タハール・ラヒム : ウィキペディア(Wikipedia)

タハール・ラヒム(Tahar Rahim, 1981年7月4日 - )は、フランスの俳優。

生い立ち

アルジェリア・オランからの移民の両親の下に生まれる。青年期から映画に熱中し、モンペリエ第3大学で映画を学ぶ。

キャリア

在学中の2005年、友人のシリル・メネガンが監督したドキュドラマ『Tahar l'étudiant』に主演。2007年、が脚本を書いたCanal+のミニシリーズ『La commune』に出演。この撮影中にジャック・オディアールと知り合い、厳しいテストの末、ダフリが脚本に参加したオディアールの映画『預言者』の主役を得た。2009年に第62回カンヌ国際映画祭で初上映された同作でラヒムは第35回セザール賞主演男優賞と有望若手男優賞を受賞した。

2011年にはケヴィン・マクドナルドが監督した『第九軍団のワシ』で初めて外国の映画に出演し、ゲール語での演技を披露したほか、ロウ・イエの『パリ、ただよう花』、ジャン=ジャック・アノーの『Black Gold』に出演した。2013年にはアスガル・ファルハーディーの『ある過去の行方』、の『Gibraltar』、レベッカ・ズロトヴスキの『The Informant』の公開が控える。

2010年に映画『預言者』で共演した同じアルジェリア系の女優レイラ・ベクティと結婚、3人の子供がいる。

フィルモグラフィ

映画

  • THE 911 The 9/11 Commission Report (2006)
  • 屋敷女 À l'intérieur (2007)
  • 預言者 Un prophète (2009) - マリク 役
  • 第九軍団のワシ ''The Eagle (2011)
  • 自由人 Les hommes libres (2011) ※TV5MONDEで字幕付放映
  • パリ、ただよう花 Love and Bruises (2011)
  • Black Gold (2011/ジャン=ジャック・アノー)
  • 理性をなくすほど À perdre la raison (2012) ※TV5MONDEで字幕付放映
  • ある過去の行方 Le passé (2013)
  • グランド・セントラル Grand Central (2013) ※WOWOW放映後、DVD発売
  • ジブラルタルの罠 Gibraltar (2013) ※WOWOW放映
  • 消えた声が、その名を呼ぶ The Cut (2014)
  • サンバ Samba (2014)
  • アナーキスト 愛と革命の時代 Les Anarchistes (2015) - ジャン 役
  • ダゲレオタイプの女 La Femme de la plaque argentique (2016) - ジャン 役
  • あさがくるまえに Réparer les vivants (2017)
  • マグダラのマリア Mary Magdalene (2018) - イスカリオテのユダ 役
  • ニューヨーク 親切なロシア料理店 The Kindness of Strangers (2019) - マーク 役
  • モーリタニアン 黒塗りの記録 The Mauritanian (2021) - モハメドゥ・ウルド・スラヒ 役
  • ナポレオン Napoleon (2023) - ポール・バラス 役
  • マダム・ウェブ Madam Web (2024) - エゼキエル・シムズ 役
  • Smiling Hacker (2024)

テレビ

  • The Last Panthers (2015)
  • 倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道 The Looming Tower (2018) - アリ・スーファン 役 ※Huluリミテッドシリーズ、日本ではAmazonビデオで配信
  • ジ・エディ The Eddy (2020) - ファリド 役
  • ザ・サーペント The Serpent (2021) - シャルル・ソブラジ 役
  • Extrapolations (2023) - オマール・ハッダード、エズラ・ハッダード 役

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/30 08:47 UTC (変更履歴
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