博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのレビュー・感想・評価
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米ソの戦争を皮肉った表現でユーモラスに撮ってますね笑まさにブラック...
米ソの戦争を皮肉った表現でユーモラスに撮ってますね笑まさにブラックユーモア
解説見てて色々納得
キューブリックの戦争に対する馬鹿馬鹿しいと思う気持ちみたいなのがこの映画を作るきっかけになったんだなぁ
ソ連は緊急時でもスパイしちゃうし、
軍人は戦争したい欲すごいし、勝ち負けに拘るし
生き残る人間の選別しましょうとか
2000万人の被害で済むんですよ!!とか犠牲者数の比較とかして何なん笑
あほらしいって思わせるのがこの映画の目的なのかな
博士が立ったのは笑った笑
お前立てるんかい!!
米ソの滑稽なやり取り
ラスト付近のミサイル投下までが焦ったくてイライラしたがロデオ・カウボーイ状態での発射がカウボーイハット?テンガロンハット?小道具効果が抜群。
博士はナチ癖が治らない敬礼ポーズで三役演じた役柄がまるで別人に見えて気付かなかった!?
冷戦中にこのような内容の映画をコメディ色ってか皮肉交じりにコケにした感で撮るキューブリックは凄いが全体的に単調に観てしまった。
オープニング、落書きのような英字がセンスあって重そうな雰囲気を遊び心で軽くしてくれる。
軍人はやはり戦争したくて堪らないんだなぁ!?
文系映画
正直全然わからなかったです!笑
もうちょっと歴史に通じてたり、政治的考えがあったりしたらもっと楽しめたかな。
夜に酒飲みながら観たら最高な類の映画だがわからないと自分のように酔っ払って寝てしまうので集中して観てください笑。
どこで笑えばいいのかわからない感がブラックユーモアっぽかった。キューブリックだからって構えて観ると逆にダメかも普通に考えてこれはおかしいだろうって冷静に観てみると面白さがわかるかも?
最後博士がプルプルしながら歩けます!!!って叫んでたのが一番面白いと思ってしまった自分は心が汚れているのか普通のことなのか、自分の人間性を疑わせる映画笑。
この風刺、核を落とされた日本人のこの絶賛っぷりはなんともとっても複雑な気もするんですよね
キューブリックwktk
オチはパッケージの裏に書いてありましたw
そこからどうするじゃなくてそれでおしまい
だから全く話を知らない人は裏読んじゃだめ
そしてユーモアであってコメディじゃないよ
リッパー将軍のフルネームがジャック・リッパーだったりねwすごい名前w
まぁ彼は基地内の基地外とされています
そしてなにより一番の見どころは
ピーター・セラーズの一人三役!!!!!!!
これは鳥肌物◇
知らずに観終わっちゃった人は絶対にもう一度みるべき
天才、よりも奇才、もしくは鬼才
そしてこれは、白黒作品なのでキューブリック独特の色彩観がみれなくて残念
理由は諸説あげられますが、B52との兼ね合い説が一番有力なところでしょうか
あと、B52のBGMのジョニーが凱旋するとき
いいですね、
大好きです
でもね、
映画はほんとにすばらしいです、ほんとに。
キューブリックは神だと思ってます
…けど
この風刺、核を落とされた日本人のこの絶賛っぷりは
なんともとっても複雑な気もするんですよね
イギリス映画
監督 スタンリー・キューブリック
出演 ピーター・セラーズ
ジョージ・C・スコット
●シュールなブラックコメディ
相変わらずぶっ飛んでる。東西冷戦の最中にこんな映画つくるなんて。逆にいえば、冷戦中だからなのだろうけど。冒頭の字幕「ありえません」の文章は脚色なのか、お咎めなのか。まあ脚色だろうけれど。
ピーター・セラーズが英軍大佐マンドレイク、マフリー米大統領、ストレンジラブ博士の3役を見事に演じる。
核戦争の指令が発動されたら、取り返しがつかないことを如実に描く。軍部の暴走。不測の事態。こんな緊張状態続けてると、エライことになるよというブラック・コメディだ。博士は、あれ、ナチなんだろね。
爆発シーンには、お決まりのユルい音楽が流れる。
Ridiculously long title
These days I started watching Kubrick films and heard from people such as film critics that most of his films are really weird but brilliant , which makes me watch them , I watched Clockwork orange first and not bad and his film that I watched at last was "Dr Strangelove or : How I learned to stop Worrying and Love the bomb" it's about a struggle between the United States Air Force and Soviet Union , it takes passing shots at numerous Cold War attitudes so lots of black humour are cracked in the film against the war Well the ending would make us think it over a little but actually there was an alternative ending ... one was scrapped due to ... I don't wanna spoil the story , just try to watch it at least once !!! Hope you guys will enjoy it :-)
風刺映画
ブラックコメディというけれどそんなに笑えるところはなかった。博士が急に立ったところが一番好きかも(笑)
公開当時に出会えていたら絶賛していたかもしれない映画。
ただ、こんな映画を他に知らないので評価は高めです。もう一回観たい。
キューブリックのコメディ
水爆が未知の脅威だった時代、
一人の狂ったアメリカの将軍によって
核による先制攻撃がなされ、
ソ連の報復によって全世界が死滅するまでを描いた映画。
荒唐無稽なコメディの割にキューブリックの完璧な絵がアンバランス。
ナチと保守派が嫌いってことは伝わりました。
80点。
ブラックコメディ?
