ニュー・シネマ・パラダイスのレビュー・感想・評価

全196件中、41~60件目を表示

5.0今まで観た中で一番心に残った映画!!!!!!!!

2021年8月24日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

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知的

私はこの映画が世界中の賞を総ナメした往年の名作とは全くもって知らず、何の予備知識もないまま映画好きの先輩のお宅で初めて鑑賞しました。そういった事情から当初はあまり期待をしていなかったのですが、ラストシーンが終わった後はあまりの衝撃に一日中ボーっとしてしまいました(笑)
ざっくり言うと、愛とノスタルジーの話だったように思います。映画館を舞台として、人と人との関わりや時の流れを愛しくも切なく描いています。シチリアの景色がとても印象的で、時代が移り変わってしまうことへの郷愁を一層強く感じさせます。
幼い頃のやんちゃ具合や母との関係性・子供の成長・恋をして引き裂かれること・大切な人の死。トト程に波乱万丈ではないかもしれませんが多くの人が経験するであろうことを描いており、まだこんな年ではありますが「人生」というものを感じました。今の私にはアルフレードの選択は正直エゴではないかと感じてしまったのですが、それが例えエゴだとしても大きな愛情の形であることには変わりないのでしょう。(ここら辺は歳を重ねると感想も変わるのでしょうか。)
印象的だったのは、物語が非常に平坦に感じたことです。実際はストーリーの道中で様々な事件が発生するのですが、その描写は敢えてドライなタッチとなっており必要以上に盛り上がったり盛り下がったりしません。しかし、それこそが重要なのだと思います。物語が進む中で少しずつ積みあがった様々な事柄や感情がラストシーンで全て昇華されたように感じ、とても感動しました。物語の展開の仕方や演出が素晴らしく、纏まり・クオリティからして(映画オタクでもないのに大きな口を叩くようですが)映画というジャンルの一つの完成形のように感じました。
そして、音楽も良かった!!映画でもドラマでもアニメでも、名作と呼ばれる作品は音楽が良い確率が極めて高い気がします。
10年後、20年後に観るとまた見えるものが変わってきそうなのであと3回くらいは観るんじゃないかなと思います。あんまり観すぎると感動が薄れるのでタイミングが難しそうです。

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ぶり

5.0一気にあふれかえる郷愁と、そこにたどりつくまでの時間の流れに震える。

2021年8月22日
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鑑賞方法:VOD
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すっかん

4.5音楽とシチリアの景観も素晴らしいイタリア映画の名作。

2021年7月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

泣ける

悲しい

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西海一久

5.0永遠の瞬間

2021年6月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

完全オリジナル版で何度目かの再鑑賞。

年齢が主人公に近づいたからか
どうしても郷愁と感傷につつみこまれてしまう。

ラスト、永遠の瞬間がとじこめられたキスシーンの数々。
スクリーンに照らされるトトの輝くような涙が沁みる。

映画は素敵だ。
映画を楽しめる人生も素敵だと思わせてくれる。

99日目に立ち去った兵士の心をはかることはできないけれど
立ち去ったからこそ
王女の胸には永遠に何かを残しただろう。

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さよ

5.0感動の大作

2021年5月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

ラストシーンで涙が止まりませんでした。

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yoshifuji

5.0時代の流れ

2021年5月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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笑える

知的

かつて淀川長治さんがテレビで
「この映画は最高傑作です!」
と大絶賛しておられ確かにそのとおりだな〜と心から思える作品ではないでしょうか

年月が経てばほとんどのことが変わってしまいます、人々が集う広場や泣き笑いを共にした映画館、それと人の気持ちも
トトは都会で変わってしまっていた自分に気が付かずに何十年も過ぎてしまっていたのでしょうね
でもそうしなければ映画への夢を叶えられない事をアルフレードは分かっていたからこそ「帰るな!」と言ったのだと思います
周りは、世界は変わるものだらけです、でもね
どうしたって変わらないものがあるのです
トトが何十年ぶりかで会う母親とのシーン、あの編み物のほどけるシーンです
トトの部屋も、アルフレードへの愛情、街の人々も広場の主も
アルフレードからの贈り物を見れば彼の愛情だってずっと変わっていなかったことに気がつくはずです

そう、この作品から感じ取れるノスタルジックな感覚こそが私達の心にある変わらない気持ち、その事に気が付いた時の心地よさがこの作品から溢れ出て私を離さない
観た後にまた観たくなるほどです

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カルヴェロ

4.5お前は俺よりも盲目だ

2021年5月5日
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鑑賞方法:VOD

トトにとってアルフレッドはどんな存在だったのか。
逆にアルフレッドにとってトトはどんな存在だったのか。

絶対にこの街に帰ってくるな。むかし射影室に好きで夢中ったように何かに夢中になれ。ノスタルジーなんかに浸るな。

アルフレッドは全てわかっていた上で大好きたトトを成長させようとした。
その望みが叶うかのようにトトはアルフレッドから全て教わった。射映、恋愛、街からでること。小学校のテストだけはトトが教えてたね。

