宮内婦貴子 : ウィキペディア(Wikipedia)
宮内 婦貴子(みやうち ふきこ、1933年2月27日 - 2010年2月16日、本名:杉本婦貴子)は、日本の脚本家コトバンク(「講談社 日本人名大辞典」)。
来歴
1933年(昭和8年)2月27日、静岡県三島市に生まれる宮内婦貴子さん死去 脚本家 - 47NEWS(共同通信) 2010年2月18日。元々は小説家になりたかったという週刊テレビ番組(東京ポスト)1986年8月29日号「脚本家の横顔」71頁。神奈川県立横浜立野高等学校(入学時は神奈川県立横浜第二高等女学校)を卒業後は人形劇団に入る。たまたまCM会社に勤務する友人を訪ねると、ちょうどレジスターのCMの台本を書いている時で「あなたもやってみない?」と誘いがあったという。そこでCMライターになろうと思ったが、どうせなら脚本家を目指せばという話になり、紹介された東宝のプロデューサーから勧められてシナリオ研究所に入所、その後東宝シナリオ研究生を経て日活と契約「新訂 現代日本女性人名録」。
1963年(昭和38年)、映画『どん底だって平っちゃらさ』で脚本家デビュー。テレビドラマの初仕事は1965年(昭和40年)のフジテレビのドラマ『佃煮の唄』。その後フリーランスに転向し、数々のドラマ脚本を手がけた。1976年(昭和51年)に東京から神奈川県湯河原町に居を移す。2010年(平成22年)2月16日、肺気腫のため死去、。
主な作品
テレビドラマ
- コメットさん(1968年 TBS)
- いちばん星(1977年前期 NHK 連続テレビ小説)
- 朱鷺の墓(1973年 フジテレビ ライオン奥様劇場)
- 雨のしのび逢い(1978年、ANB ポーラ名作劇場)
- 放浪家族(1975年、毎日放送)
- 毎日放送 ドラマ30
- ある日突然…(1992年、前出「雨のしのび逢い」のリメイク)
- 命ささえて(1993年)
- 命つないで(1996年)
- 命燃えて(1997年)
- 命賭けて(1998年)
- ディア・ゴースト(2000年)
- ピュア・ラブ(2002年)
- ピュア・ラブII(2003年)
- ピュア・ラブIII(2003年)
テレビアニメ
- サザエさん(1969年〜 フジテレビ)
映画
- どん底だって平っちゃらさ(1963年)
- 成熟する季節(1964年) - 池田一朗と共同
- 美しい十代(1964年)
- 明日は咲こう花咲こう(1965年) - 山田信夫と共同
- 終りなき生命を(1967年)
- その人は女教師(1970年)
- 内海の輪(1971年) - 山田信夫と共同
- 蔵王絶唱(1974年)
- 風立ちぬ(1976年)
- 野菊の墓(1981年)
- 人間の約束(1986年) - 第2回文化庁芸術作品賞受賞作品
著書
- 『おさびし山のさくらの木』
- 1987年、あすなろ書房、絵:奥田瑛二
- 2015年、BL出版、絵:いせひでこ
- 『命ささえて』読売新聞社 1995
- 『ピュア・ラブ』全3巻 毎日新聞社 2004-05
- 『ディア・ゴースト』毎日新聞社 2007
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/20 03:52 UTC (変更履歴)
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