Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ : 特集

2022年2月7日更新

【映像クリエイター志望必見】アイデア(企画)だけで
製作費の補助と映画のプロが撮影全工程バックアップ!
しかも配信も約束!革命的コンペが日本で開催される!!

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映画監督・映像クリエイターになりたい! そう思っている人へ、知って得する情報をお伝えしよう。

それは、2022年2月7日現在、第1回が開催中の「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」(HU35)。若手クリエイターの発掘と育成を目的とした、革命的な映像コンペティションである。

35歳以下であればプロ・アマ問わず応募可能

・応募するのはアイデア(=企画プロット)だけ

・最終選考まで勝ち進んだ5人は、製作費とプロの映画製作チームのサポートを受け、自ら監督・脚本を担い作品を製作

・完成した5作品は、Huluで独占配信

・3月の最終選考でグランプリに選ばれると、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる

……どう? すごいよね……。この特集では、HU35のどこがどう革命的なのかを詳細に語っていく。

>>HU35 詳細はこちら


映画監督になりたい35歳以下は絶対チェック!って
レベルで革命的すぎる映像コンペ、それが【HU35】

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まずはこの「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」(HU35)とは何なのか?をご紹介。筆者が概要を眺めていて「うわ、すげえ」と思った“5つのポイント”を挙げていく。……と、その前に、HU35の理念をざっとご紹介しておこう。

インターネット上で映像作品を発表できる“1億総クリエイター時代”。エンタメ界の未来を切り拓く若い方々に、自由なアイデアから生まれた新しい物語を、《世界》へ届けてほしい――。HU35はそんな想いで、クリエイターの卵である人々を強力にバックアップしていく。


●ここがすごい①:応募はアイデア(=企画プロット)を提出するだけ!参加のハードルかなり低い!

応募条件は「35歳以下であること」と、「アイデア(=企画プロット)を提出する」だけ……プロ・アマも問わないため、とにかく入り口から革命的すぎる。

映像系のコンペは基本「映像作品を提出する」ことが条件となり、長い時間と労力と大勢の協力が必要な撮影・製作が不可欠だった(企画のみ提出の場合でも、その企画応募者自身に監督権まで与えられるケースはなかった)。しかし、このHU35は“アイデア”を出せばよい。つまり「面白いアイデアはあるけど、自主撮影のハードルが高くて企画を実現できない」という人も応募することが可能なのだ。

HU35第一回ファイナリスト・上田迅監督作「速水早苗は一足遅い」メイキング
HU35第一回ファイナリスト・上田迅監督作「速水早苗は一足遅い」メイキング

●ここがすごい②:最終選考に残れば、未経験者でも監督デビュー!しかもチャンスは1人じゃなく“5人”!

応募された企画は審査され、三次選考の審査員へのプレゼンテーションを勝ち抜けば最終選考へ。最終選考のステージは“作品製作”であり、つまり映画監督として自身のアイデアを映像化できる(もちろん未経験者でも)! しかもHU35からの強力なバックアップがあり、製作費の援助も受けられるほか、後述となるが、映画のプロが撮影をサポートしてくれる。

撮影現場を監督として体験し、キャリアのスタートダッシュを決めることができるバリューもさることながら、驚くべきは“最終選考に残れば”という点。グランプリ受賞者(1人)ではなく、ファイナリスト(5人!)が作品をつくることができる……チャンスの広さが尋常じゃない。

HU35第一回ファイナリスト・近藤啓介監督作「脱走球児」メイキング
HU35第一回ファイナリスト・近藤啓介監督作「脱走球児」メイキング

●ここがすごい③:映画のプロが撮影・完成まで全工程バックアップ!一流スタッフが、自分の企画に参加してくれる!

