全米映画ランキング : 2020年3月13日~2020年3月15日

全米映画ランキング:2020年3月17日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2020年3月13日~2020年3月15日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 2分の1の魔法

Onward
「2分の1の魔法」

Walt Disney
(ディズニー)

2 10,532,000 60,290,687
2 君といた108日

I Still Believe
「君といた108日」

Lionsgate
(イオンエンターテイメント)

1 9,500,000 9,500,000
3 ブラッドショット

Bloodshot
「ブラッドショット」

Sony Pictures
(イオンエンターテイメント)

1 9,300,000 9,300,000
4 2 透明人間

The Invisible Man
「透明人間」

Universal
(東宝東和)

3 6,000,000 64,419,685
5 ザ・ハント

The Hunt
「ザ・ハント」

Universal
(東宝東和)

1 5,320,000 5,320,000
6 4 ソニック・ザ・ムービー

Sonic the Hedgehog
「ソニック・ザ・ムービー」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

5 2,575,000 145,806,328
7 3 ザ・ウェイバック 2 2,415,000 13,435,873
8 5 野性の呼び声

The Call of the Wild
「野性の呼び声」

20th Century Studios
(ディズニー)

4 2,241,000 62,106,911
9 6 EMMA エマ

Emma.
「EMMA エマ」

Focus Features

4 1,370,000 10,005,975
10 7 バッドボーイズ フォー・ライフ

Bad Boys for Life
「バッドボーイズ フォー・ライフ」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

9 1,100,000 204,292,401

新型コロナ感染拡大の影響広がる中、ピクサー最新作「2分の1の魔法」がV2

3月第2週の全米ボックスオフィス。先週末も新型コロナ感染拡大のため、全体の興収が約5400万ドルに落ち込むなか、ディズニー&ピクサー最新作「2分の1の魔法」が約1050万ドルの興収で首位を守りV2を果たした。

同作の10日間の累計は約6000万ドル。ピクサー作品は2週目で1億ドル超えることがほとんどだが、今回はコロナ感染拡大のため1億ドルに届かない可能性も出てきた。

約950万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのはクリスチャンの人気歌手ジェレミー・キャンプの半生をベースにした恋愛ドラマ「I Still Believe」。病死した妻とジェレミーの恋愛と信仰が描かれる。主演は「僕のワンダフルライフ」やTVドラマ「リバーデイル」のK・J・アパ。共演にブリット・ロバートソン、ゲイリー・シニーズ、シャナイア・トゥエイン。

2位と僅差で3位デビューとなったのは、人気コミックを映画化したビン・ディーゼル主演の「Bloodshot」。戦死したはずの軍人がナノテクノロジーにより特殊能力を身につけて蘇り、自らの「死」の真相を求めて戦う姿を描いたR指定SFアクション。レビュー、興行ともに厳しいスタートとなった。共演にガイ・ピアース、エイザ・ゴンザレス、トビー・ケベル。監督は本作が長編デビューとなるVFXアーティストのデイブ・ウィルソン。

そして5位デビューとなったのは、19年8月にテキサス州とオハイオ州で起こった銃乱射事件を受け公開延期になっていたスリラー「The Hunt」。エリートによる一般大衆同士の<人間狩りゲーム>を描いた社会風刺ものだったが、この作品も「Bloodshot」同様に批評・興行の双方で厳しいデビューとなった。製作はジェイソン・ブラムと「LOST」のデイモン・リンデロフ。出演はベティ・ギルピン、ヒラリー・スワンク、エマ・ロバーツ。「コンプライアンス 服従の心理」のクレイグ・ゾベルがメガホンをとった。

新型コロナ感染拡大の影響によりAMCやリーガル・シネマズなど北米の大手映画館チェーンが次々と一時閉鎖を発表。そのため、公開予定の拡大公開作は延期・中止となり、今週末の映画興行はさらに冷え込みそうだ。

2020年3月17日更新 藤井竜太朗

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