藤田淑子 : ウィキペディア(Wikipedia)

藤田 淑子(ふじた としこ、1950年〈昭和25年〉4月5日 - 2018年〈平成30年〉12月28日)は、日本の声優、女優、歌手。中華人民共和国遼寧省大連市出身。青二プロダクション最終所属。別芸名:藤田 とし子

生涯

生い立ち

7人兄弟の一番下。父は電話技師で戦後9年間は中国で電話技術の指導者だったが、帰国後は日本電信電話公社に就職していた。小学1年生の時、芝居の仕事が好きで自分ではできなかった一番年上の姉が児童劇団の募集広告を見て、藤田に「やらせよう」ということで、父の反対を押し切って、内緒で児童劇団に申し込んだことがきっかけで芸能界に入る。人前で何かをやることが嫌いであり、体が虚弱で小児リウマチになっており、幼いころから鍼や湯治に行っていたが、芸能の仕事をしてからは元気になったという。小学校時代は成績はバツグンで4、5年生の時はオール5だったという。しかし中学校進学後、どんどん落ちてきてしまったという。芸能の仕事は子供の頃は遊びに行っているようなものだったことから楽しかったという。仕事という意識はあまりなかったが、子供心にも人物に代わってもらえないことから「休めない」という気持ちはあったという。

キャリア

6歳の頃から子役としてラジオやテレビで活動をしており、女優、歌手、そして声優という幅広い芸歴を持つ。初めての声の仕事は、小学4年生の時の『』。最初のアニメは中学生ぐらいの『トムとジェリー(TBS版)』のジェリー役。

精華学園女子高等学校(現・東海大学付属市原望洋高等学校)河北新報 1983年7月8日 24面「登場」コーナーに進学した時、初めて自分の将来について真剣に考えて、「これまでは女優になろう」と思い、放送の仕事をしてきたわけではなく、姉に連れられて児童劇団に入団。なんとなく楽しいことばかりであり、「遊び半分に仕事を続けてきたにすぎない……」といい加減さに気がついたという。そこで改めて、「女優を自分の一生の仕事にしよう」と決意し、高校在学中には早野寿郎の私塾・面壁塾に通い芝居の基礎を学ぶ。1968年のテレビドラマ『夏のわかれ』出演は2010年『明日の光をつかめ』の広瀬アリスが更新するまで昼ドラ主演最年少記録であった。なお、歌謡曲歌手としての活動経験もある関係でアニメの主題歌などを歌うケースも多い。

子役時代から活動してきたために子役のイメージが抜けず、「じゃ、いっそ歌うたって、しばらく芸能活動のうち芝居はやめちゃったほうがいいんじゃないかな」と思って、7、8年くらいは、声の仕事を一切していなかったという。詩の朗読などの仕事はしていた。ポピュラー、ジャズと歌の世界で5年ほど仕事していた頃、長門裕之に出会って「役者の仕事に戻るのなら、今だよ」と声をかけてもらい、再び女優に専念することを決意。久しぶりの仕事が、1975年 、『一休さん』の一休役だったという。『アンデルセン物語』、『長靴をはいた猫』といった東映動画のアニメ映画作品に出演していたことから、同じスタッフで『一休さん』の話が来たため、「じゃあやりましょ」ということでワンクールくらいのつもりで引き受けたところ、7年間も続く長寿番組となったという。『一休さん』に出演していた7年間は、歌とテレビドラマをしていたため、アニメの仕事は1本するのが限度だった。『一休さん』が終わったらアメリカへ留学しようと思っていたが、前述のとおり番組が7年も続いたため行けなかったという。それまでは「早くやめたい、他に何か私に向いてる仕事があるだろう」と信じ込んでいたが、留学できなかった時には「もうこれしか残ってないな」と思ったという。『がんばれ元気』で初めて週に2本のアニメ出演を経験。その時は5歳から15歳までを演じられるところが、意欲をそそり、出演を決めた。当時はレギュラー1本主義の藤田としては珍しいケースだった。週1本なら、好きだった舞台の仕事もできたが、2、3本となれば身動きがとれなくなることがわかっているからだった。

1983年、青二プロダクションの『火の鳥』、劇団青杜の『テレスコープ』、劇団薔薇座の『ローマで起こった奇妙なできごと』、辻真先の『天使の殺人』の4本の舞台に多く出演していた。

