悪の教典のレビュー・感想・評価
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( ・∀・)良い!
サイコキラーとは何か?を描いた作品、高校生活という日常にサイコキラーはを放り込んだらこうなるんだろうな、万引き少女を脅し関係を持つ教師や
男子生徒と関係を持つホモ教師、高校生どうしの恋愛、カンニングにスリルを求める生徒、強面の生徒、こんなものは蓮実にとってはただの情報でしかない、だから突発事態の状況になったらすべて破壊して次の日常に潜り込むことしか考えない。殺し方に創意工夫なんかあるわけないし、あの状況で警察を騙せるわけがないということが蓮実には理解できないから、飽くまで、今現在の情報を処理していく、そこには一切の感情などなく、まして映画の視聴者に共感wしてもらおうなどと監督は一切考えていないはず。
蓮実に共感出来る奴なんていないのよ。蓮実以外のキャラが手抜きとか、サイコパスに凄みとか深みとかwずれた感覚の視聴者には評価は低いんだろうけど、人の感情は理解は出来るけど共感できないからあんな無茶苦茶ができるのだし最後生存者二人に対してあんな言葉をかけられる。配役が良かった伊藤英明ぶち壊せて良かったと思うよ。
?
いやー期待を裏切られた。
序章版もチェックし、この作品への期待値が相当上がっていただけに、残念でした。
序章との絡みがまったく無いし、なにより作品を通して何が描きたいかが伝わりにくい。
前半で少しはすみの経歴などが見え、後半で明かされるかと思いきや後半はただただ残虐な殺しのみ。
続編がありそうな終わりかただったので続編で何か起こるのかなとまた裏切られるかもしれない期待を抱いておこうかなと思います。笑
これはひどい。
予告編に興味を持ち、映画館へ。
ただ、これはちょっと映画として質が低すぎます。
まず断っておきたいのは、私はスプラッターは割と好きなので、この低評価は、
人が死ぬのは気分が悪いとかではありません。
まず、一般論的な批評をすると、
・キャラクターに魅力がない
ハスミン、生徒ともにキャラクターとして深みが全くありません。
・殺しの描写が陳腐
スプラッターとして見るなら、3流映画ですね。血がびしゃっとなるだけ。
・ストーリーが緻密さに欠ける。
全体的に突っ込みどころがありすぎです。
まず、大量虐殺のきっかけとなるシーン。
屋上で自殺とみせかけ女生徒を殺害するが、たまたま屋上に来た別の女生徒
に自分の姿を見られてしまい、やむなく首を折って殺害。
その証拠隠滅のた首を折ってめ、「木を隠すなら森の中、死体を隠すなら死体の山の中だ!」と思い立ち、猟銃で全生徒を殺害し、他の先生の責任にしようとする訳ですが、普通に考えて、銃殺死体の山の中で、自殺死体、そして首を折られて死んでいる死体は明らかに異質であり、日本の警察ならもう一人の犯人の存在に容易に行き着くはずです。
その他、とてもサイコパスで頭の良い人がするような完全犯罪とは程遠い殺害方法にがっかりしました。
そして、この映画の核心に迫っていくと、恐らく、「悪」への
挑戦だったのではないのかと思います。
京大からハーバード大へ、MBA取得後日本へ帰国し教師へ、そして
多くの生徒から慕われている。
加えて、生徒のキャラクターに深みがなく、ハスミンの虐殺にほとんど
無抵抗で殺されていく。
これら全ての描写は、一見真っ白に見えるハスミンの中の「悪」
を際だたせるためのものであったのだと思います。
周りが白ければ白いほど、その悪は際立ち、人々に恐怖を与える。
そんな悪を描きたかったのかなと思います。
ただ、それにしても中途半端な点が多すぎて、真の恐怖を与えるには程遠いかな。
舞台挨拶で、監督の方は、「この映画の感想としは5点か0点かしかないだろう」
と言っていたそうですが、つまりは、「わかる奴にはわかる」
ってことですよね。
勘違いも甚だしいです。
どちらかといえば、中高生がキャーキャー言って楽しむような映画。
予告編の方が面白い
AKBのどなたかが、この映画が嫌いだと公の場で仰ったそうですが、私も嫌いです。
というか、何を伝えたいのか分からない映画でした。
前半はこれからどうなるのかと、ワクワクするような場面もありましたが、後半は全くワクワクしない。
淡々と生徒たちが殺されて行くので、何なら寝ていられるほどでした。
もっと生徒たちが生き残ろうと協力したり、責任のなすりつけ合いとか、時間をかけて描いて欲しかったです。
原作では描かれているのでしょうか…?
