劇場公開日 2013年8月9日

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パシフィック・リムのレビュー・感想・評価

全235件中、1~20件目を表示

5.0海を越える握手

2024年1月31日
PCから投稿

付き添いで観に行って、も~う最~高~だった作品(笑)。
感謝の気持ちでいっぱい!

【♪海を越える握手】
監督がスクリーンの向こうから、5秒に1回右手を差し出してくるのがわかる。
ロボットの発進準備、「ワクワクしない?」右手
パイロットの搭乗準備、「ワクワクしない?」右手
大嵐をものともせず出撃、「ワクワクしない?」右手
突如襲い掛かってくる恐ろしい怪獣、「ワクワクしない?」右手

これが2時間続く。
なんかもう、そのド直球なサービス心と、とんでもなく手間ヒマかかった映像が、愛おしくて愛おしくてたまらないw。
私、マーベルとかトランスフォーマーとか全然興味ないんだけど、これは別バラで楽しんじゃった。

劇中で出てくる「ブレイン=ハンドシェイク」という用語がズンと胸に来た。
産まれや育ちの違う二人が、過去を共有し合ってイェーガーを操縦する仕組みのこと。
これ、「マジンガーZやガンダムを子供の頃から大好きだったボクたちなら、年齢性別人種国籍を越えて仲間になれる!」という希望なんだね。
泣く!こんなん泣く!
どんだけ優しいんだよ、
どんだけ純粋に、コンテンツの力を信じてんだよ!?

でも、これは実感あるわ。私も音楽でいろんなひとと仲良くなれたし。

しかもメキシコからアメリカに渡って、力を尽くし何十年もかけて、日本のコンテンツに返礼をくれたという暖かさ。
宇多丸さんの言葉を借りれば「ここまでしてもらって文句なんか言ったらバチがあたる」。

【ここに怪獣あり】
監督曰く、「これはロボット映画でなく、怪獣映画だ」とのこと。
筒井康隆のショートショート『ここに恐竜あり』を思い出した。
商業用マスコットにされ飼いならされたイメージを払拭するべく、生き残ったティラノサウルス(小説家の隠喩)がドギツいスプラッタ惨劇を繰り広げるというお話。
デル=トロ監督も、本作で怪獣の"美学"を再生復興し、後の世に伝承しようと願ったのかもしれない。
怪獣たるもの、このように登場し、このように闘い、このように倒されるべし。
作品化して刷新し、新たな命を吹き込んで延命させる。
苦心のクリエイターが本懐を遂げた、祝福されるべき一本!

心から、ありがとうございますm(_ _)m
忝いッ!

ただゴメン、ホラーとグロいのNGなのでミミックはパス(^^;)スプライスは頑張って観たよ!!

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雨丘もびり

4.0何で、劇場で見逃してしまったのか

2024年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

数年後に観て悶絶した。悔やんでも悔やみきれない。
でもデル・トロはずうっと観察し続けようと思う。もし、第3作があるのなら、ぜひ本人が監督してほしいけど。

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なお

4.0見飽きることのない造形と戦闘シーン

2023年10月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

怪獣たちの造形や動きへのこだわりがビシビシと伝わってくる。

しかし、私としては何と言っても巨大ロボットに興奮をおぼえる。巨大ロボットの質感、重厚さとブリキ感が絶妙なバランスで作られており何ともいえない。操縦方法も近未来的な面だけでなく、体を使ったアナログさがあり観ていて飽きない。

そして戦闘シーンも凄い。ロボットのダメージが操縦者にフィードバックされる。そして敗れた操縦者たちの最期への容赦なさ、永井豪の漫画を想起させる。そうした一つひとつが何ともぐっとくる。

しかし、何気にこの作品の一番良い所はストーリーではないだろうか。世界観や登場人物をきちんと描きつつ余計な寄り道をすることはない。戦闘シーンも中断されることなくたっぷり楽しめる。このような作品はそういったことが一番大切だと教えてくれる作品だ。

