にしようと思うようになりました。キャラクターたちやストーリーに励まされ、どこか気持ちが楽になったようにも思えます。さらに、作品内に登場する多様性豊かなキャラクターたちを通して、現実世界でも私たちは他者を押さえつけるのではなく理解し協調することが大切なのだと再認識させてくれます。個人的にはピクサー作品で一番好きかもしれないです。ライリーが年齢を重ねた続編も是非観てみたいと思います!
悲しみの肯定
11才の少女ライリーの頭の中の“5つの感情たち”─ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。遠い街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心の中で、ヨロコビとカナシミは迷子になってしまう。ライリーはこのまま感情を失い、心が壊れてしまうのか? というストーリー。
まず、この設定が秀逸。感情と思い出は密接に結びついており、それぞれに人格があることで一人の人間を動かしている。
ピクサーらしく泣かせポイント感動ポイントをしっかり抑えている。
カナシミに対してのイライラも解消されるようにしっかり作られている…と個人的には思う。
ただ精神世界が舞台となる訳だが、つまりこれはどういう心の作用か?ということを考え出すとピンとこない部分もちょこちょこあった。
基本的には子供向けなのでそこまで考える必要はない気もするが、大人が観たときに微妙に腑に落ちきらないところはある。
人間の頭の中をにぎやかに擬人化
2015年。ディズニー&ピクサー製作。
ライリーと言う名の少女の脳内には、
ヨロコビ(黄色)
カナシミ(青)
イカリ(赤)
ムカムカ(緑)
ビビリ(紫)
と言う感情が生まれてそだっている。
それらは「司令部」でライリーを幸せにするために日々頑張っているのだ。
ライリーに出来た「思い出」は黄色、青、赤、緑、紫の5色に色分けされた「思い出ボール」になります。
脳内司令部が主役の映画です。
一番の重要は「ヨロコビ」次が「カナシミ」
寒冷地のミネソタで育ち、なによりホッケー好きな11歳の少女・ライリー。
パパの仕事の都合でサンフランシスコに越してきます。
そこからアクシデントが次々と起こり、ライリーは無邪気さを失ってしまう。
心配した「脳内感情のリーダー、ヨロコビ」は、ライリーの幸せを取り戻すために命懸けの冒険の旅に出ます(つまり、脳内から、飛び出しちゃうんですよ!!)
何より重要なパーツは、
《思い出・・・》でした。
楽しかった記憶、悲しかった記憶、悔しかった記憶、
《それらは丸いキラキラな思い出ボールにしまわれている》
人生の成長・・・ヨロコビだけでは人生は成り立たない。
カナシミもムカムカもイカリも人生を構成する重要なパーツ。
この4つがあってこそのヨロコビ、だったのですね。
幸せだけを求めても、人生は深まらない。
と共に、大きくなって忘れてしまった日々の記憶が懐かしく愛おしく思えました。
ラストはじんわりときた。 大人への一歩。楽しいことだけではなくて、...
ラストはじんわりときた。
大人への一歩。楽しいことだけではなくて、悲しいことを受け止め、乗り越えて大人になっていくのだなぁって思った。どんな感情も人間を成長させてくれるのですね。
そして、家族で悲しみを受け止めてあげる。受け止めてもらえて、安心できる。すごく大事だなぁって思った。
それぞれの感情と関わりをよく描けていると思う。終盤につれてその良さがどんどん出てきた。
大人が観ても、いろいろ気づける良い作品でした。
いい映画。とっても面白い。
よくできている。
人の成長、感情の仕組みをうまく面白く作られていて、今まで見てきたアニメの中で1番と言っていいほど観たあと幸福感に包まれた。
楽しいと言う感情だけが大事ではない、
自分達の記憶には、確かに悲しいけど良かった思い出というのがたくさんある。
主人公の脳内を反抗期などを、うまく表されていてとても感動した。
これは誰かにオススメしたい…!!
未知の世界
足の裏が痒いのも、お腹が減ったと感じるのも全部脳がやっていて、自分の様々な感情もみんな脳の中でこんな風に作られているという着眼点の面白さが楽しめました。映像のユニークさもピクサーならではでしたが、主人公の成長物語はとてもシンプルな印象でした。
脳内劇団のはじまり、はじまり
どこかの小劇団が、学校の講堂とかでやっていた「体のしくみ」みたいなものを、ものすごく大掛かりに見せられている印象を受けました。
連休で、夏休みスタートだったこともあって、子供連れのお客さんが多かったのですが、ちょっと子供には難解だったかな。
最後にちょっとホロッと来ますが、演出のうまさで泣かされているだけで、私の中の脳内劇団が感動したわけではなさそうです。
将来的には、インサイドヘッドあるあるが当たり前になって、「私、カナシミがいなくなってるからさ、頭ん中で」とか、そんな会話が交わされるのかな。
多くの人が指摘していますが、冒頭に、正直どうでもいい日本語版オリジナルテーマソングと、短編映画が挟まってきますが、私はまあ許せました。(^ω^)
2015.7.19
人は感情で動く生き物
人は感情で動く生き物である。
逆に言えば、感情がなければ動けない。
誰の中にも、リーダーとなる感情がいる。
誰がリーダーでもいい。それは個性だから。
そしてその脳内のチームのバランスこそが
その人をその人たらしてめている本質と言える。
人間は、たくさんの感情同士がチームで協力しあって、
その時その場所での最善の感情を選択しようとするのだと思う。
最善の感情を目の前の人と共有しあえた時、
それは重要な想い出となるし、
必要な感情を選び損なった時、
記憶のゴミとなるか、
不適応を起こし、病気にさえなってしまうのかもしれない。
感情を伴う重要な意味のある想い出は、
特別な思い出として収納される。
そして、それが性格という島を形作る。
おふざけの島、どんな思い出が必要なんだろう。作りたい。
日本語吹き替えの声優がすごく良くて、
誰だったんだろうと思ってエンドロールを見ていたら、
その声優を知って心がいたむ。
ヨロコビが、間違えて記憶のごみ箱に迷い込んでしまったんだろうか。
もっとも恐ろしいことは、悲しみでも怒りでも恐れでも嫌悪感でもない。
感情をなくしてしまうことなのかもしれない。
色とりどりの感情の玉をいっぱい作って、眠りにつきたい。
そしたら、どんな夢が見れるかな。
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