ただただ、不愉快な映画でした。
楽しみにしていただけに、残念。
恐ろしい
中学生や高校生位のときだったら興奮して見ていたであろうが、大人になって人の残忍さや恐ろしさがなんとなくだが知ってしまっていたり、誰にでもある人の暗い部分を、この映画はえぐってくる。ただただ人の気持ちを不安にさせる嫌な映画であった! エンターテイメントとしてホラー映画やハンニバル、羊たちの沈黙のような映画があっていいとおもう。しかし悪の経典はただの人殺し映画!そこにはなにもメッセージはなくただ人を不快にさせるだけの映画であった。例え三池監督がなんらかの社会的メッセージがあったとしても全く伝わってこない。伝わらないのなら、なんら意味を持たないこの映画に評価の高い人もいる。人殺しが見たいならゲームの中だけでいいのではないか?わざわざ映画にする事はない。原作は見ていないが皆の話しを聞くとよかったのだろう。それは見ていないのでノーコメントとなります。まぁ賛否両論となった事にはある一定の価値は見いだせるが、おれは嫌いです
問題作のわりに物語に深みが全然ないのが残念てした。
怖かった。
海猿を観て、伊藤英明さんのファンになりました。
今回良い人の役ではないのはわかっていたのですが、
良いイメージのまま残しておきたかったので観ないほうが良かったかな。
後味が悪いけれど、2人なんとか生き残ってくれて、真実がうやむやにされずホッとした。
あんな変な先生ばかりいる高校、嫌だ。
伊藤英明さん主演という事で、評価3にさせていただきました。
映像化したからかな…
観なければよかった、と思えてしまった…。笑
正直、これはなかなか無い事。
きっかけまでの前ふりが長い事、
唐突すぎる教師の本性の展開、
あと、やっぱり日本人が海外とか絡めると安っぽくなっちゃうね笑
これは映像化したからかもしれないなあと。
清々しい後半と、選曲はなかなか。
しかしそれもなんだかだらだらしている印象。
やたらめったら映像化するものではない。血しぶき出るから格好良いとかクレイジーとかそういう発想は中学生です…。
描写は鮮烈だが緻密さに欠ける
原作は読んでいないが上映期間が終了するので観に行った。
伊藤英明扮する蓮見が何の罪悪感もなく同僚の教師や生徒を殺していく内容だが、殺戮シーンの描写は鮮烈でも緻密さに欠けるため、蓮見のサイコパスとしての深みや凄みが感じられない。
釣井を殺す手段もあまりに粗雑だし、乗客は気付かなくても今の世の中であれば駅やその周辺に防犯カメラがあるはずで、警察が調べれば不審者は分かるはずだ。また生徒殺しを久米の仕業にして自殺に見せかけるといっても、生きている時に撃ったものか死んでから撃ったものか分かりそうなものだし、衣服の硝煙反応からも久米が大勢の生徒を殺したかどうかは判断できるのではないか。
更にここに登場する高校生達はあまりに無抵抗・無秩序すぎて不満が残る。銃を持っているとは言っても所詮は一人なのだから、もっと生き延びようという執念が出るのが普通だと思う。最初こそ逃げ惑っていたとしても、理不尽に殺されるしかない局面に立たされた時、ただ単に泣き喚くだけではなく、何人かは「黙って殺されるくらいなら」と窮鼠猫を噛む姿勢に転じてもよさそうなものだ。
それが無理としても、こんな無秩序に行動するのではなく、気の合った者同士逃げるか、隠れるか、反撃するかなど、色々行動は分岐して行くはずだ。そして隠れながら「もし殺されても犯人を捕まえてもらえるように」と何か書置き(携帯のメモも含めて)を残すとか、逃げるにしても一塊にならずに移動して、玄関や裏口だけでなく各教室の窓からでも分散して逃げようとするものではないだろうか。