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komasa

4.5マコ、抑えて

2023年9月20日
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楽しい

興奮

ギレルモ.デル.トロは、間違いなく世の中の男と一部のオタク女の夢を具現化出来る唯一のフィルムメーカーでしょうね。ここまでやりきったら気持ちいいわホント。ストーリーや音楽、キャストや演技も大変素晴らしく何処にも隙がない。誰がここまでロボットに乗って人間が怪獣を倒す映画を作れるというのか?その他の作品もホント好みで大好きだねこの監督。

多分、この映画を観た誰もが感じた事だと思うけど、日本原作のアニメをハリウッドで映画化して欲しいNo. 1監督でしょう。特に無理だと言われてるGANTZを是非実写化して欲しいね。でも、日本人キャストを採用するのは構わないけど、芦田愛菜は兎も角、菊地凛子をキャスティングしたのは何でなの?もっと英語が話せて綺麗な俳優居るでしょ?彼女を日本代表みたいな感じに思われる事は、個人的には勘弁してほしいね

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dj xyz

5.0男の子の夢の結晶‼️

2023年8月7日
スマートフォンから投稿

楽しい

怖い

興奮

この作品は男の子の夢の結晶‼️小さい頃夢中になったガンダムやマクロスなどのロボットや、ゴジラ、ガメラなどの怪獣たちをハリウッドの最新技術の映像で観たい‼️傑作「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が、そんな男の子たちの願いや夢を叶えてくれた宝物のような作品です‼️確かにこの作品以前にもそれらしい作品はありました‼️ハリウッド版「ゴジラ」は怪獣というより巨大生物‼️「トランスフォーマー」は金属でできた変身型生物かな。やはりロボットは人間が乗り込んで操縦してこそロボット‼️喋るなんてもっての外‼️そういう意味でもこの「パシフィック・リム」はドツボにハマった作品‼️まずロボット、この作品ではイェーガーと呼称されますが、ネーミングのセンスが抜群‼️ジプシー・デンジャーはじめ、クリムゾン・タイフーン、チェルノ・アルファ、日本製のコヨーテ・タンゴなど、その名前を聞いただけでワクワクします‼️デザインもガンダムやマクロスにオマージュされてて胸アツ‼️そして武器や必殺技‼️腕部に内蔵されたプラズマ砲や、肘部に備えたロケット推進機によるロケットパンチ、腕に収納された二股の刃スティングブレード、胸部からの6連発ミサイルランチャーなどなど、これまたハートを鷲掴み‼️そして操縦スタイルも二組の人間がパイロットになり、パイロットの動作をイェーガーに伝達、二人組のためお互いの意識をシンクロさせる必要がある‼️このシンクロの際、パイロットの潜在意識が露呈する事があり、この部分がこの作品の人間ドラマの核を成している‼️パイロットの二人、ローリーは過去の戦いで兄を犠牲にした事がトラウマ、マコも幼い日のカイジューの襲撃で家族を亡くした事がトラウマ‼️このそれぞれのトラウマをお互いがフォローし克服、成長していく優れた人間ドラマでもあるのです‼️二人のパイロットを乗せた頭部が胴体に合体、二人の息もピッタリの動作でカイジューを撃退するシーンは、ホント気分爽快‼️カッコいい‼️カイジューも「ガメラ」シリーズのギロンやギャオス、「ウルトラマン」シリーズの怪獣にヒントを得たり、オマージュを捧げたりしているデザインなので、それを探すのも楽しい‼️そしてカイジューの死骸から内臓や脳、皮膚や骨などを密売する闇市の問題なども、世界観としてヒジョーに興味深いものがありました‼️まさに黙示録の世界➕男の子の夢の世界‼️そんな男の子の夢の世界を実現してくれた、同じく "男の子" なデル・トロ監督に拍手‼️

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活動写真愛好家

3.0そこはローテクとハイテクの世界だった。

2023年8月6日
PCから投稿

この映画の内容にオリジナル性は少なく
設定や美術デザインに新しさは見えない。
人型ロボット(イェーガー)本体はかなり弱く
1000体は無いと地球は守れないのではと感じた。
人間ドラマとしての表現は薄く感情は動かない。

