全米映画ランキング : 2016年2月5日~2016年2月7日
全米映画ランキング:2016年2月8日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2016年2月5日~2016年2月7日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 1 | Kung Fu Panda 3 | 2 | 21,000,000 | 69,050,957 | |
2 | 初 | Hail, Caesar! | 1 | 11,439,000 | 11,439,000 | |
3 | 3 | Star Wars: The Force Awakens | 8 | 6,973,316 | 906,044,785 | |
4 | 2 | The Revenant | 7 | 6,939,795 | 149,543,198 | |
5 | 初 | The Choice | 1 | 6,085,000 | 6,085,000 | |
6 | 初 | Pride and Prejudice and Zombies | 1 | 5,200,000 | 5,200,000 | |
7 | 4 | The Finest Hours | 2 | 4,715,000 | 18,381,000 | |
8 | 5 | Ride Along 2 | 4 | 4,517,760 | 77,204,590 | |
9 | 6 | The Boy | 3 | 4,098,000 | 26,895,684 | |
10 | 7 | Dirty Grandpa | 3 | 4,050,000 | 29,389,753 |
「カンフー・パンダ3」がV2。コーエン兄弟の「ヘイル、シーザー!」は2位デビュー
3本の新作がトップ10にランクインした2月最初の全米ボックスオフィス。7日の日曜日に第50回スーパーボウルが開催されたため全体的に低調な中、前週首位の「カンフー・パンダ3」が約2100万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。
同作の10日間の累計興収は1億ドルを大きく下回る約6900万ドルと、北米ではシリーズ最低の成績で推移しているが、中国では興収1億ドルをあっさり突破。全世界興収では2億ドル目前となっており、春節期間での更なるヒットが予想される。
約1100万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、今年のベルリン国際映画祭のオープニング作品となっているコーエン兄弟の最新監督作「ヘイル、シーザー!」。1950年代のハリウッドで、超大作映画「ヘイル、シーザー!」の主演スター誘拐事件が発生。事件を解決するためにスタジオが雇った“フィクサー”マニックスの活躍を描く群像コメディ。レビューは上々だったが、興収的にはやや弱いスタートとなってしまった。主人公マニックスにはジョシュ・ブローリン、誘拐される映画スター・ウィトロックにはジョージ・クルーニー。その他、レイフ・ファインズ、スカーレット・ヨハンソン、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル、フランシス・マクドーマンドなどスター俳優が大挙出演している。
3位は北米での累計が9億ドルを突破した「スター・ウォーズ フォースの覚醒」。さすがに勢いが落ちており、IMAXなどでのリピーターがさらに増えれば10億ドルに届くかもしれないが、やはり厳しいか。4位は「レヴェナント 蘇えりし者」。北米累計を1億5000万ドル目前としている。
スーパーボウルに興味のない女性客とオタク向けに公開された「The Choice」と「プライドと偏見とゾンビ(仮題)」は5位、6位に。前者は「きみに読む物語」「メッセージ・イン・ア・ボトル」などで知られるニコラス・スパークス原作「きみと選ぶ道」を映画化した恋愛ものでテリーサ・パーマー、ベンジャミン・ウォーカーが主演。レビュー、興収ともに散々なスタートとなった。後者はジェーン・オースティンの古典「高慢と偏見」にゾンビやアクションの要素を加えてアレンジした小説「高慢と偏見とゾンビ」を映画化した作品で、リリー・ジェームズとサム・ライリーが主演。「セブンティーン・アゲイン」「17歳の処方箋」のバー・スティアーズがメガホンをとり、話題となっていたが、期待を下回るスタートとなった。
今週末は、ベン・スティラー監督・主演の人気作「ズーランダー」の続編「Zoolander 2」に、マーベル・コミックスのヒーローをライアン・レイノルズ主演で映画化した「デッドプール」などが公開となる。
2016年2月8日更新 藤井竜太朗