その意味では「バトル・ロワイヤル」での高校生の行動描写の方が有り得べき姿だと思える。
続編を示唆する終わり方だが、続編は作るべきではないと思うし、作っても観に行くことはないだろう。
みなくていいかも…
伊藤英明の演技力がいいだけで、あとはひどかった。
最初の何が始まるんだろう?っていうどきどきはあったのに、
途中からなんだこれ?っていうガッカリが強かった。
はすみんに恋する女の子も微妙だったし、、
サイコキラーなら彼でとどめとけばよかったのにって思いますが…
映画だとね・・・
原作を読んでいたからか、期待しすぎたからか・・・
全体的にちょっと雑な感じがしてしまいました。
前半は、蓮見が生徒にも先生にも信頼される人気の教師という仮面の部分を描いていて、でもそんな仮面に密かに気づいている者もいる、、、という展開は良かったのですが。。。だんだんと本性を現してきて、問題児の蓼沼を殺し、蓮見を調べていた早水圭介を殺し、蓼沼の携帯を所持していたのを見られた美彌を殺し、その美彌を屋上から転落させたことに気づきそうになったクラスメイトを殺し・・・自分にとっての都合の悪くなった「邪魔者」を次々と消してゆく蓮見の殺人スパイラルの行きつく解決法が「クラス皆殺し」となったわけだけど、それぞれが殺されることになった動機も、クライマックスである「クラス皆殺し」に至る心理描写があまり丁寧に描かれてないのが残念。原作読んでない人はわかったのかな?
殺戮が始まってからも、なんだか駆け足すぎて・・・
本当にバンバン撃って殺しているだけで、犯人がじわじわと迫ってくる恐怖感に欠けてる気がしました。個人的には、保健室のAEDのくだりはクラスの団結を表す大事な場面の気がするので、原作通りがよかったな。
それから、登場人物を簡素化したいのかわかりませんが、、、あの柴原がドラムの達人!?というのはどうなのですか。
蓼沼を原作より早く始末しちゃったからだと思うけど柴原はもっと卑劣で「特技は暴力」くらいの最低人間で描くべきで、園田先生はどこに行ったの~><
まぁ文庫本2冊分を2時間の映画にすると、色々とはしょらなければならないところは仕方ないとしても、原作を読んでいない人は、この流れがわかるのだろうか?と思うところが多々・・・。ドラマ化で11話くらいかけてやらないと、深々とした恐怖感は描ききれないのでは。この内容だとドラマ化は絶対無理だけどね^^;
最後にTo be continued となってたけど、もしや続くのかしら!?
スプラッタ…。
映画として映像や展開などを評価すれば3ですが、内容的な評価は2です。
映画だけを見た率直な感想は、これを見て何になるんだということです。
サイコキラーってそういうものかもしれないけど、それにしても主人公に共感の余地がゼロです。
原作にはおそらくもっと話に肉付けされていて、行動に納得のいく説明もあるのだと思いますが、映画だけを見たものにとってはただのスプラッタ映画と思わざるを得ないです。
続編作るつもりなんですか??
原作既読者→欲求不満 未読者→意味不明
一週間かけて、原作の単行本を読んだあとに鑑賞。
原作は、話の筋が荒いところがあったけど、次々と先を読みたくなる作品であった。上下巻900ページ弱、すらすら読めた(流し読みをしたが)。
…で、映画である。一言で言うと以下のようになる。
原作を読んでいなければ、意味がわからない映画だったのではないだろうか。ただの猟奇的な主人公が、ライフルを使って、大量殺人を行うという。原作を読んでいれば、深みに欠ける、説得力に欠ける映画だったのではないだろうか。
映画で一番描けていなかったのは、蓮実の心理描写ではないだろうか?
共感能力が欠如した、サイコパスだからは描く必要がないのだろうか?
