“レイア姫”キャリー・フィッシャーさん死去 H・フォード、M・ハミルら追悼コメント
2016年12月28日 10:45

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られる米女優キャリー・フィッシャーさんが12月27日朝(現地時間)、米ロサンゼルスの病院で死去した。享年60歳だった。
フィッシャーさんの娘で女優のビリー・ロードは広報を通し、米ピープル誌に「母は世界中で愛され、その死は深く惜しまれることでしょう」と声明を発表した。フィッシャーさんは23日、英ロンドンから米ロサンゼルスへ向かう飛行機の中で心臓発作を起こし、着陸後すぐにUCLAメディカルセンターに搬送されていた。その後、母デビー・レイノルズや弟トッド・フィッシャーから容体は安定していると発表されたが、そのまま帰らぬ人となった。
「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロ役で共演したハリソン・フォードは、「キャリーは個性的で素晴らしい人で、面白くて、感情豊かな怖いもの知らずだった。立派に人生を生き抜いた」とピープル誌に声明を発表。ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは、自身のTwitterに「言葉が出ない。とてもショックだ」と心境をつづった。その他にも、ルーカスフィルム社長キャスリーン・ケネディをはじめ、スティーブン・スピルバーグ、ウーピー・ゴールドバーグらが追悼コメントを寄せている。
歌手エディ・フィッシャーと女優レイノルズの長女として、1956年に生まれたフィッシャーさんは、15歳の時にブロードウェイデビューし、ハル・アシュビー監督の「シャンプー」(75)で銀幕デビュー。「スター・ウォーズ」でのブレイク後は、大役には恵まれなかったが、自伝的小説「崖っぷちからのはがき」を映画化した「ハリウッドにくちづけ」で自ら脚本を手がけて以降、女優だけでなく映画脚本のスクリプトドクターとしても活動した。また、「サイモン&ガーファンクル」ポール・サイモンとの1年足らずの結婚や、薬物依存や双極性障害の告白など、プライベートな話題でも世間の注目を集め、今年出版した回顧録「The Princess Diarist」ではフォードとの不倫を認めていた。
15年に公開されたシリーズ第7弾「スター・ウォーズ フォースの覚醒」で「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」から32年ぶりにレイア・オーガナとしてスクリーンに登場したフィッシャーさん。米バラエティによれば、続編「スター・ウォーズ エピソード8(仮題)」(17年12月15日全米公開)の撮影は今年6月に終えているそうだ。

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