ハン・ヒョジュ : ウィキペディア(Wikipedia)

ハン・ヒョジュ(、1987年2月22日한 효주、韓 孝周(人物情報) NAVER 2017年6月18日閲覧。 - )は、韓国の女優、モデル。所属事務所は韓国ではBHエンターテインメント、日本ではフラーム。韓国を代表する国民的女優の1人であり、テレビ界と映画界を共に第一線で活躍される俳優として知られている。

2006年にユン・ソクホ監督の季節シリーズ完結編『春のワルツ』の主役に抜擢され、シンデレラと呼ばれた。2009年には、主演テレビドラマ『華麗なる遺産』が最高視聴率47.1%を記録し、世間に名前を広く知られる。さらに2010年にはイ・ビョンフン監督による全60話の時代劇、『トンイ』の主演を務めた。これも30%超えの高視聴率をとり、国内だけでなくアジア中で人気を博した大ヒット作となった。『トンイ』は日本でもNHKで放送され、多くの視聴者に愛された大ヒットドラマである。

その他、主なテレビ出演作品にはイ・ジョンソクとダブル主演を務めた『W-君と僕の世界-』(2016年)がある。2019年には『ボーン』シリーズに基づいた米テレビドラマ『トレッドストーン』に出演し、ハリウッドデビューを果たした。

主な映画出演作品には、『ただ君だけ』(2011年)、『王になった男』(2012年)、『監視者たち』(2013年)、『ビューティ・インサイド』(2015年)がある。日本映画の出演作は『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(2014年)と『太陽は動かない』(2021年)がある。

清純派女優として知られている一方、演技派としても知られており、数々の演技賞を受賞している。韓国の三大演技大賞である、百想芸術大賞、青龍映画賞、大鐘賞(「韓国のアカデミー賞」)にて全ての主演女優賞を受賞したことがある。

来歴

生い立ち

  • 忠清北道清州市で、父親は空軍将校、母親は小学校教師という家庭に生まれた。
  • 幼少期から運動神経が優れており、陸上競技が得意だった。
  • 若い頃の夢は多く、母親のような教師になりたかったが、詩学や獣医学、動物の訓練にも興味を持っていた。
  • 芸能界に憧れ、厳しくて保守的な父親の反対にもかかわらず高校2年生の時にひとりでソウルへ上京した。
  • その後は2005年に演劇映像学科の名門である東国大学へ進学。2010年に卒業。

デビュー・女優活動

  • 偶然、インターネットで応募した衣料ブランドのモデルに抜擢され、芸能界に入ることになった。
  • ドラマデビュー作は2005年の『ノンストップ5』。元々は1話のみのゲスト出演だったが、視聴者の反応が想像以上に良かったため、メインキャストに昇格された。
  • 2006年上半期にユン・ソクホ監督の季節シリーズ完結編『春のワルツ』の主演を射止めた。ユン監督がハン・ヒョジュを抜擢するにいたった経緯については、インターネットでヒョジュの写真を見て、その子供のような純真さと神秘的な感受性が役にぴったりだと判断したためと伝えられている。当時ドラマや映画活動をほとんどしていない新人の大抜擢は異例で、世間を驚かせたものの視聴率はあまり伸びなかった。しかしこのドラマを通して彼女の演技力は確実に鍛えられた。
  • 2007年には連続テレビ小説『空くらい地くらい』に出演。出演を決めた理由は「毎日テレビに出ている姿を見れたらお婆さんが喜びそうだから」と語っている。
  • 2009年には、主演したテレビドラマ『華麗なる遺産』が高視聴率視聴率47%超の韓流スター、イ・スンギ、ハン・ヒョジュが来日 asahi.comとなった他、三星(サムスン)のカメラCMではセクシーダンスを公開した。
  • 2009年、コンセプトアルバム『Love Tonic』にナレーションやAs Oneの『Break Up』にPV出演という形で参加した。
  • 2010年、Grand MINT FESTIVAL用に『Don't You Know』という曲をNo Replyとともに歌唱し、PV撮影等を行った。
  • 2010年にイ・ビョンフン監督による『トンイ』の主演を務めた。
  • 2011年以降は軸足を映画に移し、様々な作品で主演やヒロインを務めた。
  • 2013年11月、映画『監視者たち』で、韓国で最も権威のある青龍映画賞・主演女優賞を受賞した。
  • 2014年11月に『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』にて日本映画初出演を果たし、ヒロイン役を演じた。
  • 2016年にテレビドラマ『W-君と僕の世界-』に出演し、ヒロイン役を演じるTV 프로그램 정보(TV番組情報)NAVER 2017年6月18日閲覧。。テレビドラマの出演としては『トンイ』以来、6年ぶりの出演となった。
  • 2019年には、米テレビドラマ『トレッドストーン』に出演し、ハリウッド進出を果たした。
  • 2021年に『太陽は動かない』にて2回目の日本映画出演を果たした。
  • 2021年、テレビドラマ『ハピネス』に出演。テレビドラマの出演としては『W-君と僕の世界-』以来、5年ぶりの復帰となる。

