黄金の眼

劇場公開日:

解説

イタリアで人気爆発のコミックの映画化で超スーパーマンの物語。アンジェラ・ジュッサーニ、ルシアン・ジュッサーニ、ディノ・マイウリ、アドリアーノ・バラッコのストリーを、ディノ・マイウリ、ブライアン・ディガス、チューダー・ゲイツ、マリオ・バーヴァの四人が脚色、「白い肌に狂う鞭」のマリオ・バーヴァが監督したアクション篇。撮影はアントニオ・リナルディ、音楽はエンニオ・モリコーネが担当した。出演は「バーバレラ」のジョン・フィリップ・ロー、「潜行」のマリサ・メル、「めざめ」のミシェル・ピッコリ、アドルフォ・チェリほか。製作は「バーバレラ」のディノ・デ・ラウレンティス。

1968年製作/イタリア
原題:Denger: Diabolik
配給:パラマウント
劇場公開日:1968年10月15日

ストーリー

ジンコ警部(M・ピッコリ)はその国で最もすぐれた警官であった。今回も現金一千万ドルの輸送に一計を案じ、正規の装甲車にはニセ紙幣を積み、その後から外交官ナンバーのロールスロイスに本物の紙幣を積んで出発した。しかしこの金を狙う怪盗ダイアボリック(J・フィリップ・ロー)にこの手は通用しなかった。一行が波止場につくと五色の煙幕がひろがり、気がついたときにロールスロイスは消えていた。ダイアボリックは、恋人エバ(M・メル)の運転する白いジャガーに同乗し、現金もろとも地下の秘密基地に戻っていたのだ。地下の愛の巣でダイアボリックとエバはひと休みしていた。ところがテレビ・ニュースによるとイギリスの大蔵大臣が夫人と共にこの国を訪問するという。しかも夫人は十一個のエメラルドをちりばめた首飾りを着用して……。ダイアボリックはエバの誕生祝いにこのエメラルドを贈ることにして、また活動にうつった。警戒十分の城、大臣夫の居室、ダイアボリックはあらゆる警戒網をくぐって、首飾りを盗んで消えた。だが逃走中エバは手に負傷し、もぐりの医者を訪ねたところを捕えられてしまい。ダイアボリックはエメラルドと一千万ドルと引換えにエバを引渡してもらうことにしたが、結果はダイアボリックの作戦勝ち、警察側はまんまと、エバをとられてしまった。たび重なる失敗に、政府はカンカン。次に金塊を国外に売り渡すときは、今度こそとばかりに警戒したがこれも失敗。だがエバのエラーからダイアボリックは黄金に体をつつまれた立像にされてしまった。最後に笑う者は自分だ、とジンコ警部は涙したが、そのとき立像の目玉がギョロリと動き、エバにウインクしたのをエバは見逃さなかった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5シャープでテンポのいいB級映画

2016年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

興奮

イタリア映画っていですね。って思わず言いたくなる「黄金の7人」から継承されるイタリアのドロボー映画。あえて「クライムアクション」とはいい難い軽いノリのアクション。でも、とても洒落てる。音楽が「エンニオ・モリコーネ」。全然らしくないけど、この人仕事の幅広いなぁ〜。それを言うなら監督の「マリオ・ヴァーバ」。映画職人ってののような人を指すんだと思う。そもそもこの映画を観たいと思ったのは、ある映画本に掲載された主人公の怪盗の出で立ち。間抜けなマーベルコミックの主人公って感じのコスチュームに金髪のおねーちゃんが寄り添うスチール写真。
この映画の全てを語ってるって感じ。

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