芸歴は児童劇団の劇団こけし座に始まり、劇団俳小、人間プロ、渡辺プロダクションに所属していた。

1984年に第1回日本アニメ大賞の『声優部門 最優秀賞』を受賞している。

晩年・死去

晩年は体調不良により持ち役を降板するなど活動を縮小していたが、散発的なナレーションは続け、2019年発売のゲーム『JUMP FORCE』にも『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のダイ役で収録に参加していた。一方で『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』では来生泪の再演をオファーされていたものの、健康状態の悪化により参加できなかったため、代演した戸田恵子によると藤田は演じられないことを悔しがっていたという。2018年12月28日、浸潤性乳がんのため死去したことが、所属事務所の公式サイトにおいて公表された。。生涯独身だった。

人物・特色

声種はアルト。地声はF - C、ファルセットF - D、男の子キャラでF - BorB♭、他のキャラでF - C。

『キテレツ大百科』のキテレツ(木手英一)などの少年から、『キャッツ♥アイ』の来生泪のような大人の女性まで幅広く演じていた。初めて男の役を演じたのは10歳の時に出演していた『ララミー牧場』のマイク坊や役。その時は子供だったことから「男の子だよ」と言われた時、どんなふうに演じるのかよくわからなかったという。その頃、役作りの工夫は子供だったことからあまり考えていなかったという。『一休さん』の出演時は一休さんの成長に合わせて演技も少しずつ大人っぽく変化させていったという。『がんばれ元気』に取りかかるまで「レギュラーで男の子の作品は1本しかやらない」と決めていたという。洋画、アニメでも大人役を演じていたが、男の子役は7年間『一休さん』だけだった。とても不器用なため、同列統のキャラクターを演じていると、特に男の子はイメージが似てしまうという。アニメ出演の際は、同じようなキャラクターが同時期に被らないように常に心掛けていたという。『キテレツ大百科』の放送時期に演じていたのも、キテレツ(木手英一)とは違うタイプの男の子だったという。映画の吹き替えなどでは、大人の女性役を演じていたが、アニメでは『一休さん』が終了する頃から、大人の女性演じることが増えていったという。デビュー当初から「この仕事は向いていないかも……」と思い続けていたが、少しずつ面白さを実感できるようになった時期でもあったという。その一つの理由が、少年役に加えて、『キャッツ♥アイ』、『北斗の拳』といったアニメ、『アニー』など、歳相応の役を数多く演じるようになったことだと語る。同時に、怖さを感じるようになったのもこの頃でそれまで「役者になりたい!」という強い決意がないまま続けていた仕事だったが、声で表現する難しさを知り、それがやりがいであり、楽しさでもあることに気付いていたという。

海外映画・海外ドラマの吹き替えでは、ゴールディ・ホーンスーザン・サランドンが持ち役であった。

東映アニメーションと日本アニメーションの作品に多く起用されていた。

『キテレツ大百科』のキテレツ(木手英一)は主要キャストの中では、唯一、藤田のみ1987年の特番から1996年の最終回まで変更がなかった。また5番目のED「メリーはただのともだち」の歌唱も担当している。

短期集中型であり、役作りを緻密に計算できるタイプではなかったという。

特技はゴルフ、水泳。

後任

藤田の休業中ならびに没後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

ただし、藤田に限らず、リメイクやリブートによって他の声優陣も大幅に一新した作品についてはこの趣旨から外れるため、この表に記載しない。

後任役名作品後任の初出演
山像かおりセリーナ・カイル(キャットウーマン)『バットマン リターンズ』テレビ朝日版WOWOW追加収録部分
渡辺明乃ジョーン・ワイルダー『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』
『ナイルの宝石』
鳳芳野ヘスター・ギャロップ『蒼穹のファフナー』『蒼穹のファフナー EXODUS』
宮内妙子『ちはやふる』『ちはやふる3』
小山茉美シャーロット・リンリン(ビッグ・マム)『ONE PIECE』第786話
月影千草『ガラスの仮面』(東京ムービー版)『ぱちんこ ガラスの仮面』
戸田恵子来生泪『CAT'S EYE』『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』
深見梨加『ルパン三世VSキャッツ・アイ』
小宮和枝ゼルダ・スペルマン(パラレル宇宙)『』第35章
三瓶由布子八神太一『デジモンアドベンチャー』『共闘ことばRPG コトダマン』