HU35は若手クリエイター発掘だけでなく、育成も大きなテーマである。最終選考では、自身の企画プロットを実際に映像として具現化する。その作品を、審査員(第一回は審査委員長・沖田修一をはじめ、橋本愛、本谷有希子、シソンヌ・じろうが担当)がジャッジし、グランプリを決定する。

強調したいのは、その撮影過程において、映画製作の第一線で活躍するスタッフが参加してくれるという点。脚本開発をはじめ、照明、音響、編集、その他諸々の“一流のプロフェッショナル”が、あなたのアイデアを具現化することを全力でサポートしてくれるから、自分1人だけでは到達できない“極限のクオリティ”に挑戦することができる。

日本トップクラスの現場に、監督として立ち、一流のノウハウを学び、空気を肌で感じる……宝物のような時間に身を浸すことができるのだ。

HU35第一回ファイナリスト・老山綾乃監督作「まんたろうのラジオ体操」メイキング
HU35第一回ファイナリスト・老山綾乃監督作「まんたろうのラジオ体操」メイキング

●ここがすごい④:完成した作品はHuluで独占配信→最終審査!つまり多くの人に観てもらえる!

アイデアを映像化して終わり、ではない。作品はHuluで独占配信され、最終審査される(あわせて、製作過程に密着したドキュメンタリーも配信)。

日本でも有数のユーザー数を抱えるプラットフォームで配信されるということは、イコール、新人としては考えられないくらい多くの人に観てもらえるということ。作品がユーザーの人気を博せば、話題となり、注目を集めるチャンスに溢れている。

HU35第一回ファイナリスト・幡豆彌呂史監督作「鶴美さんのメリバ講座」メイキング
HU35第一回ファイナリスト・幡豆彌呂史監督作「鶴美さんのメリバ講座」メイキング

●ここがすごい⑤:グランプリにはHulu新作の監督権+賞金!さらなる活躍の場まで約束されてる!

最終審査によりグランプリが決定するが、受賞者にはHuluオリジナル新作の監督の権利と、賞金100万円が贈呈される。このHU35で発掘され、一流の現場において“他にない経験”も積めて、さらなる活躍の機会までも。「35歳以下」「アイデアを提出するだけ」という応募ハードルの低さに対して、リターンがすごすぎる……。

もし「次回があるなら応募してみたい」と興味が湧いたら、公式HPをチェックしてみてほしい。アイデアを送ってみて損することはなく、むしろ挑戦によって得られるものしかない。映画監督やクリエイターを志望している全ての人に参加してほしい!ってくらい革命的なコンペ、それがHU35である。

>>HU35公式HP

HU35第一回ファイナリスト・吉川肇監督作「瑠璃とカラス」メイキング
HU35第一回ファイナリスト・吉川肇監督作「瑠璃とカラス」メイキング


【HU35プロジェクトはいよいよ最終選考へ】
どんな人・作品が最終選考を戦ってる? 一挙に紹介!

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実際にHU35プロジェクトはどう進行し、どんな人や作品が最終選考まで残っているのか? エッジがききまくった“異才ぞろい”のファイナリスト5人を紹介するので、「自分自身が挑戦する姿」を想像しながら読み進めてみてほしい。

(※年齢は2022年2月7日現在)


●大阪芸大出身の天才肌! 審査員の絶賛受け勝ち進んだ28歳“近藤啓介”!
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職業:映画監督 大阪府出身

三次選考(ファイナリスト選考会)では、審査員の満場一致かつ最速でファイナリストに選ばれた近藤啓介(こんどう・けいすけ)。本番の撮影を前に、気合い注入で髪の毛を丸刈りにしたり、プレゼン時に下駄で登場したり、すべての行動が天然で予測不能。大阪芸術大学・映像学科卒業後、すでに映画監督としても活動しているだけに、本気でグランプリを狙っている。

作品タイトル「脱走球児」
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真面目に練習に取り組めばレギュラーになれると信じ、日々努力を惜しまない強豪校の高校球児が2人。あるきっかけで「努力が報われない」ことに気がつき、野球以外の新しい青春を謳歌しようと、寮から脱走! 今まで野球しかしてこなかった少年たちが、外の世界を知り成長していく姿をオフビートな笑いで紡ぐ青春ドラマ。

