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劇場公開日:

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解説

2011年・第64回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した白黒&サイレントのラブストーリー。舞台は1927年のハリウッド。スター俳優のジョージ・バレンタインは若い端役女優のペピー・ミラーを見初めてスターへと導くが、折しも映画産業は無声からトーキーのへの移行期。無声映画に固執し続けるジョージが落ちぶれていく一方で、ペピーはスターダムを駆け上がっていく。監督は06年の第19回東京国際映画祭グランプリ受賞作「OSS 117 私を愛したカフェオーレ」のミシェル・アザナビシウス。第84回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞ほか5部門を受賞。フランス映画として初の米アカデミー作品賞受賞作となった。

2011年製作/101分/G/フランス
原題:The Artist
配給:ギャガ
劇場公開日:2012年4月7日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第69回 ゴールデングローブ賞(2012年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジャン・デュジャルダン
最優秀作曲賞 ルドビック・ブールス

ノミネート

最優秀助演女優賞 ベレニス・ベジョ
最優秀監督賞 ミシェル・アザナビシウス
最優秀脚本賞 ミシェル・アザナビシウス

第64回 カンヌ国際映画祭(2011年)

受賞

コンペティション部門
男優賞 ジャン・デュジャルダン

出品

コンペティション部門
出品作品 ミシェル・アザナビシウス
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(C)La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm

映画レビュー

4.0完璧すぎてもおもしろくないからね

2023年9月16日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

興奮

あまりに完璧なモノを与えられつづけると、投げかえせなくなっちゃうのかもしれない。
それは、子供の玩具に似てる。
意外に何もなくても、子供ってそこらへんのものでうまく遊ぶものです。
棒切れや木の実なんかでいろんなことを「イメージ」して。
今の多くの映画がゲームソフトなんだとすれば、チャップリンなんかの映画はさしずめベーゴマとかかな。「アーティスト」は…よく考えられた知育玩具、ブロックか木の玩具という感じ。
「アーティスト」の劇場鑑賞体験は、私にとってかなり強烈だったのかもしれません。日が経ってもじわじわと静かな興奮が持続してます。私のなかに大きくなっているのは、主要登場人物たちよりむしろ、映画の中で映画を観ていた観客たちかもしれません。
セリフも色もない、今よりずっと粒子の粗い画面を眺めて、観客たちは冒険の旅に出たり恋をしたりしていた。
全員少しづつ描くイメージは違うはずなのに、同じところで泣き、怒り、笑い、生の芝居を見ているみたいに感情を表現している。
昔の映画はまだまだ足りないところだらけだったけど、その中で精一杯表現してたところがエライ!
観客も、いい作品を心から求めていて、その心とつくりての心が通いあっていたように思う。
「アーティスト」を観ると、そんな時代の観客にふとすごく近付けたように思い、それはとても幸せな感覚なのでした。

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らいぴゅう

5.0傑作

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

幸せ

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こまめぞう

3.0"いまひとつ心に刺さらなかった…"な映画

2023年7月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

*「ギャガ・アカデミー賞受賞作品特集上映」ということでリバイバル上映をしていたので観に行って来ました。初鑑賞です。

数多くの映画賞を受賞した2011年のフランス映画。サイレント・ムービーを現代風にアレンジして、芸術性の高い作品でした。

しかしながら、個人的にはあまりピンと来ませんでした笑

別に難しくも何ともない、むしろ分かりやすいぐらいの物語でしたが、最後まで登場人物たちに感情移入が出来ませんでした…。

正直、チャップリンの映画(その他の白黒無声映画)を観ておけば良いんじゃないかなと思いました笑

僕には、この作品の良さが分かるまでには、まだ時間がかかりそうです笑

*この作品の物語…何かベースになる原作?映画?がありますよね?思い出せません笑
かつて、大昔の白黒映画で経験した記憶があると…。
…思い出せない笑

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stoneage

4.0サイレント

2023年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原題:The Artist  2011年製作
日本初公開時見逃してしまっていた。今回は特集上映で
TOHOシネマズ シャンテで鑑賞。

白黒の無声映画で昔のハリウッドを描いたフランス映画。
これが米国アカデミー賞作品賞他を受賞したというのも
含めて希少価値を感じる。

色無し・役者の発声無しというのは作品を楽しむ上で
全く足かせになっていない。

技術が発達した現在は立体音響は当たり前になり3Dや
4DX・MX4Dなどがあって楽しむ要素が豊富にある。
一方で白黒の無声映画(音楽・字幕はある)の場合は
物語の展開や演技に集中して観ていられる利点があった。

昔チャップリンの映画のリバイバル上映を観た経験があり
白黒の無声映画は見慣れていた。だから自分には全く
抵抗なく受け入れられた。未経験の人はどう感じただろう?

主演の二人が魅力的で特にダンスが最高だった。

名前は忘れたが犬の演技が良かった。

この映画を観ているときバビロン(Babylon/2022年製作)
と共通点が多いと感じた。時代設定・舞台設定が丸被り。

無声映画時代の大スター/もう一人が新進女優というのも、
そのままブラッド・ピット、マーゴット・ロビーが演じた
役柄に当てはまる。

101分に対し189分という上映時間や映画スタイル、演出など
いずれもかけ離れたものとは言え既視感を確かに感じた。

製作年度はアーティストが10年以上早いからバビロンの
デイミアン・チャゼル監督(オリジナル脚本も担当)は
何らかの影響を受けていた?それとも”たまたま”似て
しまったのだろうか。それぞれが面白い作品だったし
別に白黒はっきりさせなくても良いが、ちょっとだけ
気になった。

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toshijp