男はつらいよ

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劇場公開日:

解説

渥美清主演による国民的喜劇シリーズ「男はつらいよ」の第1作。1968~69年にフジテレビで放送された連続ドラマの結末に抗議が殺到したことから、テレビ版の脚本を手がけた山田洋次のメガホンで映画化された。中学生の時に父親と大ゲンカをして家を飛び出した車寅次郎は、20年ぶりに故郷・葛飾柴又に帰ってくる。美しく成長した妹・さくらと再会を喜びあう寅次郎だったが、さくらの見合いの席で大失態を犯し、縁談をぶち壊してしまう。再び旅に出た寅次郎は、奈良で偶然にも柴又帝釈天の御前様と娘の冬子に会う。冬子に恋をした寅次郎は、彼らに同行するかたちで柴又に戻ってくるが……。マドンナ役は本作が映画初出演となる新派のトップ女優・光本幸子。名優・志村喬が、さくらに思いを寄せる青年・博の父親役で出演している。

1969年製作/91分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:1969年8月27日

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映画評論

映画レビュー

5.0【寅さんシリーズ第一作にして、その後の全48本(リマスター入れると50本)製作された国民的人情喜劇の土台が既にある作品。「男はつらいよ」のメインテーマを聞いた事がない人っているんだろうか。】

2024年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

幸せ

■父親との喧嘩を機に家を飛び出した車寅次郎が、20年ぶりに故郷・柴又に戻ってくる。叔父夫婦や妹のさくらは彼を温かく迎えるが、さくらの縁談を壊したことで亀裂が生じ、再び家を出てしまう。
 その旅先で、寅次郎は美しく成長した御前様の娘で幼馴染みの冬子と出会う、寅さん。

◆感想

・久しぶりに鑑賞したが、驚くのは今作で既にその後のシリーズの根幹、【寅さん柴又に帰って来る】⇒【温かく皆に迎えられる。】⇒【寅さん、問題を起こして寅屋を喧嘩して飛び出す】⇒【仲直り】⇒【寅さん、旅立つ】が出来上がっており、且つ初代マドンナである光本幸子さん演じる冬子さんに恋するも、冬子さんには、婚約者がいて・・、という寅さん失恋パターンも今作で出来上がっている事に驚く。

・寅さんのキレの良い啖呵、流れるような口上、寅屋のおじちゃん、おばちゃん、タコ社長との喧嘩、皆今作に含まれている。

■個人的にいつも、パブロフの犬のように涙するのは、さくらとひろしの結婚式で疎遠になっていたひろしの父を演じた志村喬の俯いた姿で述べる父の挨拶のシーンである。
 ”私は、一体何をしてきたのか・・。”

<ヤッパリ、寅さんシリーズは滅法面白いなあ。又、少しづつ見返していこうっと。>

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共感した! 5件)
NOBU

5.0テレビで見るとはなしに見ていた「男はつらいよ」

Mさん
2023年12月14日
Androidアプリから投稿

きちんと向かい合って見たのは初めてかも。
寅次郎が舟で川を渡るシーンがあるが、そこにあのテーマ曲が流れるだけで、なんか涙が出てしまう。
あったかな気持ちになれるシリーズ第一作。

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M

1.5さくらが綺麗だが、寅の態度には我慢出来ない

2023年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寅の言動は後味が悪い。悪気はないのかもしれないが。

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あっちゃんのパパと

4.5圧巻の結婚式シーン

2023年4月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

博のお父さんのスピーチは泪を誘います。
文句なしの名作です。

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tuna
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