山本真也 : ウィキペディア(Wikipedia)
は、将棋棋士。大阪府東大阪市の出身、北村文男の門下。棋士番号は229。
棋歴
小学1年生の時、父親に教わったことをきっかけに将棋を覚え、小学5、6年頃には関西将棋会館や後に師匠となる北村文男が天王寺で開設していた道場に足を運ぶようになった。
中学2年の時に山形県天童市で行われた全国中学生選抜大会に出場、ベスト16で川上猛に敗れる。それから間もなく奨励会へ入会。6級から5級に上がるのに1年4か月、初段から二段にも1年4か月、そこから更に三段リーグ入りに2年3か月を要する苦労を経験する。第22回(1997年度後期)で年齢制限の26歳を迎えるも、勝ち越しによる在籍期間延長の恩恵を受け、翌第23回にも参加。そこで1位の成績をおさめ、プロ入りを勝ち取った。
2009年度の第68期順位戦C級2組で、在籍11期目で初めて降級点を取り(2勝8敗)、フリークラス宣言をしてフリークラスに転出した。
棋風
- 対石田流を得意としており、先手の三間飛車に対し、後手が6筋を攻める山本流石田封じと呼ばれる定跡を開発した序盤重視派の棋士である。
- 初手☗6八玉第66期王座戦 一次予選・対村田顕弘六段(2017.11.10)携帯中継、☗7八金、☗3八銀、☗9六歩などの変化球を見せる第65期王座戦一次予選・対宮本広志五段 (2016.11.28)携帯中継ことがある。後手のときも、2手目☖1四歩第43期棋王戦予選・対菅井竜也七段(2017.1.30)携帯中継、☖3二金第90期棋聖戦 一次予選 1回戦・対神崎健二 (2018.6.15)携帯中継などがある。
人物
- 趣味は登山と旅行。
- 奨励会5級の時期に在学していた高校を中退している。
- 関西研修会幹事を務める。
- 映画監督の山本晋也と同じ読みなので、「カントク「笑っていいとも」などでの山本晋也への他出演者の呼びかけ。」と呼ばれる事がある。
- 2018年より神吉宏充主宰の将棋教室「プロ棋士神吉七段の大逆転将棋倶楽部」師範代を務める。
弟子
女流棋士となった弟子
名前 | 女流プロ入り日 | 段位、主な活躍 |
---|---|---|
高浜愛子 | 2016年2月5日 | 女流初段 |
(2024年4月1日現在)
昇段履歴
- 1986年 - 6級で奨励会入会
- 1989年 - 初段
- 1993年3月 - 三段(第13回より三段リーグに参加)
- 1998年10月1日 - 四段(第23回三段リーグ優勝) = プロ入り
- 2004年11月5日 - 五段(勝数規定)
- 2016年4月1日 - 六段(フリークラス規定)
主な成績
在籍クラス
関連項目
- 将棋棋士一覧
- 高浜愛子…弟子に取っている女流棋士。
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/13 14:28 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.