近藤監督が作りたいのは「小さな青春応援映画」だ。「突然、『自分に向いているのか? なぜこれを続けているのか? いまやっていることが本当に好きなのか?』わからなくなる」という、誰にでも、何歳でも、起こりうる瞬間を肯定する作品を目指す。

出演:櫻井健人&木戸大聖(主演)、本宮泰風、濱田マリ、前田航基、細川岳ら

スタッフ:撮影・伊藤麻樹、照明・井上真吾(ともに「ミッドナイトスワン」)ら


●現役テレビADの熱血女子!自身の経験を映画に刻みこんだ23歳“老山綾乃”!
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職業:テレビ制作 (報道番組「NTV真相報道バンキシャ!」のAD) 鹿児島県出身

ファイナリスト選考会では、アシスタントディレクターらしくカンペ(=スケッチブック)1つでプレゼンした老山綾乃(おいやま・あやの)。報道番組のADという自分自身の経験を重ねた物語を、誰よりも熱をこめてプレゼンテーションし、審査員の心を惹きつけた。勝ち上がりが決まった際には、涙ながらに感謝を伝えた熱血女子。ロングだった髪をばっさり切り、気合い十分で撮影に挑んでいる。

作品タイトル「まんたろうのラジオ体操」
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報道番組のADとして働いていた主人公・さくらは、日々の激務に疲弊し、休養を余儀なくされる。自宅の向かいには、現役の体育教師だと思っている認知症のおじいさん・まんたろうが住んでいた。

毎朝、まんたろうの大音量のラジオ体操で叩き起こされるさくら。ある日、まんたろうにラジオ体操を教わったことから、交流がはじまる――。「生きづらさ」を感じていた女性が、自身の人生と仕事を再起動させる物語。監督が焦点を当てたいのは「映らない存在」。見過ごされがちな社会問題をエンタテインメントとして描いている。

出演:片山友希(主演)、長塚京三、渡辺真起子、福澤朗ら

スタッフ:撮影・鎌苅洋一(「花束みたいな恋をした」)、音楽・坂本秀一(「溺れるナイフ」「青くて痛くて脆い」)ら


●クリエイター夫婦の「じゃない方」と言われた日々はこれで終わり!背水かつ赤髪の33歳“上田迅”!
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職業:演出家

ファイナリスト選考会では赤髪で登場した上田迅(うえだ・じん)。妻は同じ会社に勤める同業者だが、彼女が先に昇進しただけに、「夫婦の『じゃない方』」と呼ばれることもしばしばだとか。プレゼンでは、停滞感や焦燥感に駆られる素直な気持ちや、HU35に賭ける想いをぶちまけた。

同じファイナリストのなかでは、近藤監督をライバル視。「真面目すぎる自分にない、ナチュラルな感性を持っているから」だという。背水の陣、強い気持ちでグランプリを狙う。

作品タイトル「速水早苗は一足遅い」
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欲しいものはタッチの差で逃し、公共の乗り物には一息遅れで乗りそびれる。その名前(速水早苗)とは裏腹に、いつも一足遅く損ばかりしている女性が、母の重篤の知らせと自身の失恋が重なった最悪の夜に棚ぼたの幸運に出合い、少しずつ自分を変えようと成長していく。

「幸せ」はどこかに転がっている。探しつづける限り――。思い通りにいかない人生をおくるすべての大人へ、少しの元気と明日の活力を与える作品。

キャスト:深川麻衣(主演)、泉澤祐希、佐野岳ら

スタッフ:撮影・小松高志&照明・蒔苗友一郎(ともに「前田建設ファンタジー営業部」「映画 賭ケグルイ」など)、編集・高良真秀(「湯を沸かすほどの熱い愛」)ら


●映像の仕事経験、一切ナシ!けれどセンスが光りまくる現役大学生20歳“幡豆彌呂史”!
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職業:大学生 大阪府出身

