ゴッサム・ナイツ : 特集
【号外】バットマン死す!? この街の命運は、4人の
“相棒”に託された――「ブラックアダム」「ブラック
パンサー」に匹敵する、年末年始の“おすすめ作品”!
映画ファンの皆様、この年末年始にぜひチェックしてほしい作品があります。
それが「ゴッサム・ナイツ」(発売中/PlayStation®5、Xbox Series X|S、PCでプレイ可能)! 映画ではありません。今回はあえて、ゲームのご紹介です。
今作を一言でいうと、「バットマン」シリーズのキャラを操るオープンワールドアクションRPG。「グランド・セフト・オート」「Marvel's Spider-Man」をイメージしてもらえると、わかりやすいかもしれません。
その特徴は「バットマンが亡くなったゴッサム・シティ」を舞台にした、衝撃的な興奮を呼ぶ物語展開。さらに、ただ映画を観るのではなく、ゲームプレイを通じて「映画のなかに生きる」ほどの強烈な没入感――。
「ブラックアダム」「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」が公開され、世界的に盛り上がりを見せるアメコミ作品。少しでも「おっ」と思ったのなら、映画ファンこそ楽しめる今作を体感してみることをオススメします。
【目次】
[衝撃的]映画ファンの夢が実現した“激烈にオススメ”の作品
[体験レビュー]実際に映画ファンが遊んでみた
[ここ重要]気になる登場キャラ、背景にある“ドラマ”を解説!
【衝撃的】バットマン死去…背景にハーレイ・クイン?
映画ファンの夢が実現した“激烈にオススメ”の作品!
映画ファンの“あなた”にぜひお伝えしたい、本作の魅力をあますところなく記述していきます。物語の面白さ、ゲームならではの没入感についてです。
[物語展開がひときわ面白い]
良質作を求めるあなたに、ぜひ体感してもらいたい…!
驚くべきことに今作、バットマンが死んだという衝撃的すぎる事実からスタートします。ゴッサムを長らく守ってきた彼がいないことで、ヴィランたちがチャンスとばかりに一斉に蜂起。警察も信用できず、街に大きな危機が迫る……。
そんななか、立ち上がったのはバットマンの相棒だった4人のスーパーヒーロー。プレイヤーは彼らを操作し、ゴッサムを守るため戦うのです。この「どうなる!?」とそそられる展開が、“良質な物語を求める映画ファン”にオススメしたい最大の理由です。
そして、どうやらバットマンは、死の直前にハーレイ・クインに協力を仰ぎ“ある秘密”を追っていたらしく……。いつも気まぐれな彼女ですが、今作では「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」の彼女を彷彿させる設定も!? “映画ファンにはたまらないリンク”もふんだんに盛り込まれているので、要注目!
[「映画の世界に生きる」作品]
“観る”のではない…ゴッサム・シティを自由自在に駆け巡れ!
ゲームというジャンルで得られる“没入感”は、やはり映画のそれをしのぐものがあります。まさに“映画を観る”のではなく、“映画の中で生きる”感覚が味わえる――。
だからこそ、あのゴッサム・シティを縦横無尽に移動できる今作は“映画ファンの夢が実現した”激烈にオススメの作品なのです。
例えば「グランド・セフト・オート」シリーズや「Marvel's Spider-Man」をプレイした、あるいは気になっていた人は、まず間違いなく堪能できるはずです!
【実際に映画ファンが遊んでみた】体験レビュー
あのヒーローにニヤリ、空中アクションも素晴らしい!
今作をオススメする理由を、もう少し具体的にご説明しましょう。映画.com編集部兼エンジニアの男性スタッフ(30代前半)が、今作をPS5でプレイした体験記を掲載します。
「衝撃的な物語にそそられた」というスタッフが、「実際に遊んで、非常に楽しめた」という3つのポイントを教えてくれました。
①:クラーク・ケントからメールが来る!? 映画ファン垂涎の要素がほかにも…!
まず映画ファンやアメコミファンとして「おっ」と反応したのが、人気ヴィランが複数登場する点。ハーレイ・クインは物語のキー・アイテムを渡してくるし、オズワルド・コブルポット(ペンギン)らも物語に絡んできて、「あのキャラもこのキャラも!」と興奮が途切れなかった。
また、クラーク・ケント(スーパーマン)からのメールを受信したりと、思わずニヤリとする仕掛けも! さらにウェインタワーやゴッサム警察署、ジョーカーが収監されていたアーカム精神病院など、映画でもなじみのある建物も複数出てくる。自分の頭のなかにあったイメージが、ゲームでどう描写されるのかを見るのも楽しかった。
②:街を駆け回るだけでも面白い! 協力プレイがほかにない楽しさ!
