インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
全62件中、1~20件目を表示
inside out
何故邦題をインサイド"ヘッド"にした。
頭の内側ってわかりやすいようだけどせっかく凝ったタイトルだったのに安直なタイトルになってしまった。
ピクサーの想像力には毎度驚かされる。
人格形成や記憶、不意に頭から離れなくなるCM、ボーッと他のこと考えてる時等、そうゆう表現で魅せる思考が面白すぎる。
この映画で起こる出来事がどれも誰もが一度は幼少期に経験したであろう事象なので共感しまくれるのもこの映画の良いところ。
一見すると悲しみは少ない方が良く、喜びが多い方が良さそうなのだが、悲しみがかるから喜びがあり、悲しんでるから周りの人が喜びを与えてくれるという正に表裏一体(原題:inside out)な関係ということを気づかせてくれる。負に思いがちな悲しみを肯定してくれるとても良いメッセージだと思う。
映画の初めはなんでもマイナス思考に考えるカナシミにイライラするように作られてるけど、中盤からは落ち込んでる時に無理に元気出させようとしてくるヨロコビへイライラするように作られてて観客にそうゆう風に感情的に思わせるのはめちゃくちゃ上手いなって思った。上手すぎる。
落ち込んでる時は元気に振る舞われるより悲しみを共感してくれる方が、思う存分悲しんだほうが乗り越えられるもんね。
ビンボンのラストシーンは悲しくていつも泣いてしまう。
子供のころに作った頭の中のキャラクターが記憶から消える間際に助けてくれるの、めちゃくちゃ良くない??
自分も昔作ったオリジナルキャラクターとかいたんだろうなとか思う。もう思い出せないけど。
ピクサーの中でもトップに食い込むくらいに好き。
異色だが面白い
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小さい女の子の脳の中の中心部、管理部には感情を司る面々がいた。
名もそのまま、喜び、悲しみ、イライラ、ビビり、怒り。
基本は女の子本人に任せながらも、時として感情を発生させる。
そんな折に女の子一家は引っ越し、環境に馴染めない。
しかも脳内でトラブルがあり、喜びと悲しみが遠くへ吹き飛ばされる。
その間女の子から笑顔が消え、一人で前の家に帰ろうとする。
喜びらは管理部へと戻るために脳内で様々な冒険ををしてようやく帰還。
悲しみのやることはろくなことがないと思っていた喜びだったが、
悲しみの共有は家族や仲間の絆を深くすることに気付いていた。
なのでまずは悲しみに任せる。すると女の子は家に帰って来た。
そして昔の家に戻りたいと家族と本音で話すことにより絆は深まり、
結局は新しい環境に馴染むことが出来たのだった。
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人間の感情って全部自分の中にあるとは思えないくらい、
複雑に絡まったり制御できなくなることがある。
だからこんな感じで多くの感情が個人として存在する表現って正しいのかも。
そして悲しみという一見不要な感情が実は重要な役割を果たす。
これについても納得かなあ、少なくとも他者の痛みを知ることが、
人に優しくできることでもあり、他者への愛とも言えると思う。
正の感情、負の感情、全てに意味があるのが人生なんだと思った。
ピクサーらしさが出ている
ハワイアン航空機内。
まさかの英語、字幕無し。
ですが充分楽しめました。
サッドネスかわいいなw
ピクサーは発想が素晴らしいです。
頭の中で感情達が大慌てしてると思ったら毎日楽しいですわ(^з^)-☆
joy sadness anger しかわからなくて、ムカムカとビビりは後から知りましたてへ。
ライリーが家出を留まりお家に帰って両親に泣きついたシーンは私も泣いてしまった。
詳しい会話がわからないから想像でだけど、多分今まででずっと我慢してたんだろうなと思うとつられてしまった(>_<)
日本語でまた見たい!