蓮実が殺人を繰り返す理由は、無いようで有り、有るようで無いのかもしれない。
小説では、自分の「自由」を邪魔するものは排除するということが書かれていたように思う。自分の自由を邪魔するものを排除するためには、法もモラルも倫理も関係ない。両親も友人も関係ない。自分に与えられた、思考力・判断力とそれを補完するために日々精進し鍛え上げた身体能力を惜しみなく使う。
映画では、蓮実の行動の源泉にある「自由」への強い志向と、共感能力の欠如を補うために必死に積み上げた人の心理を読むために知識、それらをフル活用して残忍な計画を立てる過程がかなり抜けている。クライマックス(4組生徒の全員の殺害)へ向かうまでの思考が、数分の沈黙で描かれており、原作を読まないものには、クライマックスへの行動があまりにも唐突に始まっていくのである。蓮実の知性で、蓮実なりの論理展開で、我々日常に住むものが、蓮実のいる非日常の世界に連れて行かれるのが魅力なのだ。
また、蓮実に少しだけ、ほんの少しだけ有るかもしれない、共感能力に関しても描けていなかった。美彌に手をかけるのを少し戸惑うところなど、もう少し丁寧に描けたのではないだろうか。
大量殺人の中、蓮実も幻覚を見る。幻聴を聴く。耳栓をしていなかったので、微妙に行動に変化が出る。蓮実も人なのだと思う。映画で描いてはいるけど、原作を読まない人には、わかりづらいシーンが多いな、やっぱり。
生徒は生徒で、あまり思考することなく行動する。意味もなく、さまざまな行動に出る。団結するのが難しいのは仕方ないにしても、蓮実のシンパと蓮見に疑惑を向けるもの、自分で思考しないもの、友人も実験道具にしか見ないもの…映画では一応描かれていたが、思考や心理が描けていないので、なぜその行動をとっていたのかがわからないと思う。
一人一人がしっかり描けていな買ったのも残念。せいぜい、出席簿で出欠とるように、死んだものの名前テロップで確認してほしかった(『バトルロワイアル』はそんな感じだった)。
蓮実をもっと良い先生として描いてほしかった。
この作品の恐ろしさは、人が大量に死ぬことではないのだと思う。
学校という「聖域」で、誰からも人気のあるすてきな善人が、実はサイコパスであり…というところが怖いのである。
ギャップがあればあるほど怖い。
蓮実の良い先生ぶりを、善人っぷりを、しっかり描いてほしかった。
R15指定なのだから、虐殺部分やセクシャルなシーンなど、もう少ししっかり描いても良かったのではないだろうか?
圭介がハンダごてで殺されるところなどは、想像するだけに恐ろしかったのに、一回当てられてうめいただけで、すぐにブルーシート巻きとは…。
美彌はつっぱっていて、人を寄せ付けなくて、でも蓮実には心を許したから、魅力的なキャラだったのに(映画ではただの美少女)。柴原は、もっと男の本能そのものの動物キャラだから、蓮実と対称的になっていてキャラ立ちしていたのに(ドラムのうまい、生徒から人気が出るかもキャラでは、存在感が弱い)。
クライマックスで、殺人を楽しむ姿はすごい。BGMの当て方には監督のセンスと遊び心を感じた。過去の回想シーンを、蓮実宅の破れ障子の背景に移していくのもおもしろいと思った。さすがである。
映画で見られたので、原作の世界が広がったこともあった。
蓮実の口笛の「モリタート」や「マックザナイフ」などは、音楽の知識がなかったので、本だけではイメージができなかった。
また、ライフルの威力が、控えめながらも描けていたので、人がどれだけすっ飛ぶのかが、よくわかった。
エグザイル系グループの主題歌は、合っていなかった。
余韻を消すうるささがあった。もっとしんみり終わった方が良かったのでは?
原作が厚い本名のだから、2時間半で描くのは無理がある。
全部は見ていないが、『序章』を見ると、映画が理解しやすいと誰かのレビューにあった。確かにそう思う。2時間分の『序章』を作るのだったら、原作を読んでいなければわからない映画を作るのだったら、最初から前後編にした方が良かったのかもしれない。そう思った。
邦画史上に残る問題作∑(゚ω゚ノ)ノ
AKBの大島優子が「この映画私嫌いです!!ヽ(`Д´)ノプンプン」って言ったことで、かなり話題にも上るしかなり好き嫌いが分かれる映画だとは思います。
でも俺はこの映画大好き(・∀・)イイネ!!
