全米映画ランキング : 2010年5月7日~2010年5月9日

全米映画ランキング:2010年5月10日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年5月7日~2010年5月9日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 アイアンマン2

Iron Man 2
「アイアンマン2」

Paramount
(パラマウント)

1 133,600,000 133,600,000
2 1 エルム街の悪夢

Nightmare on the Elm Street
「エルム街の悪夢」

New Line/Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 9,170,000 48,530,000
3 2 ヒックとドラゴン

How to Train Your Dragon
「ヒックとドラゴン」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

7 6,760,000 201,093,000
4 3 デート&ナイト 5 5,300,000 80,854,000
5 4 カレには言えない私のケイカク 3 4,345,000 29,415,000
6 5 アニマル・ウォーズ 森林帝国の逆襲 2 4,000,000 11,621,000
7 7 タイタンの戦い

Clash of the Titans
「タイタンの戦い」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 2,305,000 157,808,000
8 9 お葬式に乾杯! 4 2,100,000 38,323,000
9 6 ルーザーズ 3 1,800,000 21,450,000
10 ベイビーズ いのちのちから

Babies
「ベイビーズ いのちのちから」

Focus Features
(エスパース・サロウ)

1 1,575,000 1,575,000

「アイアンマン2」歴代5位のオープニング興収でスタート

07年「スパイダーマン3」、08年「アイアンマン」、09年「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に続き、10年もマーベル・コミック原作のアクション映画で幕を開けた全米サマーシーズン。今年は08年に大ヒットを記録した「アイアンマン」の続編「アイアンマン2」が、約1億3360万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。

ロバート・ダウニー・Jr.主演、ジョン・ファブロー監督による同作は、マーベル・コミックのヒーロー、アイアンマン=トニー・スターク(ダウニー・Jr.)の活躍を描く製作費1億7000万ドル超のアクション大作。今回は前作でアイアンマンとなったトニー・スタークの前にウィップラッシュ(ミッキー・ローク)とブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)という2人の強敵が立ちはだかる。

公開前は全米のオープニング3日間の興収記録を塗り替えるのではと噂されていたが、結果的には「ダークナイト」(08年7月公開/約1億5850万ドル)、「スパイダーマン3」(07年5月/約1億5110万ドル)、「ニュームーン トワイライト」(09年11月/約1億4280万ドル)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(06年7月/約1億3560万ドル)に次ぐ歴代5位の成績となった。

6月11日から南アフリカで開催されるサッカーワールドカップの影響を考慮して、ヨーロッパなど53エリアでは全米に先立って公開されていた同作の全世界興収はすでに約2億3400万ドルに達しており、全世界で5億7200万ドルを稼いだ前作を超えられるかに業界の注目が集まっている。

2位は、前週首位の「エルム街の悪夢」。先週末は約920万ドルの興収で10日間の累計興収は約4800万ドルに。3位の「ヒックとドラゴン」は先週末ついに累計興収2億ドルを突破した。その他、10位には、モンゴル、ナミビア、東京、サンフランシスコという4つの異なる環境で成長する赤ん坊の1年を追ったフランス製ドキュメンタリー「Babies」が滑り込んだ。

今週末は、今年のカンヌ映画祭のオープニング作品に決定している、ラッセル・クロウ主演&リドリー・スコット監督の歴史アクション「ロビン・フッド」が公開となる。

2010年5月10日更新 藤井竜太朗

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