ロマンシング・ストーン 秘宝の谷

劇場公開日:

解説

南米コロンビアの密林を舞台に、エメラルド争奪戦を描く冒険映画。製作・主演はマイケル・ダグラス。共同製作はマイケルの弟ジョエル・ダグラスとジャック・ブロドスキー。監督は「ユーズド・カー」のロバート・ゼメキス。脚本はウェイトレスをしながらシナリオの勉強をしていたダイアン・トーマスで、これが彼女の処女作。撮影はディーン・カンディ、音楽はアラン・シルヴェストリが担当。出演はダグラスの他にキャスリーン・ターナー、ダニー・デヴィート、ザック・ノーマン、マヌエル・オヘイダなど。メキシコでロケ撮影された。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。デラックスカラー、ビスタサイズ。1984年作品。

1984年製作/106分/アメリカ
原題:Romancing the Stone
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1984年10月20日

ストーリー

ロマンス作家のジョーン・ワイルダー(キャスリン・ターナー)は、新作を出版社の編集者グロリアに届けて帰宅すると、部屋中がめちゃくちゃになっていた。犯人は何かを探していたらしい。やがて、南米コロンビアにいる姉イレインから電話がかかってきた。彼女はギャングに誘拐されており、数日前にジョーン宛に夫が出した手紙の中にある地図を持って来てほしい、というのだ。たしかに地図は届いていた。ジョーンは、早速コロンビアに飛ぶ。指示通リカタルヘナに行こうとするが、言葉が通じない。やっと英語の分る男に教えられてバスに乗り込む。この男、実はジョーンの持っている地図を狙う悪徳軍人のゾロ(マヌエル・オヘイダ)であった。なかなかカタルヘナにつかないので不安になったジョーンが運転手に話しかけ、応待に気をとられた運転手はトラックにバスをぶつけてしまう。バスは横転し、運転手、乗客は歩いてどこかへ行ってしまう。1人になったジョーンは、トラックの持ち主ジャック(マイケル・ダグラス)に電話のあるところまで連れていってくれるよう頼む。ジャックはがめつく案内料を請求する。雨が激しく降る中、ジャングルを歩く2人。ゾロは軍隊を使って2人を追う。2人は必死に逃げ、翌日、ジャングルに不時着していた貨物機の残骸を発見し、そこで夜を明かす。ジャックは帆船で世界の海をめぐる夢を話し、ジョーンも身の上話をして地図を見せた。地図には中央にフォークの型をした図が書かれていた。イレインを誘拐したギャングのボス、アイラ(ザック・ノーマン)はジョーンが来ないので、彼女を空港まで迎えに出たいとこのラルフ(ダニー・デヴィート)に当たりちらす。ジョーンとジャックは、密輸業者の巣だという村につき、ボスの前に連れてこられる。ボスのホアンは、ジョーンの小説の愛読者だった。ホアンのおかげで、2人はゾロの攻撃をあやうく逃れて、電話のある町までいく。電話でアイラと連絡がついたジョーンは、ジャックに約束の金を小切手で支払う。ゾロ一味が彼女のとまっているホテルを襲撃し、ジョーンとジャックは路上の車を失敬して逃亡する。ジャックは町の近くにあるサボテンがフォークそっくりの形をしていたことから推理し、そこに向かう。そして、サボテンの近くにあった鐘乳洞の中から巨大な緑色の宝石、エメラルドを発見する。いったんラルフに宝石を取られるが、ゾロの攻撃であわてたスキに奪いかえす。逃走の途中でジャックと離ればなれになったジョーンは、アイラのもとにたどりつく。ジョーンとイレイン、そしてアイラとラルフ、ジャックとゾロが一同に集まった。そこはアイラの本拠地でワニがうようよいた。宝石を握るゾロの手にワニが喰いついた。ジャックはそのワニを追って姿を消す。ニューヨークに戻ったジョーンが出版社のビルから外に出ると、そこにはジャックがおり、車に帆船が積んであった。(フォックス配給*一時間四六分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第42回 ゴールデングローブ賞(1985年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) キャスリーン・ターナー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1

写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

コメディ。エメラルドの宝で世界一周。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
プライア

3.0当時観たかった作品

2023年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

ロバート・ゼメキス監督の映画で、有名作なのに観てなかったと思い視聴

バック・トゥ・ザ・フューチャーの前年に公開された作品なだけあって、OPの画面構成が似ており嬉しくなった
音楽も同じ人なので、OPが少し似ていた

昔の映画のわりにはテンポもよく、ストーリーは今となってはありきたり感があるが中々見れる

アクションはどこかユーモラス
だがバック・トゥ・ザ・フューチャーほどは弾けておらず、自然なコメディまでになっていない

これの次にあの傑作を作ると思うと感慨深いものがある
当時観ていたらきっとすごく面白かったんだろうなと思う作品だった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
CAIN

4.0El corazon♪

2022年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

ロバート・ゼメキス監督作品

ロマンス小説家の、ジョーン・ワイルダー(キャスリーン・ターナー)は
姉を拉致したと連絡を受け 送られてきた地図を持ち
急遽、南米コロムビアへ向かう。
途中、乗るバスを間違え 強盗に出会うが
冒険家ジャック・コルトン(マイケル・ダグラス)に助けられ
姉へ連絡できる場所へと案内を頼み 二人は、行動を共にする

宝石の地図を奪おうとするドジな二人組の
ラルフ(ダニー・デビート)とアイラ(ザック・ノーマン)
その他、宝石を狙う者たちが巻き起こす
ロマンティック・アドベンチャー

"El corazon" とは、スペイン語で
(心・心臓)
作品の中では、エメラルドの宝石を指す言葉。

西部劇な冒頭シーン
ロマンス小説家ジョーン・ワイルダーが
原稿を仕上げているシーンに繋がってゆくあたりもステキです。

テーマ曲は、アラン・シルベストリで
とっても、お洒落☆彡
映画のラストシーンを
ステキに飾ってくれています。

続編は、「ナイルの宝石」
こちらも 面白くて
自分を元気にしてくれる映画です。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
LaLa

4.0ドゥービー・ブラザーズが解散した?いや、もう再結成してる・・・

2021年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、TV地上波

 映画館で初めて観て、それから何度もTV放映で観た。しかし、何度となく観るのであるが、誰と映画館で観たのか・・・記憶に無い。多分一人で行ったのだと思うのだが、思い出せない。

 冒頭はジョーン・ワイルダーの小説における西部のならず者を退治するシーン。そんな復讐ものの単純な話で泣けるか!でもキャスリーン・ターナーが自画自賛して泣くカットもいいんだよなぁ。そんなとき誘拐された姉からの電話。封筒に入ったエル・コラゾンの地図。それを持ってコロンビアまで来いという・・・

 コロンビアでの冒険は途中中休みがあるんだけど、ジョーンの知名度のおかげで何度も救われるし、悪の将軍、アイラの一味(ダニー・デヴィード含む)との両サイドから追われることになったターナー、ダグラスの即席カップル。コメディ色も満載で『レイダース』や同じ時期の『魔宮の伝説』よりは劣るものの、恋に憧れる乙女心を持てば冒険ロマンスを楽しめる。

 残念なのは行ってみたいと思わせるような風光明媚な景色がないこと。ただ、ラストのニューヨークの街中のヨットは印象に残る。ワニ革ブーツも含めて・・・

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kossy
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「ロマンシング・ストーン」シリーズ関連作品