永遠の0のレビュー・感想・評価
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原作を読む前に・・・
永遠の0
単行本で発売されてから随分経ちます。
又、漫画化されて、コミック本全5巻で販売されています。
私は両方共読んで、しかも観客が少なくなる迄待ってから映画館に行きました。
流石に観客は少ないだろうと思ってましたが、結構入ってましたね。
恐らく泣いてしまうだろうと思い、ここ迄鑑賞時期をずらして来たのですが、無駄なあがきだった様です。
さて映画の内容ですが、私が見た所、原作やコミック本との違いを探すのが主になってしまい、純粋に映画を楽しむ事が出来なかったのが本音です。
原作を読んで涙ぐんだシーンが割愛されていたり、原作とは違うシナリオだったりすると「オイオイ」と思ってしまいました。
多分この映画は原作を読む前に見て、純粋な涙を流してから原作を読んだ方が良いのかも知れません。
やはり原作の世界観を、映画の決められた時間内で表すのには無理が有ったのでしょう。
ネタバレになるかも知れませんが、原作に有った、特攻隊員自らがモールス信号で特攻状態を知らせるシーンが、全てバッサリと切られていたのは残念でした。
この原作内で、一番残酷なエピソードだと感じていただけに、本当に残念に思いました。
高山と言う新聞記者が登場しなかったのは、某新聞社に対する配慮だったのでしょう。
又、原作のプロローグは表現されていましたが、エピローグは割愛されています。少々残酷だったのかも知れませんね。
とは言っても、やはり涙ぐむシーンが多く有りましたので、ハンカチは持って行くべきですね。
と、言うことですので、原作を読む前に見ることをお勧めします。
実は2回目
まずは原作を読んでから年明けに早々に鑑賞しました!原作より多少の省略感はありましたが、心に残る内容でしたね。
まだ公開中やったので2回目の鑑賞に行きました!何度見ても戦時中のやりきれない思いなどが、上手く表現された映画と思いました!
正直に言えば。
期待しすぎていたのかなという感じがします。
とても泣けるとの評判で、深読みしすぎて、拍子抜けてしまった感じがあります。
展開としては、実の祖父の存在を知った若者2人が、その祖父の事を知ろうと様々な人に話を聞き、本当の祖父の人物像をハッキリさせていく作品。
メッセージは伝わります。
しかし、如何せん僕には少し拍子抜けの映画でした。
配役が若干。。
皆さんの言われてる通り、素晴らしい映画です。
単純なお涙頂戴のお話ではないし、CGも違和感をそれほど感じずに見る事が出来ました。脇役の俳優さんもかなりイイ味が出てましたね。新井浩文さん、染谷将太さん。特に新井浩文さんは適役でしたね。
主演とその妻の配役には疑問。岡田准さんはイケメンすぎる。
ジャニーズ俳優には前から違和感がありました。プラチナデータの二宮は天才には見えなかったし、神様のカルテの桜井は医者には見えない。今回の岡田も、お固い軍人にハマってるとは言えないかと。
あとは井上真央さん。戦時を力強く生き抜いた母親を演じるには見た目の説得力がないし、演技の重厚感も感じる事ができず、そこの作りだけは軽く感じずにはいられませんでした。
心に残る映画です。
初めて映画館で2度見ました。
賛否両論はあるものの、とても素晴らしい映画だと思います。
史実とは、異なるのかもしれません。
リアリティにも欠けるのかもしれません。
でも、戦争を知らない世代にとって戦争を知るきっかけになる映画だと思いました。
儚くも強く生きた人がいたこと…
そして、「生きる」と言う事を教えてくれる映画だと思います。
特攻隊員を題材にした戦争フィクション映画。
私はあまり邦画は見ないのですが、原作があまりにも売れていると言う事で、劇場に見に行きました。ちょっと物語が色々と詰め込まれ過ぎている感と、出来過ぎ感も有りますが楽しめる作品です。岡田君の演技も想像以上に良かったです。特攻隊員の軍国主義時代の悲しさや切なさをうまく表現されている秀作に仕上がっています。最近は、洋画もリメイクばかりで、大作はあまり無いので、見ごたえの有る映画を見たいと言う方と、太平洋戦争の事をあまり知らないお若い方にはお勧めの映画だと思います。
同じ戦争映画ならば、
ブラザーフッドの方が泣けてしまうし、よかったかなと。。。
ちょっとこの映画の最後のあのCGが出たら、うるっときてた感情がなにもなくなっさまいました。。。あれは必要だったのかな?って。。。
