全米映画ランキング : 2023年11月10日~2023年11月12日

全米映画ランキング:2023年11月13日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2023年11月10日~2023年11月12日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 マーベルズ

The Marvels
「マーベルズ」

Walt Disney
(ディズニー)

1 47,000,000 47,000,000
2 1 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 3 9,000,000 127,205,300
3 2 テイラー・スウィフト THE ERAS TOUR 5 5,900,000 172,526,901
4 4 プリシラ

Priscilla
「プリシラ」

A24
(ギャガ)

3 4,792,678 12,728,840
5 3 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 4 4,650,000 59,937,384
6 16 ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ 3 3,200,000 4,274,260
7 ベツレヘム・ジャーニー 星の導き 1 2,425,000 2,425,000
8 タイガー 裏切りのスパイ 1 2,250,000 2,250,000
9 8 パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー 7 1,760,000 64,564,318
10 5 Radical

Radical

Pantelion Films

2 1,752,000 5,209,758

「マーベルズ」初登場1位! 「サイドウェイ」コンビの新作は6位

11月第2週の北米映画市場の興行成績は、先週に引き続き、低調な結果に。興行収入ランキングのトップ10の首位は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作「マーベルズ」(ディズニー)となりました。

「マーベルズ」は、アベンジャーズ最強ともいわれる女性ヒーロー、キャプテン・マーベルを主役に描いた映画「キャプテン・マーベル」(2019)に続くシリーズ第2弾。米空軍のテストパイロットからヒーローに転身したキャプテン・マーベル役のブリー・ラーソン、宇宙ステーション「S.A.B.E.R.(セイバー)」を率いるニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンが続投しています。キャプテン・マーベルは、アベンジャーズオタクな高校生ヒーローのミズ・マーベル(イマン・ベラーニ)、敏腕エージェントのモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)とともに、未曽有の危機に立ち向かうべく、足並みのそろわないチームを結成します。ニア・ダコスタ(「キャンディマン」)が、監督・脚本を務めました。2億ドル以上といわれる製作費に対し、週末3日間で興収4700万ドルを記録。このオープニング興収は、MCU33作品のなかで史上最も低く、前作の3分の1に満たない数字となりました。

2週連続で首位となっていた「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(ユニバーサル)は2位にダウン。週末3日間で興収900万ドル、累計で1億2700万ドルを記録し、2023年に公開されたホラー映画としては「スクリーム6」を抜き、最高の数字を記録しました。

6位は、「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督と、ポール・ジアマッティが再タッグを組んだクリスマスコメディ「The Holdovers(原題)」(フォーカス・フィーチャーズ)。人里離れた全寮制学校の不機嫌な歴史教師(ジアマッティ)は、行き場のない問題児たちと、休暇を過ごすことになります。拡大公開後の3週目の週末3日間で、興収320万ドルをあげました。

クリスチャンミュージカル「Journey to Bethlehem(原題)」(ソニー)は、7位に初登場。アントニオ・バンデラスがヘロデ大王役で出演し、音楽にのせて、キリスト降誕を描いています。週末3日間で、興収240万ドルを記録しました。

8位は、サルマーン・カーンが主演を務めたインドのアクション映画「Tiger 3(原題)」(Yash Raj Films)。同作は、「PATHAAN パターン」に続く、Yash Raj Filmsが展開する「YRFスパイ・ユニバース」と呼ばれる作品群の第5弾となります。IMAXでも上映され、製作費3600万ドルに対し、週末3日間で興収220万ドルをあげました。

2023年11月13日更新 Dan Knighton

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