出演

太字はメインキャラクター。

テレビドラマ

  • お好み日曜座 母の初恋(1958年、NHK)
  • 少年ジェット(1960年、大映テレビ・フジテレビ)
    • 「二つの顔」(第66 - 70話) - 駒田八重子
  • 青春とはなんだ 第29話「二人の虹」(1966年、NET) - 松崎英子
  • チャコねえちゃん 第5話「ボクは誰の子」(1967年、TBS)
  • 三匹の侍 第5シリーズ 第4話「狼が死んだ」(1967年、フジテレビ) - しの
  • 銭形平次(フジテレビ、東映)
    • 第100話「隠密有情」(1968年) - お咲
    • 第133話「ご寮はん」(1968年) - お仙
    • 第185話「身投げ女」(1969年) - おしの
  • 夏のわかれ(1968年、東海テレビ)
  • 特別機動捜査隊(1975年、NET)
    • 第696話「ある女教師の場合」 - 沢野芳江
    • 第730話「南国の旅路の果て」 - 宮田雅代
    • 第734話「絶望を越えて」(1975年) - 信子
  • 伝七捕物帳 第80話「むすぶ情の夫婦そば」(1975年、日本テレビ) - お美乃
  • 前略おふくろ様II(1976年 - 1977年、日本テレビ) - 光子
  • 江戸の旋風II 第34話「情けの秋祭り」(1976年、フジテレビ)
  • すぐやる一家青春記(1977年、TBS)‐良子
  • 北の国から(1981年 - 1982年、フジテレビ)‐ミヤコ
  • 京都の芸者弁護士事件簿 第2作(1998年、朝日放送)
  • 新・部長刑事 アーバンポリス24(朝日放送)
  • 土曜プレミアム スペシャルドラマ 一休さん(2012年、フジテレビ) - ナレーション
  • S -最後の警官-(2014年、TBS) - ナレーション
  • 奇跡の教室(2014年、日本テレビ) - ナレーション

映画

  • 懐しのメロディー(1954年、東映)
  • 蜂の子(1957年、東映児童映画) - ユリ

舞台

  • INTO the WOODS
  • Song a little
  • ブラザ・スウィート

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

ゲーム

ドラマCD

  • 十二国記 夢三章(舒覚)
  • 新ビックリマン大百科(マルコ)
  • デジモンアドベンチャー02 ベストパートナー (1) 八神太一&アグモン
  • 夜叉鬼想伝(藤峰)

吹き替え

女優

映画

ドラマ

  • 悪魔の手ざわり #17(コーラ・ブレイク〈キャロル・リンレイ〉)
  • アリー my Love(トレイシー・クラーク〈トレイシー・ウルマン〉)
  • ER緊急救命室シーズン2(キャシー〈ミーガン・ギャラガー〉)
  • 華麗なるペテン師たち4(ヴェロニカ・パウエル)
  • クッキ 〜菊熙〜(シニョンの母)
  • 刑事スタスキー&ハッチ シーズン1 #20(シャーマン・クレーン)
  • ケインとアベル(ザフィア・ロスノフスキー〈アルバータ・ワトソン〉)
  • こちらブルームーン探偵社 シーズン5(アニー・チャーノック〈ヴァージニア・マドセン〉)
  • サブリナ(ゼルダ・スペルマン〈ベス・ブロデリック〉)
  • シーズン2(ステラ・ボナセーラ)
  • 新アウターリミッツ(リディア・マニング司令官〈アネット・オトゥール〉)
  • 新・刑事コロンボシリーズ
    • 汚れた超能力(ポール・ハル博士〈カレン・オースティン〉)
    • 殺意の斬れ味(キャサリン・カルバート〈シーラ・ダニーズ〉)
  • TVキャスター マーフィー・ブラウン(マーフィー・ブラウン〈キャンディス・バーゲン〉)
  • デスパレートな妻たち5(メリーナ)
  • 特捜刑事マイアミ・バイス(ヴァレリー・ゴードン〈パム・グリア〉)
    • シーズン4 #10(ロイス・ブライス〈イマン・アブドゥルマジド〉)
  • ドクター・フー(カサンドラ〈ゾーイ・ワナメイカー〉)
  • ナイトライダー
    • パイロット版 (タニヤ・ウォーカー〈フィリス・デイビス〉)
    • シーズン2 #20、シーズン4 #11(スティービー(ステファニー・メーソン)〈キャサリン・ヒックランド〉)
  • ヒッチコック劇場
  • ファミリータイズ(エリス・キートン〈メレディス・バクスター〉)※テレビ東京版
  • ファン・ジニ(ペンム〈キム・ヨンエ〉)
  • ふたりは最高!ダーマ&グレッグ(キティ〈スーザン・サリヴァン〉)
  • フリッパー シーズン1(シドニー・ブルースター〈エイドリアン・バーボー〉)
  • ブロッサム(キャロル〈フィノラ・ヒューズ〉)
  • マペット・ショー(ペトゥラ・クラーク
  • ミス・マープル5 鏡は横にひび割れて(ドリー・バントリー)
  • 名探偵モンク(リンダ・フスコ)
  • メンタリスト(キャサリン・ホークス〈エリザベス・デネヒー〉)
  • (ミンディ〈パム・ドーバー〉)
  • ロイヤル・スキャンダル 〜エリザベス女王の苦悩〜(マーガレット・サッチャー)
  • 世にも不思議なアメージング・ストーリー(ジョーン・シモンズ〈ヘイリー・ミルズ〉)
  • 私はラブ・リーガル(エレーン・ビンガム〈フェイス・プリンス〉)