15.10.25
大人も子供も楽しめる傑作
頭の中で何が起こっているのかを、擬人化した個性的なキャラクターを使って描いている、笑いあり涙ありのアニメーション作品です。脳内のキャラクターたちの友情や喪失などをスペクタクルな冒険やアクションを交えて描いており、子供も大人も楽しめる作品です。
鑑賞していると、私自身が自分の気持ちをいつのまにか押さえつけていたことに気づき、鑑賞後は自分の気持ちをもっと大切にしようと思うようになりました。キャラクターたちやストーリーに励まされ、どこか気持ちが楽になったようにも思えます。さらに、作品内に登場する多様性豊かなキャラクターたちを通して、現実世界でも私たちは他者を押さえつけるのではなく理解し協調することが大切なのだと再認識させてくれます。個人的にはピクサー作品で一番好きかもしれないです。ライリーが年齢を重ねた続編も是非観てみたいと思います!
思い出と別れて大人になっていく
新しい場所に引っ越して、今までの友達や家と別れて環境がガラッと変わる。大人でも不安でいっぱいの出来事なのに、12歳のライリーはもちろん戸惑いこれまでの思い出や価値とお別れをしていく。
ヨロコビはこれまでの思い出や価値を離したくないために『大切な思い出』と一緒に司令部へ戻ろうとする。ヨロコビは忘れること、喪失体験はライリーに悲しみを与えると思う。
でも彼女が大人になるために、悲しみを乗り越えることはとても重要な意味を持っている。そのために悲しみを受け入れることが必要なプロセスであるとこの映画は表していると思う。
カナシミがビンボンに寄り添うシーンはじーんときた。
inside out
ピクサーの想像力には毎度驚かされる。
人格形成や記憶、不意に頭から離れなくなるCM等、そうゆう表現で魅せる思考が面白すぎる。
一見すると悲しみは少ない方が良く、喜びが多い方が良さそうなのだが、悲しみがかるから喜びがあり、悲しんでるから周りの人が喜びを与えてくれるという正に表裏一体(原題:inside out)な関係ということを気づかせてくれる。負に思いがちな悲しみを肯定してくれるとても良いメッセージだと思う。
ビンボンのラストシーンは悲しくていつも泣いてしまう。
子供のころに作った頭の中のキャラクターが記憶から消える間際に助けてくれるの、めちゃくちゃ良くない??
ピクサーの中でも上位に食い込むくらいに好き。
子供らしく→大人っぽい に成長する過程
もう子供ではないけど、大人でもない、中間の月齢の子の脳内を表現している作品。
ヨロコビが仕切り屋で暑苦しい。まるでイジメ首謀者。
ムカムカの立ち位置はイカリがいるからぶれてる。
カナシミは自分の行動の目的がなにかわからずに動いているので少し余計なこともしてしまう。
脳内の記憶の処理を説明するために、感情が探検する構成にし、探検の間その感情なしで司令塔がピンチに陥る状況が自然になるように、ライリー一家の引っ越しのタイミングを設定したのがとてもうまいなと思った。
でも、そういえば製作総指揮ジョン・ラセターって聞いて納得。トイストーリーも引っ越し設定だった。
ライリーの中でヨロコビだけが幅をきかせているのは、子供だからと言うよりも、ひとりっこで両親の意識が自分だけに集中していることもあり、本来の感情を抑えて、親が望む子供の姿らしく振舞うことを覚えてしまっているからではないか。
子供によっては、カナシミやイカリが脳内で実権を握っている子もいると思う。
全ての感情がバランスよく作用している子供は10歳では珍しく、でも皆それを学びゆく月齢。
思春期に差し掛かる中で、第2次反抗期がやってきて、ライリーの脳内が感情の機微に目を向けられるようになったり、親に遠慮せず感情表現をしたり、親から自立を試みていくようになる。
その過程で、子供の頃の妄想の友達ビンボンを忘れていったり、長期記憶に仕舞われる思い出や忘れる記憶が出てくる。
最終的に、ビンボンが身を呈して助けてくれてヨロコビは再び司令塔に戻れる。
そして、記憶の中にカナシミもあることで幸せが引き立ち、より一層喜びとして感じられることをヨロコビは学ぶ。
ちょうど、引っ越しのタイミングによる環境変化と、ライリーの生理学的な成長が重なった事で、脳内司令塔はパニックに陥りつつも、最終的に感情のバランスが他の子より取れて、心身が健全な成長を遂げた事がわかるのが良かった。
