華麗なる女銀行家

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華麗なる女銀行家

解説

フランスの金融界を揺るがせた実在の女性銀行家マルト・アノーの生涯をモデルに描いたドラマ。

第1次世界大戦後、貧しい帽子売りから金融界に進出し、フランス初の女性銀行家となったエンマ・エケール。持ち前の才覚で成功を収め莫大な財産と大衆の支持を得た彼女は、やがて若手政治家のルクードレと恋に落ちるが……。

「夕なぎ」のロミー・シュナイダーが主演を務め、共演には「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャン、「クレールの膝」のジャン=クロード・ブリアリ、「逃げ去る恋」のマリー=フランス・ピジェら豪華キャストが集結。「地獄の貴婦人」のフランシス・ジローが監督を務め、エンニオ・モリコーネが音楽を手がけた。「没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭」(2022年8月5日~25日/Bunkamuraル・シネマ)上映作品。

1980年製作/130分/PG12/フランス
原題:La banquiere
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2022年8月6日

その他の公開日:1985年10月5日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1980 STUDIOCANAL-France 3 cinema

映画レビュー

4.0華麗なるダイバーシティ金融道

2022年9月17日
iPhoneアプリから投稿

『薔薇のスタビスキー』とほぼ同じ時代、フランスの政財界をゆるがせた女性銀行家のお話で、とても面白かったです。1930年代でバイセクシャルの女性が銀行のトップになると言う、ダイバーシティのさきどりのような設定がビックリです。主人公が男と女の間を渡り歩きながら、カネの力で政界も財界も押さえ込んでしまうのは痛快です。政治や経済の用語が多く敵味方が目まぐるしく入れ替わるのに、ストーリー展開は非常に分かりやすく、スタビスキーよりもすっきり頭に入ります。役者では、ロミー・シュナイダーがなんともアクの強い経営者役を熱演、演技の幅広さに感心しました。『離愁』とは打って変わって、悪役の頭取役のジャン=ルイ・トランティニャンも渋くていい感じでした。

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