スゴ〜ク強そうな乗組員の乗る人型ロボットも「あれ?」って思うほど、呆気なくやられてしまい、同じく環太平洋防衛軍の危機管理は薄く「あれ?」っていう間に危機に陥る。ローテクであってハイテク、その地球の文明は進んでいるのか進んでいないのか中途半端な表現をしている。観ていて20世紀のSF映画の集大成の印象を感じた。加えて「勝利の後には晴れた地球になる」お約束まで用意されている。とはいえ中高生はかなり楽しめると思う。

あえて何の映画とは書かないが、
かなり多くのSF系映画の要素が見える。
見える人ほど純粋に楽しめないと思う。

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星組

3.0日本語吹き替え版にまでこだわりとオマージュ

2023年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

普通に楽しめましたが、一部の熱狂的な礼賛ぶりはちょっと理解できません。
林原めぐみ、古谷徹、三ツ矢雄二、池田秀一と、旧世代のロボットアニメの象徴的な声優を起用しており、吹き替え版では「ロケットパンチ」という技まで登場し、我々オヤジ世代を直撃する内容です。
ハリウッドで怪獣対巨大ロボットを映画にしたらこうなる。という成功例でしょう。
どうして日本でこれが撮れないのか、現世代のアニメ、ゲームクリエイター達は反省して欲しいです。
ギレルモ・デルトロの音声解説では、横山光輝、本多猪四郎、円谷英二、大友克洋、永井豪などの特撮、アニメに足跡を残したクリエイター達の名前が上がっており、彼がいかに日本の怪獣映画や、ロボットアニメを愛していたかが十分に伝わってきます。
ただし、本作の主人公は、どこにでもいる正義感の強い少年ではなく、マッチョなイケメンで、映画としての完成度にこだわっています。
別におもちゃを売ることが目的の作品ではないのですね。
ものすごい臨場感で繰り広げられる戦闘シーンは、リアルに見えることにこだわり、逆にキャラクターの描き分けはタイピカルで浅い。
唯一、菊地凛子演じる森マコのみ、やや複雑な生い立ちや、心理描写がなされているようです。
不思議なのは、日本語吹き替え版で菊池本人ではなく、林原めぐみが森マコを演じていることですが、字幕スーパー版で確認したところ、菊池凛子がたまにしゃべる日本語の演技は不自然で、上手に演じているようには見えません。
賛否が別れてもおかしくない起用ですが、本人も、林原も、本作のファンもみな納得しているようです。ちょっと珍しい例ですね。
例えるなら、歌唱シーンのみ本物の歌劇俳優を起用した「ラプンツェル」のようなものですか。

40台前後で、子供の頃特撮やロボットが好きだったオヤジは、きっとはまれる映画です。

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うそつきカモメ

4.0脚本は…うーん

2023年1月31日
iPhoneアプリから投稿

とにかくBGM・映像が大迫力で好き!という事で子供の頃から何回も観てました。
大人になってからもう一度見返してみると内容薄く、設定などガバガバな事に気付かされます。
イェーガーは信頼関係が必要な乗り物なのに、息子を叱れない親とその息子は乗りこなしてるの何故……とか、
ローリーと森マコは出会って何日経ってるか知らないけど、赤の他人同士がそんな息合うのか??とか…
多分、映像では写されてないところで色々とあって信頼関係が生まれたんだよ!妄想して!って客に丸投げされてますね。

細かいところ上げたらキリがありません…でもこの映画すごい好きなんですよね…思い出補正でしょうか。

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さー

4.0【日本の怪獣映画&巨大ロボット(ガンダム・・・)映画を合体し、世界に発信した記念碑的作品。ギレルモ・デル・トロ監督監督には感謝の念しかない・・。】

2022年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

■日本のアニメや特撮映画への愛を公言するギレルモ・デル・トロ監督が本領を発揮。
 巨大ロボットと怪獣の血沸き肉躍る戦闘シーンは、否が応にもテンションが上がる。

■深海から突然出現した巨大生命体・KAIJU。
 人類は人型巨大兵器・イェーガーを開発してKAIJUに抵抗するが、徐々に劣勢に立たされていく。
 人類の滅亡が迫る中、元パイロット・ローリー(チャーリー・ハナム)や実戦経験のない新人・森マコ(菊地凛子)たちは最後の作戦に打って出る。