アニメ

  • シンデレラ(ドリゼラ・トレメイン)※1992年公開版
  • スチュアート・リトル3 森の仲間と大冒険(野獣〈ヴァージニア・マドセン〉)
  • ぞうのババール(ババール
  • ターザン テレビシリーズ(カーラ)
  • ダックテイルズ(グリッタリング・ゴールディ〈アリソン・ジャネイ〉)
  • ちびねこトムの大冒険(トム
  • トムとジェリー(TBS版)(ジェリー、ニブルス/タフィー、悪魔)
  • バルト 新たなる旅立ち(ジェナ)
    • バルト 大空に向かって(ジェナ)
  • わんわん物語(レディ)
    • わんわん物語II
  • 2020年ワンダー・キディ(アイケン

人形劇

  • 伊賀の影丸(影丸
  • ひょっこりひょうたん島(キッド坊や)
  • こどもにんぎょう劇場
    • 「風のくれたおくりもの」
    • 「幸福な王子」
    • 「てんぐのかくれみの」(彦一)

ラジオ

  • 有ちゃんのハイ!起きてます(文化放送 1963年)
  • 夜のバラード(TBSラジオ、富川澈夫とのコンビ。1969年 - 1970年9月)
  • 青山二丁目劇場(文化放送 2006年1月4日 - 2014年7月)
  • センチメンタル・ナイト
  • 卒業〜クロスワールド
  • お話でてこい(NHKラジオ第2放送)

パチンコ・パチスロ

  • サミー
    • パチスロ「北斗の拳」(マミヤ)
    • パチンコ「CR北斗の拳 伝承」(マミヤ)
    • パチンコ「CR北斗の拳 強敵(とも)」(マミヤ)
  • パチンコ CR地獄先生ぬ〜べ〜(立野広

バラエティ

  • とんねるずのみなさんのおかげです(「前略おふくろ様'93」 - 仲居・光子 役)
  • アニマックス10周年記念番組 「テレビアニメ45年史 なんでアニメは面白い!?」(ナレーション)
  • いないいないばあっ!
  • 親子で元気(ナレーション)
  • ザ・レターズ〜家族の愛にありがとう(ナレーション)
  • 世界が愛した絵本(朗読)
  • ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!(ナレーション)
  • バカンス気分(ナレーション)
  • 21世紀エジソン(ナレーション)
  • Goroプレゼンツ マイ・フェア・レディ(ナレーション)
  • クメピポ! 絶対あいたい1001人(ナレーション)
  • 5MEN旅(ナレーション)
  • 使える芸能人は誰だ!?プレッシャーバトル!!(ナレーション)
  • お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間スペシャル(一休の声)
  • 団塊スタイル(ナレーション)

CM

  • 日本香堂(「毎日香」さだきち君、1990年代)
  • 再春館製薬所 ラジオCM(TOKYO FM「赤坂泰彦のディア・フレンズ」で放送)
  • 富士通ゼネラル(「nocria」ナレーション)
  • 三洋電機(ナレーション)
  • エーザイ(「新セルベール整胃」北欧 三姉妹篇)
  • レッドブル 赤ずきん篇(おばあ様)
  • 宇津救命丸(CMソング)

