ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

劇場公開日:

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

解説

行方不明の祖父を捜すため北極点を目指す旅に出た少女の冒険を描いたフランス・デンマーク合作による長編アニメーション。19世紀ロシア、サンクトペテルブルグで暮らす14歳の貴族の子女サーシャ。大好きな祖父は1年前に北極航路の探検に出たきり行方不明となり、捜索船は出たものの、いまだに見つからずにいた。祖父と家族の名誉は失われ、祖父の名を冠する予定だった科学アカデミーの図書館も開館が危ぶまれている。そんな状況の中でローマ大使の道を模索するロシア高官の父は、社交界デビューをするサーシャが皇帝の甥であるトムスキー王子に気に入られるしかないと考えていた。しかし、社交界デビューの日、サーシャは祖父の部屋で航路のメモを発見し、それをもとに祖父の再捜索を王子に懇願したことで、不興を買ってしまう。父からも叱責を受けたサーシャは、自ら祖父の居場所を突き止めることを決意。数々の困難を乗り越えてようやく北方行きの船に乗り込み、“地球のてっぺん”を目指すが……。アヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞、TAAF(東京アニメアワードフェスティバル)2016でグランプリを受賞。

2015年製作/81分/G/フランス・デンマーク合作
原題:Tout en haut du monde
配給:リスキット、太秦
劇場公開日:2019年9月6日

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(C)2015 SACREBLEU PRODUCTIONS / MAYBE MOVIES / 2 MINUTES / FRANCE 3 CINEMA / NORLUM.

映画レビュー

3.0雰囲気がいい

日本の映像作品のように過剰な演出が無いのがいいです。

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多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

2.5日本のアニメを見ているよう

2023年9月11日
Androidアプリから投稿

設定や構成は日本人に馴染みある
作りになっていて見やすいです。
天空の城ラピュタのシータと
パズーの雰囲気がチラつく
表現が出てきます。

19世紀の航海の仕方が丁寧に
描かれていて当時の過酷さが
よく表現できている。

あっさり終わるので
もう少し余韻に浸りたかった。
サーシャの感情表現が必要最小限
なので読み解くのが難しい。
祖父の最後を見てサーシャは
納得したようなのでよかったよかった。

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to

4.0少女は北極点を目指す

2023年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2023年7月5日
映画 #ロング・ウェイ・ノース #地球のてっぺん (2015年)鑑賞

19世紀ロシアを舞台に、サンクトペテルブルクの貴族として生まれた少女が、北極航路の探検で行方不明となった祖父を探しに、北極圏を目指す冒険譚

#高畑勲 も絶賛した作品だそうです
ストーリーがしっかりしてるからかな

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とし

3.0シンプルな画から 力強さと人情味を感じる良作

2023年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 まず、アニメ映画の第一印象としてどこを見るでしょう?華やかな予告編?ストーリー性?名のある監督?人それぞれ見てしまう箇所はあると思います。それでも“画”は気になるところではないでしょうか?本作の画は原色を主に使っているのか、それとも使用する色が少ないのかと思うくらいにシンプル。しかも動きも「昔の日本アニメか?」と思うくらいにカクカクしていて、画もカクカクしている感じ・・・。言葉選ばずに例えるなら「チープな画」。しかし、

その画から魅せる本作の力、侮ってはいけない。

 ストーリーの舞台はロシア帝国。簡単に説明すると探検家の孫である名家の娘:サーシャは、2年前に北極点を目指し行方不明になったおじいさんを探すために一人旅に出て、途中一緒に探してくれる船と乗組員を見つけ(おじいさんはロシア帝国の英雄とされていたため、捜索して見つけた者に国から莫大な報奨金が出ていた)、北極点を目指す、というものです。

 最初に「本作の画はチープ」と表現しましたが、そんな簡素な画から現れる表情がホントに多彩で感情豊か。その中でも“目”の表現が素晴らしい。戸惑う目、力強い目、怒りの目。それだけではない。特に車窓から流れる景色を追う目の動きに感動。こんな細かいところまで表現しているのか。観ていて飽きが来ない。

この監督はなんと“表現力豊か”なことか!

 しかし、本作はそれだけではない。事情を知って匿う女店主や、男の中の男な船長と博打好きだが人情ある航海士、やんちゃな船員など登場人物もかなり魅力的。セリフもないモブキャラでも、その“表現力”を活かしており、全体的に人情味のある世界が出来上がっている。しかもその中で大海を知らない名家の少女がもまれ、立ち向かっていく。

諦めないこと、信じ抜くことの大切さを、人情を持って伝えているかのような映画です。この人情が強く押し出されているからこそ、本作の見ごたえを生んでいるのではないかと思います。

 シンプルな画に上映時間は81分とお手頃。短いゆえに複雑なストーリー展開はあまりない。しかし、力強さを感じる良作でありました。
 あと本作で学んだこと、寒さと飢えは人を凶変させる・・・。うん、気を付けよう。

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asukari-y
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