レーバティ : ウィキペディア(Wikipedia)
レーヴァティ(Revathi、1966年7月8日 - )は、インドの女優。タミル語映画とマラヤーラム語映画を中心にテルグ語映画、ヒンディー語映画、カンナダ語映画で活動し、これまでに国家映画賞、フィルムフェア賞 南インド映画部門、を受賞している。
生い立ち
コーチで生まれ、「アシャ・ケルニ・ナーイル(Asha Kelunni Nair)」と名付けられた。父マランク・ケルニ・ナーイルは出身の陸軍少佐で、母ラリター・ケルニはパルカードのタミル人家庭出身だった。レーヴァティは7歳の時からバラタナティヤムを学び、1979年にはマドラスの舞台でを披露している。また、学生時代にファッションショーに参加し、その際に撮られた写真がタミル系雑誌の表紙に選ばれたことをきっかけにの目に留まり、彼の新作映画のヒロイン役に抜擢された。
キャリア
1983年にバーラティラージャの『Mann Vasanai』で女優デビューし、レーヴァティはを受賞した。また、同年12月には『Kattathe Kilikkoodu』でマラヤーラム語映画デビューしており、同作は興行的な成功を収め、1980年代最大のヒットを記録した映画の一つとなった。1984年は『Seethamma Pelli』『Manasa Veena』に出演し、『Kai Kodukkum Kai』ではラジニカーントと共演し、レイプ被害に遭った盲目の女性を演じている。
レーヴァティは特定に役柄にこだわらず、力強い女性や親しみのある女性など様々なキャラクターを演じている。彼女の人気を確立したのは、1986年に出演したマニラトナムの『』であり、活発で勝気な少女だが物語を通して気立てのよい女性に成長するディヴィヤー役を演じている。同年11月には『Punnagai Mannan』でカマル・ハーサンと共演し、レーヴァティは批評家から演技を絶賛され、タミル語映画界で最も人気のある女優の一人となった。1988年に出演した『Kakkothikkavile Appooppan Thaadikal』でを受賞し、1990年に出演した『Kizhakku Vaasal』ではを受賞している。1991年にはの『Kilukkam』で批評家から高い評価を受け、同年11月にはサルマーン・カーンと共演した『Love』でヒンディー語映画デビューしている。1992年には『Thevar Magan』の演技でを受賞し、1993年には『Marupadiyum』でフィルムフェア賞タミル語映画部門主演女優賞を受賞している。このほか、1990年代は『』『Magalir Mattum』などのヒット作に出演し、1998年には『Thalaimurai』の演技でを受賞している。
2002年には『Mitr, My Friend』で監督デビューし、、を受賞している。このほかに『Phir Milenge』『Kerala Cafe』『Mumbai Cutting』でも監督を務めている。2010年代は『』『2 States』『Pa Paandi』『Jackpot』『Virus』などに出演し、2022年は『Major』で主人公少佐の母ダナラクシュミ役を演じた。2023年には『タイガー 裏切りのスパイ』でサルマーン・カーンと共演している。
私生活
1986年に撮影監督・映画監督のと結婚したが、2002年から別居を始め、2013年4月23日に離婚が成立した。体外受精によって生まれた娘マヒーがいる。
受賞歴
年 | 部門 | 作品 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|
栄典 | ||||
1993年 | ||||
国家映画賞 | ||||
『Thevar Magan』 | rowspan=3 | |||
『Mitr, My Friend』 | ||||
『Red Building Where the Sun Sets』 | ||||
フィルムフェア賞 南インド映画部門 | ||||
1983年 | 『Mann Vasanai』 | |||
1985年 | タミル語映画部門主演女優賞 | 『Pudhumai Penn』 | rowspan=3 | |
1986年 | 『Kanni Rasi』 | |||
1987年 | 『沈黙の旋律』 | |||
1989年 | 『Kakkothikkavile Appooppan Thaadikal』 | |||
1990年 | 『Prema』 | rowspan=3 | ||
タミル語映画部門主演女優賞 | 『アンジャリ』 | |||
『Kizhakku Vaasal』 | ||||
『Thevar Magan』 | rowspan=3 | |||
テルグ語映画部門主演女優賞 | 『Ankuram』 | |||
タミル語映画部門主演女優賞 | 『Marupadiyum』 | |||
テルグ語映画部門主演女優賞 | 『Gaayam』 | |||
タミル語映画部門主演女優賞 | 『Priyanka』 | |||
『Thalaimurai』 | rowspan=5 | |||
マラヤーラム語映画部門主演女優賞 | 『Molly Aunty Rocks!』 | |||
『Loafer』 | ||||
タミル語映画部門主演女優賞 | 『Pa Paandi』 | |||
2023年 | マラヤーラム語映画部門主演女優賞 | 『Bhoothakaalam』 | ||
マラヤーラム語映画部門審査員選出女優賞 | ||||
南インド国際映画賞 | ||||
マラヤーラム語映画部門主演女優賞 | 『Molly Aunty Rocks!』 | rowspan=2 | ||
タミル語映画部門コメディアン賞 | 『Gulaebaghavali』 | |||
『Bhoothakaalam』 | ||||
タミル・ナードゥ州映画賞 | ||||
1990年 | 『Kizhakku Vaasal』 | rowspan=2 | ||
1998年 | 『Thalaimurai』 | |||
2019年 | コメディ女優賞 | 『Gulaebaghavali』 | ||
ヴィジャイ・アワード | ||||
『Pa Paandi』 | ||||
ジー・シネ・アワード | ||||
2004年 | 助演女優賞 | 『Dhoop』 | ||
シネマ・エクスプレス賞 | ||||
1984年 | テルグ語映画部門主演女優賞 | 『Seethamma Pelli』 | rowspan=5 | |
1990年 | 『アンジャリ』 | |||
1992年 | マラヤーラム語映画部門主演女優賞 | 『Kilukkam』 | ||
タミル語映画部門主演女優賞 | 『Thevar Magan』 | |||
1994年 | 特別賞 | 『En Aasai Machan』 | ||
スター・スクリーン・アワード | ||||
2004年 | 『Dhoop』 | |||
インド国際映画祭 | ||||
『Mitr, My Friend』 | ||||
2009年 | FIPRESCIマラヤーラム語映画賞 | 『Kerala Cafe』 | ||
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/11 12:26 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.