日本国内におけるマネージメント契約

人物

人物像

  • 身長170cm、体重48kg、血液型A型。東国大学校演劇映画科卒業。
  • 韓国語、日本語、英語の3ヶ国語を喋れるトリリンガルである。
  • 国民的清純派女優とされ、韓国でインターネット世論調査が行われた際、「嫁として連れてきてほしい女優」の第1位。
  • 趣味は、映画・音楽鑑賞、ピアノ、歌練習、演技練習、文を書くこと。
  • 特技は、口演童話、ピアノ、文を書くこと、競走、剣道。
  • 日本映画のファンであり、そのために日本語も学んだ。
  • 好きな日本の映画監督は岩井俊二犬童一心。岩井とは対談を行ったことがあり、また犬童の映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』にはヒロイン役として出演している。
  • 共演してみたい俳優は、蒼井優上野樹里、宮崎あおい。上野樹里とは2015年公開の映画『ビューティー・インサイド』で共演が実現している。
  • 2017年9月より公式Instagramを開始。

家族

  • 家族は、父母と弟が一人。
  • 父親は予備役空軍少佐で、現在は軍関連事業をしている模様。保守的かつ厳格で、ヒョジュの芸能界入りには反対したと伝えられている 。
  • 母親は小学校教師から後に公立学校の視学官 。「尊敬する人: 母親」。
  • 子供時代は結構おてんばで、スポーツ、特に陸上競技が好きだった。子供時代の名前はジヨンだったが、後にヒョジュと改名。

仕事

  • 『春のワルツ』の撮影中、自分の演技に自信がなくなり、カメラが怖くなるほどであった。キム・ヘスクに「それさえ克服すればいい女優になれるのよ」と助言されて、その言葉が支えとなった。
  • 『トンイ』撮影終了後に、共演したチ・ジニがインタビューで「ドラマの見どころはトンイがいかに成長していくかですが、演じるヒョジュさん自身もこのドラマを通してどんどん成長して、素晴らしい女優さんに変身していきました」と語った。
  • 『王になった男』で共演したイ・ビョンホンが「撮影中に一度お酒を飲みに行ったのですが…お酒が凄く強い」と語った。
  • 日本映画『マイ・バック・ページ』の韓国での上映にあたり、バリアフリー版音声解説のレコーディングに参加。これをきっかけとして、バリアフリー映画の広報大使を引き受けている(バリアフリー映画とは、視聴覚障害者が非障害者と一緒に映画を見ることができるように、画面の音声解説や字幕を入れた映画のこと)。

出演

主演作は太字。

映画

公開 作品 配役 備考
2006 マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ ユ・ミジョン
アドリブ・ナイト イ・ポギョン
2008 走れ自転車 イム・ハジョン ☆エンディング曲作詞・歌唱
素晴らしい一日 バス停留所の女カメオ出演
2009 テレシネマ7 天国への郵便配達人 チョ・ハナ
2011 ただ君だけ ハ・ジョンファ
2012 王になった男 王妃
ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士 コ・ミス
2013 監視者たち ハ・ユンジュ
2014 セシボン ミン・ジャヨン
MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 テ・ソヨン ☆日本映画
妙香山館 オヨウンラン ☆短編芸術映画 (ノーギャラ出演)
2015 ビューティー・インサイド ホン・イス
2016 愛を歌う花 チョン・ソユル
2018 ゴールデンスランバー チョン・ソニョン
人狼 イ・ユニ
2021 太陽は動かない AYAKO ☆日本映画
2022パイレーツヘラン
20世紀のキミ現在のボラ
2023毒戦2クンカル

テレビドラマ

放映 作品 配役 放送局 備考
2004ノンストップ5 ハン・ヒョジュ MBC
2006春のワルツ パク・ウニョン KBS
2007空くらい地くらい ソク・ジス KBS
2008イルジメ〜一枝梅 ピョン・ウンチェ SBS
2009華麗なる遺産 コ・ウンソン SBS
Soul Special チン・ミア KBS ☆5分×12エピソードからなるインターネットドラマ☆OST収録曲「Sudden Burst of Tears feat. Gan-D」歌唱
2010トンイ トンイ / 淑嬪崔氏 MBC
2016W-君と僕の世界- オ・ヨンジュ MBC
2019トレッドストーン パク・ソユンUSAネットワーク☆原題:『Treadstone』
2021ハピネスユン・セボムtvN
2023Movingイ・ミヒョンDisney+
2024支配種ユン・ジャユDisney+
2025匿名の恋人たちイ・ハナNetflix

