リバティーン

劇場公開日:

解説

17世紀英国で国王に寵愛された実在の放蕩詩人ロチェスター伯爵の半生を映画化。本作の舞台版に主演したジョン・マルコビッチが映画化を企画、ジョニー・デップを主演に自身は国王役に回って製作も担当。ロチェスターが演技指導する女優役で「マイノリティ・リポート」のサマンサ・モートン、ロチェスターの妻役で「プライドと偏見」のロザムンド・パイクが共演。英国人監督ローレンス・ダンモアはCMを経て本作で映画デビュー。

2005年製作/110分/イギリス
原題:The Libertine
配給:メディア・スーツ
劇場公開日:2006年4月8日

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映画レビュー

4.0「私を好きになることはあるまい」などと言われると、つい逆らってみたくなっちゃいます。

2021年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 さすがに終盤の特殊メイクを見たら、好きとは言いづらいかもしれないけど、「全ての王は嫌いだ」などと体制批判する彼の破天荒ぶりは好きです。また、プロローグの独白によって、詩と酒と女に夢中であることがわかり、卑猥語を連発する内容に対する予防注射を打たれた気分になりました。

 4 letter words の応酬。召使となったオールクックがリトル・クリスマスの代役なんかできるわけがない。フランス大使のために作った劇はハチャメチャ。しかし、ところどころに王政に対する風刺がいっぱい。くすくすと笑ってしまうシーンが多かったのです。これがDVD化されたときには吹替えの日本語をぜひ大阪弁でやってもらいたいと願うばかり・・・これからご覧になる方は脳内で大阪弁化してみるといいかもしれません。

 本作では製作者、また国王チャールズ2世を演じているジョン・マルコヴィッチが舞台劇では主人公を演じていたらしい。彼がジョニー・デップと心が通じたのか、それともジョニーがマルコヴィッチの頭の中に通ずる“穴”を見つけたのかわからないけど、梅毒に冒されたジョンに投げかける言葉が2人の通じ合う心情を見事に表現していた。さらに序盤のシーンで、リチャード国王に対しどんな不謹慎で不遜なことを言ったのかを説明する場面では、ジョニー・デップがマルコヴィッチの声帯模写をしているとしか思えないほど似ていたのです。もしかすると2人は穴友達だったのかもしれません。

 物語も後半になると、ちょっと意味不明な部分もあったりしましたが、エロチック・コメディとも思える内容から一転してシリアスな人間ドラマとなっていました。特に梅毒に冒されたジョニー・デップのメイクアップによって鬼気迫る形相と、内に秘めた国王への忠誠が甦る心理描写。愛した女性に対しては複雑な気持ちにさせられますが、ここは男女で評価が分かれるところでしょう。

 女優ではサマンサ・モートンも良かったのですが、今年3度目のお目見えとなったロザムンド・パイクに20ギニー賭けます。

※多少言葉を変えてあります。

【2006年4月映画館にて】

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kossy

3.0斬新さは、ない

2021年1月9日
PCから投稿

舞台ではジョン・マルコビッチが主演していて、映画ではその座をジョニーに譲り、ジョニーは、脚本を3行読んだだけで出演を決めた。
という謳い文句だった。

一言で言えば、「ジョニー・デップが演じたがるタイプの人間」の物語。

自分の中に確固とした価値観と忠義心、愛があり、世間の価値観に迎合することはできず、最終的には破滅してしまう。

見ていて、ロチェスター卿の物語というよりも、「ジョニー・デップが演じる物語」という感じだった。
私がジョニーを好きすぎるせいかしら・・・。

でも、正直、「何度も見たことあるわ」と思うタイプのストーリーであることには間違いないと思う。

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UNEmi

3.5惹きつける力は物凄くある。けどそれが好きかどうかは別物で、私はあま...

2019年9月21日
iPhoneアプリから投稿

惹きつける力は物凄くある。けどそれが好きかどうかは別物で、私はあまり好きじゃなかった。
ただただ狂った人
この役を演じきったジョニーの過酷さが伝わる

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aco

3.5ジョニーデップの演技にはびっくりした

2014年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ジョニーデップはすごい色気があり妖艶
でも終盤の方はあんな美しかった男性があんなボロボロに、ジョニーデップは本当演技力があるんだなと思った。

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明日香
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