見たい度推移(赤線は公開日)


スピルバーグが奴隷解放宣言の24年前、1839年に起きた“アミスタッド号事件”を克明に映画化した歴史社会派作品。スペイン人に奴隷として買われ、ラ・アミスタッド号で運ばれていた53人の黒人たちが、自分たちが殺されるという噂を信じて反乱を起こし、船員たちを殺して船を乗っ取る。それから2ヵ月後、船はアメリカの沿岸警備隊に捕まり、黒人たちはアメリカで海賊行為と殺人の罪で裁判を受けるのだった。だが、スペイン船籍の船だったことからスペイン女王が彼らの返却を希望、生き残った船員たちは自分たちの奴隷だと訴え、沿岸警備隊は謝礼として奴隷たちの所有権を主張する……。人権を無視して繰り広げられる裁判の愚かさと空しさを描くとともに、その中で生まれる若き弁護士と黒人リーダーのささやかなコミュニケーションを、史実に沿って感動的に綴っていく。最終的に黒人たちを救う元大統領ジョン・クインシー・アダムズに扮したA・ホプキンスの熱演が印象的。