◆感想

・ギレルモ・デル・トロ監督の、日本の特撮映画愛が、爆発している作品である。

・観ている側は”このような作品を観たよなあ。。”と思うシーンが多数あるのであるが、当時海外では今作の様な作品は殆ど無く、全世界が日本の特撮映画のレベルの高さに驚いた、記念碑的作品である。

<今作を鑑賞すると、実相寺昭雄監督監督達の凄さを感じる。
 ギレルモ・デル・トロ監督が、今作を製作してくれた事で、日本の特撮映画の凄さが,世界似伝わったのであるから・・。>

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NOBU

4.0ロボットvs怪獣

2022年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2013年(アメリカ)SF怪獣映画。
ギレルモ・デル・トロ監督が日本の怪獣映画が大好きとのことで、カイジュウ愛の
詰まった映画です。
カイジユウVSイェーガー
イェーガーはデッカイロボット型の兵器
で中には人間のパイロットが入り操縦しています。
主演のチャーリー・ハナム。
ふっとした表情がスティーブ・マックイーンに似てますね(「パピオン」のリメイクで主演していたのも似てたからなのかも)
非常に美形で気に入りました。

もう怪獣映画です。
怪獣が増殖して怪獣防護壁も効力を失い、人類は滅亡の危機へ。
イェーガーはペアの隊員で気持ちを合わせてドリフト攻撃する仕組み。
日本人の森マコ(菊地凛子)と、兄を亡くしたローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)のペアが最終の任務を任されます。
核爆弾を海中深い海溝で爆破させるのです。
ラストの1時間近くは、怪獣対イェーガーと作った科学者の総力戦。
海に沈んで行くイェーガーの勇姿が素晴らしい。
個人的には怪獣売買の商人ハンニバル・チャウ役のロン・パールマンがツボでした。
怪獣の赤ん坊(と言ってもバカでかい)に喰われる所はお楽しみだった。

ラストの戦いも命懸けで盛り上がる。
映像は凄かった。さすがデル・トロ監督作だ。

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琥珀糖

5.0色々と悔しい映画。 そして重厚感テンションのアゲアゲMAX!

2022年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

バカ脳の私に相応しくて面白いエンタメ作品を何か観てみよう!と思い。
手持ちのDVDからエンタメ王道一直線のこちらをチョイスです。

結論、やっぱ全盛期の藤川球児渾身のどストレートばりに凄いわ!です。

でも…
悔しいんだよ!この映画!
何がって!本来なら日本が作るべき映画だったんだよ!
ガンダム以降、日本がコロっと忘れ去っていた巨大ロボvs怪獣のお家芸をハリウッドに先越されちゃったんだよ!
てか、撮影技術的云々もさることながら、資本で負けちゃってるんだよ!
それが証拠に、チャイニーズイェーガーは見せ場あるのに、ジャパニーズイェーガーの登場シーンがないんだよ!

悔しいんだよ!この映画!
劇場で観てないんだよ!4DX&3Dで観たかったんだよ!
当時は地下アイドルさんの追っかけなんてやってたもんだから、他のことやる余裕がなかったんだよ!

悔しいんだよ!この映画のメインテーマ!
ギターさえ弾ければギュインギュインにコピーしたいんだよ!エレキギターは持ってるんだよ!
中古のパチもんエレキ買ってSmoke on the Waterのイントロ弾ける程度(笑)のところで挫折しちゃったんだよ!