自分のようにはなってほしくない、もっと自由に生きてほしい。そう願って盲目の自分より世界をまだ見てないトトに向かって盲目だと言ったのかな。
そんな2人の関係が友達以上親子未満、あたたかくもどこかリアルで熱いものがこみ上げてきたよ。

そしてなんといっても小さなシチリアの街の世界観。そして劇中で流れる音楽。これらがまたたまらなく映画に引き込ませる。素晴らしい映画。

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ひろみちゃん

5.0美しい映画美術

2021年4月30日
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SA

5.0トトは、賢い。牛のいる広場の美しさ。

2021年4月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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幸せ

萌える

トトは、賢い。牛のいる広場の美しさ。

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kubonbich

4.0映画の教科書

2021年3月23日
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鑑賞方法:TV地上波

映画のお手本のような映画。映画がどれだけ人を楽しませ、喜ばせ、感動させ、人々の人生にどれだけ影響を与えるのか。

多くの人の生き方が、感情が、この映画の中に詰まっている。

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Ichi

4.5甘美なノスタルジーがやるせなく心を動かす

2021年3月14日
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鑑賞方法:VOD

海外用の編集版、即ち短縮版を鑑賞。昔の名作が沢山登場も一部しかわからないのは少々残念。とは言え、この監督、誰もの持っているだろう失われていくものへの切ない気持ち、そして郷愁と初恋と、名作映画と大好きだった大人への想いを掻き立ててズルイ。しかし、少年の無邪気さと映画技師役の素晴らしい演技と、女優さんの美しさ、綿密に組み立てられた脚本、そして心揺さぶる映像テクニックと美しい音楽が相まって、大きく感動させられてしまう。

これだけの甘いノスタルジックな物語を最後まで納得感を持たせたまま見せる監督のジュゼッペ・トルナトーレ、作品を見るのは初めてになるが見事な構想力と演出力で感服させられた。オリジナルの長尺版、そして他の作品も是非見てみたいものだ。

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Kazu Ann

4.0この期に及んで初鑑賞

2021年3月9日
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鑑賞方法:映画館

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何故か今の今まで、映画館ではもちろんのこと、レンタルしてみる事もなく、地上波でもBSでも、見る機会を逃し続けてきた作品。
あらすじも知っているようで知らなかった。
アルフレッドを通して、トトの成長を綴った作品だったんだね。
若い時に観ていたら、そこまで感動出来なかったかも知れない。中年になった今だからこそ、ジワジワと涙が溢れる感動を覚えました。
やっぱり映画はいいなぁ。映画館で観られたのも良かったです。
オープン記念でワンコインというのが申し訳ないくらい、良い昼下がりとなりました。

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バロン

5.0感動した

2021年1月16日
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かなり以前に鑑賞、再度観たがまた違う感動があった。音楽もストーリーと合っていて良かった。
また観ようっと。

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alextm

5.0【王女と兵士】

2021年1月6日
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昔は、僕の田舎のそれぞれの街に、映画館が一つや二つあった気がする。
今でも、県庁所在地や少し大きめの街には映画館はある。
でも、小さな街の映画館は、郊外のショッピングモールに併設されたシネコンに取って代わられ、閉鎖、取り壊された。

僕の85歳を超えた母親は、ジェームズ・ディーンがお気に入りで、「ジャイアンツ」が好きだ。

ジャイアンツで、ジェームズ・ディーンは主役ではない。

なぜ、「エデンの東」や「理由なき反抗」じゃないのかと聞くと、巨万の富を築きながら、愛を手に入れることが出来ないジェット(ジェームズ・ディーン)にどこか感情が揺さぶられるらしい。(単にカッコいいから好きで、感情が揺さぶられるだけだと僕は思っていますけどね😁)

そして、その後間もなく、ジェームズ・ディーンは交通事故で亡くなるが、それも、この作品を印象付けているように感じるというようなことを言っていた。
こんな悲劇のストーリーで、僕の母親のカタルシスは刺激されていたのだ。

たぶん、多くに人に、感情を揺さぶられたり、胸躍った映画がひとつやふたつは、あるに違いない。

この映画は、そんな人々に向けた作品なのだ。

「ニュー・シネマ・パラダイス」のなかで、アルフレードが、青年になったトトに話す「王女と兵士」の物語。

なぜ、100日目を前に兵士はバルコニーの下から立ち去ったのか。
人によって答えは様々なように思う。
立ち去る理由は人それぞれなのだ。

映画館が無くなっても、映画と共に過ごした日々は無くなりはしない。
記憶が薄れない限り、映画の物語も心の中に残る。

だが、日々を無為に過ごさず、サミュエル・ウルマンの「青春の詩」のようにつねに瑞々しい気持ちでチャレンジすることはもっと大切で、きっと映画の物語も、何か手助けしてくれるに違いない。

「お前の声を聞くより、お前の噂を聞く方が良い」

そうやって人の足を引っ張らず、人の背中を押し合えるような世の中であれば良いと思う。

そして、安易に答えを求めず、考え続けることも大切だ。
王女と兵士の物語をふと考えるように。

エンディングのフィルムから切り取られたキスシーンの数々。
静かなもの、情熱的なもの、笑顔のもの、抑えきれない感情など、全てのキスシーンの背景には異なる物語があるのだ。
僕達、ひとりひとりにも違う物語が隠されているように。