ミュージック・ビデオ

アーティスト タイトル
2004年 Simply Sunday 愛してます
2005年 ポジション あなたがこの世界にいることだけで
2005年 EPIK HIGH paris
2006年 U 離別は
2006年 ラブホリック One Love
2009年 イ・ウサン 男はみんな同じ
2009年 As One 別れて
2010年 Daybreak ポップコーン
2010年 ハン・ヒョジュ & No Reply Don't you know

CM

企業・会社共演参考
2005 ピザハットイ・ヨニ
ゴンスト
2006グリーンタイムチュ・ジフン
Ellegirl
クレンシアチョ・インソン
エンプラニ化粧品
禁煙広告
CYOU
2008 マキシムチョ・インソン
交通守るキャンペーンチョン・ジュノ
大韓航空
2009 バスキン・ロビンス
Viki
農心
2009 - 2012 サムスン電子ナオル(2010年)イ・ジェフン(2011年 - 2012年)
2009 - 2015LG生活健康
2010ピングレ
人口住宅総調査チ・ジニ
2010 - 2011三千里自転車
ロッテカード
MKグループ
2011国税庁ファン・ジョンミン
バレンタイン
2011 - 2012コーロンインダストリーFnC部門パク・ユファン
ロッテキシリトール
2012広東製薬
デジタルケーブルVODヤン・ジュンヒョク、チェ・ヒョジョン
2012 - 2015ブラックヤクチョ・インソン
2013モバイルモーニング
グッドダウンローダーキャンペーンパク・チュンフン、アン・ソンギ、ユ・ジテ、チャ・テヒョン・ペ・スジ、イ・ヒョヌ
2013 - 2014アキュビュー(ジョンソン&ジョンソン)ソン・ジュンギ(2013年)
2014T Station
新世界百貨店イ・ビョンホン、リュ・スンニョン
2015 - 2017LG生活健康
2016 - 2017サムソナイト
ビスハ・ソクジン
Folli Follie
2016 - 現在テバン建設
2017Thineキム・オクビン
2018済州特別自治道
2018 - 2019新世界グループパク・ソジュン
2019ジェイエムソリューションイ・ビョンホン、キム・ゴウン
2021FromBIO
2022MOJO.S.PHINE

書籍・写真集

写真集

  • 2014年 『ハン・ヒョジュ 1st フォトブック ひざしのほうへ』(ハン・ヒョジュのエッセイ集、およびDVD付き)
  • 2016年 『ハン・ヒョジュのすべて』(グラビアと全作品解説&インタビューからなる1冊)

雑誌

  • 「COSMO BEAUTY」2012年2月号
  • 「VOGUE KOREA」2012年9月号
  • 「marie claire」2013年1月号
  • 「ELLE」2013年1月号
  • 「VOGUE girl」2013年3月号
  • 「AJ」日本雑誌
  • 「HIGH CUT」104号
  • 「ELLE」2013年7月号
  • 「InStyle」2013年9月号
  • 「Harper's BAZAAR」2014年9月号
  • 「ELLE」2016年4月号
  • 「GRAZIA」2016年4月2号
  • 「Style CHOSUN」2016年5月号
  • 「GRAZIA」2016年7月号
  • 「InStyle」2016年8月号
  • 「GRAZIA」2016年9月号
  • 「DAZED&CONFUSED」2016年11月号
  • 「GRAZIA」2016年11月号
  • 「marie claire」2017年5月号
  • 「韓国ぴあ」2017年7月号
  • 「InStyle」2017年7月号
  • 「Harper's BAZAAR」2017年10月号
  • 「Instyle」2018年1月号
  • 「Harper's BAZAAR」2018年9月号
  • 「Harpers BAZAAR Korea」2019年4月号
  • 「Harper's BAZAAR」2019年10月号
  • 「Haper's BAZAAR」2021年10月号