ブラックコメディと聞いていたので、笑えるものとして観たけれども、笑えるシーンは無かったかなぁ?
オープニング映像と音楽とフォントのセンスは素晴らしかった。
こんなフォントがボトルに書かれた韓国の飲み物があるが、
今の時代におしゃれだ人気だとされているものは、とっくの昔にあったりするんだなと思った。
ここのレビューを読んでから、ピーター・セラーズが1人三役をやっていると知りました…。
最後にソ連の大使が時計を弄っているのは何故なのか分かりませんでしたが、あれも小型カメラなのですね。
死の灰がばら撒かれた時点で、外に出られないからスパイ行為は意味をなさないと思いますが、それだけ混乱していたんだと捉えました。
その後にパイ投げのシーンがあったらしく、それがあったら大使が何をしていたのかはっきり分かったのになあと思いました。
別所で読みましたが、博士が最後に立ち上がったのは、「私も歩けるからシェルターへ入る権利がありますよ」というアピールではなく、敬愛するヒトラーの理想国家がいよいよ実現するということに興奮して、思わず立ち上がってしまった、という意見に賛同します。
歩行能力の有無に関係なく博士はシェルター入りできるだけの知識学力があると思うので…。
下手なお笑い番組より笑える
最後に、コング少佐が爆弾に乗っかったまま、ICBM基地に、
落っこちていくシーンは、何度見ても笑えますね。しかし、
最高に重たいテーマで笑いが取れるのですから、キューブリック
は、天才ですね。
コメディだがテーマは風刺で、人類はすでに人類を破滅させることのでき...
コメディだがテーマは風刺で、人類はすでに人類を破滅させることのできる科学を手にしていることを危惧している。このようなことは現実的には起こらないにしろ、同類のことを起こすことは可能だろう。
ブラックユーモアの傑作
今や名の知れたキューブリックの作品だからといって過大評価しているわけではない。するめみたいに観れば観る程味が出てくる。
一種の反戦ものとも捉えられるのでは?かといって、堅苦しいものではない。
冷戦時代を背景にしており、
トチ狂った一人の指揮官から発せられた異常な指令で
地球が危機に陥る話。
実際、まったく笑えないテーマ。
それをここまで、よくもまあコメディと化せたものです。
日本人の人間性的にブラックユーモアは通じない時もある、だからこそ、評価に大差が出てくる事は仕方ない事だと思われる。
私は今回は好きな側です、素直に、まさに異常な愛情!笑
冒頭の「こんなことは絶対に起こりえないと保証する」がまず、クレイジー。
そうしてあそこまで大々的に馬鹿みたいな爆発シーンを繰り返し、また作中での人間の論争を描き、
現実で起こりうる核と人間の醜い争いに皮肉を訴えてくる。
白黒だから全然リアルじゃないし、だからこそどこまでも皮肉が冴えてきている気がする。
自らの手で自らを滅ぼそうとする愚かな技術発達。
ゴキブリのように生き延びようとする人間の生殖の本性。
アメリカがドイツナチスを嫌っている事を考えても、博士のヒトラー敬愛心の伺える場面は実に面白い。
最後の優秀な人材の場面で、ヒトラーの戦略と同じくあのアメリカが「優生思想」に乗っ取っている!博士はたまらず「総統!」と叫んでしまうのでしょう。私もまた優秀な人材です、歩けるのですから、と。
まあ、博士の動向は調べると皆さんそれぞれ色んな解釈があるようです。
コメディと理屈を交え、こうして観てから思想を巡らす事が好きな私は、二重の意味でも楽しめています、笑
それにしたってあまりにも映像が美しい。
当時の人間ではない自分にとって、タイムスリップしたような感覚。
当時で観れていたらきっともっと感動したんだろうなぁ。
すごいな、技術とか関係なく、映画はいつだって発想と描き方で名作が生まれてくる。ここまで皮肉で笑えるコメディはない。
傑作。何度だって観たくなる。笑
別に人の死を率直に描いたり、泣かせたりしなくても、ここまで重いテーマを訴える事ができるのです。
是非、観て頂きたい。
さすがキューブリック。
脚本良し、演出良し、撮影も良しの傑作でした。
俳優陣も皆演技がすごくうまい。
笑えるところもあり完璧に仕上げられた映画でした。
ずっとあきなく、時間があっという間にながれた。
何年たっても色あせない素晴らしい作品で、とても面白い。
さすがスタンリー・キューブリック監督作でした。
あえてコメディにしたセンスに感服
タイトルからして異質である
直訳以外を認めなかったスタンリーキューブリックを逆手に取ったタイトルだ
