全米映画ランキング : 2011年7月8日~2011年7月10日

全米映画ランキング:2011年7月11日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年7月8日~2011年7月10日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 2 47,000,000 260,000,000
2 モンスター上司

Horrible Bosses
「モンスター上司」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 26,000,000 26,000,000
3 Mr.ズーキーパーの婚活動物園 1 21,000,000 21,000,000
4 2 カーズ2

Cars 2
「カーズ2」

Walt Disney
(ディズニー)

3 15,000,000 149,000,000
5 3 バッド・ティーチャー 3 9,000,000 79,000,000
6 4 幸せの教室

Larry Crowne
「幸せの教室」

Universal
(ディズニー)

2 6,500,000 27,000,000
7 5 SUPER 8 スーパーエイト

Super 8
「SUPER 8 スーパーエイト」

Paramount
(パラマウント)

5 4,500,000 117,500,000
8 6 恋するモンテカルロ 2 4,000,000 16,500,000
9 7 空飛ぶペンギン 4 3,000,000 58,000,000
10 8 グリーン・ランタン

Green Lantern
「グリーン・ランタン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 3,000,000 110,000,000

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」がV2で今年最大のヒット作に

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスだったが、前週に引き続き、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」が約4700万ドルの興収で王座を守った。

「トランスフォーマー3」は、公開13日間の累計興収が約2億6100万ドルとなり、「ハングオーバー2」「パイレーツ・オブ・カリビアン4」を抜き、本年最高のヒット作へと躍り出た。だが、北米だけで4億ドルを稼いだ前作「トランスフォーマー2」の公開12日間の時点での累計興収(約2億9300万ドル)と比べると3000万ドル以上の差をつけられており、シリーズの興収記録更新はかなり厳しそうだ。それでも、このままいけば最終興収は現状+1億ドルの3億6000万ドルあたりになり、2011年の全米ナンバーワンヒット作となる可能性が高い。

一方、北米以外での成績は絶好調で、公開2週目にもかかわらず、全世界興収は約6億4500万ドルをマーク。「パイレーツ・オブ・カリビアン4」同様、10億ドルも十分狙える位置につけており、全世界でのシリーズ興収記録更新はほぼ間違いないだろう(「トランスフォーマー2」の全世界興収は約8億3630万ドル)。

2位、3位はともに初登場のコメディ。まず2位にランクインしたのは、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックス、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ジェイソン・ベイトマンら豪華スター共演のオフィスもの「Horrible Bosses」。ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキスら3人の男たちがスペイシー、アニストン、ファレルら理不尽なボスたちに復讐を試みるが……。R指定でオープニング興収2600万ドルはまずまずの成績。批評もまずまずで成人層の集客に成功した。監督は「フォー・クリスマス」のセス・ゴードン。

3位となったのはケビン・ジェームズ主演の「Zookeeper」。ジェームズ扮する飼育員の恋を応援するために動物たちが奮闘するストーリー。こちらも、動物たちのボイスキャストに、アダム・サンドラー(猿)、シェール(キリン)、ジョン・ファブロー(熊)、ジャド・アパトウ(象)、シルベスター・スタローン(ライオン)など有名スターを集めたが、批評家からは厳しい声が浴びせられた。監督は「もしも昨日が選べたら」「ウェディング・シンガー」等、サンドラーとのコンビ作で知られるフランク・コラチ。

今週末は、10年続いたシリーズのフィナーレ「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」が公開に。

2011年7月11日更新 藤井竜太朗

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