この物語は、映画を愛する全ての人に向けたメッセージなのだと思う。

あの優しく流れる音楽を作ったエンニオ・モリコーネが7月に亡くなった。

早くコロナが終息して、まあ、イタリア人だけに限ったことではないが、世界中の人が、前のように気軽にハグしたり、キスしたりできる世界が戻ってくればいいと心から思う。

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ワンコ

4.0『自分のすることを愛せ。子どものとき、映写室を愛したように。』

2021年1月4日
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メインテーマ聴くだけで泣ける。
30年後にもう一度観たい。
『自分のすることを愛せ。子どものとき、映写室を愛したように。』

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とも

4.0変わり続ける

2021年1月3日
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きのこ

5.0何気ないシーンで涙があふれて止まらなくなった。なんだろー、今の自分...

2021年1月2日
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鑑賞方法:TV地上波

何気ないシーンで涙があふれて止まらなくなった。なんだろー、今の自分が無意識に渇望してるものがこの映画には詰まってる感じがした。50セントをめぐる優しい嘘や、ほどけていく毛糸や、切れ端を繋げたフイルムに、忘れちゃいけない大事なものが宿ってる。

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原っぱ

4.0なんか良いね

2021年1月1日
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すごく特別なストーリなわけでもないし、俳優さん方がめちゃくちゃ素敵とかかっこいい、かわいいと言うわけでもない。と言っては失礼だがこれは率直に私が思ったことだ。
でも、なんだかいいな、ジーンとくるなってなる心温まる後世に名を残す映画なのだと思った。アルフレードがトトを可愛がる様子は、本当に心から良いなと思ったし、またトトがアルフレードを慕う姿も自然と笑顔になるそんなシーンばかりで本当に良かったなぁ。

だがその後、幼少期のトトを演じた俳優さんの将来の姿を知って、心が苦しくなってしまった。

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ぱん

4.0名画・・

2020年12月30日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

地上波であった。何回か見たことがあった名画。トトが最後にシチリアを巡る。懐かしさが甦って来る。時の経過、時代の流れを感じるが、名画はいつまでも変わらない。寂れてしまった映画館はもう無い。

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亮一君

5.0玉手箱が開く時、過去の大切な贈り物が蘇る。

2020年12月14日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

興奮

幸せ

萌える

日本の浦島太郎はお爺さんになったけど、イタリアの浦島太郎はこれからも歩み続ける勇気を貰った。
 温かいものがこみあげてくる。そしてそれは涙になる。
 悲しいんじゃない、憐れみでもない。自分が愛したもの、愛していてくれたもの、そんなものに改めて出会えた喜び。

「自分を愛せ。子どもの頃映写室を愛したように」アルフレードが言う。
 映画好きにはたまらない。トーキーもちらっと出して、映画の初期から、TVの普及により映画の存続が危ぶまれた時代を駆け抜ける(結局、閉館した映画館はあるものの、映画そのものは衰退していないけどね)。映画が皆にどれだけ愛されていたか、街の人々の生活を織り込みながら話が進む。
 別に、時折映画中に上映される映画について知らなくてもいい。映画の中の観客と同じ思いで映画を観た人ならば、十分その世界に入っていけるはずだ。締めだされてのブーイング。トトと同じキラキラした目で映画を観られればそれで、貴方はその世界の住人になれる。加えて、「へえ、トーキーってこんな感じだったんだ」「フィルムってこんな感じだったんだ」と当時の世界に浸れれば十分。
 その物語を引っ張っていくのは、学歴はないけど人生の知恵が詰まった老映画師と、映画が好きで好きでたまらないトト。特に少年時代、あそこまで好きになれるものがあるってうらやましい。そして誰もなりたいなんて思わないだろうと思いつつ、密かにプライド掛けてやっていた仕事に、憧れてくれる小さな存在を知る。こんな幸せなことがあるだろうか。しかも、師と弟子のような二人を、悪ガキの友達にも見えるような描写(ex小学校卒業試験)。たまらない。一つ一つの当時の描写が丁寧に紡ぎだされる。

久しぶりに帰った故郷。浦島太郎。喪失感。基盤を失った気分。故郷は遠くにありて思うもの?
 そんな気分に包まれている時に出会うあのラスト。
 アルフレードは「帰ってくるな」と言った。「帰ってきても会わない」と。だとしたらあのフィルムはトトの為に取っておいたものではないのかもしれない。とうに捨てられたと思っていたのに大切に保管されていたもの。扱い如何によっては事故につながるのだから、いかにアルフレードが大切に扱ってきたのかが一目瞭然。しかも、上映できるように、繋ぎなおしてある!映写室・映画館での思い出があぶりだされてくる。それを大切にとっておいたアルフレード。
 原点回帰。大切な人との思い出。それはトトにとっても、アルフレードにとっても。
 そんな想いがグチャグチャになって、突き上げてくる。熱い思いが涙となる。

人生のいろいろな想いが押し寄せてくる、それでいて温かい気持ちに包まれる映画です。

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とみいじょん