えっとね、しょっぱなから冷静さ欠いちゃったですよね…
(⌒-⌒; )
ほんっと血沸き肉躍るってこういう感じなのね。
巨大ロボvsKAIJUですよ。“MONSTER”じゃなくて“KAIJU”ですよ。

小学生男子の夢の実現ですよ。
リアル東映まんがまつりですよ。
ほんっとにね、すげぇの。
『トップガン:マーヴェリック』以前にこちらを劇場のIMAXで観ることができていたなら、面白かった順位は逆転していたかもですね。
「ヒャッホー!」って唸ったディテールを先に挙げておくと、パイロットスーツ固定時のインパクトドライバーぎゅい~ん!とか、脊髄神経接続ユニットがっしゃん!とかヘルメットからのデータ伝達ジェルにゅい~んだとか。
いちいちツボを押さえてくるの!
指圧の心母心押せば命の泉湧くだよ!浪越徳次郎だよ!←知らないですよね…こんなの…
いちいちだよ!
操縦方式がジャンボーグAなんだよ!しかも動作がいちいち機械の重機感満点なんだよ!
映画でこんなにメカの重機感見せてくれたのって『ガンヘッド』と『エイリアン2』のパワーローダーとコレの他にはないよ!(観てきた中ではね…)
うーでが動くよガシャッシャーン♪あーしも動くよガシャッシャーン♪科学の威力だ鋼鉄イェーガー♪だよ!
(そうなんですよね、イェーガーって科学の粋を結集して作られてるのに、装甲は何とか合金じゃなくてただの鋼鉄なんですよね。てか、なんなんだよこの歌・笑)
操縦のリアル寄りの生々しい動きがいいんだよ!
戦闘のメインがガッシャンドッコンBAGOOOOON!の肉弾戦なのがいいんだよ!
観てる側があたかも自分が動かせているかのように没入できるんだよ!IMAXなら完璧にだよ!
なのに、腕がすぐにもげちゃうのもレッドバロンみたいで弱っちくていいんだよ!
また…いつもの悪いクセだよ。落ち着け自分
クールダウン…クールダウン…

でもね、本当にそう思うの。
で…私、映画ファンのくせに映画の基本に全く疎いじゃないですか。
だから、監督さんがギレルモ・デル・トロたって、そんなの知らないの。
そんなの関係ねぇ、おっぱっぴーですよ。
トロさんがどんな映画をどんな作風で撮ってきたかなんて、全く知らないの。
ただこの一作を生み出してくださっただけで、トロさんに感謝ですよ。
日本が作ってきて、新たに作れたはずなのに、ついに自分たちでできなかった映画を作ってくださったことに大感謝だよ。
トロさん、ありがとうございます。(だから誰だよ…トロさんって…)
思えば『シン・ゴジラ』って、庵野さんの「やろうと思えば俺らダッテ出来ルンダ!!!」みたいな。
ジャック・ハンマーみたいな。←なにそれ…
そういう動機(ジェラシー)で作られたっぽいのかな?とか勝手な勘繰りしったりしちゃったりして。
「エヴァぱくるなし!」みたいな。
でね、かなりよかったって思うのが、CGバリバリ伝説のはずが、決してそう見えないの。
どのシーンもKAIJUやイェーガーの動きの重厚感でCGっぽく見えないの。
ヘタすると生身着ぐるみ感満載みたいな。
このあたり巧く作ってるなぁ、って思っちゃったの。
日本のVFX技術じゃ、まだまだ敵わないかな…って思っちゃったの。
あと、やっぱり言い尽くされているところだけれど、芦田愛菜ちゃんの迫真の演技が絶品なの。
マコの過去が明らかになる件は無理がなくて、すんなりウサギを追えたの。あのシーンのKAIJUの迫力も満点だったし。

ツッコミどころもあるっちゃぁあるんですよ。むしろ意地悪に上げ足取っていけばその方が多そうな。
えっ?戦うための兵器作るんじゃなくて、あんなショボい壁おっ建てる方が大事?頭蛆湧いてね?とか。
えっ?あんな超兵器生み出すテクノロジーあるのに、壁は人がよじ登って溶接機やサンダーで作ってるんだ。とか。
チェルノアルファってネーミングセンス、ロシア人のトラウマ的にどうなん?とか
KAIJUの体当たりで損壊するような脆い機体なのに、ロケットパンチでは拳が自壊しちゃわないんだ。とか。