伊藤英明は『海猿』シリーズでは良くも悪くも爽やかで正義感溢れる青年を演じてたけど、今回はそれとは打って変わって計算高く他人に対する共感が全くないサイコパス(;・∀・)
汚いハイゼットに乗って、廃屋かと思うような汚い貸家に住んでることで、この蓮実の異常性をことさらに引き立ててる。
映画化するにあたって原作の小説の部分はかなり大幅にカットしてて、蓮実をはじめとする教師の異常性、汚さを見せる所に終始してる感じ。
小説でもそうだけど、登場人物はほんとろくな奴がいない(;´∀`)
この学校ろくでなしばっかりΣ(゚д゚;)
いじめ、モンスターペアレンツ、淫行はもちろんのこと、セクハラ教師に教師と生徒の肉体関係(男女、男同士)、教師同士の足の引っ張り合い、責任のなすりつけ合い、そこから殺人にまで怒涛のように発展していく・・・
とにかくこれでもかと教育上の問題点を凝縮したかのような学校(ノ∀`)アチャー
蓮実はサイコパスで、殺人をすることに何の躊躇もなく次から次へと目についた人間を殺していく。
えげつないけどどこか爽快感すら漂う(゚∀゚)アヒャ
最初口笛を吹きながらリズミカルにテンポ良くショットガンをぶっ放していくが、そのうち徐々にめんどくさくなって舌打ちしたり眉をひそめたりしながら、でも冷静に殺していく。
アメリカで投資銀行に勤めてた頃知り合った殺人鬼と一緒に殺人をしてたものの、その相棒も焼き殺して、さらに向こうの政府にも見逃されて日本に戻ってきたわけだけど、拳銃には常にその焼き殺した相棒の幻覚が見えるというあたりも異常性があって(・∀・)イイ!!
その幻覚を見ながらも冷静に殺していくのもイイネ♪d('∀'o)
蓮実が逮捕されるのはAEDに会話が録音されてたことが決め手になるわけだけど、冒頭でAEDには録音機能がついてるという意外と世間に知られてないことが伏線になる辺りはΣd(゚∀゚d)イカス!
ただ不満もないわけじゃなく(;・∀・)
まず殺し方がリズミカルだけどちょっと工夫が足らんと言うか・・・
撃ち殺すだけじゃちょっと弱いと言うか・・・
あれだけ盗聴器やらカラスを殺す罠を仕掛けたわけだから、拳銃だけじゃなくて色んな罠を張り巡らしても良かったんじゃないか?
もちろん平岳大扮するゲイの久米先生に押し付けるつもりだったんだろうが・・・
それにラストで、二階堂ふみ扮する片桐怜花の片目が白くなるのは最初全然意味不明だったけど・・・あれは片目が白いカラスに重ねてるわけね(・∀・)イイ!!
蓮実の回想シーンは、三池監督らしいシニカルかつちゃっちくてベタな描写で良かったな~
山田孝之の腐れ外道っぷりもさすがΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
蓮実が籠絡した安原のパンツを脱がせて、柴原がそのパンツを蓮実から渡されて臭いを嗅いで「・・・美弥?」
アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
ラストは精神異常者を装って警察に連れて行かれる辺りもΣd(゚∀゚d)イカス!
そしてTO BE CONTINUED
これは貴志祐介に対する三池監督なりのリクエストかな?
これシリーズ化すれば、日本のハンニバル・レクターみたいなダークヒーローになれますよきっと(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
蓮実の殺人描写は確かにえげつないし、好きな子を守ろうとした弓道部の生徒とか殺されるのは観てて可愛そうだけど、釣井教諭も柴原教諭も久米教諭も・・・とにかくろくな奴がいないから
「こんなくだらん奴等殺しちまった方がいい!!!」
俺も映画作るとしたらそう思うかも(・∀・)
個人的な思いとしては、蓮実にはこれから世の中に害をなす腐れ外道どもを次から次へと殺して( ゚д゚)ホスィ...
てことは、これは新しい形の『必殺仕事人』とか『ハングマン』か???
気分が。
伊藤英明を主役に持ってきたのはヒットですね!
