国内映画ランキング : 2006年3月4日~2006年3月5日
映画ランキング : 2006年3月7日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2006年3月4日~2006年3月5日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | メイン館※ | 上映週 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女配給:ブエナビスタ | 丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 | 1 | |
2 | 初 | ドラえもん のび太の恐竜2006配給:東宝 | 日劇2ほか東宝系 | 1 | |
3 | 1 | 県庁の星配給:東宝 | 日劇3ほか東宝系 | 2 | |
4 | 初 | ワンピースTHE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵配給:東映 | 丸の内TOEI1ほか東映系 | 1 | |
5 | 初 | 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛配給:松竹 | シネ・リーブル池袋ほか | 1 | |
6 | 2 | THE 有頂天ホテル配給:東宝 | VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズほか東宝系 | 8 | |
7 | 初 | シリアナ配給:ワーナー | 渋谷東急ほか松竹・東急系 | 1 | |
8 | 3 | フライトプラン配給:ブエナビスタ | 丸の内ピカデリー2ほか松竹・東急系 | 6 | |
9 | 4 | サイレン配給:東宝 | VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ほか東宝系 | 4 | |
10 | 5 | ミュンヘン配給:アスミック | 丸の内プラゼールほか松竹・東急系 | 5 |
※ファーストラン時点
「ナルニア」首位、「ドラえもん」2位他新作が続々ランクイン
全米ではオスカー発表の週末だが、日本では春休みの到来となった週末、新作映画が5本ランクインを果たした。首位に輝いたのは、前週の先行上映の貯金で懐の温かい「ナルニア国物語」。配給元のブエナビスタの発表によると、初日・2日間の成績は、動員で81万4000人、興収で10億5000万円。「ロード・オブ・ザ・リング」(興収90.7億円)対比で114%というなかなか興味深い数字。また、字幕版と吹き替え版の比率は56%対44%だそうで、大人の観客が多いとみられる。ゴールデンウィークあたりまで、安定した興行を続けることができそうだ。現時点で興収80億円以上は確実で、100億円に届くかどうかに注目が集まる。そして、2位の「ドラえもん」も1年の休みを感じさせない順調さ。2日間の動員は38万1700人、興収4億3300万円と、例年並みの興収30億円超が見込まれている。4位の「ワンピース」、5位の「ガンダム」は、シリーズとしてはやや尻すぼみ感が見られる。また、ジョージ・クルーニーがオスカー助演男優賞に輝いた「シリアナ」は、渋く7位スタート。オスカーと言えば、大逆転で作品賞をものにした「クラッシュ」だが、現在日比谷シャンテで2館使って上映中。この週末からは1館になってしまうので、未見の方は今週中がチャンス。
2006年3月7日更新 駒井尚文