その他コンテンツ

  • NHK BS1 エンジョイライフ『マーガレットのカントリー工房』(マグ・ラフマン)
  • 原画と朗読で綴るサイボーグ009の世界 〜海底ピラミッドの謎を追え!〜(001 / イワン・ウイスキー)
  • ランドセル小学6年(リッター)
  • 情報プレゼンター とくダネ!(ナレーション)

ディスコグラフィ

テレビドラマ

  • 美しきチャレンジャー(TVドラマ『美しきチャレンジャー』)
  • おじいさんの電車(『みんなのうた』)
  • 小鳥の少女(TVドラマ『チャコねえちゃん』主題歌)
  • すし屋のケンちゃん(『すし屋のケンちゃん』主題歌)
  • ないしょだよ(『すし屋のケンちゃん』挿入歌)
  • 何処かで愛が(『SFドラマ 猿の軍団』挿入歌)※「藤田とし子」名義

テレビアニメ

  • キング・コング(アニメ版『キングコング』主題歌)
  • ガリバーと小人たち(『ガリバーと小人たち』日本語版主題歌)
  • どろろの歌(『どろろ』主題歌)
  • ねぇ!ムーミン(『ムーミン』主題歌)
  • ははうえさま(『一休さん』エンディングテーマ)
  • なんじゃらもんじゃら(『まんが日本絵巻』前期オープニングテーマ)
  • 考えマーチ(『まんが日本絵巻』前期エンディングテーマ)
  • スモーキー・バイオレット(『パタリロ!』挿入歌)
  • スターダスト悲歌(『パタリロ!』劇場版 スターダスト計画 挿入歌)
  • ドリモグだァ!!(『ドリモグだァ!!』エンディングテーマ)
  • メリーはただのともだち(『キテレツ大百科』エンディングテーマ)※歌手として映像に出演
  • 勇気を翼にして(『デジモンアドベンチャー』挿入歌)
  • 僕らのデジタルワールド(『デジモンアドベンチャー02』挿入歌)※デジモンオールスターズ with 和田光司、AiM 非売品
  • 永久(とわ)に続け!!(『デジモン10thANNIVERSARY-夢への架け橋-』収録)
  • おいらテン丸(『ベムベムハンターこてんぐテン丸』オープニングテーマ)
  • うちの親分(『ベムベムハンターこてんぐテン丸』エンディングテーマ) ※松島みのりとのデュエット

特撮

  • ウルトラの母のバラード(『ウルトラマンタロウ』挿入歌)

バラエティ

  • ぼくぼくとびたいの(『ひらけ!ポンキッキ』歌のコーナー)※「藤田とし子」名義

CM

  • ふるさといつも(毎日香 CMソング)

歌謡曲

「藤田とし子」名義でCBS・ソニーから発売。当時は子供の頃から活動していたことから、周囲も見るイメージが変わらず、「じゃ、いっそしばらくやめちゃったほうがいいかな」といんで「5年間やめよう」と決心していた。前述のとおり、学校と仕事と塾を並行しており、番組の中で歌を歌ったことが多く、偶々歌った『ムーミン』のテーマソングが大好評になった。その時に歌手の話が来て、ほかに何もできることなかったが、「あ、歌は歌える」のような安易な気持ちで19歳で歌手デビュー。制作陣に藤田敏雄作詞・中村八大作曲(「もしもなれたら」)、小室等(「小舟にのって」他作詞・作曲・編曲)、山上路夫作詞・村井邦彦作曲・馬飼野俊一編曲(「しま馬は駈ける」)が参加、またカバー曲の多い「フランシーヌの場合」(いまいずみあきら作詞・郷伍郎作曲)をリリース。その多くはオムニバスアルバムに再録された。デビュー曲がフォークソングであり、シャンソン、ジャズを勉強して歌っていたが、続かなかったという。

  • シングル盤
  1. もしもなれたら(小唄ロック)/小舟にのって
  2. フランシーヌの場合
  3. おしゃべりもギターも恋も/しま馬は駈ける
  4. 八月のふたり/ナタリー
  5. 愛しても愛しても/わたしはあげない
  • オムニバスアルバム
「’69 フォークベストアルバム」
「アイドル?ミラクルバイブルシリーズ 6970 Girls」{{efn|CBS・ソニーから発売されたデビューが1969年、1970年の女性歌手・グループのシングル集。収録曲は上記のシングルのほか、「ムーミンのうた(作詞:井上ひさし ; 作曲・編曲:宇野誠一郎)を含む。}}

注釈

出典

外部リンク

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