個人的には 仙崎(海猿)より ハスミンのほうがよりあってるように思います。
内容としては 後半の大殺戮前までは面白くみれたのですが、特に罪があるわけでもないものが殺されていくシーンは 何だか痛々しいだけでした。
ピカレスクヒーローとありましたが、それにはやはり感情移入出来るかいなかでしょう。カッコイイとかその主人公に共感出来る部分があるなど。
そういう意味では、この蓮実と言う 主人公はそうではないのでは。
凄い知能が高い人物と描かれてますが、知能が高いから賢いかといえばそうでもないところなどは現実と同じで良く描かれていますね。
知能が高くとも人間的モラルの欠けている人間。この辺りは考えてしまいます。大なり小なり 自分たちにも当てはまる所があるとおもいますから。
DVDが発売されたら、序章と一緒にもう一度みたいですね。
たまらない映画
映画の内容は、サイコの英語教師が
生徒を惨殺するって話。
終盤はひたすらショットガンで生徒を殺す。
ヒーローなんて書いてある記事もあるけど
ただひたすら罪のない生徒を殺す。
こんなものがピカレスクヒーローであってたまるかって内容。
殺し方にもタメが無い。
命乞いの途中でもがんがん殺す。
がんがん殺して、暴力は何かを思い出させる。
多くのものに守られて安心しきっている人たちも
こんな風に暴力で弱者も女子学生も殺される映像を観て、
暴力を再認識して、身近なものと思い出す。
そのくらいの意味しかないと思うなぁ・・・。
平和ボケだから成り立つ。
なのでこの映画に、こうだったら良いのになんて
思いは全く浮かばなかった。
サイコ教師は当然人を殺すだろうし、
不幸にも偶然そこに居合わせた人も運が悪ければ死ぬ。
命は大事だけど、死ってこんなもの。
史上最悪の反面教師
今更のレビューですが、まあひとつ。
邦画は感情面が複雑なんで、レビューを書くのにも時間かかるんすよね。
さて色々書きたいが、字数制限がキツイので要点だけを。
クライマックスの大殺戮が単調だとか飽きるとかいう意見を多く見受けたが、
そもそもこの映画はカタルシスや爽快感を感じるように作られていないと僕は思う。
同監督の『十三人の刺客』等を観た時も感じたのだが、
三池崇史監督ってひょっとすると、過去のバイオレントな作品群の割には生真面目な方だったりして。
というのも、
“ハスミン”の暴走が少しずつ加速してゆく展開やサスペンスとしての伏線の張り方など、
物語の語り口自体にはエンターテイメント性を感じるのだが、
最もエンターテイメント色を打ち出し易いであろう
大量殺戮シーンにはそれがまるで感じられないのだ。
スプラッタ映画的な快感は無い。同情の余地無く退場する人間は殆どいない。
人を喰ったユーモアも微量。趣向を凝らした殺しも無い。
淡々と、さしたる感動もなく、無慈悲に人が殺されてゆく。
そこに逆に惨たらしさと不快感を感じる。
(cmaさんがこの辺りを巧くレビューされていたと思う)
今でも頭にこびりついているのは、屋上へと続く階段での殺戮。
響き渡る悲鳴を気にもかけず、観客からは壁に隠れて見えない空間に向け、
ただ作業的に銃弾を撃ち込み続けるあの機械的動作。
あの鴉と同等、害獣か何かのように人が殺されてゆく。
まるで人の存在価値を否定されたかのような不快感を覚える。
死んでゆく者達の人物描写は浅いが、深いとかえって陰惨さが増して、
鑑賞するのが非常に苦痛になっていたかもしれない。
徹底的にリアルに描く訳でなく、写実性と寓話性のキワキワを行くような
仕上がりになっているのも、その辺りに配慮したサジ加減なのかも。
『殺人は不快な行為であり、この行為に娯楽性や美化すべき要素など何ひとつ無い』
冷ややかな声で、そんな言葉を言われ続けているような気がした。
“ハスミン”のキャラクターは強烈だったが、この物語はその解明に重きを置いていない。
精神疾患に関する様々な専門用語も登場するが、そんなものは所詮は唯の言葉だ。
彼の行為が人に与える感情——禍々しさや不快感——こそが僕らにとって意味を為す。
この映画を不快と感じる事に意味がある。
つまりは、その名の通り、反面教師的な映画なのだと感じる。
<2012/11/10鑑賞>
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