感動。なはずだけど。
映画館で鑑賞して、
そのあと原作を読んで、
もう一度映画館で鑑賞しました。
岡田准一が主演で、原作も話題作で、
「風立ちぬ」を観ていたので、ゼロ戦の話だし、観てみたいな、と思い映画館へ。
正直、一回目の鑑賞中、
後半からどんどん飽きてしまいました。
映像も素敵だし、飛行機と青い空と広い海はきれいだし、
話だって進んでいる…はずなのに、なんか飽きるし、つまらない。
別に映画に刺激を求めているわけでもないから、
刺激がないからつまらない…というわけでもないのですが。
話は、現代の場面と過去の場面を交互に描き出していきます。
同時進行で、岡田くんと三浦春馬どちらがというより、ダブル主演なのでは?と思うほどでした。
とってもわかりやすく、単純な構造。
現代の、司法浪人を何年も繰り返す、だらだらな若者、
過去の、家族を愛するために必死に戦っていた若者、
この二つが並行していて、
自分の血のつながった祖父の話、戦争体験者の話を聞いて、自分の中の何かが変わっていく…というような。
確かに、場面場面で泣かせようとしていることは、伝わってきたし、
心が揺さぶられた場面もいくつかあった。
しかし、それだけであり、
なんだかしっくりこなかった。
一つ一つに焦点を当てると、納得いくのに、
それを並べられ、2時間3時間と続けられると、
抑揚がなくてか、飽きる。
そして、最後も「はい!感動させますよ~!」というような演出の数々に思えて、逆に気持ちが冷めてしまったような気がする。
しかし、岡田くんが強烈に印象に残り、頭を離れなかった。
なんだか軽々しくないし、人生の厚みを背負っているような雰囲気。
一歩間違えると、白々しく聞こえてしまいそうな、単刀直入なせりふも、ずっしりくる。
そして最後の最後の表情。
目を見開いて、瞬きも忘れて見入ってしまいました。
そして、ふっと流れ込んでくる、サザンの「蛍」。
「ん?」と思う部分はたくさんあったにも関わらず、
余韻と、なんだったのだろう?という疑問、が頭の中で渦巻き、
岡田君のあの演技を少しでも深く感じたい、
永遠の0って結局なんの話なの?という思いで原作を読みました。
原作を読んで、少しすっきりした部分がありました。
特定の場面ではないのですが、
原作あってこその「宮部」であり、それがあるからこそ、単なる戦争映画でもなく、やすっちい家族の愛の物語でもなくなるような気がしました。
そしてその感覚を確認したくなって、もう一度映画館へ。
素直に見ることができました。
そして私が苦手だな、と思った場面は特定されてきたので、
割り切ってみることができました。
映画だけでは、なんだか薄っぺらいような、完成しきれないようなもやもやが残る作品だというのが、正直な感想です。
原作を読んでから、
ただの「お涙ちょうだい」の映画ではないのかな、とも思えました。
岡田君の迫力、存在感、言葉、
エンドロールの「蛍」の心地よさという感想です
現代人の目を通して見る戦争
あと10年もしたら戦争を経験した世代はほとんどいなくなる。劇中そう言っていた夏八木勲さんご自身も他界されたと思うと、いっそう心に響きました。
現代人と、現代まで生き延びた人の目を通して戦争が描かれています。
濱田岳さんはどの作品でも印象に残るいい演技をされますね。好きな役者さんです。岡田准一さんもステキでした。
最後に点と点が線でつながる!
今までの戦争映画とは、構成も内容も異なる映画。
現代劇から始り、過去と現代を交錯させながら進んでいく。
主人公の心の移り変わりが、本人ではなく
かかわった周りの人たちの想像で説明されていくので、
自分でも想像することができるのが楽しい。
物語の最後で、なぜこの人たちが登場していたのかというのが
すべてつながった時、爽快感と感動の波が押し寄せてきた。
戦争映画好きですが、これは今までの中でもかなり高評価。
ただ、最後のワンシーンが興醒めさせちゃうかなと思い星4つ
戦争のはなし
ゼロ戦乗りの祖父を追った話。
戦争の壮絶さや哲学、飛行機乗りの素晴らしさを主軸に描かれる。個人的には、敗戦国の英雄達の何処にも行き様がない気持ちや生活、そしてその熱い絆に強く胸を打たれた。
間違った国の戦略に異を唱え、非難され心折れながらも、胸を張り続けるプライドを強く感じた。
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