あとね、ちょっと惜しいかな…って思うところもあるにはあるのよ。
マコ役の菊地凛子さん。これ、批判覚悟の個人的好みの問題で言うのですけれど。
どうも米国人がイメージするエキゾチックな日本美女感が強すぎるって思っちゃったの。
米国人なら、リカちゃん人形じゃなくてバービー人形を選ぶような。
私ならリカちゃん人形を2体飾っているので(マジか!)菊池さんと同い年の広末涼子さんを役に当ててほしかったな…とかムチャなリクエストを…と(笑)
私もリカちゃん人形みたく1500円程度で着せ替え遊び楽しんでみたい(///ω///) ニッセンのリアル女性服はお値段高いんだよ。←女装ネタもぶっこんでおきましたよ…っと
あとね、できることなら、もっと秘密兵器とか必殺技の名を叫んでほしかったかなと思い。
吹き替え版で「雷雲旋風拳だ!(サンダーガードフォーメーション)ッッ!!」とか「エルボーロケット(ロケットパァァァーンチ)!!」ってやってたじゃないですか、あのノリで。
「プラズマ砲(キャノォォォーン)ッッ!!」とか「原爆拳(チェルノクラァァァーッシュ)ッッ!!」とか(なんじゃそりゃ!)「チェーンソォードォォォッッ!!」だとか「ギャラクティカマグナム!BAGOOOON!!」みたいに。←これ、全然ちがうから。関係ないから…
そういう外連味ってこの作品にピッタリやん?違うか…(^_^;

そして何よりも惜しいのが、続編『アップライジング』で完全失速しちゃったこと。
“コケちゃった”とまでは言わないけれど。否!あえて言おう!ダメであると!
せっかくここまで作ったのに。アレじゃ三作目はないかな…と思い。どうもやる気満々のようだけれど。
喜ぶべきか?嘆くべきか?やっぱりトロさん体制以外じゃ荷が重すぎるってこと?
それはそれで別レビューで書くことか。
こっちは劇場で4DX&3Dで観て、スクリーンにはド迫力あったのに、妙にガッカリした記憶があるんですよ。
今ならアマプラでタダ観できるけれど、あえてまた観るかなぁ?微妙…

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野球十兵衛、

5.0TVの前でスタンディングオベーション

2021年10月11日
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興奮

「何これ、クソおもろいやん!」というのが見終わった後の感想。

ロボット映画は興味なかったけど、最後まで凄まじいテンションで駆け抜けるジェットコースタームービーでした。誰もが男の子に戻れる映画だと思います。

あと、日本への愛が凄い。申し訳なくなるほどに。主人公機は鉄人28号みたいだし、イェーガーの必殺技はどれも既視感のあるものばかりで、ニヤニヤさせられるシーンは多い。
声優に綾波レイとアムロとシャアが起用されてるのは、やり過ぎレベルのファンサービスだと思った。

余談ですが、ハリウッドデビュー作なのに、いつも通り堂々としてる芦田愛菜ちゃんを見て「1番のモンスターこいつだろ!」って思いました。

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北摂の影

4.0デルトロの愛に溢れている

2021年9月22日
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鑑賞方法:映画館

のっけからゴジラ感満載、カイジューのワードは日本人的に頬が緩見ます。
もうオマージュを通り越して「日本の特撮が大好き!」って声が聞こえてくるかのようでした。それくらい愛に溢れていましたね。
作品はゴジラなどの特撮作品の他、パトレイバー・エヴァ・AKIRA・巨人など色々なパーツも見て取れますね。本当見ていて飽きません。
それと発表された時たまげましたけど、菊地凛子のキャスティングです。
しかもメインに抜擢するなど、本当日本に気を遣っていて申し訳ないくらい。
あと芦田愛菜もハリウッドデビューですね。
怪獣もですがロボもちゃんと特撮っぽく、重い動きもしっかり再現。
イェーガーをはじめメカもアツい。
色んなパーツや表示されている言語など、本当細かい部分にもしっかり作ってあります。
全編デルトロの特撮愛に溢れた、密度の濃い130分でした。
実に面白かったです。

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白波

5.0心か震えた!