こんなぶっ飛んでいてかっこいいタイトルはなかなか無い
冷戦中、妄想にとりつかれた前線基地司令の暴走から起きるコメディ
モノクロ映画であるが、白黒であるがゆえに雰囲気が感じられてよい
冷戦という陰鬱とした時代において核戦争を扱った作品は多々あるけれど
この作品は「そんなことが起きうるわけがない」と明言していることもあり
核戦争なんてコメディ映画の中だけで起きる話だ、と言っているのだ
あえて悪を演じることですべてを冗談にしようとした同じ冷戦を舞台にした「ウォッチメン」のコメディアンの思想はこの作品からのインスパイアを受けたのだろうか。
本作はあえてコメディ映画とすることですべてを冗談にしようとしている。
作中出てくるアイディアや、当時の通信設備、独特の緊張感
素晴らしい作品、皮肉やセリフのセンスは流石だ
キャラクターも恐ろしく立っていて、昔の映画とは思えないセンス
傑作である。
茶化しすぎで全く現実を見ていなくてくだらない
総合:20点
ストーリー: 15
キャスト: 50
演出: 20
ビジュアル: 50
音楽: 65
「運が良ければ2000万人の損害ですむから先制攻撃を」とかなんて正気ではない。真面目に描いてはいられない。だからこんなふざけた内容になるのだろう。人類存亡の危機で時間がないに、なんとものんびりとくだらない議論を続ける。
だけどこんなに不真面目にやられては緊迫感も何もあったものではない。実際には朝鮮、キューバ、ベトナム、イラクなど何度も核使用の危機があったことが歴史上知られている。しかし長崎以降の多くの場合、大国の上層部は核兵器の使用に関して慎重・真剣に熟慮していると思うし、だからなんとか今まで核戦争を避けられているわけで、それをこんなに茶化して何か面白いのだろうか。
同じ皮肉を描くにしても、『ノー・マンズ・ランド』のように現地司令官が仕事そっちのけで秘書とお楽しみで現場のことに関心を示さないとか、いかにも有り得そうなことを描けばまだ可笑しい。何故ならそれは社会や組織や制度の欠陥を暴き立てているからである。
だがこれにはそれがなく、有り得なさそうなことばかりが描かれる。それが本当に面白くて笑えればとりあえず映画としては喜劇として評価もできる。だが会議の途中で愛人を電話でなだめたり、米ソの首脳が残念さの度合いを競ったり、電話をかけたくても小銭がなくなったり、地下シェルターで多くの女に囲まれる生活を想像して喜んでみたりしても、私にはちっともおかしくなかった。
みんなが戦争回避に努力している中で、損傷したまま飛行を続ける最後の一機の任務遂行に皮肉にも努力する場面でようやく話としては多少盛り返した。最後の映像と音楽はなかなか素晴らしかった。
だが全体に茶化し過ぎ。こんなことで核兵器の抑止になるのならば苦労などしない。核兵器の管理や核戦争を軽く考えて馬鹿にしてんじゃないですか。1995年にノルウェーでの気象観測ロケット打ち上げをロシアがアメリカによる先制核攻撃と勘違いしたような、偶発的要素による戦争は否定できない。
しかし平和問題なんてものはこんな馬鹿げた単純なものではないし、それについて興味をもって勉強したことのある人にとっては全く満足できるものではないのではないか。私にはこのお茶らけた演出はちっとも響かなかった。キューバ危機のときに米ソ首脳が核戦争を回避するための凄まじい重圧の下で緊迫の行動を追ったドキュメンタリーを見た後では、この作品など失笑の対象でしかないし、むしろ腹立たしさすら覚える。普段はこういうことはあまり書かないほうなのだが、この作品を見て皮肉が効いていて可笑しいとか言っている人の正気を疑う。広島と長崎の犠牲者はこんな理由で死んだとでも言うつもりだろうか。今時こんなもの見ても時間の無駄でしかなかった。
古いので仕方がありませんが、映像は主に部屋の中を描いただけの白黒なうえに空飛ぶB52の模型の特撮がしょぼいです。
怖くて滑稽なシリアス映画
人間への不信感、完全な人間はいない(ビリーワイルダー監督「お熱いのはお好き」)、人間はミスを犯すのに核戦争防止システムは完璧であろうか。3.11フクシマ原発事故の経験後にこの映画を見ると、核戦争の恐怖感がリアルに感じられて不安になる。絶対的な大量破壊兵器を前にして、人間の愚かさと滑稽さを鋭く風刺した傑作と思う。白黒映画だったためか、チャップリンの「独裁者」や「殺人狂時代」を思い出した。
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