カナシミは記憶の処理のテキストをしっかり勉強していたけど、その声に耳を傾けないヨロコビ。
悲観的な時ほど備えとして積極的に学び、楽観的な時ほど注意深くなかったりするが、でもテキストを学ぶ役目はビビリがする方が良かったなと思った。
予想以上に面白い
暇だったのでなんとなく観たらすごく面白かったです。まさかボロ泣きするとは思わなかったので驚きました(笑)
誰かが死んだわけでもなく、大冒険に出てるわけでもなく(感情達にとっては冒険なのかな?)普通の女の子の微妙な心の動きという題材だけでここまでのストーリーを作ったのは本当にすごいと思います。
記憶と感情
これではまるで人間が、擬人化した感情に操られるロボットではないか、と思いましたが…、観ているうちに中々考え深いものがありました。
思春期、反抗期以上の世代向けですね。
潜在意識が邪魔者の牢獄という設定も面白いです。
夢はスタジオ製作だったり過去の記憶だったり。就寝中は感情の一人が当直(^^)。
母親や父親の頭の中のやり取りはすごく典型的で笑えました(^o^)。Rileyに話しかけられ、女の子に慣れてなく放心状態となる男の子も(^^)。
感情も年を重ね、感情の中でリーダー的存在がその人の性格を代表するとなると、Joy以外はあまり出て来て欲しくないことになりますが、Joyだけを見ていると完全に躁状態ですね。
個人的にはSadnessのぐったり感が可愛かったです。Joyに足を引きずられながら、Joyの足を引っ張るという(^^)。Sadnessは共感や、本来ならばFearの役割である慎重さや冷静さを兼ねていました。
"Crying helps me slow down and obsess over the weight of life's problems."
"I'm too sad to walk. Just give me a few... hours."
子どもと一緒にみたい
ピクサー作品にハズレなし、というのをまた更新した気がする。
頭の中にいろんな感情を表すキャラクターがいて
それがまたとてもいい味を出してる。ビジュアルもかわいい。
大ざっぱにいうと、カナシミは必要なのか?というのが
テーマの一つなのかな。
最後ヨロコビがカナシミの必要性を感じるシーンにぐっとくる。
私は思い出を忘れたくないたちなので
ビンボンの男前な行動のシーンにはうるっときました。
子どもがいる人に見てほしいなあと思える作品なような気がします。
感情の存在意義
「人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから」あの歌の歌詞を思い出す。人間の感情と脳の構造が視覚的にアニメ表現で描かれる。そして感情の役割と存在意義も示している。怒りやムカムカやビビりがあるから人間は現状を変えようとするし、悲しみの感情があるからこそ喜びを感じることができる。
大人になるとは…
ライリーにとって初めての試練。ちょうど自分もこの位の時期に、今までの環境が変わった経験があったから気持ちがよくわかった。
ヨロコビだけでは乗り越えられないようなことも、カナシミの力で切り替え、力が湧いてこない時は敢えて、イカリの力を借りたりと複雑な社会の仕組みに対応していく。
つねに笑ってなくてもいい。自分も感情が鈍くなった時はどれが上手く働いていないのかよく考えたいと思った。
ピクサーは高品質
ピクサーアニメのストーリーテリングは本当にしっかり練られている。
子供も大人も楽しめるようにちゃんと計算している。
カナシミがあるからヨロコビがある…というところは予想できたけど、思い出が悲しみに変わることで心のバランスをとるという表現はやられた。あのアイデアは秀逸だと思う。
作品自体もCGアニメだから生きる内容だった。人間の心は壊れやすいという暗示や、男女の心の違いなど共感できた。
深い、そして素晴らしい
素晴らしい作品でした
見れば見るほど非常に深いです
11歳の少女の頭の中に喜び、ムカムカ、ビビリ 悲しみ、怒りの
5つの感情がキャラクター化されてる可愛らしいストーリーなのかと思いきや
これがなかなか良く出来ててホント天晴れって感じでした
色んな感情により作られた思い出の玉が家族の島とか友情の島とか
その人らしさを構築しているところとか
良く出来てるな〜って感心しまくり!