2021年7月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

巨大怪獣と巨大ロボットのどつきあい!!!
心が震えました!!
監督の怪獣、ロボット愛を深く感じられる作品でした。
やっぱり監督の作品への愛情は大切ですね。
最高の映画でした!

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VF25

3.0記念すべき芦田愛菜のハリウッドデビュー作

2021年7月5日
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パンズラ・ビリンスと同じ監督とは思えない異質の映画。菊地凛子も良かったがなんといっても芦田愛菜の演技がすばらしい。あとは特に特筆すべき点はない。

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ジョニーデブ

3.5男子絶対好き!

2021年6月26日
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この映画で男子嫌いな人は恐らくいないでしょうね。ロボットVS怪獣、そんなありきたりな作品かもしれませんが、これはひと味違います。まず、ロボットは人が操縦して自分の動きと同時に行動します、技は普通!みんな大好きロケットパンチとかです笑なにより、映像が超綺麗なので、迫力満点です!大きな街で戦ったり、海で戦ったりと普通な感じで戦います。暇な時に、パッと見れる作品となっています。

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SA

3.0あ~、面白かった!

2021年3月4日
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鑑賞方法:映画館

観ました。ようやく。IMAX 3D版になったことで、本作も劇場で観る機会を得ることができました。楽し~!

先日、録画してあった 「山田孝之のカンヌ映画祭」 というドラマを一気見した。その中で芦田さん(2017年の放送だから、当時14歳か)は、"母に殺されかけて蘇生し、母への復讐を誓う" という凄惨なシーンで、「気づいて、立ち上がったシーンで、叫びましょうか?」 と、自ら提案している。その叫びは、本作(2013年公開だから、撮影は前年の2012年として当時8歳か)で鍛え上げられていたんだなあ、と変なところに感心した。

ギレルモデルトロ監督は、その後2017年に半魚人と女性の恋を描いた 「シェイプオブウォーター」 でアカデミー賞(作品賞・監督賞)をとるまでになったが、本作では楽しそうだ。押井守の「パトレイバー」好きと聞けば、本作でのオマージュがよくわかる。自分はマンガでしか 「パトレイバー」 を読んでいないが、あのアクションシーン、ロボットが怪獣を殴る、倒すシーンをとにかく実写でやりたかったんだなあ、とめちゃくちゃ伝わってくる。鑑賞中は、それを知らなかたので、テロップで、「レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」 と出る割には、怪獣の造形が少し違っている感じだなあ・・と思いながら観ていたが、「パトレイバー」 リスペクトと聞けば、怪獣の造形もなるほど、と思わせるものだ。(自分はやはり円谷プロ・東宝が生み出してきた怪獣たちの造形の方が好きだが)

異次元とのトンネルがある深海の海溝からやってくる怪獣たち(ウルトラマンAリスペクトなわけね)。やつらから人類を守るのは、巨大ロボット "イェーガー"! それは、人間の脳神経系と連動し操作されるロボットだが、ひとりの人間では脳の許容量を越えて健康を害してしまうため、必ず操縦者はふたり。ふたりの脳がよく同期しているほど、高い性能を生み出せる(ドリフトテクノロジー)。このあたりは、怪獣もの好きの心をくすぐる科学っぽいテイストをほどよく突っ込んであって、めちゃくちゃいいね。

乗りこむ際のスーツ。背中には明らかに脊髄から信号を取得するためとわかる部位があったり、着てヘルメットをかぶった後に、信号をよりよく取得するための "ジェル注入" という工程があったり。まあ、オタクがほとばしって楽しい限り。それらしくていいよ!!!

