RAW 少女のめざめ : 特集
映画祭が! 業界人が! 覚醒する女子を描く“NEWタイプホラー”に超騒然──
「イット・フォローズ」「ネオン・デーモン」に続く映画ファン大注目作
これほどまでに“衝撃的”かつ“美しい”《少女の青春物語》があったか!?

2016年の「イット・フォローズ」、17年の「ネオン・デーモン」……他にはない設定と視点で“少女の成長”を描き、映画ファンを熱狂させた2作。そして18年、新たな傑作が加わった。カンヌ国際映画祭をはじめ、各国の映画祭を驚かせた衝撃作「RAW 少女のめざめ」(2月2日公開)だ。生肉を食べたことで、“覚醒”していくベジタリアンの少女のアブノーマルな青春。圧倒的な色彩センスと予想外のストーリーが組み合わさった、見たことのない“新味映画”を、たっぷりと味わってほしい。
各国映画祭を席巻し、業界人、情報通の映画ファン内ですでに“現象化”
《良作》を求める映画好きは、本作を絶対に無視できない──

16年のカンヌ国際映画祭で世界初上映されるとスタンディングオベーションで絶賛され、トロント映画祭では失神者を出すなど、近年まれにみるセンセーショナルな作品として話題を集めた本作。米批評サイト「Rotten Tomatoes」でも高評価を記録したほか、日本でも熱心な映画ファンを中心に注目を浴び、17年6月にフランス映画祭での上映が決まると、チケットは即完売。業界人の絶賛レビューも合わさって熱気は日増しに高まり、「見なければならない1本」として公開が待たれている。

世界初上映となったカンヌ国際映画祭では、女性監督ジュリア・デュクルノー監督の長編デビュー作ながら国際批評家連盟賞をもぎ取り、トロント、サンダンス映画祭でも熱狂を生んだ。ジャンル映画の祭典シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀長編作品に選ばれ、見事3冠を達成!

作品の興行収入を左右すると言われるほどの強い影響力を持つ米批評サイト「Rotten Tomatoes」では、90%の高評価を獲得。これは、「スリー・ビルボード」(93%)、「シェイプ・オブ・ウォーター」(92%)といったオスカー有力作に次ぎ、「ファントム・スレッド」に並ぶ数字だ。

海外での熱狂は、日本にも波及。フランス映画祭での上映チケットは即完売となり、数多くの映画ファンが会場に詰めかけた。ヒロイン、ジュスティーヌ(ガランス・マリリエール)が鼻血を垂らすショッキングな日本版ビジュアルや予告編など、情報が更新されるたびに反響を呼んでいる。

映像美&音楽、繊細な物語と監督の手腕、そして数々の傑作との関連性──
数々の評論家・ライターも、“本作の衝撃”に心をわしづかみにされる!
これまで多くの映画作品を鑑賞してきた映画批評家やライターも、続々と本作の“えじき”に……。映画・音楽ジャーナリストの宇野維正は音楽も含めた演出のセンスを絶賛し、映画ライターの新谷里映は少女の独創的な成長物語と豊かな感情表現に心奪われ、映画評論家・小林真里は「今年のベスト1になりそう」と激賞! 映画のプロをここまで虜(とりこ)にする、その“理由”とは?

ベジタリアン女子の“本能”が覚醒する──知ってしまった《禁断の味》とは!?
少女から大人へと成長を遂げていく彼女が行き着く“究極の愛の行方”

ある日突然、自分の中の“何か”が目覚めたら、どうする? 本作は、生肉を食べたことでベジタリアンの少女に眠っていた“本能”が覚醒する変貌系ホラーであると同時に、16歳の葛藤や苦悩、成長をみずみずしく描いた青春物語であり、姉妹の深いきずなを描いた愛のドラマでもある。鮮烈なルックの奥には、味わい深いドラマが隠されているのだ。“禁断の味”を知り、本当の自分に気づいたジュスティーヌが最後にたどり着くのは……壮絶なラストを、息をひそめて見届けてほしい。

両親が厳格なベジタリアンという環境で育ったジュスティーヌは、レストランで出された料理に小さな肉片が入っていただけで吐いてしまうほどの肉アレルギー。両親の母校で、姉が在学中の獣医学校に入学が決まり、学校でもベジタリアンとしての生活スタイルを貫こうと考えていたが……。

寮生活を始めたジュスティーヌを待ち受けていたのは、先輩たちが仕掛ける過剰な通過儀礼。新入生たちは大量の血を浴びせられ、さらにはある動物の生肉を食べることを強要される。断固として拒否していたジュスティーヌだが、先輩には逆らえず、仕方なく生肉を口に含む。すると……。

生肉を食べた日から体の異常に悩まされ、夜も眠れなくなったジュスティーヌ。自分の体に、一体何が起こったのか? さらに、これまではまったく受け付けなかった肉料理に対する欲求に支配され、抑えきれなくなったジュスティーヌはある日、ルームメイトも驚く常軌を逸した行動に出る!

日ごとに強まる肉への渇望に加え、今まで感じたことのなかった異性に対する欲望も芽生え、次第にコントロールが効かなくなっていくジュスティーヌ。さらに、恐るべきアクシデントが降りかかり、彼女の“変化”は加速していく……本能に目覚めてしまったジュスティーヌの運命は?