矢城潤一 : ウィキペディア(Wikipedia)

矢城 潤一(やぎ じゅんいち、 1961年10月1日 - )は、日本の映画監督、脚本家。本名は八木潤一郎(やぎ じゅんいちろう)。

略歴

神奈川県三浦市出身。神奈川県立横須賀高等学校、専修大学経済学部卒業。大学を卒業後、フリーの助監督になる。北野武、原田眞人長崎俊一など個性的な監督の現場で経験を積んだ後、自己資金で『ある探偵の憂鬱』を監督。バンクーバー国際映画祭 ドラゴン&タイガーアワードにノミネートされる。以降、様々な映像作品に関わりながら、テレビドラマや映画の脚本も手がけるようになる。

初小説『55(ごじゅうご)』が第5回「日本ラブストーリー大賞」エンタテインメント特別賞を受賞した。

『原田眞人の監督術』という本の中で、『KAMIKAZE TAXI』のチーフ助監督時代のエピソードと共に優秀な助監督だった一人として取り上げられている。

監督

  • ある探偵の憂鬱(2000年、製作、監督、脚本、編集)
  • Rolling Eggs(2001年、監督、脚本、編集)Webムービー
  • GORGEOUS!〜僕のエンジェル(2006年、監督、編集)Webムービー
  • ねこのひげ(2008年、監督、編集)
  • ばななとグローブとジンベエザメ(2013年、監督、編集)
  • スカブロ(2017年、脚本、監督)

脚本

  • 6週間 プライヴェートモーメント(2001年、塩屋俊監督)共同脚本
  • ウイニング・パス(2003年、中田新一監督)共同脚本
  • ふたたび swing me again(2010年、塩屋俊監督)

小説

  • ふたたび(2010年、宝島社文庫)※『55』から改題

その他

  • Please kill me(2002年、監督、脚本)ショートフィルム
  • EN_GAWA(2005年、監督、脚本、編集)ショートフィルム
  • お台場ラプソディ(2012年、監督・脚本・編集)ショートフィルム
  • カゾクノカタチ(2014年、監督・脚本・編集)ショートフィルム 「蓼科映画祭」招待作品部門上映
  • 久里浜グラフィティ/心のおつかい便(2020年、監督・脚本・編集)ショートフィルム
  • 宝島BBQ大作戦(2021年、監督・脚本・編集)ショートフィルム
  • はじまりの場所(2022年、監督・脚本・編集)ショートフィルム
  • パンクロックなバス停(2008年、演出、脚本)舞台(東京俳優市場)
  • 『茨の木・小林幸子』PV(2012年、企画、演出)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/05/15 08:30 UTC (変更履歴
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