特に夢のシーンなんかは
自分も変な夢とかおかしな夢を見るときってこんな感じなのかなあって思った
なんかホント自分とすごく照らせ合わせながら鑑賞すると凄く考えさせられる!
泣けるシーンもあり
ビンボンとゆうキャラが消えてしまうシーンは何度見ても涙が止まらない!
悲しいシーンでもあるけどライリーの成長のシーンでもあり…
自分の中での映画史に残る名シーンとなりました!
笑えるシーンもいっぱいあり
意見と事実が混ざるのもサイコーに笑える!
ガムのCMの曲とか
あ〜わかるわかる〜!って
いやいや挙げていったらキリないです!
悲しみの重要性とか大人が見ても子供が見ても感動するんじゃないかな
他の感情からはコイツ必要か?って思われていた悲しみが最後は悲しみによりライリーの壊れた島を復活させたんですよね!
悲しい時は無理に笑わなくていいんだよ悲しい時は悲しんでいいんだよ
そんな感じのラストでした。簡単なようでこれが演出によりホント深いんです!
よろこびの玉ばかりだったけど最後は色んな色の玉が増えていたのもグッド!
劇中に流れるサントラも凄く良かった!
吹き替え版も観たけどそれも予想以上に良かったですね!
とにかく最近観た中でもダントツで良かったです
泣きすぎる
こんなに様々な部分で感情移入できる映画もない。いちいち何かが起こる度に自分と重ね合わせて号泣するという頭をおかしくする映画。ただトイストーリーと比べてしまうと、果たしてこの映画を子供が心底楽しめるのか、という疑問が浮かぶのがマイナス0.5になってしまいました。
久しぶりのピクサー作品!
モンターズインクを昔に見たきりでこの手のタイプの作品はあまり見ないのですが話題作だったので、見てみました!
最初はカナシミにイライラしていたヨロコビが
だんだんとカナシミの大切さに気づきヨロコビが変化していくのにグッときました…!
大人も子供も楽しめる作品だなって思いました!
個人的にお母さんの脳内とお父さんの脳内がつぼでした(@'ω'@)!
モヤモヤした
いい作品だと思うし、泣いたんだけど、なんだかいい作品過ぎて乗れないというか、ヨロコビちゃんが苦手っていうか、感情をキャラクターにするっていうのは面白いけど、やっぱりほんとはもっと複雑なものだから難しいんじゃないかと思った。
「脳内メーカー」とかも、面白いと思うんだけどあんまり好きじゃない。複雑なものを単純化するっていうのが好きじゃないのかもしれない。今年を漢字一字で表してみよう、とかも好きじゃない。
90点
発想が大大大好き!
脳みその中をこう表現するかって感心した!
見せ方の凄さに圧巻w
あるあるのオンパレードやったしね!
かなしみ可愛いw
まぁ期待めっちゃしてたけど裏切らなかった!
かなしみがあってこその喜びだったりとか(喜びの髪色が青いのはそうゆうこと?)
深い所もあったし、ピクサー作品は大人も子供も楽しめるなーって改めて思った!
初めて見終わってからもっかいみたいと思った
けどムカムカと怒りって被ってない?わら
かなしみが触った時だけ変わるのはなんでだ?
びんぼん死んじゃったの?わら
悲しみはウザいがかわいい。
悲しみが自分に似てて日頃の態度を反省しながら、排除しつつも丁寧にフォローしてくれる喜びになんか感謝してしまう。
でも考えたらお母さんを操作しているメインは喜びじゃなくて悲しみなんだなと(笑)
「悲しかったからみんな来てくれたんだ(?)」のセリフはかなり疑問です。
頭の中で喜びが行動して乗り越えるのがメインで描かれる分、ライリーの行動は抽象化されてしまうので結末は受け入れにくい。いっそミネソタに行かせてしまって居場所がないのを目の当たりにするとかは余計かな。
全62件中、1~20件目を表示