全米映画ランキング : 2016年11月11日~2016年11月13日

全米映画ランキング:2016年11月15日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2016年11月11日~2016年11月13日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ドクター・ストレンジ

Doctor Strange
「ドクター・ストレンジ」

Walt Disney
(ディズニー)

2 42,970,065 152,952,234
2 2 トロールズ

Trolls
「トロールズ」

20th Century Fox

2 34,979,577 93,943,892
3 メッセージ

Arrival
「メッセージ」

Paramount
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 24,074,047 24,074,047
4 Almost Christmas

Almost Christmas

Universal

1 15,134,235 15,134,235
5 3 ハクソー・リッジ

Hacksaw Ridge
「ハクソー・リッジ」

Lionsgate
(キノフィルムズ)

2 10,630,873 32,120,194
6 6 ザ・コンサルタント

The Accountant
「ザ・コンサルタント」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 4,412,248 77,568,003
7 4 タイラー・ペリーの出たぞ~! マデアのハロウィン 4 3,519,903 70,377,982
8 シャット・イン(原題) 1 3,502,440 3,502,440
9 7 ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 4 3,303,081 54,564,792
10 5 インフェルノ

Inferno
「インフェルノ」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 3,260,497 31,592,512

「ドクター・ストレンジ」V2 ビルヌーブ監督「メッセージ」は3位に

11月第2週の全米ボックスオフィスは、3本の新作がランクインするも、ディズニー/マーベルの新作「ドクター・ストレンジ」が約4300万ドルの興収で首位を守り、V2となった。

同作の10日間の累計興収は約1億5200万ドル。最終興収2億5000万ドルも狙える位置に付けている。2位も前週と同じくドリームワークス・アニメーションの最新作「Trolls」。こちらの累計は約9300万ドルと1億ドル目前。

そして、約2400万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは、「ボーダーライン」「プリズナーズ」「灼熱の魂」といった傑作を連発し、次回作に「ブレードランナー 2049」が控えるなど今ハリウッドで最も注目されている映画監督ドゥニ・ビルヌーブの最新作「メッセージ」。突如、地球に現れたエイリアンとのファーストコンタクトを任された言語学者ルイーズは、エイリアンとの対話のなかで自身のなかにある、未知の「物語」を知ることになるというストーリー。テッド・チャンによるSF短編小説「あなたの人生の物語」を「ファイナル・デッドブリッジ」「ライト/オフ」などのエリック・ハイセラーが脚色した。

スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」やスティーブン・スピルバーグの「未知との遭遇」などの系譜に連なるSF作品として多くの批評家から絶賛評が集まり、本年度のアカデミー賞作品賞でのノミネートが確実視されている。特に賛辞を受けているのが主演のエイミー・アダムスで、現在オスカー主演女優賞に最も近い存在となっている。共演にジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー。

4位も初登場の「Almost Christmas」。ホリデーシーズン向けのファミリー映画でダニー・グローバー、キンバリー・エリス、オマー・エプス、モニーク、ガブリエル・ユニオン、グラディス・ナイトらが出演。メガホンをとったのは「30日の婚活トラベル」のデビッド・E・タルバート。

その他、7位には米ニューイングランドの田舎を舞台にしたナオミ・ワッツ主演の心理スリラー「Shut In」がランクイン。共演にオリバー・プラット、「ルーム」で人気者になったジェイコブ・トレンブレイ。

今週は、今年のサンクスギビング最大の話題作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が公開。「ハリー・ポッター」シリーズを凌ぐOP興収が期待されるが果たして。

2016年11月15日更新 藤井竜太朗

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