5人のファイナリスト中最年少で、これまで映像関連の仕事には⼀切関わったことがない、正真正銘の未経験・幡豆彌呂史(はず・みろし)。しかしファイナリスト選考会では、最も笑いをとっていただけでなく、Huluという配信サービスへ向けた的確な企画プレゼンを行ったうえ、「自分はこれを表現したい」という素直な思いが審査員にしっかりと届いた。

作品タイトル「鶴美さんのメリバ講座」
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主人公はバットエンドが大好きな腐女子・鶴美環奈。幼馴染の三原義⼀は同性愛者であり、2人はお互いの秘密を共有していた。ある日、鶴美は三原から「同じクラスの空海俊に恋をした」と相談される。2人の恋を見守り、素敵な腐ライフを送ろうと思った矢先、空海俊から「三原のことが好きだ」と告げられ、鶴美は2人が両想いであることを知る。

鶴美は、同性愛者の幼馴染の恋を応援するのか!? それとも、自らの性癖を優先させるのか!? 彼女のメリバ(メリーバッドエンド)講座が開演する……。

キャスト:秋田汐梨(主演)、新原泰佑、坪根悠仁、猪塚健太ら

スタッフ:撮影・伊藤麻樹、照明・井上真吾(ともに「ミッドナイトスワン」)ら


●中学・高校は不登校、現在テレビ東京の局員! 青春を取り戻す27歳“吉川肇”!
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職業:テレビ制作(テレビ東京局員) 兵庫県出身。

テレビ東京でプロデューサーも担うだけあって、資料もプレゼンもプロフェッショナルな吉川肇(よしかわ・はじめ)。中学時代は不登校、高校を中退しており、中高あわせて3日ほどしか登校していないという過去を持つ。「お笑い」に救われ、独学で大学受験し突破。青春を謳歌できなかった自身の思いを、「絶対にこの経験を笑い話にしてやる」と、強い気持ちで作品に刻み込んだ。「笑われ、笑わせ、強くなる」。誠意とこだわりの演出で監督に挑む。

作品タイトル「瑠璃とカラス」
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昼は超進学校「大瑠璃学園」、夜は極悪夜間定時制高校「烏丸学園」と2つの顔をもつ校舎があった。超進学校に通うラクは、同級生からいじめを受け、友だちがいない。話し相手なんておらず、毎日「漫才のボケ案」をノートに書く日々を送っていた。

ある日、ノートを開くと身に覚えのない「ツッコミ」が書き足されていた。書いたのは、極悪夜間定時制高校に通い、ラクと同じ教室・同じ席に座るマイキだった――。全く正反対、出会うはずのない2人の高校生が、机のなかの「交換ネタノート」をきっかけにコンビを組み、青春を切り拓く。

キャスト:島村龍乃介&中山慎悟(主演)、佐伯日菜子、井頭愛海、津田篤宏(ダイアン)ら

スタッフ:撮影・谷康生(「メタモルフォーゼの縁側」)、編集・宮島竜治(「すばらしき世界」)、音楽・林祐介(「あなたへ」)、音響効果・岡瀬晶彦(「永遠の0」)ら


☆まとめ:アイデアが人生を切り拓く…HU35は、あなたを待っています

以上、ファイナリスト5人を紹介した。Huluでの作品配信、そして最終審査を経て、この中からグランプリが決定する。こうして5人をおさらいしてみると、どの企画も“この人だからこそ生まれた”と思わせる個性豊かなラインナップ。完成した作品を応募するのではなく、アイデア(=企画プロット)を応募するHU35だからこそ、今回のファイナリストである彼/彼女らが発掘されたことがよくわかる。

映像製作の経験は問わず、アイデアと情熱があればチャレンジできるHU35。この記事を読んだ“あなた”に、このファイナリストたちの熱い戦いをリアルタイムで目撃してほしい。

>>HU35 詳細はこちら

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