湯浅政明
九州産業大学芸術学部美術学科を卒業。アニメ制作会社の亜細亜堂で、TVアニメ「ちびまる子ちゃん」(90~92)の作画を担当。その後、フリーのアニメーターとして、「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズで設定デザインや作画監督などを務める。初の長編アニメ監督作「マインド・ゲーム」(04)は、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞した。森見登美彦の小説をTVアニメ化した「四畳半神話大系」(10)が話題を呼び、米人気アニメ「アドベンチャー・タイム」の第6シーズン第7話「Food Chain」(14)でアニー賞監督賞にノミネート。17年には2本の長編アニメを発表し、「夜は短し歩けよ乙女」は日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、「夜明け告げるルーのうた」(17)は仏アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門でグランプリにあたるクリスタル賞を受賞した。その後も気鋭のアニメ監督として、永井豪の傑作漫画「デビルマン」を再アニメ化した「DEVILMAN crybaby」(18)などで活躍。13年に設立したアニメ制作会社サイエンスSARUの代表を務める。