弥太郎笠(1952)

劇場公開日:

解説

鶴田浩二が独立、主宰する新生プロと新東宝との提携作品。製作は「慟哭」の星野和平、子母沢寛の原作から、「続三等重役」の松浦健郎が脚本を書き、「すっ飛び駕」のマキノ雅弘が監督している。撮影は「離婚」の山中晋。出演者の主なものは「坊ちゃん重役」の鶴田浩二と岸恵子、「慟哭」の木暮実千代が特別出演し、村田知英子、高田浩吉その他の助演陣。

1952年製作/159分/日本
劇場公開日:1952年10月30日

ストーリー

直参の生れながら武家を嫌ってやくざになったりゃんこの弥太郎は、旅をめぐって木曽路の松井田宿松井田屋虎太郎のところへ草鞋をぬいだ。その夜は町の宵祭りで虎太郎の娘お雪と一緒に祭見物に出た。そして、桔梗屋のお牧という女が、虎太郎を手玉にとる一方、彼と張り合うお神楽の大八とも情を通じていることを知った。翌朝再び旅を行く弥太郎は、武家時代の親友で街道筋の見廻り役人桑山盛助に出会った。お雪のためを思ってお牧の一件を桑山に話したことが仇になり、虎太郎は大八のために殺されてしまった。めぐりめぐった旅先でふとそのことを知った弥太郎は、韋駄天の如くに木曽路を松井田宿へ駆けつけた。そして、大八を相手に虎太郎の恨みを晴らすと共に、奪われた縄張りもとりもどしてやった。そしてひきとめるお雪の手をふりはらって再び旅へ出た弥太郎だったが、やはりお雪いとしさの心に負けて、途中からお雪の許へひきかえした。

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