受賞歴

受賞

  • 2003年「第9回ミス・ピングレ選抜大会大賞」
  • 2006年「第26回韓国映画批評家協会 新人女優賞」(『アドリブ・ナイト』)
  • 2007年「第20回シンガポール国際映画祭 主演女優賞」(『アドリブ・ナイト』)
  • 2007年「KBS演技大賞 女性人気賞」(『空くらい地くらい』)
  • 2007年「KBS演技大賞 ベストカップル賞 with パク・ヘジン」(『空くらい地くらい』)
  • 2008年「第1回大韓民国ジュエリーアワード 真珠賞」(『アドリブ・ナイト』)
  • 2008年「空軍を輝かせた人物 協力部門」
  • 2008年「SBS演技大賞 ニュースター賞」(『イルジメ〜一枝梅』)
  • 2009年「SBS演技大賞 特別企画演技賞」(『華麗なる遺産』)
  • 2009年「SBS演技大賞 ベストカップル賞 with イ・スンギ」(『華麗なる遺産』)
  • 2009年「SBS演技大賞 10大スター賞」(『華麗なる遺産』)
  • 2009年「第3回M.net 20's choice hotドラマスター賞」(『華麗なる遺産』)
  • 2009年「第4回アンドレ・キム ベストスター アワードスター賞」(『華麗なる遺産』)
  • 2010年「第5回ソウルドラマアワーズ 韓流部門主演女優賞」(『トンイ』)
  • 2010年「第5回コリアドラマフェスティバル 女性主演演技賞」(『トンイ』)
  • 2010年「MBC演技大賞 大賞」(『トンイ』)
  • 2010年「MBC演技大賞 女性人気賞」(『トンイ』)
  • 2011年「第47回百想芸術大賞 TV部門最優秀演技賞」(『トンイ』)
  • 2011年「香港有線人気ドラマ授賞式 女性主人公賞」(『トンイ』)
  • 2013年「第34回青龍映画賞 主演女優賞」(『監視者たち』)
  • 2013年「釜日映画賞 主演女優賞」(『監視者たち』)
  • 2015年「スターの夜 - 大韓民国トップスター賞授賞式 大韓民国トップスター賞」(『ビューティー・インサイド』)
  • 2016年「MBC演技大賞 ミニシリーズ部門女性最優秀演技賞」(『W - 君と僕の世界 - 』)
  • 2016年「MBC演技大賞 ベストカップル賞 with イ・ジョンソク」(『W - 君と僕の世界 - 』)
  • 2016年「第5回アジア太平洋スター・アワード 中編ドラマ女性最優秀演技賞」(『W - 君と僕の世界 - 』)

ノミネート

  • 2006年「KBS演技大賞 新人女優賞」(『春のワルツ』)
  • 2007年「KBS演技大賞 新人女優賞」(『空くらい地くらい』)
  • 2010年「第46回百想芸術大賞 TV部門最優秀女優賞」(『華麗なる遺産』)
  • 2010年「MBC演技大賞 最優秀女優賞」(『トンイ』)
  • 2011年「第47回百想芸術大賞 TV部門人気女優賞」(『トンイ』)
  • 2013年「第49回百想芸術大賞 映画部門最優秀女優賞」(『ファイアーブラスト 恋に落ちた消防士』)
  • 2013年「第33回韓国映画評論家協会賞 最優秀女優賞」(『監視者たち』)
  • 2014年「第8回アジア・フィルム・アワード 主演女優賞」(『監視者たち』)
  • 2015年「第36回青龍映画賞 最優秀女優賞」(『ビューティー・インサイド』)
  • 2015年「第52回大鐘賞 最優秀女優賞」(『ビューティー・インサイド』)
  • 2016年「第11回マックス映画賞 最優秀女優賞」(『ビューティー・インサイド』)
  • 2016年「第25回釜日映画賞 最優秀女優賞」(『ビューティー・インサイド』)
  • 2016年「第52回百想芸術大賞 映画部門最優秀女優賞」(『ビューティー・インサイド』)
  • 2016年「第5回APANスターアワード ベストカップル賞 with イ・ジョンソク」(『W - 君と僕の世界 - 』)
  • 2016年「MBC演技大賞 大賞」(『W - 君と僕の世界 - 』)
  • 2018年「第27回釜日映画賞 人気スター賞」

広報大使

  • 2007年9月 忠北教育庁 広報大使
  • 2007年10月 韓国空軍 広報大使
  • 2010年7月 GMF(グランドミントフェスティバル) 広報大使
  • 2010年7月28日 G20ソウル首脳会議 広報大使
  • 2010年7月 人口住宅総調査 広報大使
  • 2010年11月 デザイン・コリア 広報大使
  • 2011年3月 韓国国税庁 広報大使
  • 2011年12月 Nets Go 広報大使
  • 2012年11月 バリアフリー映画フォーラム 広報大使
  • 2013年6月 仁川障害者アジア大会 広報大使

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/07/25 00:43 UTC (変更履歴
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