本作は、とにかく闘う、格闘する、爆発する。ほぼそれだけのストーリーだ。これでもか、これでもかと繰り返される。とにかく、「それを撮る!」 という決意に溢れた作品だ。それも今回は3D IMAXだ。みんな、ちゃんと体力のある時に観なきゃ、押しつぶされちゃうよ!

この当時のCGでもなお、夜の格闘、海での格闘になるのは、しょうがないところなのだろう。これを白昼の街中シーンとしてCGを作ろうとしたら、無限の時間と資金が必要になっちゃうんだろうな。今ならできたりするのかな(2021年)?

そういうわけでめちゃくちゃ楽しめました、ということで終わりでもいいんだけれど、さてなんの話だったんだろうと振り返っちゃう。よけいなことだが・・
かって少女時代に助けられた恩人を、立派な若者になったいま、逆に救う話か?違った。
ふたりの心をひとつにすることが大事だ、そこから拡大して、みんながお互いを信じてひとつになることが大事だ、ということを説いているのだろうか?

ああ、やはり怪獣映画を観て、そんなことを考えている自分が馬鹿だ、無粋だ。 「あ~、面白かった!」 それだけで十分価値があるじゃん!!!

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CB

5.0厨坊の夢の中を覗いて見たら凄かったでござる。的な。

2021年2月27日
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鑑賞方法:映画館

IMAX3Dの旧作シリーズです。通常上映+DVDで鑑賞済みでしたが、IMAX3Dは迫力がある分、興奮もひとしおで、参った。鑑賞後も頭の中はテーマ曲が無限リピート状態なんですけどw

1秒の無駄も無いエンタメ進行。ロボット大戦モノのガキンチョ・シナリオ。脳内年齢10歳向けの物語りを、真っ向から超大作化する阿保ぶり。イヤイヤ、厨坊の夢をハリウッドクオリティーで実写化する無鉄砲。

デルトロ教信者が多い訳だw
どこまでもあなたに付いて行きます、って言っちゃいますがな!

菊池凛子とマルモリ時代の芦田愛菜様の姿も、日本人としては嬉しかった、ドッキドキの131分は全く長さを感じさせる事なく、一気に駆け抜けます。やっぱり良いね、ロボットもの。

良かった!最高!

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bloodtrail

3.513号機..じゃなかった。イェーガーがかっこいい!

2021年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ギレルモ・デル・トロ監督の特撮愛を目一杯詰め込んだ本作。いやーかっこいい。アクション、メカデザイン、怪獣全てがかっこいい。
アクションは迫力がありcgも上手く使っていたと思います。後半に出てくる怪獣の○ちoんなんかは最高でした。
でもストーリーはありきたりというかどっかで見たことある話でした。先の展開も読みやすいですしね。まあ頭を空っぽにして見るべき映画なのでしょう。
役者陣は特に言うことなし。悪くもなければめっちゃ良いわけでもない。個人的には彼らより芦田愛菜さんと吹き替えの杉田智和さんの方が頭に残っています。どちらとも本当に演技上手いですからね。
さて、ここからレビューっていうより雑談みたいなのします。この作品巷でエヴァンゲリオンやガンダムのパクリだとか何だか言われていますがそれは違うと思います。確かにデザインはガンダムっぽいし同じロボットに2人が乗り込んで戦ったりしてるのはエヴァの13号機っぽいしロケットパンチなんかは多分マジンガーZからもらったんだと思う。でもね。それはパクリでも何でもなくオマージュじゃないですか。パクるのであればこんなみんなが知っているようなものではなくて知らないものをパクるでしょうし。それにちゃんと元ネタである日本の特撮やアニメに対する誠意も感じました。まあ何でもかんでもパクリって言うのは良くないよって話でした。
まとめるとアニメや特撮愛を感じる熱いロボットアクションです。是非ご覧ください。

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赤だるま

4.5極上なロボット・怪獣映画

2020年12月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

「日本の漫画、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重している」
というギレルモ・デル・トロ監督、
ワクワクする展開、怪獣とロボットの描写、特撮映像が素晴らしい( ^ω^)

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褐色の猪