2人で協力してプレイできるのが、あの人気作「Marvel's Spider-Man」などとは異なるポイントだと感じた。自分のフレンドに加え、世界中の人ともクイックマッチでつながりながら、共同でミッションを進めるのだ。
仲間と任務を進めるのはもちろん、街を一緒に駆け回るだけでも面白かったからすごい!ゲーム内で使えるエモーション(感情表現のジェスチャー)もあるため、他国の人と音声や文字を使わない“ゆるい会話”が成立したことも、非常に豊かな体験となった。
③:簡単操作で破壊的痛快アクション! ストレスと時間が溶けていく…これもまた“極上の映画体験”
映画ファンに声を大にして伝えしたいのは、ゲームにあまりなじみのない人でも120%楽しめる“簡単&爽快なゲーム性”だ。
大きくわけて2点、良さがあった。1つは「簡単操作」、もう1つは「空中アクション」。
まず簡単操作について。基本は、攻撃ボタンをタイミングよく押すだけで、大作映画の見せ場のようなアクションシーンを演出可能! コントローラーを握ればすぐさまDCスーパーヒーローに憑依し、サクサクと凶悪な悪党どもをなぎ倒すことができるのだ。
また、それぞれのヒーローの個性豊かなアクション――ナイトウィングはパルクールを駆使した体術、レッドフードは二丁拳銃、バットガールはトリッキーな格闘、ロビンは瞬間移動の能力(これがかっこいいのなんの!)――は、いつまでも見ていたいほど華麗で迫力満点。戦うことで溜まるゲージを使い、キャラクター固有のド派手な必殺技も放つことができるので、プレイすれば「最高!」と叫びたくなること請け合いだ。
続いて、空中アクションについて。今作は広大なゴッサム・シティの摩天楼を、空を飛びながら移動することができる。この爽快感が素晴らしいのだ。特に期待してほしいのはナイトウィング。特殊なガジェット“グライダー”で空中散歩に興じるさまを見て、プレイしている自分の目が輝くのを自覚するほど感動した。
ダイナミックな映像&物語×簡単&痛快なゲーム性=ストレスと時間が溶けるくらい強い快感……。この気持ちよさは、ぜひ味わってほしい!
【ここ重要】ヒーロー、ヴィランは誰が出てくるの?
気になる登場キャラと、背景にある“ドラマ”を解説!
「映画の世界で生きられる!」と興奮したら、次に気になるのが「じゃあどのキャラが出てくるの?」。
ということで記事の最後に……主なヒーロー5人と、主なヴィラン4人をご紹介。今作のさらなる面白みを体感していただきましょう!
<ヒーロー>[バットマン]説明不要の“名探偵”
世界で最も人気のあるスーパーヒーローの1人。正体は大富豪のブルース・ウェインだが、今作スタート時点ではすでに死亡している。
[ロビン]新時代の“真のヒーロー”
バットマンの最大の相棒。“最高の師”でもあったバットマンを失った喪失感は強いが、ヒーローとしての信念に燃えている。
[バットガール]類まれな凄腕ハッカーで、ゴードンの娘
バットマンが信頼した刑事ジェームズ・ゴードンの娘。極めて強い意志と決断力と、類まれなハッキングやコーディングの技能を発揮する。
[レッドフード]あらゆる武器を使いこなす“戦闘マスター”
非業の死を遂げたが、恐るべき敵の手によって無理やり蘇生された過去を持つ。気性が荒く、犯罪者には容赦しないため、取り扱い注意のヒーロー。
[ナイトウィング]“誰か”のために戦うカリスマ的リーダー
天性のリーダーにして楽観主義者、最もカリスマ的な魅力あふれる男。バットマンの最初の弟子でもある。戦いとは「誰か」のためでなければ価値はないと信じている。
<ヴィラン>
[ハーレイ・クイン]混沌の女王
ジョーカーと並び、DC映画のなかでもひときわ人気のヴィラン。バットマンが死亡したことを知ったいま、なんとハーレイ・クインは“ゴッサムを助ける”ために時間を費やしている!?
[ミスター・フリーズ]極低温スーツに宿る狂気
病気を治し妻と暮らすため、極低温を維持するスーツの中に体を閉じ込めている。だが時間が経つにつれ自我を失い、悪行をなすことが目的となっている。
[クレイフェイス]憎む、バットマンを、生涯
もとは売れっ子の俳優だったが、犯罪者になり下がった意地の悪い男。バットマンに対する憎しみと復しゅう心のみが動力源であり、過去の記憶も失いつつある。
[梟の法廷]誰もその名は口にしない。ささやきさえも
ゴッサム・シティを陰で支配している秘密組織。住民たちの間では都市伝説だと思われているが、実際に2世紀以上にわたり富と経済の動きを制御している。作中最大の敵でもある。
……以上が主なキャラですが、もちろん彼ら以外にもさまざまな人物が登場! 執事のアルフレッドや、上述のレビューでも言及した通り、大ヒット映画「THE BATMAN ザ・バットマン」でも印象的だったあのヴィラン、DCのあのヒーローら、その雄姿にアガること間違いなし!
●まとめ…今年の年末年始は「ゴッサム・ナイツ」をいかが?
以上、この記事のメッセージはとてもシンプルです。ここまで読んでくれたのならば、絶対に今作を買ってみるべき、ということ。
物語の面白さにまずそそられ、ゲームとしての面白さにもズバッとハマることができる今作。(本記事掲載は11月28日)もうすぐ年末年始シーズンに突入します。劇場や自宅で映画を観るのもいいですが、今年は「ゴッサム・ナイツ」でゲーム三昧、というのはいかがでしょうか?