パシフィック・リム

ALLTIME BEST

劇場公開日:

パシフィック・リム

解説

「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が、謎の巨大生命体と人類が開発した人型兵器との壮絶な戦いを描いたVFX超大作。2013年8月11日、太平洋の深海の裂け目から超高層ビル並の巨体をもった怪物が突如出現し、サンフランシスコ湾を襲撃。「KAIJU」と名付けられたその怪物によって、わずか6日間で3つの都市が壊滅する。人類は存亡をかけて団結し、環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国は英知を結集して人型巨大兵器「イェーガー」を開発。KAIJUとの戦いに乗り出す。それから10年が過ぎ、人類とKAIJUの戦いは続いていたが、かつてKAIJUにより兄を亡くし、失意のどん底にいたイェーガーのパイロット、ローリーは再び立ち上がることを決意。日本人研究者のマコ・モリとコンビを組み、旧型イェーガーのジプシー・デンジャーを修復する。菊地凛子が演じる日本人女性マコの幼少期役で芦田愛菜がハリウッドデビュー。

2013年製作/131分/G/アメリカ
原題:Pacific Rim
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2013年8月9日

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(C)2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LCC

映画レビュー

5.0海を越える握手

2024年1月31日
PCから投稿

付き添いで観に行って、も~う最~高~だった作品(笑)。
感謝の気持ちでいっぱい!

【♪海を越える握手】
監督がスクリーンの向こうから、5秒に1回右手を差し出してくるのがわかる。
ロボットの発進準備、「ワクワクしない?」右手
パイロットの搭乗準備、「ワクワクしない?」右手
大嵐をものともせず出撃、「ワクワクしない?」右手
突如襲い掛かってくる恐ろしい怪獣、「ワクワクしない?」右手

これが2時間続く。
なんかもう、そのド直球なサービス心と、とんでもなく手間ヒマかかった映像が、愛おしくて愛おしくてたまらないw。
私、マーベルとかトランスフォーマーとか全然興味ないんだけど、これは別バラで楽しんじゃった。

劇中で出てくる「ブレイン=ハンドシェイク」という用語がズンと胸に来た。
産まれや育ちの違う二人が、過去を共有し合ってイェーガーを操縦する仕組みのこと。
これ、「マジンガーZやガンダムを子供の頃から大好きだったボクたちなら、年齢性別人種国籍を越えて仲間になれる!」という希望なんだね。
泣く!こんなん泣く!
どんだけ優しいんだよ、
どんだけ純粋に、コンテンツの力を信じてんだよ!?

でも、これは実感あるわ。私も音楽でいろんなひとと仲良くなれたし。

しかもメキシコからアメリカに渡って、力を尽くし何十年もかけて、日本のコンテンツに返礼をくれたという暖かさ。
宇多丸さんの言葉を借りれば「ここまでしてもらって文句なんか言ったらバチがあたる」。

【ここに怪獣あり】
監督曰く、「これはロボット映画でなく、怪獣映画だ」とのこと。
筒井康隆のショートショート『ここに恐竜あり』を思い出した。
商業用マスコットにされ飼いならされたイメージを払拭するべく、生き残ったティラノサウルス(小説家の隠喩)がドギツいスプラッタ惨劇を繰り広げるというお話。
デル=トロ監督も、本作で怪獣の"美学"を再生復興し、後の世に伝承しようと願ったのかもしれない。
怪獣たるもの、このように登場し、このように闘い、このように倒されるべし。
作品化して刷新し、新たな命を吹き込んで延命させる。
苦心のクリエイターが本懐を遂げた、祝福されるべき一本!

心から、ありがとうございますm(_ _)m
忝いッ!

ただゴメン、ホラーとグロいのNGなのでミミックはパス(^^;)スプライスは頑張って観たよ!!

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雨丘もびり

4.0何で、劇場で見逃してしまったのか

2024年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

数年後に観て悶絶した。悔やんでも悔やみきれない。
でもデル・トロはずうっと観察し続けようと思う。もし、第3作があるのなら、ぜひ本人が監督してほしいけど。

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なお

2.0映像の映画

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

4.0見飽きることのない造形と戦闘シーン

2023年10月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

怪獣たちの造形や動きへのこだわりがビシビシと伝わってくる。

しかし、私としては何と言っても巨大ロボットに興奮をおぼえる。巨大ロボットの質感、重厚さとブリキ感が絶妙なバランスで作られており何ともいえない。操縦方法も近未来的な面だけでなく、体を使ったアナログさがあり観ていて飽きない。

そして戦闘シーンも凄い。ロボットのダメージが操縦者にフィードバックされる。そして敗れた操縦者たちの最期への容赦なさ、永井豪の漫画を想起させる。そうした一つひとつが何ともぐっとくる。

しかし、何気にこの作品の一番良い所はストーリーではないだろうか。世界観や登場人物をきちんと描きつつ余計な寄り道をすることはない。戦闘シーンも中断されることなくたっぷり楽しめる。このような作品はそういったことが一番大切だと教えてくれる作品だ。

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komasa