アナと雪の女王

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劇場公開日:

アナと雪の女王

解説

第86回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞し、主題歌賞を受賞した「Let It Go」とともに興行でも歴代記録を塗り替える大ヒットを記録したディズニーアニメーション。アンデルセンの「雪の女王」にインスピレーションを得て、運命に引き裂かれた王家の姉妹が、凍てついた世界を救うため冒険を繰り広げる姿を描いた。触れたものを凍らせる秘密の力を持ったエルサは、その力で妹アナを傷つけてしまうことを恐れ、城の部屋に閉じこもって暮らしてきた。やがて成長したエルサは女王の座に就くこととなり、戴冠式のためにひさびさに人々の前に姿を現すが、ふとしたきっかけで力が暴走。王国を真冬の世界に変えてしまう。耐えきらず逃げ出したエルサは雪山の奥で自らの力を存分に解放し、ありのままの自分でいられることに生きる喜びを見出す。一方、アナは姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出る。監督は「ターザン」「サーフズ・アップ」のクリス・バックと、「シュガー・ラッシュ」の脚本を手がけたジェニファー・リー。ピクサー作品を除いたディズニーアニメとして、アカデミー長編アニメーション賞を受賞したのは本作が初となる。日本語吹き替え版はアナに神田沙也加、エルサに松たか子。オリジナル版エルサ役のブロードウェイ女優イディナ・メンゼルが歌う「Let It Go」を、吹き替え版では松が歌い、その歌声も好評を博した。日本における興行収入は255億円で、洋画では「タイタニック」に次ぐ歴代2位、邦画をあわせても歴代3位の記録となった。短編「ミッキーのミニー救出大作戦」が同時上映。

2013年製作/102分/G/アメリカ
原題:Frozen
配給:ディズニー
劇場公開日:2014年3月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第86回 アカデミー賞(2014年)

受賞

長編アニメーション賞  
主題歌賞

第71回 ゴールデングローブ賞(2014年)

受賞

最優秀長編アニメーション映画賞  

ノミネート

最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.5氷を解かす愛の力

2024年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

 3Dアニメの進化には目を瞠るものがある。ディズニーの前作『塔の上のラプンツェル』もその3D映像の美しさに驚かされたが、本作ではさらにその美しさに磨きがかかっている。雪と氷に包まれた世界で展開する物語とも相まって、全編を通してその映像の美しさに身を委ねることになるのだ。だが、この映画の真価はそれだけではない。これまでのピクサーの諸作がそうであったように、たとえば 9.11の直後につくられた『モンスターズ・インク』には、『世界に今必要なのは、悲鳴ではなく笑い声なのだ』というメッセージがあったように、ここにもまた明快なメッセージが籠められているからだ。

 アナの姉エルサは、その手に触れるものを雪と氷に閉ざしてしまうという不思議な力を生まれ持っている。だが、その力を彼女は制御することができない。それゆえ妹を傷つけ、周りの世界を雪で包み、自らは固く心を閉ざして氷の城に閉じこもってしまう。そう、彼女自身が歌う『ありのままで』("Let it Go")のその歌詞とは裏腹にだ。その時彼女は、この歌に籠めれたほんとうの意味にまだ気づいていなかったのかもしれない。

『ありのままの姿みせるの。ありのままの自分になるのよ。……自分を信じて歩き出そう』とエルサは歌う。そして凍った心を解かすのは、真実の愛の力であることに気づいたとき、彼女とアナはともに手を携えて生きていくことができるのだ。

 自分の殻に閉じこもり、心を閉ざして悩んでいる多くの人たちにこの歌が届くといいと思う。歌や映画が、『自分を信じて歩き出す』支えに、少しでもなるならどんなにいいだろう。そんなことを思いながら見ていた私は、その間じゅう、涙が止まらなかったことも記しておきたいと思う。

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inosan

4.0評判通り

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

4.0ディズニーの本気を感じた

2023年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作はまだ一度も見たことが無くて、いつか劇場で観たいと思い、今日までネタバレ禁止をキープしてきました。約2週間前からチケットが販売されていましたが即日売り切れていました。
うーん、なるほど、これは日本で255億円の興行収入を記録しただけあって映像、音楽共に最高の作品でした。基本的にミュージカルなんですね。随所にディズニーを哲学を感じられました。
自分は字幕版派ですが、会話のテンポが非常に速いので字幕版だとさすがに理解が厳しいかな。
ラスト付近はクリストフがアナにキスして凍りついた体を溶かすのかなと思ったら全然違っていたので、あれっ?って感じでしたが、まあいいでしょう。

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canghuixing

4.0多くは語らない

2023年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

多くは語らない。 この作品の日本のレビューが高くないのは
「やっかみ」であろう。
こういうモノを日本では作れない、大国アメリカでしか作れない
「やっかみ」
これ以上に、世界の人に感動を与えたアニメは、他に無いのだから、
その事実を、素直に受け入れなければならない。

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