アデル、ブルーは熱い色

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劇場公開日:

アデル、ブルーは熱い色

解説

2013年・第66回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。フランスの人気コミックを原作に、「身をかわして」「クスクス粒の秘密」などで注目を集めたフランスの新たな才能アブデラティフ・ケシシュ監督が、青い髪の美大生エマと出会い、運命的な恋に落ちた女性アデルの情熱的な人生を、大胆な性愛描写とともに描いた。文学を愛する高校生アデルは、青い髪をした美大生エマと運命的な出会いを果たし、2人は激しく愛し合うようになる。しかし、時の流れとともに2人の気持ちは次第にすれ違っていき……。カンヌ映画祭では、審査員長を務めたスティーブン・スピルバーグの計らいによって、ケシシュ監督とともに、エマ役のレア・セドゥとアデル役のアデル・エグザルコプロスに対してもパルムドールが授与され、カンヌ史上初めて俳優がパルムドールを手にした。

2013年製作/179分/R18+/フランス
原題:La vie d'Adele
配給:コムストック・グループ
劇場公開日:2014年4月5日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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(C)2013- WILD BUNCH - QUAT'S SOUS FILMS - FRANCE 2 CINEMA - SCOPE PICTURES - RTBF (Television belge) - VERTIGO FILMS

映画レビュー

4.0アデルとレアセドゥの演技が素晴らしい

2023年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

恋に落ちた二人の愛の行方を描いた物語。
情熱的で官能的な美しい二人。
本当に恋人ではと思えるほど二人の求め方が激しく、ヒリヒリとした愛を感じます。
執拗にも見せつける二人のベッドシーンには、ただ圧倒されるようでした。
そしてちょっとしたほつれからの別れ、その後の再会のシーンは観ていてすごい緊張しました。
そしてこのシーンの密度がすごい。
堰を切ったような二人のキスはとても情熱的で、でも二人を隔てる壁を再確認してしまう。これが辛かったです。
そして最後の別れの言葉。
「でも想いを抱き続ける、いつまでも、死ぬまで」
これ以上なく優しく、余りにも残酷な一言でしょう。
そして個展での再びの再会、もうただの友人に戻っているのが良くわかるんですね。二人の距離感というか温度が。
その個展から出た最後のカットも美しく、もう交わる事のない未来のようでした。
とにかくアデルとレアセドゥの演技が素晴らしく、史上初役者にもパルムドールが贈られたのもわかる気がします。
切なくもありますが、とても素晴らしい作品でした。

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白波

5.0感想

2023年10月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ティム2

3.5どうしようもなくエマを好きになって!!

2023年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

高校2年世のアデル(アデル・エグザルポプロス)は
上級生の男の子とゼックスをする。
「とても良かった・・・」と言うが、
同級生の男の子には「悲しくなった」と感想を言う。
アデルは道ですれ違って一瞥を交わした青い髪の歳上の女性に
一目で囚われていた。
夜のレズビアン・バーでその女・エマ(レイ・セドゥ)と出会い
恋人関係になるる。
美術大学の学生で画家のエマはアデルをモデルに絵を描く。
2人はエマの家で同棲生活を始める。

女同士の激しいセックスシーンが映し出されます。
2人とも綺麗な裸身なので不潔感はありません。
それにしても激しい。

並行してデモ行進に参加するアデル。
幼稚園と小学校を併用したスクールの教師になるエマ。
昼は真面目で優しい先生です。

エマが絵の合宿で留守にする間。
寂しさのあまりに男性と関係を持つエマ。
芸術家のエマは激しく罵り、アデルを強い言葉で追い出します。
自分だって新しい恋人に心を移しているのに。

若いエマの恋の遍歴。
どうしようもなく好きなエマに拒絶されて、アデルはブルーのドレスで
夜の街に消えて行きます。
アデルは5年後、普通のお母さんになっているのでしょうか?
夜の街を彷徨う「ミスター・グッドバーを探して」の
ダイアン・キートンになっているのだろうか?
その答えは分かりません。
レア・セドゥの若い頃の映画を観たいと思ってみましたが、
もうこの時は27歳位で、立派に貫禄でした。
ひとつ発見したのですが、レア・セドゥの素顔って
リヴァー・フェニックスにそっくりなんですね。
フランス映画で女優は脱ぎっぷりが本当に素晴らしいです。
なんだか疲れてしまって、
女同士の愛より、身も心も滅ぼすような究極の愛の物語。
「ベティ・ブルー」が観たくなりました。

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琥珀糖

3.5クセあるストーリーを映像美が包み込む

2023年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

本作は映像がとても良い。タイトル通りと言うべきか終始ブルーの入れ方が印象的。皆の表情もすごく良く撮れていると思う。風景的には主人公の自宅前の下り坂の雰囲気が格別だ。結構濃いめのストーリーをも上回る映像美が本作を盛り立てる。
ストーリー的には、多様性をテーマに数年にわたる展開は奥深く確かに話題性ありと言えるが、それにしても上映時間3時間は長過ぎるのでは。随所随所でのワンシーンが明らかに長い。決して観ていて飽きるわけではないのだが、やはりしつこく感じてしまう場面も多々ある。2時間程度でも十分表現できたのでは。
とは言え、やはり映像美に溢れシビアに切り込む攻めのストーリー展開は見ごたえ十分だ。

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いけい
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